2012.7.17
7.8月は料理教室はお休みさせていただいています。
それでもいくつかのグループは開きました。
それは以前に教室の生徒さんの要望で冷凍食品の作り方を教えて
一緒にクッキングしたことがあって、これがえらく好評で、ぜひもう一度の声にこたえて
開催しました。
特別メニューといったところですか・・・
冷凍を上手に使うことはエコと節約につながります
特に夏場は食中毒の心配があります。
冷蔵庫を過信しないで、すぐに調理する。すぐに食べる。
それにこしたことはないのですが、なかなかそううまくはいきません。
我が家のように二人家族だとどうしても食材はあまりがちになります。
中途半端な肉や魚をパックのままで冷凍したり、野菜も野菜室にいれっぱなし・・・なんてことは
よくありました。
フリージングを覚えてからはそんなことはなくなりました。
まずその日に使う必要な量だけを冷蔵庫で保存し、あとは即冷凍します。
時間があるときはきちんと調理して冷凍しますが、あまり時間がないときは
茹でるだけとか、下味をつけるだけになります。
フリージングの基本を言いますと
・まず鮮度の良いうちに冷凍してしまう
・時間をかけずに急速に凍らせる
・ラップだけでなく。きちんと冷凍用保存袋に入れる
・空気をできるだけシャットアウトすること
この4つです。
そして解凍の基本は
・生ものは自然解凍
・急ぎの時はレンジで解凍しますが決して加熱しすぎないこと
ですか。
ほとんどの食品は冷凍可能ですが、やはり冷凍にむかない食品もあります。
・生卵、ゆで卵→卵をそのまま冷凍すると殻にひびが入り、卵黄がかたまってしまう
・レタス→水分の多いレタスは解凍したときに大量の水分が出る
・マヨネーズ→油と酢、卵を混ぜたもので冷凍の温度で油分が分解してしまう。
・ビール→ビールや炭酸飲料は凍結すると、中に含まれるガスが膨張して破裂の危険がある
・油類→白く濁って固まることがある
でも意外と少ないでしょう?
一つずつ書き出したいですが、ちょっと大変なのでいくつかを紹介
野菜は基本ブランチング処理をする(ブランチングというのは軽く茹でること)
特に青菜(ほうれん草、小松菜、春菊、ブロコッリーなど)は熱湯にさっとくぐらせる程度に
茹で、冷水にとってから水気を絞ってから金属製のトレーに並べて急速冷凍してから
保存袋に入れる
キャベツや白菜も適当な大きさに切ってから茹でて冷凍しておくと餃子のたねにすぐ使えます
玉ねぎはみじん切りにて炒めてから保存袋にいれておくと、とても便利に使えます
私は人参も千切り、乱切り、いちょう切りなどきり方を変えて別々の袋に入れています。
大根は厚いままだとスが入りやすくなるので、できるだけ小さく切って冷凍
我が家は大根おろしにして冷凍しています。
ほとんど野菜は買ってきてすぐに調理して冷凍室でその出番を待っています。
肉はできるだけ火を通して調理してしまいます。
一番簡単なのが茹でておくことです。
ひき肉などは団子にして揚げたり、ハンバーグにして焼いてしまう。
ミートソースを作る。肉味噌をつくっておく。・・・などです。
今日は時間があるぞと思ったら夕飯後の2時間、野菜ばっかり切ってどんどん茹でて、どんどん炒めて
の作業を繰り返します。
生ゴミの前日がいいですね。
魚も焼いたり、煮たりしてから冷凍です。
根菜類はそのままだと繊維が多いので冷凍にはむきませんが、キンピラや
煮物にして冷凍すると、ぐしゃぐしゃになりません。
そのまま弁当のおかずに入れてください。
卵も生はダメですが卵焼きにしたり錦糸卵や炒り卵はまったく大丈夫です。
果物も冷凍しておくと、そのままミキサーにかけてスムージングにしたり、ピューレにしたり
ジャムにもすぐできます。
こんなことを教えながら惣菜をたくさん作りました。
また開いて欲しいそうです。
冷凍室がもう一つほしい・・・
でもその前に今の冷凍室の整理から始めましょう。