ご訪問ありがとうございます
「深夜に食事をすると肥満になりやすい」…
この言葉、よく耳にしますよね。
その一方で
その理由はよく分かっていなかったのだそうです。
アメリカのハーバード大学などの研究グループは
16人の肥満成人を対象に
研究室に連続6日間(後述の2条件の合計では12日間)宿泊してもらい
決められた2条件のスケジュールに従って
生活してもらうことで検証しました。
比較した2条件のうち
1つ目では朝食を8時に食べ
2つ目の条件ではそれより250分遅い時間帯に
朝食を取ってもらうというもの。
朝食から昼食、および昼食から夕食の間隔は
両条件でそろえ
また食事内容および就床・起床時刻も一致させたそうです。
その結果
250分遅く食事をスタートする条件では
肥満につながるさまざまな現象が起きることが確認。
例えば、空腹感の亢進、消費エネルギー量の低下や
食欲刺激ホルモンのグレリンの増加と
食欲抑制ホルモンのレプチンの減少
深部体温の低下に加え
脂肪組織の分解を抑制するように働く遺伝子発現の変化
などが認められたことを明らかにしました。
食事の時間帯を遅くして
それ以外の生活パターンが全て同じままだと
消費エネルギー量が減り、食欲が増進し
体重増加につながる脂肪組織の変化が現れるということですね。
早い時間帯に食事を取ることで
肥満リスクを抑えることが期待できますので
夜遅くに食べる習慣がある方は
可能な範囲で食べる時間を早めてみてはいかがでしょう。
詳しくはこちら。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1550413122003977
![](https://ssl-stat.amebame.com/pub/content/9477400408/amebapick/item/picktag_autoAd_301.png)