少し前「坊主(ぼうず)」について書きましたが・・ (・∀・)
花札の8月の札「芒に月(すすきにつき)」を、通称「坊主」というのだそうです。
「芒に月」=「坊主」
8月「芒の札」
この札については以前から、黒い山のような部分が「芒(すすき)」とされていることに、疑問を持っていたのですが・・
すすき? ( ゚д゚)?
これは版画刷りで作られていた頃の名残だそうです。
版画板を繰り返し使うことで、細かなすすきの部分が消えていき、黒い山のようになったそうです。
それが坊主頭に見えたため「坊主」と呼ばれるようになりました。
そしてこの黒い芒の山は、京都の「五山送り火」の一つ「大文字山(左大文字)」の北方の山「鷹ヶ峯(たかがみね)」がモデルだといわれます。
「芒」のモデル「鷹ヶ峰」はこの大文字山の北
・・じゃあ「芒に月」は、こんなイメージ? (・∀・)
この山(鷹ヶ峯(たかがみね))は、昔は「兀山(はげやま)」と呼ばれていたそうです。
「兀(はげ)」については、ちょうど前述の「坊主頭」の記事で取り上げたところです。
「兀」の字の意味は、「髪を剃り落とした象形」です。
「兀」=「髪を剃った形」=「はげ」
そして「兀」は「円周率・π(パイ)」と似ているため、何か関係があるのでは?という憶測を書いていたのです。
さらに、この「芒」という字は「五芒星(ごぼうせい)」や「六芒星(ろくぼうせい)」などにも入っていますね。
・・何か関係があるのでしょうか?? ( ゚д゚)
「すすき」 「ぼうず頭」 「星」?
そしてまた「芒」は「のぎ」と読む、イネ科の植物の穂先の針のような突起の名前でもあります。
稲の穂先の「芒(のぎ)」
「芒」にはいろいろな意味がありますね! ( ゚д゚)
まとめ・・「芒」 の仲間たち? (^。^)
・・頭がパンクしそうになってきました・・(゚∀゚)
これら「芒」「坊主」や「兀(はげ)」などについては、とても興味深く、まだまだ何かありそうな気がするので、さらに掘ってみたいと思います・・^ ^
こちらもホントの「兀坊主(はげぼうず)」(^。^)
「チ。」のバデーニさん♪
❇︎「花札」について自分なりの勝手な解釈を書いています。
(絵柄はトリックアートのようになっていて、違った解釈もできるのでは?)
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「坊主」についてはこちらにも
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