先週は、啓翁桜の花だけをアメージングスタイルドライフラワーにしてみた様子をご覧いただきました。
今回は、枝付きのままでドライにするために仕込んだ、啓翁桜を取り出してみました。
バラバラと花が落ちるかも、と思っていましたが、ほとんど落ちなかったです。
それではご覧ください。
花が白っぽくてわかりにくいので、背景を黒と白とで見ていただきますね。
花びらがしわくちゃにならないで、きれいなドライフラワーにすることができるのはわかっていましたから、この枝付きでは芽吹きだしたばかりのやわらかい葉が、そのままの色でドライリーフになるかどうか、というところが一番の興味でした。
ご覧いただきましたとおり、鮮やかな新緑の若葉が、そのままの色と形でドライになりました。
花の茎 (花柄) もとてもきれいな緑色です。
おそらくはまた 「本当は生花なんじゃないの?」 と、お疑いの方がいらっしゃると思いますが、これがアメージングスタイルドライフラワーなのです。
ただ、枝付きのままでドライフラワーにできる桜は、種類によって限られると思いますよ。
啓翁桜は花びらがはらはらと落ちるタイプではありませんのできれいにできましたが、ソメイヨシノはむずかしいかもしれませんね。
枝付きの場合、どの花がいつ咲きはじめたのかがわからないですからね。
咲きはじめてから日数の経った花は、乾燥過程で劣化してしまい、取り出した時にはらはらと散ってしまうことがあるでしょう。
でも、花だけ、あるいは花びらだけでしたら、どのような種類の桜でも、生花の形そのままでアメージングスタイルドライフラワーに作ることができると思います。
もちろん新鮮であることが第一ですけどね。
これから春に向けていろいろな種類の桜が咲きますから、フラワーショップなどで手に入ったら試してみることにします。
次回はフリルがかわいらしい、八重咲きのトルコキキョウの仕込みの様子をご覧いただきますね。