オールド・ボーイ | 映画-CAN

オールド・ボーイ

2004年、カンヌ映画祭グランプリ受賞。
上映後のスタンディング・オベーションは10分間。
「オールド・ボーイ」は審査委員長のタランティーノに「グレイト!最高に素晴らしい」と言わせた作品だ。

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「JSA」のパク・チャヌク監督が、日本のコミックを原作に作り上げた本作は、
韓国映画のパワーと質の高さを世界に知らしめた。

1988年、ごく平凡なサラリーマン、オ・デスは突然何者かに誘拐、監禁される。
狭い部屋にテレビだけ。そのテレビに映ったのは「妻が惨殺され、容疑者は自分」
というニュース。
生きる希望を失い、何度自殺を試みてもその都度手当てされ死ぬ事も許されない。

15年後、突然の解放、しかしそれはまだ終わりでなかった。
「重要なのは何故監禁したかではなく、何故解放したかだ。考えろ、お前の人生を復習しろ」
5日以内に謎を突き止めなければならない犯人との「死のゲーム」が始まった。
過去を調べていくデス。そして彼を待ち受けていた驚愕の事実とは?

オ・デス役のチェ・ミンシクの演技に圧倒される本作。
ただのサラリーマンだったファーストシーンと全てを知ってしまうラストシーンはまるで別人!
犯人役を演じるのは若手実力派、ユ・ジテ。もうすぐ公開の「南極日誌」に
ソン・ガンホと共に主演する俳優だ。
そしてヒロインにはカン・ヘジュン。オーディションでスタッフ一同に
「この子はただものではない!」と言わせた女優。
本作は今後、映画出演が多数決まっている女優のデビュー作となる。

「なぜ復讐されなければならないのか」
「なぜお前は復讐される意味に気付かない。思い出せ!」

知らず知らず人を傷つけている…そんな事は誰にでもあるだろう。
だが、それがとんでもない事を引き起こしていたら…
本当に最初から最後まで目が離せない。
こんな復讐は確かに「死」より辛い!
何とすごい話なのだろうと昨年観た中でもいまだに印象に残っている。

この秋、公開される「親切なクムジャさん」は韓国で大・大ヒットを飛ばした作品。
「復讐者に憐れみを」そしてこの「オールド・ボーイ」に続く
パク・チャヌク監督の「復讐3部作」最新作。

主演は「宮廷女官 チャングムの誓い」のイ・ヨンエ。
13年間、無実の罪で監禁されたクムジャ(イ・ヨンエ)が自分を陥れた男に復讐をしていく物語。
この作品にもチェ・ミンシクが共演している。

韓国ドラマの「イケメン・恋愛物」というイメージとは全く違うこの作品。
韓国は原作を面白くする脚色力がすごい。

「インパクトがある」「パワーを感じる」そんな作品。
是非、一度観て欲しい。

(2003年・韓国映画)

(芝田 佳織)