ちょうど40年前の10月5日
知っている人は知っている
昭和の大スター山口百恵さんの引退コンサートが行われた日である

なんと、そのコンサートの様子が
10月3日にNHK BSプレミアムチャンネルにて
ノーカット完全版として放送された
 
まさに昭和という時代を彷彿とする映像で
私の気持ちもあの頃に戻り、終始わくわくしながら観た
看護学校の同期作っているグループラインでも大盛り上がりであった

 なぜ今放送!?
  生き方が素敵!

   パッチワークも立派!
    BCGの跡が目立つね、時代だね

 50年目である10年後にも放送してくれるかな?
  その時まで元気でいるかしら

   元気でいたら見ようね
    きっと元気で高齢ドライバーしているわよ(笑)

などなど、メンバー19名で昭和が行き交った
昭和のよきあの頃に戻れた時間
百恵ちゃんに感謝した時間だった
 

とある日、蕎麦屋に入った。
蕎麦のどんぶりの下にコースターらしきものがあり、
良く見ると次のように書いてある。

”粋”の一文字が大きく真ん中にある
粋を左右に分解して次のように書いてある
 

左は「八十八」まだまだ未熟
右は「九十」でやっと解る「粋」の意味とあった。

粋とは、
気質・態度・身なりなどがさっぱりとあかぬけしていて、しかも色気があること。
また、そのさま。「粋な姿」「粋な柄」「粋な店」とありその反対は野暮 (やぼ) 。
 

”粋”という一文字そのものが、まさに粋である。

 

先日は中秋の名月であったが

私が見たときは、残念ながら雲に隠れていた。
今月は31日も満月になるそうだ。

県医師会、県歯科医師会、県薬剤師会、

そして当協会を含めた青森県四師会というものがあります。
会の目的は青森県民のために保健、医療、福祉の普及および向上に協力するとともに、
四師会相互の連携及び協力を図ることを目的に平成23年に発足しました。

各会の役員が出席し、年1回 青森県四師会協議会を開催しています。
今年度は当協会が幹事を務め、9月17日(木)に開催しました。

今回は、地域包括ケアにおけるそれぞれの役割や
コロナ対応等について各会の取り組みを共有しました。

当協会からは、高齢者の内服薬管理、介護士の処遇加算、

歯科検診車の活用について等々をアプローチしました。
 

他県では県への要望書の提出や災害時の協定、
イベントなどの活動や支部単位で活動している四師会もあると耳にします。

会議の中で、調剤薬局の薬剤師は医療従事者に含まれない

ということを耳にし、これは初めて知ったことです。

県医師会においては会長他役員が交替した新体制の元での初の開催でもあり
さらなる相互理解が進んだと思います。
これからも、県民の健康に寄与できるよう共に発展したいものです。

私たちは待つことが多い
 患者を見守りつつ待つ
 新人が育つのを待つ
 学生の実習を待つ

待つということは単純なことであるけれど
言うほど簡単ではないのである。
 力が無ければいけない
 余裕がなければいけない
 見通しが立たなければいけない
 対応能力がなければいけない

待つ場面というのは自分が試される時であるともいえる。
“待てる”ということは、ある程度の力が備わっていることだとも思う

では、歳や経験を重ねれば自然と出来るようになるかかと言えばそうでもなく
私なんかは歳とともにしびれを切らすことが増えているような気がする。
寄る年波には勝てないのか。自然の摂理なのか。まさか病ではあるまい。

待てる人は本当に尊敬に値する。
日常の暮らし中では、特にスーパーのレジの方。
客の波がある中待つことも多いと思うし

やはり、待つことも仕事なのだなぁと思う次第である。
 

当協会ホームページにも掲載していますが
9月15日に「青森県看護職資質向上研修会」を開催し
その中で、三村青森県知事に「青森県型地域共生社会」についてご講演いただきました。

私は以前から三村知事に講演をお願いしたいと思っていましたが
知事の講演を聞きたいと考えた理由は3つあります。

 その1 知事は町長時代に保健師の家庭訪問の報告を毎日受けていた
 その2 2年続けてお正月の県民だよりに看護職についてコラムを掲載
 その3 県内40市町村の保健師達と懇談を行った

このように、看護職に思いを寄せる知事は全国を見渡してもなかなかいません。
今回をよい機会とし、ダメ元でお願いしたところ、ご快諾いただき講演の運びとなりました。

当日の講演では、熱く語る知事の姿に、県民とともに歩む強い覚悟を感じずにはいられませんでした。
同時に、拝聴する私達も前に進む意志が固まり、大きな力をいただいたひと時でした。

知事にNursing Nowキャンペーンのバッチをプレゼントしたところ
その場で着けていただきき、知事のお人柄を感じた嬉しい瞬間でもありました。

三村知事!本当にありがとうございました!!
 

保育所に勤務する看護師を対象に「医療的ケア技術研修」を開催しました。

青森県の医療的ケア児は、2019年9月の調査で166人となっています。
県内で看護職が配置されている保育所が266施設、配置無しが253施設ですから
保育所は約520箇所以上あるということです。

保育所に勤務する看護師は315名とのことで、数の多さに少し驚いたのですが
残念ながら会員は少なく、ほとんどが非会員です。
保育所で実施している医療的ケアの内容は、経管栄養、痰吸引、気管切開と導尿等で
それらに関しての研修を、県から委託を受けて開催いたしました。

受講者からは以下のような声をいただいています。
・久しぶりの研修だったが参加できて良かった。またこの様な機会があると良い。
・以前入会していたが、入会のメリットが感じられずに退会した。
何処にいても看護職は学習ニーズが高く、保育所では子供たちのために頑張っています。

看護協会の入会メリットを伝えるのは本会の役割であるのは至極当然です。
それに加えてメリットを感じられるように関わるのが、看護管理者の役割だと思います。

子どもは成長と発達が同時に進む時期であり、

そこで働く看護職の役割は大変大きいものといえます。
看護職が配置されていれば、保護者は安心して仕事ができるでしょう。


会員の有無にかかわらず、何かあったときの駆けこみ寺も

看護協会の役目と思っていますので
遠慮せずに問い合わせてくださいと、受講生のみなさんに伝えました。

時間は瞬く間に過ぎていき、気が付けば9月に入っていた

9月7日は二十四節気で白露(はくろ)というらしい。しらつゆが草に宿る時季なのだそうだ。

とはいうもののまだまだ暑い日が続いている。


今年は、春の新型コロナウイルス感染症の流行、夏の猛暑による熱中症、

そして秋口に入り台風による豪雨災害と

休まる暇もなく、立て続けに色んなことが押し寄せてきている。

ある日のこと、新幹線ホームで両親が子供を見送りしていた。
その時耳に入ってきた言葉。

母親が子供に対して

「目的を見失わないようにね」と諭すように話していた。
子どもの反応は確認できなかったが、

大学生がコロナで遅れていた入学のために出発するのか

夏休みで帰省していて帰るのか

そんなところであろう

誰しも若い頃は迷うことが多いと思う。

夢を持って、苦労して看護職になったものの
自分のやりたいことと違うと感じる、勤め先の病院を変わる、

あるいは看護職そのものを辞めて別業種へ転職するなど。

その時の母親の言葉は、まるで自分に向けられたようで心に沁みる言葉だった
折々に触れて支えになる、素晴らしい言葉を贈っていると感じた

先日までの猛暑がウソのように感じられるほど

急に気温が下がったので、少し頭を冷やしてみた。

物事を進めるときは、様々な職種との調整が必要になる。
そんな時は、違うフィールドのメンバーと同じテーブルで協議することになる。
各職種の集まりで、各々の立場で意見を言う中で妥協点を見出す努力をする。
誠実に耳を傾け、理解を得るような伝え方が必要であるが

重要なのは相手を尊重するということだろう。
間違っても、自分は一廉(ひとかど)の人物である、いっぱしの人間であると

勘違いしてはいけない。


そういえば、あれはもう20年以上も前になるだろうか。

当時の私は、院内の会議で

「看護職を同じテーブルにつかせていただきたい」と

かなり熱く、そして何度も訴えていたのを思い出す。
その頃は、院内の委員会などに看護師は必要とされなかったり、
看護師が、必要で肝心な情報を貰えなかったりすることが多々あった。

いま振り返れば、

やりたいことをやる前にやるべきことをやってから言え

と、周りは思っていたのかもしれない。
まぁ、それが出来れば苦労はしないと、今でもブツブツとつぶやいているのだが…

毎週日曜夜9時から、テレビをご覧になっていますか?

テレビを見なくなったと言われるこの時代に

毎回25%前後の視聴率を叩き出す超人気ドラマ「半沢直樹」。


主人公である半沢直樹は物事の判断基準として下記の3項目をあげています。
 1.正しいことを正しいと言えること
 2.組織の常識と世間の常識が一致していること
 3.ひたむきで誠実に働いたものがきちんと評価されること

楽な方に流れるのが人間というものだが、もあえて困難に立ち向かう。
弱い立場の者が、理不尽な理由で痛い目に合うという不条理に対し姿勢を貫こうとする。
傲慢な上司に物を言う信念の強さと正義感の強さ。
スピード感をもって展開するストーリー。

そこが面白い!
 
物事を進めるときには良くあることですが

総論ではみな賛成、しかし各論となるとそれぞれに主張があり話が進まない。

特にそれが自分に振りかかるとなるとよけい難しくなる。
先程の半沢直樹の3つの基準は誰もが納得する内容と思われますが、
実は、いざとなるとどれも厳しく、難しいものばかりです。

その意味でも、ドラマはフィクションとして、心から楽しもうと思います。

連日の猛暑。

北国である青森はまだましだが、

全国的には危険なレベルの気温が続いている。

冷房の効いている室内は快適だが、屋外との温度差が大きく、体調が気になる日々である。


新型コロナウイルスの対応として、恐らく誰もが毎朝検温した後に出勤していることと思う。
更には、駅や研修会場、宿泊先のホテル、訪問先の各種施設等などでも再確認したりする。

体温と言えば組織にも、そこで働く職員にもそれぞれ”体温”があるという。
”体温が高い”とは、仕事に燃えて、現状打破しようとすることなどを言い、
”体温が低い”とは変化を好まず、旧態依然とした状態を好むことを言う。
この、組織と職員の”体温”のギャップが大きいと問題が生じると言う。

組織の”体温”が熱すぎると人は長居できない。
”この病院は忙しすぎる”と感じた看護師が辞めていくことになり
また、ストレス性の疾患に陥るスタッフがでてくる場合もある。
過度に忙しすぎるなどの「熱湯風呂状態」の組織から、
スタッフを救うのが管理者に必要なマネジメントである。

何でもそうだが、平熱も個人差が大きいから一概には言えない部分もある。

”熱”に対する耐性も個人差があるだろう。


興味のある方は、日本看護協会 機関誌「看護」に連載されている

「これでワンランクUP!!相手も自分も責めないコミュニケーション術」の

「熱い看護師が辞めない組織をつくるには」(7月号・8月号掲載)を

ぜひともご覧いただきたい。