医療に関する団体は複数あり、日本医師会、全日本病院協会、自治体病院協議会などは
みなさんもよくご存じのことと思います。
その中の全日本病院協会青森支部(公益社団法人全日病青森)では
訪問看護推進協議会を主催しており、この度会議が行われました。
訪問看護推進協議会設置要綱は、本県において訪問看護の推進に寄与するため、
訪問看護に関する実態及び課題を把握し、その解決に向けた取り組みを行うことを
目的としています。
県にも同様の在宅医療対策協議会があり、所掌事項は違うものの、
いずれも訪問看護に関することであります。
全国的に見れば平成26年以降は、年間1,000件の訪問看護ステーションが
新規開設しています。
一方、平成29年は1,221件の新規開設訪問看護ステーションに対し、
休止、廃業したステーションが710件に上がっており、増えてはいるものの
安定したサービス提供とは言い難いのが現状です。
本県の訪問看護師も増えていますが、500人程度の不足があると言われており
確保と定着の問題はなかなか難しく、当然そこには質の問題も発生します。
他県においてはステーションの方々で協議会を運営している県もあり、
本県でも看護が主体的に関わることを目指して進みたいと思います!