岡田斗司夫氏のホワイト社会の動画で、

「最後に人を殴ったのはいつですか?」

という問いかけがとても印象に残っているものがある。


たぶんこれだ。


すごい切り抜きさんが全編まとめた動画をつくってくれている。すごい。




こんなふうに話が続いた。



「昔はあんなに殴っていたけど、多くの人はもういつのことだか分からないくらい殴っていないんですよね。(全員ではないけど)


かつては体罰や愛の鞭も必要と言われていたけど、なければないでやっていけるし、そのほうが健全でいい というのを、みんな分かってきたんです。


 「殴る」だけじゃなく、あらゆる事柄において、こういうことがどんどん進んでいきますよ」





岡田斗司夫氏は、こういうのを「ホワイト社会」と呼ぶことにしたみたい。


おもしろかったから 岡田さんの本も買って読んだよ。


これを読んだ話題が出てくるブログ記事。


岡田さんの未来予測は、私の占いなんぞよりも はるかに精度がいいぞ!





身体的暴力だけじゃなく、言葉の暴力も、汚いことも、ズルいことも。


心がモヤッとしたり チクッとしたりするのも感じつつ「まぁ、これくらいならやっていいだろう。みんなやってるし」と考えてやっちゃったことがどんどんアウトになっていく。


私たちは今、たしかにそれを感じているところだよね。


土星の箱、山羊座の箱の中で 風通しが悪くなって淀んでしまったもの。

どんどん膿出しが起きている。




私も、良心がモヤッときつつ それを無視したこと、いくつも心当たりがある。

反省して心を入れ替えたことも いくつもある。


スピリチュアルな大層な言い方で 浄化とかカルマとか言わなくても、世の中はもう そのように動いている。





誰かの膿が暴かれたときに みんなしてそれをたたきまくるようなことも見かけるけれど、

思うに「そのようにして人をたたいた」というのもまた じきに“ホワイト化”“出すべき膿”の対象になっていくんだろう。


デジタルタトゥーとして残るからね…


当事者どうしならまだしも、当事者じゃない人が すごい悪口を言っていたりするのは、ちょっと気をつけたらいいかもしれない。

自分が大損する可能性がある。




匿名であることを「暴かれることのない聖域」と思って、自分のしたことだとバレないと思って好き勝手書き込んだことがある人もいるかもしれない。


でも、もう匿名でも ホントのところ匿名じゃない。

暴かれないという意味での「聖域」は、どんどんなくなっていくんだろう。


聖域と言ったけれど、どっちかというと地獄のようだね。



いつか、思考や感情みたいな 心の中もまた

「暴かれることのない聖域」ではなくなるんだろうな。





いや、待てよ。

もう既にそうなっているではないか。


昔のバイト先に、心の中が分かるおじいさんとお姉さんがいたんだ。






都合の悪いことを隠せているだなんて 思わないほうがいい。

隠せてない。

全員にバレているわけではなくても、

きっと、既にバレるところにはバレている。




でも、どうか怖がって死なないでほしい。




分かった上で、付き合ってくれている人がいる。

許してもらえているのかもしれないし、

そっと吐露してくれるのをずっと待ってくれているのかもしれない。


今はまだ ドキドキして怖くて吐露するところまでいけなくても、

それが分かるほどの能力がある人なら

こちらが反省して心を入れ替えたのだって 気づいてくれるよ。




私もここまでやってくるのに 多くの人に散々迷惑をかけてきた。


ごめんなさいと謝って済むことではないこともある。

せっかく忘れて平穏に暮らせていたのに、こちらが謝ることで 嫌な記憶を思い出させてしまう… 相手としては謝られることすら迷惑ということもあるだろう。



謝って許してもらおうなんていう思いすら、ときに浅ましいのかもしれない。

私は許してもらおうと思うことをやめた。



私は、道のゴミを拾ったり 誰かの落とし物を交番に届けたりしたときに

「私がいいことをして徳を積んだことになる代わりに、あの人のつらさが減って、あの人にうれしいことが増えますように」

とお祈りしている。


神社でこっそり懺悔したりもしている。


こういうのはちゃんと、その相手が「なんでか知らんがいい気分になる」という形で届くのが分かったから。



せめてものできることをして 最期のときまで生きようと思うよ。


そうしてしばらくすると、自分の中でなにかがふわりと軽くなることもあるんだ。





そういうのって あるよね。





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