本日は新嘗祭です。日本全国の神社で新嘗祭の祭祀が行われ、夜には天皇陛下が宮中祭祀としての新嘗祭を行われます。
特に今年は、今上天皇がされる最後の新嘗祭となりますので特別です。
あらみたま 〇譲位×退位&生前不要@aramitama9
天皇陛下、23日に最後の新嘗祭 https://t.co/yGcCXLoZZQ
2018年11月23日 06:09
上記ニュース↓
天皇陛下は23日、在位中最後の新嘗(にいなめ)祭に臨まれる。陛下自らその年に収穫された穀物を皇居・神嘉殿(しんかでん)に供えられる新嘗祭は最重要の宮中祭祀とされる。五穀豊穣(ごこくほうじょう)に感謝し、国家国民の幸せを願う祈りは、陛下の側で新嘗祭に臨まれてきた皇太子殿下さまに受け継がれる。
新嘗祭は皇居・宮中三殿に隣接する神嘉殿で、同日午後6時から「夕(よい)の儀」が、同11時からは「暁(あかつき)の儀」が、同様の次第で2時間ずつ行われる。陛下は平成26年から暁の儀へのお出ましを控えているが、夕の儀は30分間に時間を短縮して続けてこられた。儀式には神前での御告文(おつげぶみ)の奏上や、新穀を神々と食べる直会(なおらい)という天皇しかできないご所作がある。
新嘗祭では男性皇族方も拝礼されるが、陛下と同じ殿上に上がられるのは皇太子殿下さまのみ。皇太子殿下さまは来年11月14~15日にかけ、即位後初の新嘗祭である「大嘗祭(だいじょうさい)」(大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀)に臨まれる。
※赤字は私が訂正させていただきました。
葛飾早稲を
にへすとも
そのかなしきを
とに立てめやも
神様へお供えするものを神饌といいますが、その神饌は古代の食事そのものとなっています。そしてその神饌が盛り付けられる容器には、柏の葉を何枚も重ねて作られた平皿「平手(ひらで)」、小鉢型の「窪手(くぼて)」、またお酒を供へる「平居瓶(ひらいかめ)」などが使用されます。
以下の写真のAが平手、Bが窪手で両方とも柏の葉で作られたもの。國學院大學の冊子から。
写真の模型は國學院大學内の博物館にあるもの。トングのような形のものは古来の箸です。
常時この模型は観ることが出来ます。國學院大學の博物館は基本通年開館で無料ですので、機会がありましたらご覧いただくといいかと思います。現在企画展も行われています。
國學院大學博物館@Kokugakuin_Muse
明日の夜から翌未明にかけて、宮中では平成最後となる新嘗祭が行われます。神に新穀を供え感謝と祈りを捧げる新嘗祭、心しずかに過ごしましょう。どのようなお祭りか詳しく知りたい方は企画展「列島の祈り」へ! #新嘗祭 #平成 #勤労感謝の日… https://t.co/c7bkcyYdXE
2018年11月22日 13:06
このような大切なお祭りには最上最高のものを使用します。つまりこのお祭りが始められた時、この神饌の器が当時最上最高の器であった事を意味します。ということはこれはお皿ができる以前から続けられてきたお祭りであることを意味します。日本で最古の土器といえば縄文土器ですが、縄文土器の草創期は16000年前とされています。つまりそれ以上前から続けられてきたのが宮中祭祀でありそれを司られた御歴代の天皇ということになります。
日本の恐ろしい食料事情、食料政策の変化で我が国の穀物自給率はわずか28%で先進国中最低となっているといいます。米(こめ)は100%ですがその実態はそんなものではないというのです。
日本は技術大国、あるいは輸出入で成り立っているなどといいますが、それでも食料の自給自足はどんな国であろうと基本です。
安倍晋三@AbeShinzo
皇居において執り行われた新嘗祭神嘉殿の儀に参列いたしました。雨上がりの澄んだ空気の中で、五穀豊穣に感謝の念を捧げるとともに、皇室の弥栄と国家の安寧をお祈りいたしました。 https://t.co/MsJoW59kUi
2017年11月23日 21:42
↑昨年のツィート
神社検定@jinjakentei
#11月23日、全国の神社では「#新嘗祭」が行われます。その年の新穀を天神地祇に供して感謝をする祭りです。新嘗には「にひなへ(新饗)」「にひにへ(新贄)」などの読み方があり、律令国家の祭祀としては祈年祭・月次祭とともに「… https://t.co/z3yCEPIlwN
2018年11月21日 18:25
金蛇水神社(宮城県岩沼市) 広報@kanahebijinja
本日は祝日「勤労感謝の日」。戦前は「新嘗祭」の祝日でしたが、戦後に改称され現在に至っています。しかし本義は天地の神々に収穫を感謝する祝日。本日は新米を神棚にお供えし、神々に感謝していただきましょう。 また本日より神宮大麻の社頭頒布… https://t.co/EyPjBv4eMg
2018年11月23日 06:26
鳥越神社@torikoejinjya
11月23日午前11時より鳥越神社新嘗祭大祭齋行致します。 秋の実りに感謝し、本年収穫された新米を神前にお供え致します。 https://t.co/ZzUBFY8MFc
2018年11月22日 08:56
水天宮@suitengu_info
来る11月23日(金・祝)午前11時00分より、新嘗祭を執り行います。 尚、当日のご祈祷受付・御守授与は通常通り行っておりますが、10時30分より1時間30分程、本殿でのご祈祷が行えません。その為、ご昇殿までに長時間お待ちいただ… https://t.co/gR4G9k2riM
2018年11月22日 13:35
守谷総鎮守八坂神社@m_yasakajinja
明日は新嘗祭です。「新」は新穀を「嘗」は食することを意味します。 11月23日に神社において全国的に行われるお祭りです。明日は氏神様をお参りして五穀豊穣を感謝しましょう。普段、ご飯を食べる際に『いただきます』を忘れてしまっている人は明日は新穀に感謝して手を合わせましょう。
2018年11月22日 18:32
萱津神社@kayazu_jinja
明日、23日は勤労感謝の日です。当社では午後2時より新嘗祭を斎行致します。 氏子さまよりご献納頂きました初穂を整え明日神饌として神前にお供えさせていただきます。ありがとうございます。 https://t.co/OvZ4Okx3io
2018年11月22日 15:26
あらみたま 〇譲位×退位&生前不要@aramitama9
たいまつの明かりに照らされ、天皇陛下「別のお姿」…きょう新嘗祭 過酷な儀式どのように執り行われるのか - 産経ニュース https://t.co/DsNEBOjidz @Sankei_newsさんから
2017年11月23日 19:14
昨年のニュース↑
なお、本日は旧暦の10月16日にあたり14:40が満月となっています。寛仁2年(1018年)、ちょうど千年前のこの日は、藤原道長の三女威子が後一条天皇の后として立后され祝宴が開かれた日でしたが、本日はその日と重なっています。そしてこの時詠まれたと今も伝わる有名な歌があります。
この世をば
わが世とぞ思ふ
望月の
かけたることも
なしと思へば
この歌は、道長がその権勢を誇って歌われたという解釈が一般には有名です。ところが最近どこかでそれとは違う解釈を読みました。なんでもそうですが、人によって同じものでも受け取り方が大きく変わります。特に和歌は色んな解釈、読み取り方が出来る代表的なものとも言われているのに、悪いイメージしか知られていないのもおかしな話です。こうした解釈を知るとまた道長の印象も変わってくるかと思いますのでご紹介します。
とはいえ既に詳細を忘れているので単純にいいますと、この歌は父親が我が子が后になったということとこれからの幸せを寿いだ歌、父親が我が子を思う歌であり、言祝ぎの歌でもあるということです。そうした解釈を知ったあとで、この特別な新嘗祭の日と、このいわれのある満月の日が千年という節目の年に重なったことは来年の大嘗祭の前の年としての言祝ぎのようにも感じられます。実は、今年の新嘗祭が満月と重なっていると気が付いた去年あたりに、何か意味があるのではないかと考えてたのですが、それきり忘れていたことだったのです。それがなにか私の中ではすべて繋がって、古というのは不思議なものだとあらためて感じさせる故事となりました。
今夜の満月はまた格別かと思いますので、夜空が晴れることを願っています。
宮中祭祀 新嘗祭②
宮中祭祀 新嘗祭③
本日は
新嘗祭
再確認↓
ハロウィンが終わったらクリスマス・・・じゃなくて日本の一番大切なお祭り
なぜ新嘗祭は、神嘗祭は大事な祭りなのか?五穀豊穣の感謝は命がけ↓必聴
湯島天満宮の権禰宜の小野善一郎さんの著書。
新嘗祭を御理解いただくのにお薦めです。
神社庁配布の冊子
来年の新嘗祭は大嘗祭