身の回りに起こる出来事って
相手や環境が違っても
実は根っこは同じだったりします。
どういうことかというと
例えば
会社での人間関係のトラブルと
家庭内での家族のトラブルと
旅先で起こった他人とのトラブルまでもが
同じ心の癖によって
引き起こされてることがあります。
そしてその多くは
幼少期に母親との関係によって作られた思い込みなんですね。
ただそれは無意識下にあるため
なかなか自分では気づけない。
だから
一つの思い込みに気づいて
それを顕在意識にあげることで
夫婦や親子だけじゃない
いろんな人との関わり方が自然に変わってきます。
先日
人間関係に悩みカウンセリングを受けてくれたＤさん。
改善しようと
試行錯誤してみるけどなかなか変わらない。
いろんな思いや焦りがでるも
自信のなさと恐怖心が絡み合って動けない。
これは
自分の考え方を変えなければダメだ。
そう思ったそうです。
なんとかしなければと
たくさん考えているうちに
自分が本当はどうしたいのか
わからなくなってるようでした。
これ、めちゃくちゃわかります。
私も同じで
思考型というかすぐに頭で考えて解決策を探してしまい
でもそもそも
自分がどうしたいのかがわからないので
頭の中だけがひたすらぐるぐるしてしまうんですよね。
心を置いてけぼりにして
頭だけが奔走してる状態。
そして
それと同時に
当たり前のように自分を責めてしまう。
自分がそうさせた
自分がしなかったから
自分がもっとこうしてれば
そうやってさらに
本来ある感情を飲み込んでいくと
それはどんどん溜まっていきますが
消えることはありません。
いずれどこかで漏れ出てしまうんですね。
今回
そんな絡み合った心の中を紐解いていったＤさんから感想をいただきました。
きっと
過去の自分に向き合うことは
とても怖かったはず。
でも
怖いながらも自分のために行動できたＤさん。
これでもかというくらい自分を褒めてあげてほしいです。
ご主人やお母さんのため
それも大事ですが
まずは自分のために行動してあげる
それが結果的に自分だけでなくご家族の心地よさにも繋がります。
自分の心地よさは何なのか
子供のころ
お母さんに
一方的ではなくてもっと意見を聞いて欲しかった
と言っていたＤさん。
これからは自分が自分に
どうして欲しいのか
なんと言って欲しいのか
聞いてあげるといいです。
置いてけぼりになっていた自分にフォーカスしてあげる。
そして
親や周りに認めてもらおうと頑張ってきた自分の影にはそうでない自分も必ずいます。
役に立たない自分
ダメな自分
独りぼっちの自分
嫌われる自分
陽があれば陰もある。
そうでない陰の自分は誰だってなかなか受け入れ難いです。
でもね
そんな自分が
小さいころに受け止めきれなかった怖さ、寂しさ、悲しみを抱えてずっと心を守ってくれていたんです。
感じたくない感情は
陰の自分が全部受け止めてくれている。
今は大人になり
心の器がだんだんと広がってきて
受け止めてあげれるようになってきたので
そのサインとして過去の感情を感じるような出来事が起こってくるんです。
もう受けとってよー。って。
だから
少しずつでも怖さ、寂しさ、悲しみなどの感情を受けとって身体で感じてあげる。
こわいよー。
かなしいよー。
誰かそばにいてー。
そうすることで感情は解放されていき
グラグラしていた自分の土台みたいなのがしっかりしてきます。
それが自分への信頼に繋がるので
例えば
誰かになんとかしてもらおうとか
どう見られるかばかりを気にしたり
何かに依存するようなことがなくなってくると思います。
どんな自分も必ず自分を幸せにするために存在します。
それがたとえ間違った行動や遠回りのように見えても思いは同じなんです。
だから
どんな自分も見捨てないであげてくださいね。
Ｄさんが感じた
味方が出来たようなあたたかい気持ち
これは
自分自身が味方になってくれてるからこそ湧いてくる気持ちです。
小さいかもしれないけど
こういった変化をきちんと受け取ることで
それが大きな変化へと繋がります。
Ｄさん、1番の味方は自分です。
もちろん私も心から応援してます。
ではでは
カウンセリング感想
家族のことはこちら
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