ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2023 | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

2023年5月4日、『ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2023』を聴きに行く。

(in 東京国際フォーラム)

 

 

 

新コロのせいで2019年を最後(上記記事)に中断になっていた音楽祭がとうとう4年ぶりに帰ってきました!

自分のスケジュールの都合とタイムテーブルをすり合わせながらあれこれ応募していたのだが、結局当選したのは1イベントだけ><

(しかも本命ばかりが外れる・・クロイツェルソナタ(ヴァイオリン)が聴きたかった!)

悲しい〜

せっかくのベートーヴェン様なのに!!!わ〜ん。

(というかベートーヴェン様だからこそ競争率も高かったのであろう・・しかも規模を縮小しての開催だったせいで余計に競争率高し!)

 

そんなこんなで涙を拭き拭き、汗かき夫とともに行ってまいりました国際フォーラム。

 

いつもの私を出迎えてくれる(←は?)垂れ幕がない・・

しかもいつもなら室内でショッピングブースとかあるのに、今回は中は真っ暗、玄関ホールにちょっとした販売ブースがあるだけになっていた。

新コロに配慮したのかもしれんとはわかっていても、新コロがにくいっっっっっ!

 

※ご参考までにあもちゃんラ・フォル・ジュルネの歴史はこちら・・・

ラ・フォル・ジュルネ~熱狂の日音楽祭2009 その①~

ラ・フォル・ジュルネ~熱狂の日音楽祭2009 その②

ラ・フォル・ジュルネ~熱狂の日音楽祭2009 その③ マタイ受難曲~

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン~「熱狂の日」音楽祭2012

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2014

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2015

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2016

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャパン2017

ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018

ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019

 

販売ブースを覗きながらホールへ向かう。

それにしてもいい天気で良かったよ。

 

お外でなんかやってる〜。

人がこんなにぎゅうぎゅうしているのを見るの、ひっさしぶり。

 

私「うーん、この声、誰だったっけ?・・・あ、ふかわりょうの声じゃない?」

汗「ああ、そうだわ。」

 

〜🎵🎵〜

 

ふかわりょう「ヘイ、ヘイ、ヘイ、****がきました!🎵」

汗「誰が来たって?」

私「よく聞こえなかったけど、流れてる音楽が「カノン」だからパッヘルベルが来たって言ったんだと思う。」

 

〜🎵🎵〜

 

ふかわりょう「ヘイ、ヘイ、ヘイ、****がきました!🎵」

汗「誰が来たって?」

私「よく聞こえなかったけど、流れてる音楽が「主よ人の望みの喜びよ」だからバッハが来たって言ったんだと思う。」

 

人の言葉は聞こえねど、音の呼吸は聞こえるあもちゃん!さすが音柱の嫁(但し立候補中)!

 

ふかわりょうのよくわかんないイベント(でもすんごい盛り上がってた。)を通り抜け、ホールへ到着〜。

新コロ前は、ホールA〜ホールGくらいまであったのに、なんと今回はA〜Dの4つのみ。

そりゃ外れるわ。

 

公演番号:122「現代に生きるベートーヴェン・ア・ラ・カルト」

<曲名>

⚫︎キルヒナー=エッセール:2台ピアノ・8手のための《ベートーヴェン交響曲ダイジェスト》
⚫︎J.アダムズ(アントンセン編):2 台ピアノのための《ロール・オーヴァー・ベートーヴェン》
⚫︎ベートーヴェン(福間洸太朗編): 3台ピアノ・12手のための「トルコ行進曲」(《アテネの廃墟》から)[新編曲・初演]

<出演者>

広瀬悦子 (ピアノ)
福間洸太朗 (ピアノ)
レミ・ジュニエ (ピアノ)
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ (ピアノ)
ガイスター・デュオ (ピアノ・デュオ)

 

 

ううーん。。。。。。

一番最初に演奏してくれた

キルヒナー=エッセール:2台ピアノ・8手のための《ベートーヴェン交響曲ダイジェスト》

が一番よかった。

(ただ、できれば交響曲を順番に並べて編曲してくれたらよかったのにな〜とキルヒナーさんとやらに文句をつける私)

ガイスター・デュオのお二人&広瀬さんとレミさんの演奏もよかった。

2台を4人(連弾×2組)で演奏するって大変よなあ。と演奏技術以前に息を合わせるのって大変そう・・とどうでもいいことを気にする私であった。

 

J.アダムズ(アントンセン編)のロールオーヴァーベートーヴェンは、ピアノソナタ31番とディアベッリ変奏曲を掛け合わせた面白い作品になっていたのだが、いかんせんピアノの配置が良くなかった。

2人で2台のピアノを弾くんだけどさ、横に並べていたらもう少し息があっていたと思うの。

飛びまくるリズムを2台のピアノを向かい合わせて遠く離れて弾くって、かなり難しい。

(前後の曲の関係上、2台並べる配置って難しかったんだろうけど・・)

対面だと相手の手元が見えない以上に、音が聞こえづらいんじゃなかろうか。

あとはホールがデカすぎてお互いの音が聞こえづらかったのかも。

ちょっとしたタイミングがよくズレていた><

 

↓2台並べて演奏してる動画があった〜

 (しかもすごくいい笑!

  改めて動画で聞き直して、あ〜ほんとはこういう曲だったんだ・・ってわかりました。

  元々31番はすごく変わった面白い曲で、

  本当にベートーヴェンがこんなリズミカルな曲を作ったの?って曲で、

  それが元になってるから面白い化け方してる!)

 

最後の福間さん編曲の3台ピアノ・・は、実質2台しか稼働してなかったと思う笑

2台を4人で弾いて、残り二人はほとんど打楽器やってました。

 

そんなこんなでまあ、音楽祭の空気は楽しめたが、やっぱり本命に当たりたかったなあ・・

と心残りの多い2023年であった。

しかもしかもさ〜。

子供okなのは承知の上だから、ホールの後方で子供がわ〜んって泣いてても、それは全然気にならなかったし、すぐに声が聞こえなくなったから、親御さんが抱きかかえて外に連れ出したに違いない、と親御さんのご苦労を思ったのだが、問題は我らの数列先にいた親子よ。

 

3歳くらい?の子供がぐずぐず言い出したの。

そりゃつまんないよね〜 ←コラッッ

45分も大人しく聴いてられないだろう。

でもわ〜んとかは言ってなくて、でも辛そう。ぐずぐずぐずぐず。

かわいそうに〜早くお外に連れて行ってもらいな〜

と思っていたら、その子供に親は延々とその場でお説教・・・

 

いや、今演奏中ですけど・・?

3歳以上入場可だけど、ぐずったら外に連れ出す、がルールだった気が・・・?

 

その後も延々とお説教を続ける親。

ぐずり続ける子供。

親も子供もピアノ全然聞いてないじゃんっっ!

と思ったら、なんだか笑えてきた。

ぐずぐず言ってる子供の声と延々親の説教を聞かされる位置に座っていた親子の前席のおばさまが一番不快であったろう。思いっきりおばさまの耳のそば〜。

 

は〜やれやれ疲れた。

さ、お腹も空いたことだし、ひっさびさに行きたいお店があったので早速ゴー!

 

25年前に上京して最初に勤めた会社が銀座にありましてん。

その時によく・・・は言い過ぎだが、時々食べに行っていたのがこのカレー屋さん。

四半世紀以上も続いている老舗だわ。

久々に食べたが、やっぱり美味しかった。

 

音楽祭よりカレー祭りの方に満足した1日であった。

それでも来年も行くけどね。

当たり外れの激しい音楽祭だが、それもまた楽しみの1つ。

当たるも当たらぬもあなた次第〜ってか?

この音楽祭じゃないと聞けないプログラムとかたくさんあって、それもまた楽しみ。

実際、前回2019年は当たりまくりで本当にうっとりしちゃった。

 

2024年は何がテーマかな?

ナントでは「origine(始まり)」をテーマにやるのだそう。

TOKYOでも果たして同じテーマとなるか!?それもまた楽しみにしたい。