ニュースでも大々的に報道されているように

北海道旭川市で複数施設でクラスターが発生している。

特に病院のクラスターは規模も大きく、医療体制を圧迫しているという。

これについて、北海道は自衛隊に災害派遣要請を正式に決めた。

この派遣要請に対し、自衛隊は便利屋なのか?!との意見も聞かれたが
私自身は、そんな発想があるとは、思った次第である。

この話から、30年も前の友人との話を思い出した
「働いてボロ雑巾になるのは嫌だよね」
「そうかな~それはそれで仕方ないかも・・・」

"便利屋"も"ボロ雑巾"も、決していい表現として用いられることはないが
それでも、其々に果たせる役割があると思う。
現場としては、便利屋でも何屋でもいいから助けて欲しい

そんな悲鳴が聞こえてくる。

それくらい逼迫しているのだ。

実際は、誰も自衛隊を便利屋だとは思っていないだろう。

むしろ、現場に行ける便利屋なるものがあれば、即依頼するくらいの事態である。

 

お願いです!今すぐ何とかしてください!!
そして、同様の事態が起こらないように施策をお願いします!

自身でもそう感じる。
便利屋でもボロ雑巾にでもなりますから、とも思う。
 

新型コロナウイルス感染症に限らず、災害については明日は我が身。

そのための備えを是非今一度確認しよう!

今月2日にとある看護系学校の継灯式に出席しました。
感染対策を講じての開催でしたが、来賓は本職のみでした。

いまさら、言わずもがなですが
手に持つ灯火は「献身」を意味します。

これはナイチンゲールが唱えた隣人愛・人間愛を模範とし

受け継ぐことを意味して灯をともします。
また、ナイチンゲールが患者のために暗い夜もろうそくを灯して看護したということから

『看護の心の灯火』とも言われています。

継灯式では、生徒それぞれが、その灯火の中で

自分の目指す看護師像を、一言一言かみしめるように宣誓していました。

校長の式辞では

「どのような資格を取得しても活かすのはその人によるので研鑽を積むように」

との言葉がありました。

今日の継灯式での、凛とした空気の中での宣誓を忘れずに看護師を目指して欲しい

そう思うと同時に

新人を迎える現場では、これまで以上に看護への思いを大切に育成して欲しいと願いました。

さて、イチローさんが高校生に野球の指導を行ったと報道がありました。

ニュースの中で、野球部員は「幸せな時間でした」と感想を述べていました。

彼ら野球少年と同じように、継灯式に臨んだ生徒たちも幸せな時間をかみしめたと思います。

そしてなにより、出席できた私も幸せな時間をいただきました。

アクセルとブレーキの踏み違いによる事故の話がよく聞かれるようになった。
この事故は高齢者の踏み間違いが多いと言われている。
発生しやすい場所や状況などが挙げられているが、
いずれにしても一歩間違えると重大事故になる。
いや、既に重大事故につながっているのは既知の事である。

私は経験上、好調な時ほど注意が必要だと感じている。
好調だとついやり過ぎるきらいがあり、アクセルを踏み過ぎる。
しかしそれは、周囲も自分自身も反動が結構大きく出てくる。
後々の心身のリカバリが大変になる。
だから好調な時ほど「ゆっくり気を付けて」を言い聞かせるようにしている。
アクセルとブレーキのコントロールは、早めが肝心だと誰もが知っているだろう。
だが、その絶妙なタイミングの見極めが簡単ではない。

さて、気が付けば明日から12月である。
どんな師走になることだろう・・・

所用で岩手県の東北新幹線水沢江刺駅を初めて乗降した。
降りた時に気付いたのだが、新幹線発車時のメロディーが
大瀧詠一の「君は天然色」だった。

これは嬉しい驚き。
大瀧さんが岩手県で生まれ育ったことはうろ覚えながら知っていたが

今の奥州市ご出身だったとは。

待合室にもレコードや年表が展示されており、水沢江刺駅は大瀧詠一 一色であった。

JRをはじめ鉄道会社の発車メロディーは、その地にちなんだ曲を使用していることが多い。

東北地方の新幹線駅を一例とすると
盛岡駅は昨年から小田和正の「ダイジョウブ」が流れている。

この曲はNHK朝ドラの「どんど晴れ」の主題歌にも起用されたので有名でしょう。

来年までの期間限定らしいので聴きたい方はお早めに。


新青森駅はご存知「ねぶた囃子」。

発車メロディーに祭りや郷土の民謡を用いている駅も多いらしい。
新花巻駅は宮沢賢治の「星めぐりの歌」。

これは新幹線ではなく同駅在来線の曲だが

快速SL銀河の発着時のみ流れるちょっとレアなメロディー。

 

福島駅はNHKの「エール」でおなじみ古関裕而の高校野球大会歌「栄冠は君に輝く」。

郡山駅はGReeeeNのヒット曲「キセキ」。

秋田駅は秋田県を代表するアーティスト高橋優の「明日はきっといい日になる」。


そして仙台駅は、さとう宗幸の「青葉城恋唄」。
これは、看護学校卒業時に助産師学校への進学が決まっていた私に
皆で歌って送り出してくれた思い出の曲でもある。
駅の発車メロディーを、意識して聞くことはあまりないかもしれないが

その土地を感じることができる、さりげないツールだと思う。

ちなみに、毎朝通勤で利用する駅では
駅員のアナウンスの声と顔が一致する人が数名いる。

見かける度にちょっとほくそ笑んでしまう。

11月14日(土)に第49回青森県看護学会を開催しました。

メインテーマは「つなげよう命と尊厳を守る看護」です。
今回は初の試みとして、県民福祉プラザ内にメイン会場とサテライト会場を設け

さらに、八戸市のホテルとリモートで接続しサテライト会場としました。

青森会場、八戸会場に、それぞれに多数のご参加を頂き、ありがとうございました。

県学会の開催については何度も検討に検討を重ね、先の開催形態に至りました。

感染対策のため規模を縮小し、開会式を割愛し、ポスタ-発表は紙上発表のみとしました。

また、口演での質問は座長に限定し、全体の時間も短縮する等の対策を講じました。
直前まで検討していたため急な変更となり、参加者のみなさまにはご迷惑をおかけしましたが、
当日は、皆様にご理解いただいたことにより、スムーズに運営することができました。

今回の特別講演で講師をお願いした玉置妙憂さんは、

高野山真言宗にて修行し僧侶となった方ですが

看護師として高度医療を提供する大規模病院で命の最前線で活躍されていた方でもあります。
ご主人を在宅で看取った際に、その最期があまりに美しかったことから出家したそうです。 
 

看護師として、限りある時間を生きてきた方が、

人生の終着点に着くまでを小さな灯で照らし続けている姿に
私自身も、まだまだできることがあると、あらためて振り返る時間となりました。

コロナ禍の中で、皆様のご理解とご協力により
無事に県学会を終了できましたこと、心から感謝申し上げます。
県学会を企画・運営いていただいた学会委員の皆様

本当にお疲れさま、そしてありがとうございました!!

日本シリーズはあっけないほどに日本一が決まり

福岡ソフトバンクホークスが4連勝で4連覇を果たした。

日本シリーズ4連覇はパリーグ史上初めてのことだそうだ。


6年間指揮を執ってきた工藤監督は、リーグ優勝の時、

そして今回の日本シリーズのインタビューで、

医療従事者への感謝の言葉を述べていた。

配慮がとても嬉しく思う。
 

現在、プロ野球セ・パ12チームあるが、

3軍まであるのは、リーグ優勝したソフトバンク、ジャイアンツを含め3チーム。
来年度からはさらに増えるらしい。

 

ソフトバンクは、育成枠から一軍で活躍している選手が数名いるとのこと。

その選手達いわく、成長できたのは常に上の人を見ることが出来たから。
優秀な素材を発掘してきたスカウトの力もさることながら
3軍まであることで、実践を重ねる場が多いことも大きく影響していると言われている。


この育成システムが、彼らの成長を支え

そしてその選手が活躍することにより

個人の夢を叶えるとともに、組織にも貢献しているということになる。

閑話休題。
当協会では、昨年に続き2回目の教育懇談会を今年11月7日に開催した。
青森慈恵会病院 院長 丹野雅彦氏を講師にお招きし
「組織における人材育成」と題してご講演いただいた。
丹野院長は、職務満足度と医療の質で世界一の病院を目指しているそうだ。


講演では、個人の行動変容から組織の行動変容まで、その実践をお話しいただき
院長の本気度がビシビシと伝わってきた。

私は、ただ一言「凄い!!」というのが感想であった。

来年度は、どの組織もコロナ禍を受けて、一層の育成支援が必要であり

まさに今、個人と組織変容のための計画を立案中でしょうが、育成上手でありたいですね。

ちょっと前の話になりますが、ナースセンター主催のセカンドキャリアセミナーを
10月30日にむつ市で開催しました。

本セミナーでは、むつ市の宮下宗一郎市長と

曹洞宗円祥山大安寺 副住職の長岡俊成氏のお二人を講師にお迎えしました。 

宮下市長のコロナ対策等の話からは、市民を大事に思う気持ちを随所に感じました。
政治家は「信なくば立たず」といわれるように、市民からの信頼あればこそです。
時には言いにくいことも言わねばならず、政治家としての信条を感じた時間でした。

政治家と言えば、アメリカ大統領選挙結果が明確にされていませんが、
トランプ大統領は、新型コロナの対策に負けたのかも・・・?

長岡副住職には「自分の生き方をみつめて~人生の豊かさとは~」
というテーマでお話しいただきました。
僧侶になる前は企業戦士であったことや、永平寺での修行などご自身の経験を交え、

人生のすべてが修行であり、作務の心を大切にすることを説いてくださいました。
また、「セカンドステージをデザインするには、ファーストステージを見つめなおすことが必要」

という立花 隆 氏の言葉も紹介されました。

そういえば日常の作務として次のことを聞いたことがある。
履物を揃えると心も揃う 心が揃うと履物も揃う
脱ぐときにそろえておくと 履くときに心がそろうとのこと。
履物を揃えることも修行のひとつということですが、なかなか奥が深いです。

本日も昨日に続きNHKの朝ドラ「エール」の話から。
今週の「エール」は、甲子園で行う全国高等学校野球選手権大会の
甲子園大会歌 テーマソング「栄冠は君に輝く」が出来るまでの過程です。

野球と言えば10月26日にプロ野球ドラフト会議が開かれました。
野球に青春をかけてきた若者が、その夢をかなえるための第一歩の日です。

テレビでは、ドラフト会議に連動した特別番組「お母さんありがとう」が
ドラフト会議の中継後に毎年放送されています。
このドラマは、一言でいうと選手の苦難の道にスポットをあてたものですが
これを観ると、人それぞれ色々と人生ドラマがあるものだと思います。

野球に限らず、スポーツで成果を残している人を見ると、
親子や家族と支えあい、共に大きな目標を目指し
最終的に夢を現実のものにする人が多いと感じています。

その苦難に立ち向かうひた向きさと家族の絆が本当に心を打つのです。
テレビの中では家族たちが泣いており
そして私も…鬼の目にも涙です。

今期のNHKの朝ドラは「エール」です。

ご覧になっている方にはご承知のとおり
作曲家の古関 裕而をモチーフにした物語です。
 

先週は、藤山一郎の歌で有名な「長崎の鐘」を完成させるまでのストーリーでした。

この「長崎の鐘」はご存知の方も多いかと思いますが、永井隆の随筆を基にしています。
そして永井隆は長崎医科大学の医師でもあります。

 

当時の永井隆 博士役は吉岡秀隆さんですが、劇中でのセリフ 
“どん底に大地はあり” 
という言葉がとても話題になっているみたいです。

私自身、現役時代を振り返ってみると

どん底と思ったことはなかったが
似たような言葉は直ぐに浮かんできました。
参ったなぁ  信じられない…  勘弁してよ~  へこむ… 
体に良くない  体を壊しそう

などなどです。

ドラマのタイトルにかけるわけではありませんが

いろいろな状況で、今、まさにどん底だと思っている方へ

明日から大地を蹴って歩むようエールを送ります!

そういえば、昔読んだ永井博士の随筆「この子を残して」
残念ながら内容はほぼ忘れてしまいましたが

涙と共に読んだ記憶だけは鮮明に残っている

私にとっては忘れられない一冊です。

数字を見ると驚くことがある。

そして同時に、その数が意味することを考える。
さらに、この先どのような時代がくるのかと考える。

例えば、来年の出生数は大幅に減少するという。 
新型コロナウイルスの感染拡大が始まった

今年5月の妊娠届の減少率は23.7%で本県は全国2位であった。

青森県における来年3月の中学の卒業予定者は今年3月と比較し
707人減になる見込みである。
全日制の高校の募集も今年から510人減となる。

臨床研修医マッチングは県内病院で74人が内定。 
前年度より19人減少であり、これからの採用活動が期待されるところである。

青森県の看護職の平均年齢(2018推計)は46歳。
人口減少社会で看護職の若返りはないと予想されている。

新型コロナウイス感染症の影響で、業務の見直しの機会でもあるが
これら数字を見る限りでは、マイナス面に拍車がかかったような気がする。