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1.0 [ワン・ポイント・オー]

2004年・サンダンス映画祭を震撼させた「ナノテク・スリラー」!

新進気鋭のジェフ・レンフローとマーテン・トーソン監督コンビによる
サンダンス映画祭、審査員特別賞ノミネート作品。
昨年の「SAW ソウ」に続き、新しいジャンルの映画がここに誕生した。

角川エンタテインメントSAW ソウ DTSエディション



老朽化したアパートに住むコンピュータープログラマーのサイモン。
彼の元に送り届けられる差出人不明の箱。
何も入っていない空箱に見えるその箱に入っていたのは、
コンピューター・ウイルス「ナノマイト バージョン1.0(ワン ポイント オー)」。
目に見えないこのウィルスはまだ実験段階で、重大な欠陥があった…

謎の死を遂げていくアパートの住人。彼らには同じ癖がある。
そして、その癖はサイモンにもあらわれる。
「1.0」ウィルスに感染すると死は免れない!

SF?サイコスリラー?ホラー?サスペンス?
どれでもあり、どれとも違う。
何ともいえないジャンルの新しい世界。

目に見えないウィルス。
コンピューターだけが感染する?
人が人を操るためにウィルスを作ったとしたら?
未来、もしかしたらこういう世界が来ないとも限らない。

箱を送ってくるのは誰?あの男は敵?あの女は味方?
誰を信じればいい?
どんどん精神的に弱っていくサイモン。
これは心理サスペンスでもあるのだ。

監視カメラによる覗き見世界、頭部だけの人工サイボーグ、SMポルノゲーム……
怪しい世界が不気味な世界観を余計に際立たせる。

が、それに少し頼りすぎている様な気もする。
ストーリーに十分活かされているか?個人的には納得は出来ない所もある。

賛否両論、わかれる映画じゃないだろうか?
私は全くの賛ではない。
やはり「男の発想」が強い映画な気もする。
「この世界観がわからないかな~」とか言う人もいるだろうが…

しかし、サンダンスで話題になる映画はとにかく普通じゃない!
そういう意味では是非観て欲しい映画だ。
「出来れば悪夢であって欲しい」そんな世界を一度覗いてみては??

(2004年・アメリカ/アイスランド/ルーマニア映画)

(芝田 佳織)

アルジェント、ロメロに学ぶ、恐怖のテクニック

ダリオ・アルジェント、ジョージ・A・ロメロ。
その名を聞いただけでも、ひれ伏してしまうホラー映画ファンはたくさんいるだろう。
そろそろ夏休みも終わり。
これからは、オトナだってじっくり映画を楽しみたい、そんな季節。
さぁ、2大巨匠の創り出した恐怖の世界に、入ってみようじゃないか。

最初の扉を開けると……そこは新鮮な肉に飢えたモノたちの海だ。
ゾンビ映画の生みの親、ロメロが満を持して送り出すのは、8月27日公開の「ランド・オブ・ザ・デッド」。
「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」(1968)「ゾンビ」(1978)
「死霊のえじき」(1985)の三部作に続く、ゾンビ最新作である。

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舞台は近未来の地球。
突然蘇った死者(ゾンビ)の集団が、人間たちを襲い始める。
しかし、恐怖に慄きながら暮らす貧困層をよそに、富裕層は傭兵を雇い、高層ビルで優雅に暮らしていた。
当然の事ながら、貧困層の中に、不満を持つ者が現れ出す。
そして、ゾンビにも何かが起こり始めていた…。

ホラー映画に或る種の社会性を持たせる事で、独自のスタンスを築き上げてきたロメロ監督。
そのテイストは、本作にもしっかりと受け継がれているようだ。
自分たちの生活を脅かす存在(ゾンビ)に立ち向かわなければならない時に、内部分裂

(富裕層vs貧困層)を起こしているなんて、どこかで聞いたような話ではないか。

では、次の扉を…。
おお、なんとおぞましい!
殺人事件が蝋人形で再現されているではないかっ!!
この秋、古典ホラーの傑作「肉の蝋人形」がリメイク版となって、日本に上陸する。
オリジナル版を併せると4度目の映画化だが、1997年に公開されたのが、
その3本目となるアルジェント版(製作・原案)「肉の蝋人形 」である。

蝋人形館で働く美しい娘・ソニアは、その生々しさに気味の悪さを感じていた。
やがて、館で奇妙な事が起こり始め、ソニアは恐ろしい真相に辿り着くのだった…。

アルジェントの創り出す、背筋の凍るような恐ろしさの陰には、彼独特の美学が貫かれている。
イタリアン・ホラーの第一人者としての地位を確立した「サスぺリア」(1977)は、
映像的な美しさゆえに、一層の恐怖を掻き立てていた。
この「肉の鑞人形」とて例外ではない。
美と恐怖は、表裏一体。
それを教えてくれたのが、アルジェントのホラーなのである。

紀伊國屋書店サスペリア プレミアム・エディション



ふぅ…。2つの扉を通り抜けたら、すっかり疲れてしまった。
そう言えば、最初の扉の中に、アルジェントの娘・アーシアがいたっけ。
埋もれかけていたロメロの才能を見出したのが、アルジェントだから、そのご縁って事なんだろう。
ちょっと嬉しい“くすぐり”だった。

(川口 桂)


オールド・ボーイ

2004年、カンヌ映画祭グランプリ受賞。
上映後のスタンディング・オベーションは10分間。
「オールド・ボーイ」は審査委員長のタランティーノに「グレイト!最高に素晴らしい」と言わせた作品だ。

ジェネオン エンタテインメントオールド・ボーイ プレミアム・エディション



「JSA」のパク・チャヌク監督が、日本のコミックを原作に作り上げた本作は、
韓国映画のパワーと質の高さを世界に知らしめた。

1988年、ごく平凡なサラリーマン、オ・デスは突然何者かに誘拐、監禁される。
狭い部屋にテレビだけ。そのテレビに映ったのは「妻が惨殺され、容疑者は自分」
というニュース。
生きる希望を失い、何度自殺を試みてもその都度手当てされ死ぬ事も許されない。

15年後、突然の解放、しかしそれはまだ終わりでなかった。
「重要なのは何故監禁したかではなく、何故解放したかだ。考えろ、お前の人生を復習しろ」
5日以内に謎を突き止めなければならない犯人との「死のゲーム」が始まった。
過去を調べていくデス。そして彼を待ち受けていた驚愕の事実とは?

オ・デス役のチェ・ミンシクの演技に圧倒される本作。
ただのサラリーマンだったファーストシーンと全てを知ってしまうラストシーンはまるで別人!
犯人役を演じるのは若手実力派、ユ・ジテ。もうすぐ公開の「南極日誌」に
ソン・ガンホと共に主演する俳優だ。
そしてヒロインにはカン・ヘジュン。オーディションでスタッフ一同に
「この子はただものではない!」と言わせた女優。
本作は今後、映画出演が多数決まっている女優のデビュー作となる。

「なぜ復讐されなければならないのか」
「なぜお前は復讐される意味に気付かない。思い出せ!」

知らず知らず人を傷つけている…そんな事は誰にでもあるだろう。
だが、それがとんでもない事を引き起こしていたら…
本当に最初から最後まで目が離せない。
こんな復讐は確かに「死」より辛い!
何とすごい話なのだろうと昨年観た中でもいまだに印象に残っている。

この秋、公開される「親切なクムジャさん」は韓国で大・大ヒットを飛ばした作品。
「復讐者に憐れみを」そしてこの「オールド・ボーイ」に続く
パク・チャヌク監督の「復讐3部作」最新作。

主演は「宮廷女官 チャングムの誓い」のイ・ヨンエ。
13年間、無実の罪で監禁されたクムジャ(イ・ヨンエ)が自分を陥れた男に復讐をしていく物語。
この作品にもチェ・ミンシクが共演している。

韓国ドラマの「イケメン・恋愛物」というイメージとは全く違うこの作品。
韓国は原作を面白くする脚色力がすごい。

「インパクトがある」「パワーを感じる」そんな作品。
是非、一度観て欲しい。

(2003年・韓国映画)

(芝田 佳織)

八月のクリスマス

誰もが避けて通る事の出来ないもの――死。
難病に冒された青年は、自分がもうすぐいなくなるという事実に直面しながら、
穏やかに残りの時を過ごし続ける…。

ペ・ヨンジュン主演で話題の「四月の雪」公開が待たれるホ・ジノ監督の、
デビュー作にして、韓国恋愛映画を代表する佳作。
山崎まさよし主演のリメイク版が、9月23日より公開になるという事で、
再び脚光を浴びているこの作品は、余分なセリフ、過剰な演出は極力抑えて、
どこまでも静かなトーンで、主人公の最後の日々を見つめている。


キングレコード八月のクリスマス

物語も至ってシンプル。
小さな写真店を営むジョンウォン(ハン・ソッキュ)は、客としてやって来た
交通警官のタリム(シム・ウナ)と知り合う。
会話を重ねるうち、自然と惹かれ合うようになる二人。
ジョンウォンは、余命いくばくもない事をタリムには明かさず、最後の恋を
楽しい想い出で満たしていく…。

死と寄り添いながらも、恋をして輝く生命という対極的なファクターを、
等身大の青年の中に巧みに宿した、ハン・ソッキュの演技は「さすが」の一言。
ヒロインのシム・ウナは、透明感が魅力の女優。
本作で数々の賞を受け、映画女優としての名声を手にした彼女だったが、
2000年の「Interview インタビュー」を最後に、突然の引退。
今、一番復帰が望まれる女優の一人だそうだ。

ジーダス(JSDSS)インタビュー


この映画に、ムリヤリな“泣かせ”は登場しない。
大泣きする自分を期待して観たら、強烈な肩透かしを食わせられるかも知れない。
だが、どうか、この肩透かしに遭ってみてほしい。
そして、感じてほしい。ラスト10分以上に及ぶ、セリフの一切聞こえないシーンが、
どれだけ多くの事を語り掛けているのかを。

(1998年・韓国映画)

(川口 桂)

先どり予告編~8月26日封切り@USA~

ブラザーズ・グリム (TRAILERをクリック) (グリム童話の誕生に隠された、
 誰も見たことがない驚愕のファンタジー・ワールド/今秋公開)
 監督:テリー・ギリアム 出演:マット・デイモン、ヒース・レジャー、モニカ・ベルッチ
The Cave (ダイバー達は、血に飢えた生物の潜む洞窟に足を踏み入れてしまう/
 公開未定)
 出演:パイパー・ペラーボ
Undiscovered (THE MOVIE→VIDEO CLIPS→Trailerをクリック) (野心に燃える
 エンターテイナー達の青春群像劇/公開未定)
 出演:キップ・パルデュー、シャニン・ソサモン、キャリー・フィッシャー
Dirty Deeds (trailerをクリック) (やり遂げた者のいない大掛かりなイタズラに
 チャレンジする高校生の青春コメディ/公開未定)
 出演:チャールズ・ダーニング
The Memory of a Killer (TRAILERをクリック) (二人のすご腕刑事が、微かな記憶を
 頼りに、引退間近の殺し屋を追う/公開未定)

是非チェキ!その3 「キリアン・マーフィー」

渡辺謙さんをはじめ、クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、
リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマンと超豪華俳優が多数出演する
「バットマン ビギンズ」の中で、私の印象に最も残った俳優「キリアン・マーフィー」。
悪役、スケアクロウを演じていた俳優だ。

「28日後...」の主役をしていた彼は、ブルース(バットマン)役の最終にまで残った。
もしかしたらマーフィー版バットマンだったかもしれない役者だ。
監督のクリストファー・ノーランがどうしても彼にこだわり、
悪役に抜擢したというだけあり、美しくも怪しい不気味な雰囲気を見事に出していた。

「彼は主演のクリスチャン・ベールと共に次世代を担う俳優になるに違いない!」
その私の予感は的中した。
やはりマーフィーの波はやってきそうである!

8月19日、全米公開される「RED EYE」。

このサスペンスで主演を演じているのがマーフィーだ。

物語は、飛行機の中で主人公の女性が隣に座った男に
ある裕福な役員を殺す計画を手伝わないと父親を殺す、と脅される……
というもの。

今回もまたまた悪役。きっとまた怪しい雰囲気をかもし出してくれているに
違いない!
日本公開はまだ未定だが今から公開が楽しみな作品だ。

■■キリアン・マーフィー■■

1974年3月13日生まれの31歳。
アイルランド出身。
舞台「Disco Pigs」の演技で注目され
ダニー・ボイル監督の「28日後...」で主演に抜擢される。

「Disco Pigs」で96年ダブリン演劇祭フリンジ・ショウ賞を受賞。
97年エジンバラ演劇祭でフリンジ・ファースト賞受賞。

過去の作品

★「28日後...」
「トレインスポッティング」のダニー・ボイル監督作品。

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン28日後... 特別編


★ダブリン上等
コリン・ファレル 共演

★真珠の耳飾りの少女
スカーレット・ヨハンソン&コリン・ファース主演 
アカデミー賞3部門ノミネート

メディアファクトリー真珠の耳飾りの少女 通常版


★バットマン ビギンズ (現在公開中)

久しぶりに悪役が似合う若手俳優が出てきた。

なんと言っても俳優に必要な「雰囲気」と「存在感」があり、
個人的にもすごく気になる俳優なのだ。(美しいし怪しい雰囲気がたまらない!)

これからも主演作が増えるであろうキリアン・マーフィーを
是非、チェキ!してね。

(芝田 佳織)

名作を観よう!「アパートの鍵貸します」

1960年度アカデミー賞5部門受賞(作品/監督/脚本/美術監督・装置/編集)!

名匠ビリー・ワイルダー&名優ジャック・レモンが贈るコメディの最高傑作。
時が経っても色褪せない(作品自体がモノクロだけど?)名作中の名作。
CG映画もいいけれど、時には古き良き映画を楽しんでみませんか?

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンアパートの鍵貸します



主人公は大手保険会社に勤める平凡な会社員バド(J・レモン)。
出世のために、自分のアパートを上司達の「逢引き場所」として
提供している。バドの部屋は毎日予約が入り盛況?だ。

バドはエレベーターガールのフラン(S・マクレーン)に片想いをしている。
フランは、上司達も狙っている人気者だ。

ある日、人事部長に部屋を貸したバドは、ベッドの脇に女性が
落としていったコンパクトを見つける。
しかしそのコンパクトはなんと意中の人、フランの物だった。
出世をつかさどる人事部長とフランの関係を知るバド。

出世か?彼女か?最大の決断を迎えた時、彼が選んだ答えとは?

「麗しのサブリナ」(オードリー・ヘプバーン主演)
「昼下りの情事」(オードリー・ヘプバーン主演)
「お熱いのがお好き」(マリリン・モンロー主演)
「七年目の浮気」(マリリン・モンロー主演)

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン麗しのサブリナ
ジェネオン エンタテインメント昼下りの情事 (ニューマスター仕様)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンお熱いのがお好き(特別編)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン七年目の浮気〈特別編〉


など多数の大ヒット作を持つ名匠ビリー・ワイルダー。
その中でもサラリーマンの悲哀を描いた本作は
シナリオスクールで「シナリオの教科書」と言われるほどの
完成されたシナリオが最大の魅力。

献身的にフランに尽くすバド。
フランは「あなたに恋していればよかった」と言う。
しかし、この台詞は「でも、恋しているのは別の人」という
切ない言葉なんだよね。

バドの熱い想いは果たしてフランに届くのか?

女の嫉妬、男の勝手、色んな人間模様。
その中で決してハンサムではない(失礼?)J・レモン扮するバドが
どんどん素敵になっていく様子が面白い。

この作品を観て、今月公開される「奥さまは魔女」を観ると
S・マクレーンの「変わりよう」いやいや「変わらなさ」に
時の流れと女優魂を感じる事ができるよ?

語り継がれる名作には理由がある。
是非、一度ご覧あれ!

(1960年・アメリカ映画)

(芝田 佳織)

香港国際警察/NEW POLICE STORY

私の本年度、超おススメ作品「香港国際警察/NEW POLICE STORY」が8月26日、

DVDとして発売される。
「コレクターズ・エディション」&「通常版」。

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
香港国際警察 NEW POLICE STORY コレクターズ・エディション (初回限定生産)

本年度、マイベスト1.2位を争う本作は
ハリウッド進出を果たしていたジャッキー・チェンが、
古巣香港映画界に完全復帰してとられた作品だ。


「え?ジャッキーが1位?」と思われるかもしれない。
しかしこの作品はコメディ&アクションだけじゃない。
心に傷を負った一人の刑事が、再び自分を取り戻す再生の物語。
相棒との友情、恋人との愛情、悪への憎しみ、すべて詰まった
とっても贅沢な作品となっている。


【物語】

ゲーム感覚で凶悪犯罪を繰り返す若者グループの罠にはまり
部下達を皆殺しにされてしまったチャン警部(ジャッキー)。
酒におぼれ、自暴自棄な生活を送っていたチャンの前に
新しい相棒、ホン(ニコラス・ツェー)が現れる。
「一緒に彼らを捕まえよう」というホンに最初は向き合えないチャンだったが…


恋人にまで迫る危機。チャンは再び部下達のため、愛する恋人のため、
そして自分自身を取り戻すために、悪へと立ち向かっていく。


「コレクターズ・エディション」には通常版ディスク1に加え


Disc2として
●潜入!ジャッキー・アクションの全て
●メイキング・オブ・香港国際警察
●単独インタビュー集
●ミュージック・ビデオ「九月風景」
●緊急来日記者会見
●日本独占!スペシャル・インタビュー
●別バージョン エンディングNG集


が収録されている。
今回もエンディングに流れるNG集はかなり楽しめる。
別バージョンもかなり期待大!


この作品の特徴は、悪人にもある意味、納得できる理由があり同情の余地を残している所。
しかし、どんな理由があったとしても「悪」は許されない。
そして、人は「思いやりをもった行為」をしていると(偽善でなくね)
いつかそれが自分の身に返ってくるという「勧善懲悪」が描かれている。
これって、ひとつ間違えば「説教臭い映画」なんだけど
そう感じさせない辺りがとてもうまい。


「ジャッキー作品は……」という方もいるかもしれない。
でもこの作品は内容も濃くって必ず楽しめると思うので是非一度
観て欲しい作品だ。


(2004年 香港映画)


(芝田 佳織)

キャメロンに見初められたシンデレラ、ジェシカ・アルバ

2000年、「タイタニック」「ターミネーター」で知られるヒットメーカー、
ジェームズ・キャメロン監督が、初めてテレビシリーズを手掛ける事になった。
哀しい宿命を背負い、巨悪と闘い続ける少女を主役に据えた「ダーク・エンジェル」。
一体、誰がヒロインの座を射止めるのか、全米からの熱い視線を浴びながら、
ジェシカ・アルバは登場した。

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンダーク・エンジェル II Vol.1


1981年生まれのジェシカは、当時19歳。
映画デビューは13歳の時というから、すでに6年のキャリアは有ったわけだ。
1995年のテレビドラマ「フリッパー」(日本でもNHK教育で放送済)や、
1999年の「25年目のキス」など、よく知られた作品にも少しは出ていたが、
広く世間に認知されるには、まだまだの女優だった。

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン25年目のキス



そんなジェシカがアイドル的存在になる切っ掛けが、キャメロンとの出逢いだったのである。
哀愁を帯びた瞳で空を見つめ、高層ビルから滑空する姿が印象的だったからなのか、
「スカイ・エンジェル」というニックネームが有るらしい。

メキシカンの父と、フランスとデンマークの血を引く母を持つジェシカは、
とてもエキゾチックでミステリアス。
それゆえ、「ダーク・エンジェル」の他にも、不思議な世界観の作品をオファーされている。
まもなく日本でも公開となる「ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]」では、
透明人間としてのパワーを備えた女性を、豪華共演陣が話題の「シン・シティ」(今秋公開)では、

“刺激世界のミューズ”を演じる。

あどけない表情も、セクシーなしぐさもお手のもの。
次代のハリウッドを担う女優は、次にどんな武器を手に入れるのだろうか。

(川口 桂)

是非チェキ!その2 「犬童一心 監督」

この秋、公開される「メゾン・ド・ヒミコ」(オダギリジョー、柴咲コウ主演)、
「タッチ」(あだち充原作、長澤まさみ主演)を監督しているのは
犬童一心監督。

今、最ものっている「犬童一心 監督」をチェキ!しよう。

◆◆犬童一心(いぬどういっしん)◆◆
1960年、東京都出身。
法政一校在学中より自主制作映画の監督、製作をスタート。
79年『気分を変えて』の脚本・監督をつとめ、ぴあフィルムフェスティバル入選。

「二人が喋ってる。」(1997年)で日本映画監督協会新人賞、
「ジョゼと虎と魚たち」(2003年)で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

角川エンタテインメント 「二人が喋ってる。」「金魚の一生」 犬童一心監督作品集
アスミックジョゼと虎と魚たち 特別版 (初回限定生産2枚組)



★★★主な作品★★★
監督
1995 「二人が喋ってる。」
2000 「金髪の草原」
2003 「ジョゼと虎と魚たち 」(妻夫木聡・池脇千鶴主演)
2004 「伝説のワニ ジェイク 」
2004 「死に花」(山崎努・宇津井健・青島幸男主演)
2004 「いぬのえいが」(中村獅童・伊東美咲 他)
2005 「タッチ」
2005 「メゾン・ド・ヒミコ」

ポニーキャニオン金髪の草原
コロムビアミュージックエンタテインメント伝説のワニ ジェイク (1)
東映映画「死に花」それぞれの「生き様」
ジェネオン エンタテインメントいぬのえいが プレミアム・エディション


脚本
1995 「二人が喋ってる。」
2000 「金髪の草原」
2003 「黄泉がえり」  
2004 「伝説のワニ ジェイク 」 
2004 「死に花」

東宝黄泉がえり



監督、脚本をこなす多彩な才能。
邦画ブームを担う一人といって間違いないだろう。

今後の活躍が期待される「犬童一心 監督」作品を
是非、チェキ!しよう。

(芝田 佳織)