この度、八戸看護専門学校で卒業生に話す機会を得ました。

 

国家試験が終わりほっとしたことと思います。

終わって本当に良かったですね。

 

新たな出発に向けて、新社会人としての心構えについて話しましたが、

みなさん、真摯な態度で聞いていただき、ここであらためて感謝申し上げます。

(当日の様子が八戸看護専門学校のブログにも掲載されていますので

 ぜひご覧ください)

 

「その時の出逢いが

 人生を根底から

 変えることがある

 よき出逢いを」

    相田みつを

 

 

 

 

 

標記について、厚生労働省より通知があり、

県からも各病院長あてに、以下のとおり通知があったと思います。

 

『近年、「死体外表面に異常所見を認めない場合は、所轄警察署への届け出が

不要である」との解釈により、薬物中毒や熱中症による死亡等、外表面に異常を

認めない死体について所轄警察署への届け出が適切になされない恐れがあるとの

懸念が指摘されています。

 

医師が死体を検案するに当たっては、死体外表面に異常所見を認めない場合であっても、

死体が発見されるに至ったいきさつ、死体発見場所、状況等諸般の事情を考慮し、

異常を認める場合には、医師法21条に基づき、所轄警察署に届け出ること。』

 

このような状況の現場には看護師がいることが殆どであろうことから

上記についても周知が必要だと思います。

青森県脳卒中対策協議会は、本県における脳卒中に関する医療連携体制について

検討するために、平成19年に設置されました。

 

今回は、前計画から新たな脳卒中対策について検討し、
その中で、青森県急性期脳梗塞血管内治療ネットワーク

「A-NET(Aomori network of neuroendovascular therapy for ischemic stroke)」が

設立された旨が紹介されました。

目的は青森県の急性期脳梗塞再開通療法の普及、発展を図ることです。

 

青森県内には、急性期脳梗塞血管内治療が可能な施設が8施設あります。

(青森県立中央病院、青森市民病院、、青森新都新病院、

 つがる西北五広域連合つがる総合病院、八戸市立市民病院、八戸赤十字病院、

 弘前大学医学部附属病院、弘前脳卒中・リハビリテーションセンター)(順不同)

 

ネットワーク医療機関における患者の応需情報を、
「青森県広域災害・救急医療情報システム」掲載するとのことでした。
各病院においては、青森県急性期脳梗塞血管内治療ネットワーク運用マニュアルに

基づき事前にシステムの設定が必要とのことです。

 

ゴールデンタイムでの治療がポイントですから、

看護の速やかな関わりと効果的な運用を期待します!

 

 

医療安全は国民誰もが願うところであり、医療事故調査制度ができてから3年が経過します。

提言も第6号を数えます。

 

既に活用している方も多いとは思いますが

医療事故調査制度への理解を深めるために参考となる資料をご紹介します。

下記からダウンロードできますので、ぜひ活用してください。

 

【院内調査のすすめ方】

http://egao-park.net/wp27/wp-content/uploads/2019/02/13susumekata.pdf

 

【国立国語研究所「病院の言葉」をわかりやすくする提案】

http://www2.ninjal.ac.jp/byoin

週刊東洋経済(2月9日号)の特集は「病院が消える」です。

「自治体病院は9割が赤字・医療法人は3割が赤字」

「医師不足、患者減少がニッポンの病院を直撃」の見出しです。

黒字病院、赤字病院等の全国ランキングや、企業経営の発想の取り組み紹介、

統合での生き残りなどについて掲載されています。

 

2月は各圏域で地域医療構想の会議が開催されます。

県では医師や看護師の確保や在宅医療などが課題であり、

病床数の適正化に向けて医療機関の連携や機能分化を加速させる方針です。

 

看護協会では、社会状況や会員の要望を反映させた次年度の研修を企画しています。

教育計画は3月上旬にお届けする予定です。

みなさんも感染症対策について必死に取り組んでいることと思います。

自らも罹患しないよう、そして患者が速やかに回復するようにと願うばかりです。

 

標準予防策の更なる徹底や面会制限など、実施することが増え、

現場はモチベーションを維持して対応するのが本当に大変です。

感染症対策は先行投資だと言われますが、「人」、「物」、「時間」、

そして「情報」も投入することになるので、対応は管理のサイクルそのものです。

感染だけ"感染管理"という文言が使われる理由がそこにあります。

基本を徹底し、決められたことが実施されているか否かを評価することが

とても大切です。

 

風疹の大流行を重く見て、12月11日に厚労省が追加対策を発表しました。

特に抗体保有率の低い39歳から56歳の男性に対し、

2019年度から2021年度末までの期間、全国で無料定期接種を実施します。

対象者は抗体検査も無料なので、ぜひ検査を受け、

必要な人は接種も受けて、皆で防ぎましょう!

 

中国は春節ということで、本県にも外国人観光客が急増しています。

感染予防の周知のためには、掲示物等を多言語で表現することがお奨めです。

来年は東京オリンピック・パラリンピックイヤーです。

感染症対策はより重要になってきます。

 

あおもり認定看護管理者会の第6回総会・研修会・実践報告会が開催されました。
この会は平成26年に発足し、今年で6年目になります。

会の目的は

 1.看護管理実践における能力向上のための研鑽と情報ネットワークの拡大・強化を図る。
 2.会員の交流を深め親睦を図る。

の2点です。

 

本会では、能力向上をめざし研修会や実践報告会、コンサルテーション(試行)などの

活動をしてきました。
現在、会員36名、賛助会員17名で運営していますが、趣旨に賛同する方なら

どなたでも入会できます。

会員・賛助会員募集中ですから是非ご一考下さい。

 

本年の研修は参加者67名(内1名が学生)で、下記6題の実践報告が行われました。
 1.「患者見守りスタッフ」導入の評価 
 2.看護単位の評価 移転後1年、看護単位再編成はどのように経営に貢献したか
 3.パートナーシップ・マインド醸成への取組 
 4.感染防止対策の地域連携システムの構築がる 
 5.地域へ発信! 摂食・嚥下の取組 
 6.「指導と評価の一体化」~介護プロフェッショナルキャリア段位制度を活用して~


研修会「看護管理者に求めること」の柾谷資料を下記に掲載いたしますのでご覧ください。

寒い中、雪の中多数のご参加、大変にお疲れ様でした!

 

あおもり認定看護管理者会 第6回総会・研修会・実践報告会「看護管理者に求めること」

医療に関する団体は複数あり、日本医師会、全日本病院協会、自治体病院協議会などは

みなさんもよくご存じのことと思います。

その中の全日本病院協会青森支部(公益社団法人全日病青森)では

訪問看護推進協議会を主催しており、この度会議が行われました。


訪問看護推進協議会設置要綱は、本県において訪問看護の推進に寄与するため、

訪問看護に関する実態及び課題を把握し、その解決に向けた取り組みを行うことを

目的としています。
県にも同様の在宅医療対策協議会があり、所掌事項は違うものの、

いずれも訪問看護に関することであります。

 

全国的に見れば平成26年以降は、年間1,000件の訪問看護ステーションが

新規開設しています。

一方、平成29年は1,221件の新規開設訪問看護ステーションに対し、

休止、廃業したステーションが710件に上がっており、増えてはいるものの

安定したサービス提供とは言い難いのが現状です。


本県の訪問看護師も増えていますが、500人程度の不足があると言われており

確保と定着の問題はなかなか難しく、当然そこには質の問題も発生します。
他県においてはステーションの方々で協議会を運営している県もあり、

本県でも看護が主体的に関わることを目指して進みたいと思います!

平成26年10月に施行された改正医療法において、医療機関、都道府県の責務として、

医療従事者の勤務環境の改善が法的に位置付けられたことに伴い、

県では関係団体と連携し、青森県医療勤務環境改善支援センターを設置しています。

(事務局:青森県健康福祉部医療薬務課)

センターによる支援、普及啓発、訪問等による個別支援があり、

医業経営相談コーナーと医療労務管理相談コーナーが無料であります。

 

その青森県医療勤務環境改善支援センターの主催で

平成30年度青森県医療勤務環境改善セミナーが開催されました。

今回のセミナーの内容は以下のとおりです。


1.「経営体質の改善は働きやすい医療機関づくりから」
  (公社)日本医業経営コンサルタント協会東京都支部 齋藤 勝美 氏
2.「看護職の働き方改革への挑戦と課題~青森県における実態調査結果から~」
  (公社)青森県看護協会看護労働環境対策委員会 村上 眞須美
3.「働き方改革時代の医療労務管理について」
  青森県社会保険労務士会 榊 直哉 氏
4.「働き続けたい職場を目指して」
  医療法人 芙蓉会 前田 毅治 氏


当協会から、看護労働環境対策委員も参加しました。
100名弱の参加者には医療関係者の姿はみられましたが、看護職は少ない印象でした。

このようなセミナーが開催されたこと、また、その内容を受けて、

現場でいかに推進するかについて考えさせられたとの報告を受けました。

 

今まさに旬のテーマであり、当協会も支援に注力していきます。

そして、同時に現場力にも期待します!

青森山田高校サッカー部が全国高校サーカー選手権大会で2年ぶりに優勝!
感動をありがとうございます。そしておめでとうございます!

 

黒田剛監督率いる山田高校は、仲の良い監督らから

「青森ジャマだ高校」と敬意をあらわせれているとのこと。
その黒田監督は経験論として、監督になるまでの道のりについての

著書「勝ち続ける組織の作り方」で次のように述べています。


大学卒業後にホテルマンとして就職するが、サッカーの指導者を希望し退職。

曲折を経て、青森山田高校指導者として面接試験を受けるも不合格。

当時のサッカー部監督が理事長にお願いし、

二回目の面接を受けるが、なんと二回目も落とされる。

 

しかし、また監督がしつこく交渉してくれ、三度目の正直で1994年採用となった。

ただし、教員ではなく事務職員でコーチとして採用。

その2年後に監督の辞職により、いきなり監督となり、

事務職員採用から一年後に教員採用となる。

 

指導者として結果を残す組織の作り方について、

何気ない平和な生活の中から、どれだけの感謝を見つけられるか

それが人間の成長というものだと述べています。

 

育成哲学を持ち数多くの名選手を輩出し、

優勝に導いたその手腕は誰もが認めるところであり、敬意を表します。