「両側が壁」な巾75㎝の洗面化粧台。
二人同時に使う可能性を思うと、ちょっと狭いかも…という話。
前回に引き続きＹ妻さんちシリーズ。
兵庫県在住のＹ妻さんちの基本情報
- 夫婦＋子供３人（小６長女、小２次女、２歳長男）
- 鉄骨３階建て
- 大手有名ハウスメーカー
- 家族皆が「片付け苦手さん」「荷物多め」
５人家族のうち女子３人…と、女子率高めなＹ妻さんちの洗面脱衣室は２階の↓この位置
↑この洗面室の当初の間取りは↓こんな感じだった。
①…巾７５㎝の洗面化粧台
②…折戸付きの物入
③…洗濯機（乾太くんの導入を迷い中）
④…室内物干しスペース
事前に頂いたお悩みの中に、洗面脱衣室の項目は無かった。
つまり、この部分にお悩みは無い…と。
ふむふむ、なるほど。
④室内物干しスペースが③洗濯機のすぐ前にあり、さらに家族の動線上にないのは大賛成！
だけど…
①の洗面台と②の物入あたりが気になるなぁと。
今回の記事では、①の洗面台付近を掘り下げてみる。（←次回は②を）
平面図だけではイメージしにくいので、計画中の原案展開図を書いてみた↓
↑原案を展開でみるとこんな感じになるはず。
これの何が気になるかというと、ここ↓
赤色部分が壁状態な部分。
つまり、洗面台が壁と壁に挟まれた状態。
画像でみるなら↓こんな感じかな…
【パナソニック シーライン】
え？↑これの何が気になるの？
これが悪いワケじゃないけど…
忙しい朝に二人同時に使う可能性を思うと、「両側の壁」がちょっと窮屈かも、という部分。
面積や予算にゆとりがあれば、広い洗面化粧台を設けられるが、なかなかそうもいかない場合が多い。
間取り相談で拝見する間取りのほとんどは巾７５㎝、もしくは９０㎝。（←我が家も７５㎝）
Y妻さんは気にしてなかったというか…気づいてなかったけど、今回この７５㎝巾の洗面化粧台の「両側が壁」なところが気になった。
巾７５㎝の洗面化粧台って、ひとりで使うなら十分な広さだと思う。
でも、二人同時に使うとなると、正直ちょっと狭い。
混みあう時間帯、空くのを待っていられないとき、同時に使うことになるんだけど…
一人がシャカシャカ歯磨き中、
もう一人が顔をバシャバシャ洗い…
一人が口をゆすぐ間、
もう一人が髪を整える…
といった感じで、二人同時に水栓の利用はキビシイけど、交互にだったらなんとか…。
巾７５㎝洗面台で二人同時利用の場合、こんな使い方ができればなぁ、と思う。
ただし、「両側が壁」と「片側が壁」の場合とで差が出ると思う。
比較してみた↓
↑どう？
同じ巾７５㎝の洗面台でも、壁が両側にある方が明らかに窮屈そうじゃない？
片側なら、二人並べなくもない。カウンター利用もアリなら二人ゆとりで並べる。
両側だと、さすがに並ぶのはキビシそう。なんとか並んだとしても窮屈そう。
それっぽい写真で、になるけど…
↓両側が壁の場合
パナソニックシーライン
↓片側だけ壁の場合
パナソニックシーライン
もし「両側の壁」→「片側のみ」に変更可能なら、「二人並んでそこそこ快適に使える！」という視点もあると思うんだけど、どうかな？
ってことでＹ妻さんちの洗面化粧台付近はこんな風にしてはどうか？と提案した。
↓ビフォー
↓アフター
洗面台横の「物入」→「カウンター」になっているけど、この部分は次回の記事で詳しく解説予定。
今回の記事は、完成報告ではないので完成後の写真はないんだけど…
巾７５㎝の洗面化粧台の横にカウンターとすると、↓こんな雰囲気になろうかと（別物件の画像）
洗面台の両側が壁面（壁や扉付収納）になっている場合より、以下のメリットがあると思う。
- 解放感がある
- 洗面利用時カウンターも同時利用可能（化粧品やヘアケア用品、コンタクトグッズの一時置き等）
- 二人でも並びやすい（←必要ならカウンター側に鏡設置もアリかと）
洗面化粧台の幅を広く取れない場合も、こんな使い方、どうでしょう？
・・・・・・・
あなたの間取りで洗面化粧台の両側が壁になっていたら、二人同時に使う可能性や、その場合の使い勝手も視野に入れ、再検討してみてはどうでしょうか。
今回、気になった２点…
①…巾７５㎝の洗面化粧台
②…折戸付きの物入
の、①についての話でした。
次回は②についての記事です。