XC-08・ヤサイなお話し
日本にない素材
アルタミラ市内で一番大きなスーパーがアルボラーダだ。周辺には、トランスアマゾニカ沿いなどに大牧場が多い。金持ちは、メタボになりやすから、ダイエットに熱心になる(笑)。それを見込んで、このスーパーでは、ブラジル南方の野菜類を置いたコーナーがある。
はるばる数先キロも旅行してきたダイコン(たいていスが入っている)やポロネギ、ハクサイ、カリフラワー、ブロッコリーなどが週に一回くらい入荷する。しか~し、おおむね古い。しばしば、半分腐っている(笑)。そして安くない。たまにポロネギ、ハクサイは買う。
まあまあ、一応そろってはいるものの、残念ながら、オレの好きなタケノコ、キノコ類(一回だけ生シイタケを見たけど、完璧に腐っていた・笑)などは望めない。
今まで登場した植物素材は、日本にもあるものばっかりだった。とりあえず、こんなもの、シングーの田舎にもあるよって感じ。でも、いかにもアマゾンっぽいのも、出さないとね。これは日本にないでしょう? ブラジルでマシシェと呼ぶニシインドコキュウリだ。
ニシインドコキュウリにはトゲがある(トゲなし品種もある・笑)
特徴的なのは、いかつそうなトゲトゲ。こんなもん食えるのぉ? それが美味しい。東北地方や北部地方(アマゾン)などの熱帯で好まれる。大きさは数センチ。果肉はキュウリに似てるけど、もっと軟らかい。見かけの風貌と異なり、トゲは軟らかい。さらに、煮ると柔らかくなる。果肉がジェリー状になって汁を吸う。だから濃い味のソパ(スープ)に入れると、日本のお麩みたいな役割を演じる。
イモ類では、キャッサバは日本で食わないよね。しかし、スイート・キャッサバのフリットは、こちら定番オカズ。重めだけど美味しい。
絶対に日本にないのが、マニバ。これはスイート・キャッサバの葉っぱだね。2日間くらい煮込んだのに、マニソバってアマゾン料理がある。アマゾンを知らないサンパウロ辺りの日系人は、「アマゾンは、ワニで作った蕎麦がある」って、くだらない笑い話しを作っている。マニソバは、メンドウ嫌いな本種(オレ)は自作しないけど、独特の風味は嫌いじゃない。
見かけは、ちょっと馬糞に似てる(笑)けどね。
次回から動物性タンパク素材のお話しに入る。
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S-23.セラ研・外伝の12
ピラヤの外伝
ピラニア最大&最強をBGMにしてるのが、ピゴセントルス・ピラヤだ。この魚は、南米三大河川(すなわちアマゾン河、ラプラタ河、オリノコ河)には、生息していない。日本では知名度が低いサン・フランシスコ河の特産である。モノの本(ウィキペディアでも)には、オリノコ河を「南米第三の大河」と記述してるけど、流程では、サン・フランシスコ河(3160km)は、オリノコ河(2060km)を凌駕している。
河川ネームは、清貧を愛したというイタリア、アッシジの聖人フランシスコからきている。彼の名前をもらったのが原因じゃあない(笑)けど、不幸にしてサン・フランシスコ河流域は、ブラジルでも最も貧困な地方として知られている。昔はジャングルもあったらしいけど、今から三千年くらい前から始まったブラジル沿岸内陸の乾燥化で、降雨量が極端に少ない。だから作物ができない。何年か周期でやってくる大旱魃では、牛や豚がバタバタとミイラになる。だもんで、乾燥に強いヤギがやたらと多い。この地方の名物料理は、ヤギ干し肉焼き。かなりケダモノくさいけど味がある。
雨は少ないけど、地味はたいへん良好。水さえあれば、いろいろな作物がわんさか実る。そこでサン・フランシスコ河の水を利用した大規模の灌漑工事が行われた。現在のブラジルで、ブドウやタマネギなどでは、最大級の生産地になっている。
サン・フランシスコ河流域地方の植生を、カアアチンガと呼ぶ。カアア(森)+チンガ(白い)だね。枯れたような低潅木やサボテンが砂漠に生えているような感じで、風景は白っぽい。
植生や気候が特殊なんで、変わった生き物もいる。たとえば、ケラモドキカミキリ。外観は、まるでオケラ、でもカミキリムシ。
昔は超珍品のムシだったけど、グランデ・オガワは、サンパウロの某採集人のとこで感激の出会いを果たしている。
カアアチンガの分布(黄土色)とケラモドキカミキリの分布(斜線)
サン・フランシスコ河には数回、熱帯魚採集に入ったことがある。狙いは、珍ナマズのピラー、そしてパカモン。両方ともゲットした。ピラヤも採集した。地元の話しでは、昔は6キロ級もいたそうである。
サン・フランシスコ河には、灌漑&発電ダムがたくさんある。その一つバイア州のソブラジーニョ湖の付近には日系農家も入っている。ここの農家を訪問した外来の日本人には、「ピラヤのサシミを食わせる」ってのが、なぜか風習(笑)になっている。オレもご相伴になった。酢味噌仕立てで、たいへん美味しかった。
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XC-07・おひたしのお話し
山菜が食いたい!
おひたしは、茹でただけだから素材の味が生きる。大御所ってたら、ホウレンソウ。でも根っこが赤い東洋品種(サンパウロやペルーにはある)は、アルタミラでお目にかかったことはない。葉っぱが丸くて厚い西洋品種も現地栽培ものはない。残念でした。
おひたしは、おそらくあらゆる青菜や青ヤサイでできるし、マヨ醤油にしたり、酢味噌、レモン塩でも美味しいよね。モロヘイヤは、マナウスの日系知人の庭で栽培してあって美味かった。ニュルニュルがいいんだよね。でもアルタミラにはない。ニュルニュル系は、熱帯アフリカからやってきたオクラならある。
お話しは、アルタミラ野菜から飛んでしまうんだけど、日本人は山菜好きだ。山菜の代表にゼンマイ、ワラビなどのシダ植物の渦巻の幼葉がある。日本にいたときのオレは、渓流のFFマンだったから、春先にワラビやコゴミ(クサソテツ)をよく摘んだ。野生ヤマメ&イワナ塩焼きとコゴミのおひたし、コップの日本酒が美味かったなァ。
アマゾン・ジモピーは食わないからアルタミラ市場にはないけど、ワラビとたいへん良く似たシダがブラジルにもある。山焼きした後、雨が降ると幼葉がニョキニョキ生えてくるので、アマゾン日系移民もよろこんで摘んだ。サンパウロの食材店では、アク抜きしたもの、生のものも売っている。
シダ植物の幼葉は、どんな種類でも食えるのかな? アルタミラにはないけど、南アメリカ大陸の濃霧林地帯には、樹性シダって呼ばれるジュラシックな巨木がある。樹高は、数メートル以上あって、その影からイグアノドンの間抜けヅラが覗いている(笑)ような雰囲気。そういえば、昔のこと、熱帯魚留学でブラジルに滞在してた青年が、ネオ・サイソシックな面白いジョークを作った。「イグアノドンは、ブラジル人だ!」ってヤツ。そして親指を上げてOKサインを見せ、ニヤっと笑った(笑)。
樹性シダの幼葉の渦巻きは、直径が10cm~20cmもある。太さ数センチ。アク抜きしたら食えそうみたいだけど、試してみたことはない(笑)。
山菜系って苦味がいいんだよね。おそらくシングー流域の密林の新芽なんかに美味しいのがあると思う。今後の研究課題だね。
キャベツのベーコン煮(ベーコンは、辛子酢醤油で食す)、アボガド・サラダ、コーンと鶏肉いため。
次回もアルタミラのヤサイのお話しがまだ続くよ。
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S-22.セラ研・外伝の11
トゥッピ語幹のチンガという形容詞には、「白っぽい」という意味がある。例えば、ジャカレチンガは、白っぽいワニ。メガネカイマンのことである。インディオたちが生き物にチンガ語尾を使う場合、たいてい別に黒いやつもいて、それに対比させているようである。メガネカイマンに対応するのは、クロカイマンだね。
ムイラチンガって樹木がある。パラゴムノキ同様にヴァルゼア(浸水林)に生えるクワ科マケイラ属の常緑樹だ。ムイラは、「男」を意味する。じゃ、白い男? しかし、これはコーカサスのことじゃないんだね。英語では、これをpenis treeって呼んでいる。なにがペニスかっていうと、ムイラチンガの枝にはいくつもの節があって、そこをポキンと折ると、キンタロウアメみたい(笑)に亀頭が現れる。ようするにシロチンポだ。現地日系人は、ふざけてマラチンガと呼ぶ。対比する黒チンポは、本人のかも知んない(笑)。
ピラチンガだったら、すんなり白い魚になる。地方によって大型のピライーバをそう呼ぶ地方もある。たしかに、ピライーバは、白っぽい。黒いヤツは、ジャウーかな?
チンガは、「白い」だけど、「赤い」は、ピタンガという。セラ研2.のピアラクトゥス属の項でレッド・コロソマのことを現地でピラピチンガと呼ぶと説いた。これは、チンガ語尾ではなく、ピラ(魚)+ピタンガ(赤い)からの転化だろう。パンタナル地方にいるカラシン類のピラプタンガ(ブリコン・ヒラリー)も同義だと思う。これも赤みのある魚だ。
レッド・コロソマの別名を現地でパクー・カラーニャとも呼ぶとも説いた。カラーニャは、アカラ(スズキの類)+アンイア(歯がある)。ピラニア(ピラ+アンイア)と同じ語尾。海岸線のトゥッピ語幹族は、フエフキダイなどをこう呼んだ。パクー・カラーニャは、(赤い)フエフキダイみたいなパクーと解釈できるだろう。
シングー河では、最後の激流地帯の上と下で、かなり魚種が違う。レッド・コロソマは、その下流にしかいない。来年は、下流をもっと攻めてみたい。ピラルクもいるもんね。
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XC-06・煮物の野菜
ズッキーニなど
野菜の煮物は、しばしば作る。材料にするのは、ズッキーニ、ハヤトウリ、ササゲ、サトイモ&ヤマイモあたりが多い。
ズッキーニは、ブラジルでアボボリーニャ(小カボチャちゃん)とかわいい名前で呼ばれる。ウリ科カボチャ属だね。こっちのほうの原産だから、新鮮で安い。ハヤトウリも原産が熱帯アメリカ。これもウリ科。ブラジルでは、シュシュと呼ばれるね。これも安い。普通カボチャもあって、たまには食うけど、煮ると甘いからやや苦手。さやを食う豆類は、ササゲ。BGM・12に出てきたブラック・アイド・ピーだね。テキサスキャビアっておおげさな名前のレシピ(ただの豆サラダ)があって、似たようなのがブラジルでも作られる。オレは、煮物&炒め物に使うことが多い。
煮物を作るときには、ダシが必要だね。ブラジル・アジノモト社から、その名も「Hondashi」って品がリリースされていて、幸いなことにアルタミラでも手に入る。酒は、ピンガ(ブラジル焼酎)で代用する。ミリンはアルタミラで売ってないから、ピンガ+砂糖少々でごまかす。もっとも、もともと日本式の甘~い煮物は、余り好きでない。
日本じゃ煮ないかも知んないけど、ヤマイモの煮物は、サトイモのそれによく似ている。生をスライスしてワサビ酢醤油で食っても美味い。ナスも好きなんだけど、アマゾンのナスは、タネが多くて苦味が強い。イタ風(たとえばナスのパルメジアーナ)に揚げると気にならない。
プレコ身の竜田揚げ、野菜の水煮。ゆで鶏肉。冷えたビール。
次回もアルタミラのヤサイのお話しが続きます。
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S-21.セラ研・外伝の10
イエロー・コロソマの外伝
イエロー・コロソマは、ピアラクトゥス・メソポタミクス(Piaractus mesopotamicus )の学名を持っている。種小名は、「メソポタミアの」って意味だね。メソポタミアって、中東のチグリス・ユーフラテスでしょ? 南米と関係ないじゃん、と思われるかも知れない。
しかしながら、メソポタミアって言葉は、特定の地名ではない。ギリシャ語で、「2つの河の間」って意味だね。アルゼンチン北部にもメソポタミア地方がある(笑)。エントレ・リオス州、コリエンテス州、ミシオネス州の三州地方のこと。ここは、パラナ川とウルグアイ川の2つの河川に挟まれている。エントレ・リオス州は、メガピラニア化石の産地だったね。イエロー・コロソマの学名は、この地方で産した個体群が学名の記載に使われたってのが、その要因。
パンタナル地方の河川をボートで航行していると、しばしば小さなカヌーに一人乗り、片手にヘモ(パドル)、片手に木製のノベ竿、って情景に出会う。ジモピーは、打ち込みを繰り返している。これは落下するヤシの実(主にトゥクンヤシ)を食っているパクー(イエロー・コロソマ)狙いである。打ち込みは、木の実が水面に落ちたときの音や波紋を忠実に再現する。バイトは、フォーリング中、すなわち沈んでいく途中でくるから、全神経をラインに集中させている。
この釣法。パンタナルのパクーだけじゃなくて、アマゾン地方のタンバキー狙い、シングー地方のミロソマ狙いなどでも似たメソッドがある。しかし、40キロもあるタンバキーがノベ竿に掛かったら、どうするんでしょ(笑)?
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B-25.テネシーのSexy Back
ティンバーレイク
USAの南のほうにテネシー州がある。チェロキー・インディアンのタナシって地名が語源だそうだ。西東京・田無との関係はないようだ(笑)。テネシーってたら、ワルツ?、それに別名テネシー・ウィスキーって呼ばれるバーボン。もちろん、ジャック・ダニエルが超有名。
テネシーの釣りで知られているのは、アメリカン・ビッグ・キャットフィッシュだ。イクタルルス科に分類されるナマズ類で、ちょっと南アメリカ・ナマズにも似てるけど、ヒゲが8本(4対)ある。南米ナマズ類のヒゲは6本(3対)である
お話しを日本に飛ばして、霞ヶ浦の湖畔に立つと、ぬめっとしたデカい魚がよく死んで浮いている。ヒゲがある。だから、ナマズだけど白っぽい。これは、チャネル・キャットだね。共食いで歩留まりの悪い在来ナマズに代わって、養殖用に移入されたのが、逃げて野性化して大繁殖した。
テネシーのデカ・ナマズは、3種いる。①チャネル、②フラットヘッド、③ブルーである。同州の大物レコードは、①が20キロ級、②が40キロ級、③が60キロ級ってとこ。
北アメリカ最大の淡水魚の一つが、ブルー・キャット。USAには、かなりビッグ・キャット釣り好きなヒトが多い。
アジトBGMね。テネシー出身のミュージシャンは、ジャスティン・ティンバーレイク。ブリトニー、クリスティーナと同期のミッキーマウス・クラブ生徒。一時期、ブリトニーとデキてた。ネイティブ(インディアン)の血も引いている。
ユーチューブのSexy Back
http://www.youtube.com/watch?v=ka8mynAvTTY
USAと違って、日本では、ナマズ・フィッシングの人気が、なぜか低い。知人の(世界の)Mさんツアーでも巨大ヨーロッパオオナマズ(カザフスタン)に参加者が集まらなくって苦労したらしい。そこでMさんは別エサを投入した。メンバーに美女釣り師で有名なKさんを入れた。それにパクっと食いついたのは、オレの友人のSさんだった(笑)。
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S-20.セラ研・外伝の9
メガピラニア外伝
前にも書いたけど、三流C級(?)SFパニック映画、「メガピラニア」ってのがUSAで作られている。2009年に記載されたメガピラニア・パラネンシスからヒントを得たのはマチガイないだろう。雑誌やブログで何度か書いたけど、映画はたいへんにツマらない(笑)。
今日は、アルゼンチンのエントレ・リオス州で採集されたメガピラニア・パラネンシス化石ホロタイプ(本記載標本)の前上顎骨の歯をよく見てみよう。化石の長さは約70mmである。大きな歯の幅は約1センチだ。
歯のとこを拡大してみよう。前から3番目~5番目までの歯がよく保存されている。
矢印のとこをみると、歯のエッジがノコギリ状になっているのが判る。現生ピラニアにも、よく観るとこれがある。もちろん肉を切りやすくする仕様だね。肉をガシガシと食い切って飲みこむ動物、例えば肉食恐竜の歯にも、同じ構造があるね。
地球史上最大の肉食恐竜類だったカルカロドントサウルス類の歯のエッジも、やっぱノコギリ状になっている。メガピラニアが肉をガシガシ食っていたのは、マチガイないだろう。しかし、映画のメガピラニアはニードル状に進化(?)したから、肉を噛みきれそうにない(笑)。
ちなみに、化石産地のエントレ・リオスってのは、「河と河の間」って意味ね。同州の化石産地には、博物学時代にフランスのアルシド・ドルビニも訪れている。ドルビニは、キュビエ派(天変地異説派)だったけど、「実験古生物学の始祖」として有名であるね。
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XC-05・サラダ
生野菜
前回、毎日食べても飽きないのは、サラダと言ったね。今日はアルタミラで手に入るサラダの材料のお話しをしよう。
まずは生サラダの大御所レタス類。ブラジルではアルファセと呼ぶ。昔のアマゾンでは、非結球のしなしな系しかなかったけど、最近はクレスパ(パリパリしたの意)も栽培されている。オレは、パリパリのほうが好き。トマトもサラダの代表格。アマゾン近郊栽培の品種は、楕円形で小さい。ブラジル南部から丸い品種もスーパーに入荷する。後者のほうがジューシーで美味しい。ブラジルではトマチと呼ぶ。こっち原産のアボガド(アバカチ)もサラダが美味しい。
生食できる野菜はたくさんあるけど、画像を載せるのがメンドウなので、普通にあるキュウリ(ペピーノ)、ニンジン(セノーラ)、ピーマン(ピメントン)は、名前の羅列だけで済まそう。辛くてくさい生タマネギ(セボーラ)は好きな食材。紫色の品種がきれいだね。
アマゾンっぽいって言ったらアサイなんかのパルミット(ヤシの新芽)も生で食えるけど、アルタミラでは自分でヤシ樹をぶっ倒す必要がある(笑)から、めったに食わない。おフランスのグルメ用に輸出もしてる瓶詰めパルミットならスーパーで売ってるけど、生の美味を知ってるオレには、たいして触手が動かない(笑)。
某晩の晩餐の例
トリ手羽元といろいろ野菜の炒め物、久しぶりにカイピリーニャ(ピンガ・カクテル)。
今日もDVDなしね。
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S-19.セラ研・外伝の8
ゴムの実のお話し
セラ研のミレウス属の項にパクー・デ・セリンガ(ゴムの実のパクー)を載せている。セリンガってポルトガル語の起源は、ずばり「浣腸器」のことである(笑)。ヨーロッパにゴムが伝わったとき、始めにこれが作られたんだろう。浣腸器から転じて、注射器類もセリンガと呼ばれる。
さてゴム樹(パラゴムノキ)は、アマゾン地方に未曾有のゴム景気を起こした史実がある。1839年に加硫法が発見されて、自動車タイヤや軍事産業に欠かせない素材となったからである。しかし、世界的バイオ・パイレーツ(生態系海賊)の猛腕、大英帝国(UK)のキュー植物園が、持ち出し禁止していたブラジル・アマゾンから種子を盗んで、東南アジア熱帯にプランテーションし、その大景気を見事に葬った。
ゴム樹は、バルゼアと呼ばれる浸水林の常緑樹木である。果実は、木質の殻に入っていて、熟れるとパチンと音をたてて殻がはじけ、パラパラと中身が落ちる。果実は3センチくらいの楕円形で、茶色い模様が入っているけど、これにも殻がある。この殻を剥くと、白い脂っぽい果肉がある。
古来よりインディオたちは、パラゴムのラテックスでできた弾む毬で遊んでいたけど、殻も利用した。ガラガラ、すなわち一種の楽器だ。これを足首に巻いた。
インディオたちは、フェスタ(お祭り)好きで、キャッサバ芋や密林の果実でビール(発酵酒)を作ってよく飲んだ。酔っ払うと踊りたくなるよね。そのダンスに色を添えるインストロメントがこれ。現代でもフォークローレ・フェスティバルのかわいい女の子がなんかが使う。派手で陽気な音を発する。
ゴムの実の果肉は、油成分が豊富だ。前にちょっと書いたけど、パクーだけでなくコンゴウインコも好んで食す。増水期の岸辺で、ギャーギャーとうるさい声が聞こえたら、その付近にゴム樹があると思っていい。
日本でゴムってったら、もちろん近藤さんだ(笑)。ペルーでは、「コンド」と呼んでたね。ブラジルでは、「プレゼルヴァチーボ」が正式だけど、通称は、「カミジーニャ」、すなわち「小さな衣服」とかわいい。大規模なフェスティバル、たとえばカーニバルでは、ブラジル政府がタダで配る。もらったことあるけど、使う場面になぜか出会ったことがない(笑)。
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