両親、すごかったな。
長くなるけど書こう。




父は 10代のときの高校の部活みたいなことで山登りを始めたのだと、初めて教えてもらえたよ。
登山歴55年以上だった。

私が子供の頃、家に木のかんじきがあったのを見たことがあってね。こういうの↓


3〜4年くらい前に家の整理をしていたら これが発掘され、久しぶりに雪山に行ったら楽しくなっちゃったのだそう。

ちょうどその頃 メルカリを使い出し、スノーシューなどいろんな装備を手に入れて 雪山にガンガン行くようになったみたい。


登山アプリのYAMAPを始めたのもそのくらい。

何度かブログにも書いている通り、YAMAPのほかのユーザーさんの登山記録を見ていたら 行きたい山がどんどん増えて、「80歳まで元気に山登りをしたい」「80歳では足りなくなった。90歳」「100歳」と 会うたびに希望元気年齢が増えています。

メルカリとYAMAPには感謝感謝です。



メルカリもYAMAPも、私より早く使い出しています。
70すぎのおじいさんですよ。
(おじいさんと言ったらしょんぼりしていたのでもう言わない)

新しいものをなんでも使いこなしているわけではなくて、「山に登りたい」という そのためにうれしいことはどんどん取り入れているみたい。


私がスマホを片手で持って撮影しているのを見て、
「あすか、それどうやるの?
俺の頃は カメラを両手でしっかり持ってブレないように脇をしめて…って教わったけど、スマホで撮れるように練習中でな」
と聞いてくれたり。

なんにも考えてなくて無自覚だったけど、カメラを構えてみて気づいたところで「小指をスマホの下に添えているな。これだと安定して撮りやすいかも」と言うと、
父は「うわ!ほんとだ!これはいい!!」と感動していたよ。





私もスマホの操作は全然詳しくないけどね…!

70すぎても新しいことを取り入れようとする意欲がこんなにあるのも、ひとえに「山に登りたい」の気持ちのおかげのように見えます。



いろんなことがどんどん進化して 新しいものがどんどん出てくることに「着いていこう」とはこれっぽっちも思っていないのだそう。
「70すぎて、俺にはなんでもかんでもやる時間はねえからよ(笑)」だって。


私のほうこそ身につまされる思いです。
若くても年を重ねても、年齢がどうあれ、いつどうなるかは分からん。

時代に着いていこうと焦るのとは違って、やりたいことのために 時代の技術も使えるものはなんでも使う。スマホもメルカリもYAMAPも。やりたいことがあるから。

嗚呼…!かっこいいな!と思ったよ。

筋トレや 有酸素運動や 筋膜はがしのこともテレビで見て、あれこれ実践しているみたい。筋膜はがしは私もつい最近知ったところだよ。
ほかにも、以前はすごく苦手だったのに玄米を食べられるようにしたり 水分をたくさんとったり 山登りのあとにはタンパク質を多めに食べたり。



有酸素運動のことを「シャカシャカ動く」と呼んでいました。
病気にならないために内臓脂肪を落とそうと、70すぎてから 筋肉を増やしてシャカシャカ動いて 脂肪を落として15キロ減量していました。
みんなに深刻な病気と思われて 病院に行け行け言われたらしい。


「70すぎてこれだけやれるんだから、あすか、お前はなんでもできるぞ。やりたいこと全部できるぞ」と言われました。
説得力がありすぎる。書いていたら涙が出てきたw


でも、100%健康というわけではなくて、あちこちけっこう満身創痍です。
満身創痍なりにできることをやって 長持ちさせようとしている感じ。



自分より年上の80代や90代で元気にしている人を見ると「俺もあんなふうになる」とやる気が湧いてくるみたい。

私も、自分より年上にステキな人(楽しく暮らしている人)がいるのを見ると 未来が明るいようで 元気が湧いてくるねぇ。


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母も母ですごくてな。

私のごはんだらけのInstagramを見ていた人は知っていると思うけど、毎日ごはんがすごかったです。









毎日ご馳走です。

魚屋(両親の仕事)の売れ残りを持ち帰って家族で食べるので、ご馳走になりがち(^_^;)



こんなに食べてて太らないから驚きました。
ちょっと体重減ってた(爆)

母は自信なさそうにしているけれど、料理も掃除も洗濯も、家事力が非常に高い。

私はいろんなお家に伺う訪問タイプのヘルパーさんの仕事をしていたことがあって いろんなお家に上がって見てきたから それなりに分かります。
母の家事力はすごい。ごはんもうまい。
でもそれを伝えても母に信じてもらえないw



タラや牡蠣のフライ、カレイのからあげなど、揚げ物料理を作ってもらえるのがありがたくてね。

フライや天ぷらなど揚げ物は、手間だし熱いし危ないしで 家では作らない人も多いです。
揚げ物はスーパーのお惣菜コーナーで買うか 飲食店で食べるものと思っていたりね。

私は子供の頃から母が揚げ物を作るのを見ていたので、自分で揚げ物を作ることにそこまで抵抗がないみたい。
面倒だから頻繁にはやらないけど、カボチャの天ぷらや イワシのフライなど、私もたまにやります。



「それを見て育ったから、こういうのがふつうなことだと思って 自分もやってた」って、ありがたいね。
人が困ることじゃなくて、こういううれしいこと。

教育って教えるだけじゃないね。
背中を見て育つこと、たくさんあります。



私も占いやらブログやら動画やら 偉そうに話をすることばっかりだけど、
教えようとして教える、伝えようとして発信するより ナチュラルにそれをしていることの方が伝わることもありそうだ。

背中の力よ…!




60代の母、70代の父。
両親から教われることがまだまだたくさんあると思えることがうれしい。

10代20代のときの私はイキっていて 両親から教わることはもうない!お世話になりました!の気分だったからな。
半ば家出のつもりで遠くの大学に進学したのでした。



両親はそれなりに満身創痍ではあっても健在。
私も変にイキる年齢を終えて(ドラゴンヘッド化のよさが実感できる程度には心も成長して)、おかげで以前よりも落ち着いて話ができる。

子供の頃や 10代20代のときにはできなかったこと。
今が一番いい。
間に合ってよかった。


いい時間をすごせたよ。





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