みなさま、今日はハローウィンですね。いかがお過ごしですか。

 

今日は息子くんの20歳のお誕生日です。

本当は10月30日が予定日だったんですけど、31日の真夜中にかかってから生まれてきた息子くんに、

取り出してくれたお医者様が「お〜ハローウィンベイビーだね。」と言ってたのを思い出します。

生まれた時からふさふさの髪をした元気な男の子でした。

 

 

 

天使がやってきました  

 

          出産するとお腹が凹むと思ってたから驚いた私

                            

 

実はこの子を産んで自分のお部屋に戻った時に、私は急な呼吸困難に陥りました。

本当に息ができなくなったんです。苦しくて苦しくて、すぐに看護婦さんに訴えたところ、

お砂糖を口に含んでくれて、なぜかそれで息を吹き返したのを覚えています。

あれは何だったんでしょう。確かお手洗いに行かなかったからか、水分を摂らなかったからなのか、

あの時はなるほど、と思っていた原因、20年も経つと忘れてしまいました。

 

 

お部屋は2人部屋でしたが、初めの2日間は私1人でとてもゆっくりできました。

ところが3日目に隣に3人目を出産した女性が入院してきました。

彼女はとてもいい人だったので、一緒に授乳したり、色々教えてもらって楽しかったのですが、

流石に2人のお子様が毎日大騒ぎで訪問してくるとちょっと疲れました。

それよりも彼女のご主人、婦人科のお医者様で、

部屋に入るなり、私と彼女の間のカーテンをぱあッと開けて、

空気を入れ替えようか、と私の隣にある窓を開けるんです。断りもなしに。

そういうのがとてもしんどかったのを覚えています。

結局、通常5日間ほど入院できるのですが、私は、4日で退院させてもらいました。

 

 

 

 

 

あんまり泣かないしグズらない、どちらかというとのんびり屋さんでしたが、

夜だけは1人で寝ることができない子でした。

 

 

 

 

外国では生まれた時から個室が与えられ、川の字で寝るなんてことはないのですが、

うちは日本と同じでとにかくいつも一緒に寝てました。

もちろん、小さいけれど1人のお部屋を作ったんですよ。お部屋も可愛らしく壁塗りとかして。

でも、とにかく夜は1人では眠れない子でした。

あんまり泣くので迎えにいこうとすると、助産婦さんに、

「ほっといたほうがいいですよ。あなた、この子が大きくなっても、何かあるたびにそうやって助けに行くの?」

と言われて、すごく違和感を感じました。

 

 

 

 

 

このことでは悩んでいたその頃でしたが、その一言で、

私は私が納得できる子育てで大丈夫!と決めて、

徹底して泣いたら顔を出して抱っこして、一緒に寝れば安心するのなら、

それがヨーロッパやスイスの子育てとは異なっていても、

一緒に寝ようって決めたんです。

結局小学校まで川の字で寝てました笑

絵本もお昼寝と夜とで合計10冊以上は読んでました。

読んだ後は、私の作ったお話しをしないと寝ない子でした。

でも、成長したら、一緒に寝るのがしんどくなって、

勝手に自分の部屋で寝るようになりました。

 

助産婦さんがいったような「何かあるたびに助けにいかなくても」いいようです。

むしろ1人で頑張って解決してくれてます。

振り返ってみれば、自分の思い通りに育てられて幸せだっと思います。

子育てに何がいいか悪いかなんて、本当は線を引かれているわけではないんだと心から思います。

 

  

義父と                         

 

 

今は亡き、日本のおじいちゃんと

 

 

息子くんが6歳になった時、私は乳がんの告知を受けました。

CTの予約をしている最中に、待合室から私を見つけて「ママ〜」と走ってきた姿は忘れられません。

 

手術も無事終わり、放射線治療が始まりました。

あの頃は、放射線治療も22日間ほど毎日通わなくてはなりませんでした。

クリスマス休みの頃で、毎日息子くんを連れてチューリッヒ大学病院に通いました。

チューリッヒ大学病院の迎えにあるのが、

歴史的な建物を誇る、チューリッヒ大学です。

 

この子がここに通えるようになればいいなあ。

それまでは頑張って生きなくちゃ、と自分に言い聞かせて放射線治療に通っていました。

 

  

  

 

そんな息子ももう20歳。

兵役を終えて、大学生活が始まりました。

偶然にも彼が選んだ大学はチューリッヒ大学。

私が通っていた大学病院から毎日見ていたあの場所に毎日通っております。

こんな幸せなことってあるのでしょうか。

(はは、めっちゃ親バカ。今日だけ、すみません🙏 )

 

 夜の写真しかなかったです

 

 

大学から見れるチューリッヒの景色です。

 

 

20年間、本当にたくさんの幸せをありがとう!

あなたを愛して愛して愛し続けた日々でした。

これからはどんどん私たちから離れていってしまうけれど、

この20年間があったから、私たちは本当に幸せな人生だったと思います。

これからも宜しくね。

 

20歳のお誕生日、おめでとう!

これからも健康でたくさんの友達に囲まれた、素敵な人生を送ってください。

ママとパパ

 

さて、今日も息子くんは朝5時45分に起きて、大学へ行きました。

午後は図書館で勉強みたいです。

スイスの大学半端なく大変。

彼の学部は現在900名の一年生が在籍していますが、

来年には400名に減るそうです。

12月と1月に試験期間を迎えます。

 

どんなことが起こっても、きっと彼は大丈夫。

そう信じて、これからもパパとママを続けていかせてね。

今日の夜は、3人で外食に行ってきます〜。

 

親バカブログ、最後まで読んでもらいありがとうございます。

やれやれ、ですよね。ごめんなさい💦

 

 

アキ