馬の背中でつれづれなるまま・・・
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あぁ、天皇賞秋(なんとなく)

なんだか、週末のたびに雨が降ってるような気がする。
馬場を気にするのは、馬だけではない。
もうひとつ微妙な検討事項が増えるのはなんともウザイ。
気にしたって、重だろうが、良だろうが、勝つ馬は勝つんだし。
そうは言っても、渋ると最後の1ハロンに響くこともあるだろうし。

終わってみれば、それでもオンナは強かった。
秋華賞で「パニックに近かった」と敗因を語った武くんは、
そんなダンスインザムードに負けたことは悔しくなかったんだろうか。

馬の不治の病といわれる屈腱炎を乗り越えて復活したミラクルは、
「ミラクルはおきなかった」といわれた。
屈腱炎を乗り越えて復活しただけでもミラクルなのに、期待は底知れない。
馬群についていくのがやっとだったミラクルだけど、
それでも完走して帰ってきた彼を思いっきりほめてあげたい。

天高く馬肥ゆる秋。
競走馬には太っている暇はない。

再来週はエリザベス女王杯。
いやとなったら、テコでも動かないスィープトウショー。
天皇賞秋を3着でゴールしたアドマイヤグルーブ。
ここ2連勝のオースミハルカ。
3冠牝馬の復活を願われているスティルインラブ。
人間たちの想いを背負って、命をかけて馬たちが疾走する。

それにしても、私の乗馬パートナーは、食い気120%。
でかい図体でも、競争成績は最悪だったヤツ。集中力ないもんなぁ。

そうそう、秋華賞

2週連続の2歳クラッシック。

スィープトウショーが勝てるとは、はっきり言って思っていなかった。
ゲートにガンとして入ろうとしないスィープ。
くせがあって、レースにはまるまでが大変そうなスィープ。

そんなスィープの力を信じきった騎乗が、彼池添謙一の騎乗だったと思う。
そして、彼の涙。

スィープは、枠入り不良で再審査。もう一度ゲート入りの試験を受ける。
だけど彼女の場合、調教具合云々なんて関係ないのだと思う。
いやなものはいや。だから絶対動かない。

がんこものも、結果が残らないと、ただのがんこもの。いやなやつで終わる。
だけど、結果がついてくれば、それはアイデンティティとして認められる。

人も馬も同じだとつくづく思う、秋の競馬・・・

今週末は天皇賞。ミラクルは二度起こるだろうか。

秋華賞、そして菊花賞、2004年

コスモバルクの3歳クラッシックが終わった。

<道営競馬の夢>を本当に背負って、彼に中央のG1を勝たせたいなら、
私なら五十嵐は乗せない。それが北海道としての挑戦なら、なおさらその<挑戦>に勝てる環境を用意する。それは鞍上五十嵐ではないと思っている。

その理由。
彼はバルクの走りを、バルクの背中で邪魔をしている。
追い出しのときの、バルクの走りとバランスがあまりに違いすぎる。

本番に向けての調教も疑問がある。
バルクは、とにかく一生懸命走ることしか頭にない。ゲートを飛び出したらとにかく一番になる。彼の力がどんなにあったとしても、レースを教えてあげない限り、上手にその距離を走りきることはできない。

だとしたら、私なら敢えて軽く流すだけの調教のみに抑え、じっくり走りこむことに専念する。そうしたって、バルクはきっとゲートを飛び出したら黙っていても一生懸命走るに違いない。
そのバルクを、じっくり<走りこむペース>で、騎乗バランスで、息を入れてやる。
そして勝負どころで、目いっぱい追う。
他の馬に競り勝つのではなく、他の馬の中で一緒に走ることを教えてやる。

調教は、人間の自己満足以外の何者でもないと思う。
キングカメハメハが屈腱炎で、天皇賞を前に引退が決まった。厳しいレースをこなさないと成績が残せない、そう調教師は言った。本当にそうだろうか。
勝つ仔は、そんな調教をしなくても勝つのではないか。厳しい調教やスケジュールをこなしたから勝ったんだ、それは人間の自己満足ではないか。

当事者でないから、言いたいことを言いたいように言える。だけど、引いてみるから見えることもあるのではないだろうか。

馬は、マシンじゃない。生きている動物だからこそ、絶対なんてありえない。

馬に乗ること

うん、すごくわかります!思いとおりにならないイライラを力任せに、八つ当たりしてしまう自分に対する自己嫌悪。そう、子供に感情任せに起こってしまったときの自己嫌悪に似ています・・・。

馬の扱いは、乗馬クラブにもよるのだと思います。日本はまだまだ乗馬後進国。経済事情でちゃんと休ませてあげられないクラブ。インストラクターも劣悪な環境で仕事をしています。

だけど、本当の乗馬はそういうことじゃない。パートナーとして馬が信頼してくれないと何も始まりませんよね・・・それは、動物の生態的な信頼関係。この人がリーダー。この人は自分にとって悪いことはしない。信じていれば大丈夫。

血が出るほど蹴って、馬が動いたとしても、その運動は長続きしないですよね。一方で、馬の気合に負けない、ということは大事なことです。

彼らの考えていること、自分の考えていることが、馬の背中を通して理解できたら、本当に楽しいのですけど・・・。

またチャンスがあったら、ぜひ背中に跨ってみてください。私もレッスンよりは、レッスン後にお互いリラックスして、ゆっくり馬の体を洗ってあげている時間が一番すきですよ。(^_-)

『折り返し』という馬具

馬にハミを取らせて、頭を下げ、首を柔らかくし、背中を使って運動する、例の姿勢を維持するための補助道具が『折り返し』。
今日はその『折り返し』を使って練習した。使わないよりは、楽に馬は首を譲って背中を使えるようになる。

ただし、、、『折り返し』を取ると、ひとつは乗り手のバランスひとつは馬自体の調教が未熟であること、で、姿勢があっという間に崩れてしまう。

それには、馬が姿勢を崩したときに、『その姿勢で運動をしていい時間ではない』ということを馬に教えないといけない。そのまま妥協して、間違った姿勢のまま運動を続けているから、馬は『それでいいんだ』と学習してしまう。

正しい姿勢に戻して、運動に戻る止まった状態でゆっくり姿勢をつくり、そのまま3秒。手綱を譲っても馬がその姿勢を保っていることができたら、運動に移る。それがドイツ馬修行で教えてもらったこと。

犬の調教やしつけも、馬の調教もプロセスは同じ・・・。
結果が期待とおりになった時の達成感は、それはそれは言葉に表せない。
だから、私は乗馬・馬術がやめられない。

台風

すごい台風が近づいているらしい。先週は日曜日のどしゃぶりで馬に乗れなかった。
(そう言えば、秋のG1第一弾スプリンターズSはエライレースだった。)だから、今週乗れないと3週間も馬に跨れないことになる。頼むから早く行っちゃってほしい。

馬は雨の中でも、雪が降っていても、いやがる仔がいたとしても、一応の運動は通常通りこなす。一番怖いのは「音」。
馬によっては、そこから逃げ出すべく走り出そうとする仔がいる。集中力もなくなる。

例えば、風。ビニールシートのあおられる音なんて、まったくもってNG。
ビニールが飛んできた暁には、考えただけで怖くなる。

雷なんて全然だめだと思う。そんなときに乗ってること自体間違っているかも。

そういえば、昔いたジェニュインという競走馬。皐月賞を獲ったのにその後成績が振るわなかった時期があった。せっかく出た有馬記念。すごい木枯らしだったそのときは、飛んでくるゴミが気になって全然レースにならなかったとか。そんな馬らしさを残した、愛すべきジェニュインが大好きだった

厩舎にいる馬たちは、この台風の中どうしてるだろ。

凱旋門賞2004

タップダンスシチーのすったもんだで終始した凱旋門賞。道中スムーズに運んだかに見えたタップの走りも、最後の直線であっという間に後続馬に飲み込まれて終わった。

だけど頑張ったよ、心からそう思う。

だって、2日前に飛行機を下ろされてホッと一息ついたら、今度は見たこともないコースに自分が立ってるんだから。本馬場入場のタップの姿が全部物語っていたと思う。

あっという間に他の馬たちに追い越されて、タップのプライドは傷つかなかったんだろうか・・・そこから立ち直ることができるんだろうか・・・。

そんな心配は本当の彼を知らない人間の取り越し苦労だと、そう思いたい。

アテネパラリンピック~馬術

なぜか『ひっそり』とパラリンピックが終った。オリンピックより注目されないのっていかがなものかとつねづね思う。

もちろん馬術競技もあり、日本からの代表選手も出場した。競技の模様が『Image Gallary』で見ることができるのでぜひアクセスしてみて欲しい。

健常者でさえ恐怖心がある馬の上で、彼らがどうその恐怖心を克服し、馬とコミュニケーションをとり、信頼関係を築くのだろう。
そのプロセスを思うと、涙が出てくる。馬もすごい。信頼関係は一方的には築けないのだから、馬もすごい、そう思う。

うまくいかないことを馬のせいにしたり、環境のせいにしたり。自分が恥ずかしくなる。

『アテネパラリンピック~馬術』
http://www.athens2004.com/en/paraEquestrianImgGallery/redirect?date=76c9464216a3ff00VgnVCM10000028130c0aRCRD

タップダンスシチー

今年の凱旋門日本代表選手だった「タップダンスシチー」。輸送機故障で断念した出走を、やっぱり走ることにした。
ファンや関係者の後押し・・・とあるけど、それって本当に馬のためになるんだろうか、とちょっとギモンに思う。

だって2日前にフランス到着するスケジュール。馬はずっと立ちっぱなしで飛行機の中を過ごすというのに、その2日前には本番のロンシャン競馬場を全力疾走しないといけない。

輸送機の故障って神様の忠告だったかもしれないのに。ロンシャンを走ったらよくないことがあるかもしれないって、教えてくれたのかもしれないのに。

競走馬は確かに走るために生まれてきた。かのハルウララだってそう。
でも、馬は生きてるんだ。ロボットでもレースマシンでもない。そのバランスってあるんじゃないだろうか・・・

私はただただ、タップが無事に日本に帰ってくることを願っている。

馬の姿勢

馬に乗る、といっても単純に走る馬に乗っていられる、だけではいけないのがその奥深さ・・・。

手綱の先で馬の口とつながっているハミという金属。これに対して馬が首の重心を預けて運動するのではなく、あっ、ちなみにそれを支点に走るのが競馬の走り、ハミに対して力を抜き、首をゆっくり柔らかくして背中の筋肉を使う。これが馬術として要求される馬の姿勢。
競走馬だった彼らにはまったく反対の要求になるのでは・・?

これがまた、バランスをとるポイントを見つけるのが一苦労。だってサンデーライダーだし。そんなに上手じゃないんだし。馬それぞれにも違う。

今日のパートナーは、いつもは障害競技馬。みんな姿勢なんて関係なく、ただただ走らせて障害を飛んでいく。だから馬は前にとにかく走ることだけに、一生懸命。そんな彼に無駄に前に走ることではなく、首を譲った姿勢で運動すること、それが今私が要求していることだとわかってもらわないといけない。

今日できたのは、常足まで。また自己反省の1週間・・・。