あと5年で「映画のターミネーターが存在した未来に到達する」人類は機械軍と戦争するのか? | 日本と芸能事が大好きな Ameyuje のブログ

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米合衆国領土グアム島と仏領ポリネシアのタヒチ島とボラボラ島しか訪れた他国無し。比較対象が少ないのに「僕に一番合うのは日本」と思う。反日国に侮辱されても毅然とした態度をとらない現在の母国には「いやんなっちゃうな~」と立腹するけど、やっぱり日本が大好き。

「ターミネーター The Terminator」は 1984年にジェームズ・キャメロン James Cameron によって監督されたS.F.映画で、現在ではS.F.映画の古典的名作として評価されている作品です。

トランプスペード

第一作目の大ヒット以来、その後もシリーズ化された映画でした。映画撮影技術としては特殊効果やアクションシーンの革新性が評価され、物語としても未来と現在との対比や、人間と機械の対立や、そして運命の概念といった多くのテーマを探求した点でも人気を博しました。

未来からやってきた自律型兵器システムである「ターミネーター」と呼ばれるロボットをアーノルド・シュワルツェネッガー Arnold Schwarzenegger が演じましたが、この殺人ロボットは2029年から1984年にタイムスリップして、サラ・コナー(リンダ・ハミルトン Linda Hamilton)という女性を殺す事を目的としているドラマ設定でした。


未来から送り込まれたサイボーグ暗殺者のターミネーターは、冷酷で無慈悲なイメージをもって作品タイトルだけではなく映画全体の象徴になりました。

物語は人類の抵抗運動のリーダーの母親になる運命のサラ・コナーを未来からやって来たターミネーターが殺害しようとするところから始まります。
片や人類を守るために、未来からサイボーグの抵抗兵士カイル・リース軍曹が過去(1984年)に送られ来て、ヒロインのサラ・コナーを守ろうとします。


カイルが最初にサラに教えたのは、「ターミネーターは未来の戦争において人類勝利に貢献する英雄となるジョン・コナーを抹殺するために、ジョンが産まれる前の時代まで戻って、彼の母親になるサラ・コナーを殺す目的で未来から送られて来ている」ということでした。
トランプスペード

さて、映画レビューをするわけでもないクセに何故「ターミネーター」の話を私が持ち出したかと言うと、現在 東欧のウクライナで継続している戦争における「殺し合いの風景」が私の知っている風景からは、一段と変化してしまっているからです。

 

もう十年も以前に、ロシアがクリミアに半島に軍事介入したわけですが、その何年も前からアメリカ合衆国のCIAはロシア軍と闘えるような軍事教練をウクライナ兵士たちに施していました。

そしてそれはマイダン革命と呼ばれるウクライナの親ロ政権が崩壊した時期には始まっていたことでした。

それからさらに年月が過ぎて、2年前の2月24日から始まったロシアのウクライナ侵攻では、当初こそウクライナ軍が優勢であると勢いよく報道されていたものですが、開戦後2年目となる2023年度のロシアのGDPは前年度から3%ほども上昇していました。

西側諸国からの経済制裁も受けながら、2年の闘いで疲弊して「兵器・弾薬不足にあえぐ」ウクライナの状況とは対照的でした。

首都キーウの北側国境に関してはロシアの侵攻を跳ね返したものの、東側の国境地域ではロシアに奪還された面積が増えてきました。

そして今年3月4日に、とうとうウクライナのゼレンスキー大統領はビデオ演説を使って西側諸国に対して「軍事支援の政治的意思が必要」だと訴えました。

「米国や欧州がイラン製無人機シャヘドやロシアの戦闘機に負けるようなことがあれば、それは歴史上最も恥ずべき状況になる。ウクライナは極めて重要な物資の供給を待っており、特に米国の決断を待っている」と訴えて、ゼレンスキー大統領は米議会にウクライナ支援の承認を切実に求めていました。


米議会上院は2月の時点でウクライナ、イスラエル、インド太平洋地域への支援を盛りこんだ950億ドル規模の緊急予算案を可決していましたが、下院ではジョンソン議長が採決に消極的でまだ予算案は成立していませんでした。

そして、その頃からYoutubeなどでウクライナ側から提供されるドローンを使った空撮・空爆の動画が増えてきたように思います。それはFPV(First Person View)ドローンと呼ばれている機械であり、その使われ方は私には戦争ロボットと呼べる存在なのですね。

もともとはFirst Person Viewの名前通りに、リアルタイムのビデオストリームを通じてパイロットがドローンの視点を直接体験できるように設計されたドローンであり、ドローンの飛行中に高速でリアルタイムの映像を受信することができる装置を搭載しています。

戦争で使用されるFPVドローンは「偵察、監視、およびターゲットの追跡」に使用されるばかりではなく、兵士や軍の部隊がFPVドローンに爆弾を搭載して、敵の位置を特定し、敵の動きを追跡し、そして爆弾投下して攻撃したり、戦場の状況によってはそのまま敵に向かってツッコんで自爆することから「KAMIKAZE DRONE」と呼ばれるものまで存在します。

 

80年近く昔の太平洋・極東において、直接日本軍と戦闘を交えたアメリカ合衆国においては、神風特攻隊が日本の軍事戦略の一部となって極端な犠牲(自らの命)を払ってアメリカ軍を攻撃したものとして認識されていますし、ヨーロッパの多くの人々も神風(KAMIKAZE)という言葉とその原型を知っていますが、当時の日本人自らが考えた「悠久の大義に生きる」という精神的な意味は廃棄されて、単なる「自爆攻撃 suicide attack」として浸透している部分が多いようですね。

トランプスペード

下矢印この動画は1時間13分超に渡って「戦争中に使用された様々な自爆ドローン攻撃の様子が

まとめられた動画」です。

ロシア軍の戦車のエンジン部は車両の後方にあるので、自爆ドローンは主に背後から急襲するわけです。

自爆を主とした意味合いで「KAMIKAZE」と呼ばれている事には軽い嫌悪を感じながらも、Youtubeに数多くアップされている自爆ドローンの攻撃の様子を観ると、人類が安価なドローンという機械によって数億円単位かけて製造されている戦車を攻撃して人類を殺していく映像に、得も言われぬ気味の悪さを覚える今日この頃です。

 

※参考として※

ウクライナ戦争が始まったばかりの頃にロシアの戦車を攻撃面で圧倒したジャベリンミサイルは、アメリカ製の対戦車ミサイルであり、その価格は多くの要因によって異なります。
一般的に、1基のジャベリンミサイルの価格は数十万ドルから数百万ドルになることがあります。
同じく、First Person View(FPV)ドローンの価格も、様々な要因によって異なります。一般的なFPVドローンの価格は、数百ドルから数千ドルに及ぶことがあります。
ただし、戦争で使用されるような特殊な用途のドローンは、より高価な場合があります。それらの価格は、ドローンの機能、性能、飛行時間、カメラの品質、航空機の安定性などの要素によって異なります。また、追加の機能やアクセサリー(例:高度なセンサー、暗視カメラ、航法システムなど)が含まれる場合もあります。
また、一般的に、新しい主力戦車の価格は数百万ドルから数千万ドルになることがあります。

 

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