こうして学び始めた私。

 

けれど、

最初からなかなかスムーズに進むことが出来ませんでした。

 

 

 

 

 

今までの

私の常識を覆すようなものがたくさんあったのも事実ですが・・・

 

 

それよりも、

 

自分が見て見ないフリをしてきた自分と

対面し続けなければならなかったからです。

 

 

 

 

 

 

 

「怖がっている自分」

「過去を受け入れていない自分」

「人の目を気にしている自分」

「つまらない見栄やプライド」

「人を信用したら危険だという警戒感」

「世界への不信感」

「なにより、私は幸せになれないんだ・・・という強い悲しみ」

 

 

 

 

 

 

もう少し詳しく言うと、例えば。

 

最初はまず、

自分の事を練習台にして、エネルギーを見たり、綺麗にしていくのですが、

 

今まで、無意識に当たり前だと思ってきた思い込みや

様々な事への「これはこうゆうものでしょ?」という感覚、

思い込みや過去の経験からくる感情が邪魔をして、

 

どれだけ「素直にやればいいんだ!」と頭で分かっていても

心が付いて来れず、

 

それらの感覚や感情を、ぽいっと捨て去ることができませんでした。

 

 

 

 

 

 

まるで、『過去の経験 VS 今の自分』のよう。

 

辛かった私が、

幸せになろうともがいている今の私の前に立ちはだかって、

何度も、何度も聞いてくる。

 

「ねぇ、本当に許していいの?

あんなに辛い思いしたのに、それでも許せるの??」

 

 

 

 

勉強している間に、何度も「もう、辞めようか・・」と思いました。

・・・あまりにも辛すぎて。

 

特に、家庭の中で起きた出来事を

冷静に俯瞰してみる事がなかなか出来ず、

思い出す度に、毎回感情が波立ちました。

 

 

 

 

その度に思うのです。

 

 

「あれだけ、いろいろ取り組んでやってきたけど・・・・・

 

知識を得る事で分かったつもりになっていただけで、

頭で理解したつもりになっていただけで。・・・

本当は何も腑に落ちていないし、解決していなかったんだ。

だから、現実は変わらなかったんだ・・・」

 

って。

 

 

 

 

 

 

この方法に出会うまで

「何とかしよう、変わりたい」と思いセッションを受けたり、学んだり、

本を読んだり、自分なりに知り得る方法の中で、

たくさん努力を重ねてきました。

 

そして、それらの中で必ず『家庭環境』に辿り付きました。

 

 

私には、、悲しいかな、その心当たりがありました。

 

そんな時

解決したくて、本を読んでも、セミナーを受けても、

結局、いつも「許すこと」を求められている気がしていました。

 

それは

起きたことも、それをした人も、すべてを「許して」飲み込め!】

と言われている気がして苦しくなりました。

(まるで、熱湯をがぶ飲みさせられている気分でした)

 

 

 

私は、いつの間にか、自分でも気が付かないうちに

「今だ過去から癒えることなく傷ついている自分」を無視して、

「これをすれば解決するんだ」と

無理やり(許そう、許さなければ・・・)と思い込み

さらに、辛くひどいことを自分にしようとしていたのです。

 

 

 

 

そして、やっと気が付きました。

 

 

 

 

 

本当は違います。

 

 

 

 

 

 

相手をどうこうする必要はない。

もちろん、心が「YES」と言えない段階で、

ヒドイ事をした人を許す必要なんてない。

怒りたければ怒ればいい、恨みたければそれでいい。

吐き出すことが必要な段階もあります。

それをすることが必要な時期が必ずあって、健全なのです。

無理にいい子になって、理解出来たふりをして、

辛いことをさらに

自分に強いる必要なんてなかった。

 

 

 

 

 

 

 

本当に大事なのは、

 

『その出来事に見舞われた私という存在を、私自身がどう受け止めるか。

相手をどうするかじゃない。

そして、

どうやってこれからの人生を、私という存在と一緒に歩いていくのか。』

 

 

 

それだけでした。

 

 

 

 

 

 

 

そのうち、

自分のエネルギーが少しずつ、綺麗に出来るようになり、

自分でも色々観えてくるようになりました。

 

 

 

 

 

私の周りにある、未来と過去にあるエネルギー。

 

家族の周りにあるエネルギー。

 

見えないけれどたくさんいる存在。

 

守ってくれているものも、

 

守るつもりでいたはずが

私が望む未来とは違う方法を向いてしまっている存在も。

 

 

 

 

 

それと連動して、

起きた出来事が脳に与える影響、

人生のプログラム的なエネルギーに与える影響も

分かるようになってきました。

 

 

 

 

 

 

 

人にとって、生き物にとって、

『親』という役割はそれだけたくさんのプログラムされた役割があるんだ。

 

愛とか、やさしさとか、安心とか、

そうゆう生きていく時に基礎になる感情を、脳が学ぶんだ。

 

 

 

 

 

じゃぁ、このエネルギーがきれいになって、

脳にできた思い込みのフィルターが外れたら?

ご先祖様も含めて

家族が持っているものもすべて綺麗になったら・・・・?

 

 

過去に生きた時代にいた私も同じように

世界を感じていたのを私はしっかり感じた。

つまり、家族や時代が違っても、

私は今の私と同じように世界を見て感じていたという事。

 

 

 

 

 

じゃあ、それすら、すべてなくなったら?

 

 

 

 

 

世界はどう見えるんだろう。

今と、今までと、

私が見ているこの世界は、本当に真実なんだろうか・・・?

 

 

 

 

 

そんな疑問が生まれてきました。

 

【ストーリー7】葛藤の先に、気づいたこと へつづく・・・