「諦める」は「明らめる」 | 「魂が震える話」ブログ

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「あきらめる」という言葉の解釈のお話です♪


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ものごとを「あきらめる」ことに心理的な抵抗を感じる方に、 ひとつご紹介しておきたいことがあります。


それは「あきらめ」という行為は、はるか昔から日本人にとって 非常に前向きな言葉であるということです。


「あきらめ」という言葉に「 断念する、放棄する」といった意味がついたのは、歴史的にはごくごく最近の、明治期以降のことです。


本来の意味はどうだったかというと、「あきらめ」は「諦め」ではなく「明らめ」、すなわち「ものごとを明らかにする」という意味で使われていました。


ためしに万葉集をひもとけば、次のように記されています。


「秋の花  種にあれど 色ごとに 見し明らむる 今日の貴さ」


このよう に、じつに趣深い使われ方をしています。


これは「種類ごとに異なる花の美しさに気づかされた、今日はよい日だなあ」といった意味あいの歌で、「見し明らむる」は読んで字のごとく(花々の美しさを)見て明らかにするという意味になっています。


この「明らめる」がなぜ「諦める」に転じていったかについては諸説ありますが、私はじつのところ「明らめ」と「諦め」は現代でもかなり近い言葉ではないかと考えています。


なぜなら人がなにかを「諦める」ためには、その前段階で悩みの正体を「明らめる=明らかにする」必要があるからです。


いわば私たちは「明らめてから諦める」―――「諦め」と「明らめ」はセットになっているのです。


いずれにしても「諦め」が「明らめ」という美しい語源をもつ以上、かつての日本人が「諦め」をよい言葉、前向きな行為とみなしていたことは明白です。


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「あきらめ上手になると悩みは消える」

丸井章夫 著

サンマーク出版より


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何かを成し遂げるために、「明らかに見る」。


夢を叶えるために、「明らかに見る」。


例えば、プロ野球選手になろうと思ったら、テレビを観る時間や友だちと遊ぶ時間、恋人と遊ぶ時間や通学の時間さえも、諦める必要があるかもしれません。


どのくらいの練習をして、どのくらいの覚悟を決めて、どのくらいの物事を諦めて、辿り着けるかどうか、明らかに見る必要がありますね♪


その昔、僕は家のテレビを捨てたことがありました。


家に帰ったら、テレビを観るという習慣がイヤで、その時間があったら少しでも学びたいと思ったんですね(^_^)b


5年ほどテレビがない生活でしたが、その間の成長ぶりは今思うとかなりあったと思います。


日本ハムファイターズの大谷翔平選手は、投手としてもバッターとしても素晴らしい結果をのこしています。


おそらく、明らかに見ていることでしょう。


野球以外のことにうつつを抜かしていたのでは、今の結果は出せません。


人一倍、努力を重ねていることがうかがえますね♪


プロ野球選手でありながら、サッカー日本代表で、しかも将棋が得意で、さらにインターネットショッピングで大儲け!なんて人はいません。


明らかに見て諦める勇気と決断と覚悟が大切ですね♪

 


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「魂が震える話」


発行人:けい