先日、夫の56歳の誕生日で、息子くんがプレゼントに自分が通うチューリッヒ大学の見学ツアーをしてくれました。
ずっと行きたかったので、彼からの提案はとても嬉しかったです。
私は15年前に乳がんを発症し、手術のあと放射線治療を受けました。
その放射線治療の場所が、チューリッヒ大学病院でした。
治療は毎日20日間ほど続きました。
ほんの短い照射なんですが、毎日決まった時間に毎日40分かけて通っておりました。
その頃は息子くんもまだ6歳で幼稚園もまだ始まっておらず、
毎日息子くんを連れての治療となりました。
病院までは途中トラムに乗り換えるんですが、そのトラム待ちの時に
お馬のレースのようにトラム同士の競争を真似て、私が中継をするのを、
息子くんはコロコロ笑って聞いていました。
可愛ければ可愛いほど、愛おしければ愛おしいほど、
だんだん悲しくなっていきました。
こんな小さな息子くんの成長を、果たして私は見届けられるんだろうかと。
チューリッヒ大学病院の向かいには、伝統を誇るチューリッヒ大学の門が見えます。
たくさんの学生さんが行き来している姿を見て、
この子がここの大学に入るなんてことがいつかあるのかな。
それを私は見届けられるように、頑張らなきゃ、生きなきゃ、と強く誓ったんです。
あれから15年の年月が経ち、息子くんはこの大学を選び(この病院での話は息子にはしていません)、
もう大学2年生も半分が過ぎました。
そんなことがあり、私にとって、息子くんの大学生活は本当に嬉しい限りの日々なんです。
前置きが長くてごめんなさい。
それではチューリッヒ大学公開です!
1525年に、グロスミュンスターの教会にあった神学から始まったチューリッヒ大学は1833年に創立されました。
ここはメインフロア。
生徒たちがお喋りしたり、カフェをしたり、勉強をしたりしていました。
メンツァと言われる食堂も何個もありましたが、
今は学校も試験が終わった後の二週間のお休みとなっていたので、
ガラス越しにしか見れなかったのですが、大きいレストランのようなところもありました。
チューリッヒの街並みが見渡せて美しかったです。
贅沢〜!!!
図書館もとてもたくさんありました。
そしてなんといっても、法律科の図書館がすごかったです。
図書館のお話は、次のブログまで少しお待ちくださいね。
それではまた近日中にお会いしましょう!
夫くん、嬉しそうです。
アキ