『漁港の肉子ちゃん(2021年)』は私が好きなタイプのアニメーション映画でした | 日本と芸能事が大好きな Ameyuje のブログ

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米合衆国領土グアム島と仏領ポリネシアのタヒチ島とボラボラ島しか訪れた他国無し。比較対象が少ないのに「僕に一番合うのは日本」と思う。反日国に侮辱されても毅然とした態度をとらない現在の母国には「いやんなっちゃうな~」と立腹するけど、やっぱり日本が大好き。

先日、沖田虎丸様の日記の中で「これを見逃すのは勿体ない!!」と紹介されていたことと、Amazon Prime会員の通常鑑賞対象作品になっていたことから、鑑賞してみました。

 

 

表題の言葉は、鑑賞後の結果です。

そして鑑賞後に色々と知りたくなって、Wikipedia とか Youtube とかをうろうろしてきました。

 

 

作品については、虎丸様のブログ以外にまったく前知識無く「ほぼ白紙」状態で鑑賞したのですが、 まぁ~わかりやすい、吉本興行の芸人テイストもちらほら忍ばせながら、それでいて新喜劇と同様に「泣かせどころは生真面目に泣かせに来る」ところが好印象でした。

 

 

原作読んでないし、漫画も観ていないのですが、それでも十分に肉子ちゃんをはじめとする主要なキャラクターに心が寄り添っていきました。

 

原作は2011年に幻冬舎から発売された西加奈子さんの同名小説で、一昨年から昨年にかけて杉作氏が作画担当で幻冬舎コミックスから2巻の漫画としても発売されているようですね。

 

明石家さんまさんは、この映像制作に7年間をかけてるそうで、ご自身の番組に原作者の西加奈子さんをゲストで招いた際に、『漁港の肉子ちゃん』を映像化したいと宣言し、その後は吉本興業を通じて映像化権を取得。



そして原作を活かす表現方法にはアニメーションが最適だろうと結論が出たのが2017年で、渡辺歩監督がスタッフとロケハンでいくつかの漁港を巡ったのが2018年の夏だそうです。

制作担当のスタッフたちが集めたアニメーションクリエイターは総勢500人だったそうで、STUDIO 4℃のアニメーターたちの描く港町の眺めはとても素敵でした。
 

さらに、
主題歌
「イメージの詩」

作詞・作曲 … 吉田拓郎

編曲 … 武部聡志

サウンドプロデュース … GReeeeN

歌 … 稲垣来泉


エンディングテーマ
「たけてん」

作詞・作曲・編曲・歌 … GReeeeN

 

とまぁ、明石家さんまさんの引力が凄いからなのだろうけれど、映像クリエイターたちだけでなく、音楽クリエイターたちも精鋭ぞろいです

 

あと、映画が始まってから、約5分超、

 

16歳で大阪に出てスナックで働き、そこで出会ったカジノのディーラーの男と付き合ったものの、男が肉子ちゃんに大きな借金をのこして失踪。それで名古屋に向かったのが27歳の時。

さらに男で失敗して横浜に向かった時が30歳。

そして結婚詐欺のサラリーマンにひっかかって東京に向かったのが33歳。

次に尽くした自称小説家の男は、詐欺でこそなかったものの「故郷で死にたい」と書置きを残して消えた。

少女の頃からボロボロになるたびに住処を北へ北へ移していたように、そのあともなんとなく北を目指した肉子ちゃん。

雪降る港町を彷徨う母と娘、肉子ちゃんその時35歳、ずっと北に流れるたびにボロボロだった肉子ちゃん。
 

個々のシークエンス、語りを、肉子ちゃんの娘のキクリンの声をあてている Cocomiさんが聴かせてくれるのですね。

主人公の肉子ちゃんが歩んできた苦難の道を語る、Cocomiさんは、そのために存在するかのような良い声の持ち主なのですね、「驚いた、感動した」というのが私の正直な気持ちです。

 

だいたい 男に騙される女性というのは、「・素直で、 ・恋愛経験が少なくて、 ・尽くさずにいられない」という気性を持っているように思うのですが、 Cocomiさんが語る 肉子ちゃんの半生はまさにそれでした。

 

※下のスペシャル番組[後編]の中で、稲垣来泉ちゃんの姿と彼女が歌う「イメージの歌」が聴けます※

 

下差し特番/映画『漁港の肉子ちゃん』公開記念スペシャル[前編]

 

下差し特番/映画『漁港の肉子ちゃん』公開記念スペシャル[後編]

 

登場キャラクター

 


肉子ちゃん … 大竹しのぶ
 :関西の下町で生まれ育ち、関西弁を話す。太っていて不細工で、恋愛では失敗だらけだが、生まれつきのポジティブな性格で周囲をハッピーにする才能に溢れた豪快な女性。本名は「見須子(みすじ)菊子」。身長151cm、体重67.4kg。語呂合わせと漢字の話が好き。

少女の頃から様々な男に騙されて、たどり着いた北の町の「うをがし」と呼ばれる焼肉屋で働いている。町民全員から存在を知られている。
 

 

キクコ … Cocomi

 :クールで賢い、肉子ちゃんの娘。肉子ちゃんとは似ても似つかない、細身で読書をこよなく愛する利発な少女。小学5年生。愛称は「キクリン」、本名は「見須子喜久子」。天真爛漫な肉子ちゃんとは対照的に、いつも冷静で周囲に気をつかって生活をしている。言葉を交わすようになった二宮の顔マネを時々している。
 

 

二宮 … 花江夏樹

 :喜久子の同級生。存在感が薄く、あまり話すタイプでもない。同じクラスの松本くん・桜井くんと仲が良いらしい。何かやんねば…という感じで急に顔を動かしてしまう。自分ではとめられないので、親からは「何かに集中するように」と「ことぶきセンター」での模型作りを強制されている。

 

 

みう … 吉岡里帆

 :喜久子の実の母親で、若い頃の肉子とは借金返済に追われる同志の親友、というか姉妹のように支えあって暮らしていた。

 

マリア … 石井いづみ

 :喜久子の友達。喜久子が漁港の町に転校してきた初日から話しかけてくれ、唯一話せる子だった。可愛い服装をしている。ある日、同じクラスの金本さんを仲間はずれにしようとして、自分勝手な振る舞いをしてしまったことから逆に孤立してしまう。
 

 

サッサン … 中村育二

 :肉子が働く焼肉屋「うをがし」の大将。肉子たちが住むところを格安で貸している。サッサンのつくる賄い飯を喜久子は絶賛している。


ヤモリ/トカゲ/松本くん … 下野紘

ゼンジ/ゲスト/屋台の店主/じいさん … 山西惇
水族館のおじさん/受付ロボット/怪しい店の係 … 八十田勇一
猫/女将/先生/お客 … ゆりやんレトリィバァ
フラワーロック/鳥居/アナウンサー … 岩井ジョニ男
先生/お客  … オラキオ
カエル/猿/ミュージシャン … チャンス大城
ペンギンのカンコちゃん/ゼンジの姪 …  稲垣来泉
カモメ/運動会アナウンス … 滝沢カレン
セミ …  宮迫博之
 

宝石赤宝石緑宝石ブルー宝石紫

 

映画の所々では、主人公への思い入れで目頭を熱くされてしまうのですが、故 三浦春馬さん主演の映画『TWO WEEKS』で主人公の娘役を演じて私を楽しませてくれた 稲垣来泉ちゃんが、この映画内でもCVとして参加してるんですよ。

 

下差し娘役だった来泉ちゃんを抱く在りし日の三浦春馬さん(2019年)えーん

 

んでもって、 くるみちゃんが 肉子ちゃんの妹分のみうが喜久子を身ごもったと告げるシーンからつづいて、吉田拓郎さんの「イメージの歌」を歌うんですが、モォ~ですね、ラブこれが昭和35年生まれには、たまらんぐらい、エエんですよ~ビックリマーク

 

沖田虎丸様の推薦の言葉を引き取って、私も鑑賞をお勧めしたいアニメーション映画でしたぶちゅー

 

 

 

 

 

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