県内における高齢化の進行と大きな人口減少はご存じのとおりかと思う

これは青森県だけに限ったことではなく、地方においては同じ問題を抱えている

日々暮らしている中でも、その影響を実感することが増えている

 

これは、特に今回の能登半島地震後に顕著に感じたことだ

後期高齢者だけの過疎地で被災し、その地区の再生を考えた時

其々の立場で、思い通りにいかなかったり、力不足を感じたりと

忸怩たる思いを感じる場合もあると思う

今更ではあるものの、見慣れた人口構造の図に、迫りくる現実を突きつけられ

今後の不安を一層大きくする

 

青森県では「あおもり創生総合戦略」の素案をまとめた

人口の自然減対策による合計特殊出生率を上昇させることなどを柱としている

 

母親が「いい助産ケアを受けた」と心から実感し、満足感と達成感に満たされると

もう一度出産体験をしてもいいと考える、と言われており、その根拠が示されている

 

そこで問われるのは助産師のケアである

そのためには質の高い助産師の育成、確保、定着が鍵を握ると思う

人口減少克服に向けた新たな切り口で、今以上の取り組みを検討して頂きたい

地方と都市部との違いは本当に大きいと感じることが度々ある

先日、首都圏に出された大雪警報もその一つ

雪対策されていない都会は、数センチの積雪でも機能不全に陥る

人口が密集しているだけに影響もとても大きい

生活や設備が冬仕様ではないので仕方がないが

青森県では考えられないことである

 

違いと言えば、政治の世界でも、庶民と政治家との感覚は大きく違う

病院は弱きを護る組織だが、国や政治、そして政治家は何を護っているのだろうか

政治家の不適切な振る舞いのニュースが続き、そう感じる今日この頃である

 

私達、看護職は個別性に着目し、想定してケアをする

その時になったら考えていては遅いので

"違い"を感じ取っての対応が求められる

では"違う"って基準は何処?となるが、正直これがなかなか難しいのも事実である

そういえば昔、「違いのわかる男」というコーヒーのCMがあったなぁ

某紙のコラムで、1月2日の飛行機事故について

ハインリッヒの法則を引用して

未然に予測できないものかと記載していた

医療従事者ならハインリッヒの法則は既知のことであろう

 

飛行機事故発生から2週間後となる1月16日には

新千歳空港で旅客機同士の接触事故があった

大事に至らなかったのが幸いである

 

事故の予防には、インシデントレポートの収集と分析

そして対策とその見直しが大事だと言われている

そして事故を語り継ぎ、世代を超えて共有することも然り

 

自分を振り返ると

車庫出しの時、数年で2回同じ場所をぶつけた

ウィンカーを点けたまま走行したことも何度かある

スマホについては同じ箇所を同じような原因で破損する

パソコン入力に至っては、誤入力するパターンが決まっている

 

先ずレポート収集は身近なところから、ということか

災害・事故が続き、正月番組はことごとく臨時応変な編成となった

それにしても各局のアナウンサー達は

速やかにかつ適切に対応するものだと感心させられる

 

危機的状況にこそ発揮されるのがプロの技と魂

その姿に平時の姿勢を見る思いがする

 

とある場所に設置してあるAEDに目が留まった

張り紙にはこう書いてあった

「注意AEDは冬季間、バッテリー保護のため○○内で保管しています」

 

バッテリーは低温で保管すると劣化が進むらしい

バッテリーを保護するために外して管理することのメリット

反して、いざというときにすぐ使えないというデメリットがあるだろう

 

本来の目的からするとデメリットの方が大きいと考えられる

改めて平時の備えの意味を理解する必要がある

2024年

辰年の新たな一年の始まりである

この時期の青森としては、寒さも落ち着いており、とても過ごしやすい気候であった

そんな穏やかな年明けを迎えていると、おとそ気分が吹き飛ぶような出来事が

立て続けに起こってしまった

 

元日 最大震度7の能登半島地震発生

震源が近かったこともあり、瞬く間に津波も到達した

半島という地形もあるのだろうか、液状化現象も多発し

家屋やビルの倒壊が相次いだ

甚大な被害である

お亡くなりになった方も少なくなく、現在でも行方不明の方がいる

被災された方へはお見舞い申し上げるとともに

お亡くなりになった方へは心よりお悔やみ申し上げたい

そんな中でも各地の原発に影響がなかったことだけが、唯一ホッとしたことであろうか

 

翌2日には、羽田空港の航空機火災

滑走路で海上保安庁の航空機と衝突したことによるものだが

海上保安庁は被災地への物資輸送で離陸待ちしていたとのこと

前日の地震がなければこの事故も起こらなかったかもしれない。

機長を除く海上保安庁の乗組員はお亡くなりになってしまったのは大変残念だが

旅客機の乗客および搭乗員が全員無事だったのは本当によかった

海外からは奇跡と言われその対応を賞賛されている

 

これらの災害、事故を目の当たりにし

生死は背中合わせであると、心底感じる出来事であった

今まで当たり前に暮らしてきたことが

全く当たり前でないことだとつくづく思う

 

辰年は躍動と開運の年と言われる

今年も何かを物語るような年明けであった

この先は何が起こるかわからない

しかし、何があったとしても本質を見失わずに前進あるのみである

本ブログを購読いただいているみなさま

今年一年どうもありがとうございましたニコニコ

 

また、看護職の皆様には、一年間大変お世話になりました。

この場を借りて深く感謝申し上げます爆  笑

 

そして、当協会職員においても、数多くの新規事業を実施してもらい

本当に有難うございました照れ

 

2003年に発売されたウルフルズの歌

「ええねん」歌詞の一部です。

 

 何も言わんでも ええねん  何もせんでも ええねん

 笑い飛ばせば ええねん 好きにするのが ええねん

 感じるだけで ええねん 気持ちよければ ええねん

 それでええねん それでええねんルンルン

 

 後悔しても ええねん また始めたら ええねん

 失敗しても ええねん もう一回やったら ええねん

 前を向いたら ええねん 胸をはったら ええねん

 それでええねん それでええねん音符

 

 何もなくても ええねん 信じていれば ええねん

 意味がなくても ええねん 何かを感じていれば ええねん

 他に何もいらんねん 他に何もいらんねん それでええねん

 それだけでルンルン

 

当協会も本日が御用納めです絵馬

振り返ると、いろいろあった一年だったとあらためて思い

今は、年末を迎え、まさに上の歌詞のような気持ちです笑

 

最後にふざけたブログとなってしまいましたが

本年、締めの挨拶とさせていただきます。

みなさま、どうぞ健やかで良き新年をお迎えください門松

全国の小学校約2万校に、6万個のグローブが届けられた野球

「野球しようぜ」とメッセージが添えられた

大谷翔平選手からのクリスマスプレゼントクリスマスツリークリスマスベル

 

大谷選手の1試合あたりを時給換算すると2,364万円 札束

分で換算すると39万円となる

想像すらできない額であるびっくり

 

栗山監督いわく大谷選手は才能より考え方がいいとのこと

大谷選手自身に「考えたもの勝ち」の考え方が徹底しているという

考えてプレーできる選手しか、あるレベルを越えられないと

大谷自身が語っているらしい

 

療養されている方々にも

ささやかながら暖かなプレゼントが届いた事でしょうかプレゼント

 

私自身のプレゼントといえば

25日に注文していた本が届いたのがそれである本

そして、21日の東京出張で、ねぶた仕様のサンタクロースサンタ「ねぶたさんた」との出会い

この「ねぶたさんた」は、イラストレーターのJessieさんと

青森のねぶた師2人「龍工房(内山龍星、立田龍宝)」とのコラボで実現したとのこと

 

このふたつのプレゼントでほっこりルンルン

そして現場の皆様へは「考えて看護をしようぜ」と思いましたキラキラ

 

 

 

「11月11日をもって閉鎖します」

新青森駅構内の喫煙室に張り紙

心の中「やった~」と呟いた

 

何故なら新幹線乗降客の喫煙者の出入りが多く

自動ドアが解放状態になることも多い

 

すると喫煙室から外に副流煙が漏れてきて臭いがする

これでは受動喫煙になると感じることが度々あった

 

タバコを吸うことができる場所がどんどん無くなっていき

喫煙者には申し訳ないとは思うものの、これも時代の流れでもある

 

喫煙所を無くせとは言わないが、場所については考慮していただきたいものだ

新青森駅でも、別の場所の案内表示があり、協力を求めている

健やかな青森に少しづつ進んでいるのを感じた

「評価」は私たちの業務の中で身近にある。

例えば、看護計画の評価、手指衛生、PPE着脱の評価や

個人目標の評価などである。

 

では、看護協会活動の評価はどんな方法で行うのか。

日本看護協会が毎年行う病院看護実態調査や、

協会から県に事業提案して、その採択数や事業等で行うと言われている。

看護協会は情報を得る機会や場を提供し

現場はそれらを活用して、看護の質を高める役割がある。

 

評価と言えば、11月15日に「認定看護管理者教育課程サードレベル」の

教育機関としての視察を受けた。これも評価の一種である。

 

また当協会では、自己理解を深めてキャリアを自分で考え形成するという目的で

外部コンサルタントによる「セルフキャリアドック」を職員に対して試行した。

直接的な評価ではないが、自分自身のキャリアを振り返える機会となり

自己評価を行う機会になったのではないだろうか。

 

人生100年時代の到来等により、社会全体も様々に変化しているのは確かである。

看護職一人ひとりが看護職として活躍し続けるためには、

各自のライフイベントや価値観に応じて、

仕事と生活の調和を図りながら、自律的に学ぶことが求められている。

 

日本看護協会から「看護職の生涯学習ガイドライン」が公表されている。

是非ご一読をお勧めする。

11月11日(土)、ポッキー&プリッツの日に、第52回青森県看護学会を開催した。

メインテーマは「地域の人の暮らしを支える看護」である。

 

今回の県学会は記憶と記録に残る会となった。

1つ目は20題という今までにない演題数と

全ての群でフロアーから活発な質問があったこと。

演題数、質問ともに記録である。

 

2つ目は参加者アンケートをオンラインで行ったこと。

回収率の低下が懸念材料ではあるが何事も第一歩があるものである。

次回からは回収率も間違いなくアップするであろう。

 

3つ目は体組成計を2台設置し、参加者に身体の中を可視化する機会とした。

医者の不養生ではないが、看護師は我が身を顧みることなく仕事を優先させる傾向がある。

看護協会は看護職の健康維持に寄与することも使命の一つだ。

 

4つ目はLINEの公式アカウントを公開したこと。

会員も非会員も是非登録し、情報を得るようにして欲しい。

 

特別講演は、前日本看護協会会長の福井トシ子先生を講師でお招きし

「いのち・くらし・尊厳を守り支える看護」と題してご講演いただいた。

会長時代からのいつものパワーに引き込まれ、集中して聴くことができた。

看護職は場を広げ、対象を広げ、内容を広げ、地域に影響を与え、

地域包括ケアの先が共生社会であると話された。

 

県学会に参加の皆様、足元の悪い中をご参加いただき本当にありがとうございます。

この場を借りて感謝申し上げます。