前回「蛸坊主(たこぼうず)」を取り上げました。
「蛸坊主」とは「坊主頭」のことをあざけって言う言葉で、その「蛸坊主」は「タコ」の異称でもあることを書きました。
「坊主頭=蛸坊主」 「タコ=蛸坊主」
このタコについての興味深い民話が、オセアニアの各地に伝わっています。
「ネズミとタコ」
ネズミ・小鳥・タコが、ココヤシの殻を舟にして、海へ出た。
しかし小鳥がつついたせいで、舟は穴があいて沈んでしまう。
翼のある小鳥は飛び立ったが、ネズミは泳ぎが苦手なため、親切なタコが岸まで運んでくれた。
しかしネズミは礼を言うどころか、タコを「ハゲ頭!」とののしり立ち去った。
怒ったタコは、今でもネズミを恨み続けているのだった・・
ニューカレドニアやサモアでも同じような話が伝わっていて、最後が、ネズミがタコの頭に糞をして、それを馬鹿にする、というバージョンもあるようです。
この伝説から、タコは「頭」と関連づけられ「ハゲ頭の象徴」になっていると思われます。
その「ハゲ頭」は 「ハゲ坊主」ともいいますね (・∀・)
「坊主頭」「蛸坊主」「ハゲ頭」「ハゲ坊主」= 同じ意味!
また、宗教家は頭を剃りますね。
「お寺のお坊さん」
「キリスト教の修道士」
最近放送されていた「チ。」のバデーニさんも、頭を剃った修道士でした。 (・∀・)
「宗教家」=「坊主頭」
「頭をつるつるにする(坊主頭にする)」ことには、何かの意味があるような・・?
(一般的には「煩悩を打ち消すため」などといわれます)
話は変わりますが、円周率の「π」と似ている漢字の「兀 」は、
「コツ」「たか(い)」と読みますが、「ハゲ」とも読みます。
(意味=「高くつき出ているさま」「髪を剃り落とした象形」)
「兀」=「髪を剃った形」=「ハゲ」
円周率の「π(パイ)」については、少し前いろいろと考察していたところです。
もしかしたら「ハゲ」が「円周率」と関係があったりして・・?
「3.14=ハゲ頭」? (まさかの展開? ( ゚д゚)?)
・・いろいろ書きましたが・・^_^;
「あたまテカテカ、さえてピカピカ
それがどうした ぼくドラえもん」
ドラえもんのようになるには、
「頭をテカテカ」
・・にしなくてはいけないのかもしれません・・? ( ´ ▽ ` )