火星逆行
順行の火星はなんでも経験してそれを自らの血肉にしようとしています。
ピンボールマシンと似ていて、ボールが飛び回り、あちこちにぶつかりながら ぶつかった感触や手応えを味わい、そんな作用と反作用の経験を繰り返して物事を学びながら、時間をかけて目的地に辿り着くようなことです。
一方、逆行の火星は、何でもあれこれ体験することではなく 本質的な経験に参入(イニシエーション)することを望むので、あれこれたくさんのことを経験しようとしているわけではありません。
それで、本当に必要なことではないのなら、人生から取り除いたり 変更しようと望むようになります。
それは、これまでは必要だった体験でも 現在は不要になったならそれを取り除いていくということ。
進化に必要なものを体験し、不必要なものは体験しないようにするということです。
当事者の感覚としては「文化的・社会的に正しいかどうかよりも 魂にとって正しいかどうかが大切なポイントになる」というふうに感じやすいです。
したがって、火星逆行は 魂が新しい欲や願望を生み出す機会になるでしょう。
その願望を実現するために自由を求めたくもなります。
トランジットやプログレスにおける火星逆行は、現れ方は様々ですが、魂が心機一転する時期になります。
ジェフリーさんは「火星が逆行すると、魂そのものである冥王星に向かっていく」とお話ししています。
火星は牡羊座の支配星、蠍座の副支配星です。
順行の火星はよく動くので牡羊座の様子と一致します。
逆行の火星は蠍座の奥深さや 狙いを定めてここぞというところで動く様子と近しいということでしょう。
※進化占星術の話は、引用や転載のときは出典を明記してください。
と 進化占星術スクールからおおせつかっています。よろしくお願いしますm(_ _)m
こういうふうでね。
私も以前は
「なんでもやってみよう!体験しよう!」
「動いてみれば それをきっかけになにか分かるよ」
と言いたくなりがちだった人なので、
火星逆行の話を見て「あびゃー、しまった」と反省したのでした。
神秘参入という意味で「イニシエーション」という言葉が出てくると、この本を思い出します。
古代エジプトでファラオの娘だった頃の記憶のある人が書いたお話し。
そして、北斗七星の「熊のイニシエーション」のことも思い出します。
松村潔先生の動画の、これらのうちのどれかに出てきたはず。
北斗七星は、おおぐま座。
ひしゃくの器になっているところを、熊が冬眠する洞窟と考える。
熊が穴に入って冬眠するように、長期的に穴にこもる修行をするんだ。
仮死状態のような変性意識になり、そして本質の世界に参入していく。
そういうのを「熊のイニシエーション」と呼ぶのだそう。
火星逆行さんの占いで、恒星パランなどから 北斗七星の星(ドゥーべなど)が出てきたときは、さっきの動画を見直して 熊のイニシエーションの話を紹介することが多いです。
なんでもかんでもどんどん体験するのではなく、
本質の世界に参入するために こもるようなこともある。
こういうのもある というのは、ひとつ、覚えていてもいいね。
ご案内
まあまあの大きさの荷物を背負って、秋田に向けて出発。
スノーシューは、登山用の紐でくくりつけた。
登山靴も入らなかったので、袋ごと外にくっつけた。
衣類がほとんどだから、見た目の割に重くない。
特にスキーウェアがかさばっている。
入り切らなかった衣類は みんな着込んだ。
モコモコだ。