「お決まりのあれ」というのは、言ってみれば土星的なことだ。土星のかためて定着させる性質。

「お決まりのあれ」は 社会に落とし込まれている。
あるいは自分に落とし込まれている。

定型化している。
だから「お決まり」と思える。



冥王星が水瓶座に来て、水瓶座の支配星 天王星的なことがどんどん出てくるということは、
「お決まりのあれ」では通用しないことがどんどん出てくる。



「お決まりのあれ」、土星的なことは
古臭いとか つまらないとか 陳腐だとか 窮屈だとか、そんなふうにも言われやすい。

でも、「お決まり」だからこそ のちの展開が予想できたり 多くの人と理解を共有できたりしていて、
そのおかげで「こうしておけば まぁとりあえずのところは大丈夫」という安全さがある。

知恵を縛って 本気で考えて 工夫して、うまくいくかいかないか分からないけど 己にでき得る最善を尽くす!なんていう冒険をしなくていいから ある意味ラクなのだ。

「お決まりのあれ」だって それなりに考えることもあるにはあるが、それでも考えなくていいことがたくさん。
たくさんのことを省くことができる。
余裕ができる。



たとえば、ペットボトルをリサイクルしているけれど、あれって本当に環境への負荷が少なくなっているのか 具体的なデータをもとに説明できる人は そこまで多くない。

「リサイクルしないで燃やしてタービンを回して発電したほうが 環境への負荷が少ない。焼却炉の性能にもよるけれど」という説もある。

地域ごとのリサイクル設備や焼却設備の状況にもよる。
環境に配慮するなら、運送に使うエネルギー量も考慮する必要がある。

リサイクル業のトップは、お偉いさんの天下り先というウワサを聞いたこともある。本当かどうかは知らない。

ペットボトルのリサイクルは 本当にあの形がいいのか、私は調べ切れていない。分からないことだらけだ。

本当に「あのお決まりのリサイクル方法」でいいのか私は分からないまま、お決まりのリサイクルに甘んじている。


今のは「お決まりのあれ」を説明するための たとえ話ね。




そんなふうに、我々は「お決まりのあれ」に甘んじるようにして、この社会を営んでいるところが多々ある。
そこらへんを人任せにせず、一から調査して考えて結論を出すのは、すごいことだ。

全部を本気で考えるのって、とてもおもしろいけれど、とてもタフなことでもある。
私はこういったことを調べようとして倒れたことがある。
たぶん、一人ではできないことだ。

さっきのリサイクルについては、実際にこれの研究をしている機関がある。
私が前に見つけることができたのは、茨城県つくば市の産総研だったかな?曖昧ですまん。


そういうのもあって、水瓶座は「みんなで」「ネットワーク」も大事なんだろう。




「お決まりのあれ」に甘えない姿勢があると、自分の心で感じて 自分の頭で考えることになる。すごく真摯な姿勢。
本気ってこういうことか というのが、なんか分かるんだ。

それは、やっぱりすごくタフなことなんだけど、とても楽しいことでもある。
自分の命の熱みたいなものを感じる。

ほら、土星って 冷やしてかためるからね。


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ここのところ『葬送のフリーレン』を見られていなかった。

昨晩 久々にアニメの続きを見た。
今、魔法の試験の回を見ている。

それから漫画も最初のところを見て、
「わあ!漫画だとこんなふうだったのか!」
「このシーン、アニメではこんなふうに描いたのか!」
「フリーレン、本当に愛されてアニメ化されているんだな。こういうのを“幸せな作品”というのだなぁ」
と感銘を受けている。

漫画の情緒をくんで、アニメではものすごく分かりやすく、でもくどくならない自然さで 美しく描いている。すごい。
なんでこんなすごいことができるんだ…っ
と、私はショックを受けて 今ちょっと軽く寝込んでいる。




この作品のお話の中で、
「平和な時代の魔法使いというのは、きっとこんなふうなんだろうな」
「そのありようは私には無理だけどね(笑)」
みたいな話が出てくる。

魔王や強い敵との戦いに備えて、魔法使いとしてゴリゴリ強くなろうとするのとはまた違う、
魔法があるこの世界での営みを楽しむ姿勢 というかな。

こんなふうに「戦いの時代から平和な時代に移る途中で、長命の魔法使いならこういうことを感じたり考えたり体験したりしそう」というのが フィクションなのにすごくリアルで、私は驚いたり感銘を受けたりでノックアウトされているよ。



私たちが今まさに経験している時代の転換と重なるものがある。

こういう漫画、アニメが爆発的に流行っているなんて。
現代のバイブルになるんではないかなと思ったよ。


これも「お決まりのあれ」ではないこと。

「お決まりのあれ」なら、魔王を倒すための旅を描くものね。
これは、そのあとの話なんだ。




フリーレン関係のブログ記事






フリーレンについては、「最初のときのオープニングの歌で あらすじを説明しているのもすごいな!」と思ったりもした。
これはまだブログに書いていなかったな。




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今日は聖書関連の団体の勧誘の人が来てくれた。
思想の語らいが楽しくて、玄関先でつい話し込んでしまう。

毎度、入信する気もないのに時間をとらせてしまって申し訳ない。

来てくれた方も楽しそうにしていたから まぁいいかな。