宮本武蔵 一乗寺の決斗(二十一)少女の呼び声 | 俺の命はウルトラ・アイ

宮本武蔵 一乗寺の決斗(二十一)少女の呼び声

『宮本武蔵 一乗寺の決斗』

  映画 トーキー 128分 

 イーストマンカラー 白黒映像あり

 東映スコープ

 昭和三十九年(1964年)一月一日公開

  製作国  日本

 

 制作   東映京都

 

 製作   大川博

 

 企画   辻野公晴 

       小川貴也 

       翁長孝雄

 

 原作   吉川英治

 

 脚本   鈴木尚之

       内田吐夢

 

 撮影   吉田貞次

 照明   和多田弘

 録音   渡部芳史

 美術   鈴木孝俊

 音楽   小杉太一郎

 編集   宮本信太郎

 

  助監督 鎌田房夫

 記録   国定淑孝

 装置   館清士

 装飾   宮川俊夫

 美粧   林政信

 結髪   桜井文子

 衣裳   三上剛

 擬斗   足立伶二郎 

 進行主任 神先頌尚

 

 出演

 

 中村錦之助(宮本武蔵)


 

 竹内満(城太郎)

 小野慶子(りん弥)

 

 

 

 監督 内田吐夢

 

 ☆☆☆

 小川貴也=小川三喜雄=初代中村獅童=小川三喜雄

 

 中村錦之助=初代中村錦之助→初代萬屋錦之介

 

 鈴木金哉→鈴木康弘

 

 

 

 ☆☆☆

 画像・台詞出典 『宮本武蔵 一乗寺の決斗』DVD

 ☆☆☆

  台詞の引用・シークエンスの考察は、研究・

 学習の為です。 
 東映様にはおかれましては、ご理解・ご寛

恕を賜りますようお願い申し上げます。

☆☆☆

 平成十一年(1999年)九月十一日福原国際東映

 平成十二年(2000年)九月八日高槻松竹

 平成十五年(2003年)五月二十二日京都文化博物館

 にて鑑賞

☆☆☆

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  夜。武蔵とその弟子城太郎は扇屋を出た。太田黒兵助

ら吉岡伝七郎一門の屈強の弟子達が、斬り死にした若先

生の恨みを晴らさんと待ちかまえている。

 武蔵・城太郎共に、扇屋の外は生と死の狭間に立たされ

る世界である。

  

 その時、扇屋の少女りん弥が武蔵を呼び止めた。

  

 

一乗寺 白黒

 

 

  ☆扇屋前の三人☆

 

 

 武蔵・城太郎にとって、吉岡一門との大決戦は、立ち

はだかる危機である。伝七郎との決戦に直接関わりが

無かった弟子城太郎を結果的に巻き込んでしまうこと

に武蔵の痛みがある。しかし、武士の道故避けられな

いこともある。

 

 垣根の前を歩む武蔵・城太郎師弟。

 

 夜の暗さも深い。

 

 追い詰められた剣士の危機感を、内田吐夢が鮮や

かに語る。

 

  その緊張の中で少女の声が響く。

 

  名場面の白眉だ。

 

                                  合掌