「世にも奇妙な物語」’22夏の特別編 | 肉球でポン!

「世にも奇妙な物語」’22夏の特別編

年2回楽しみにしているこのドラマ、昨夜録画しながら追っかけ再生で観ました。

 

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以下、簡単に感想を・・・。

(番組開始当初からのファンゆえに辛口感想なのでその点ご了承願います。)

 

 

 

■「オトドケモノ」

 

北山宏光主演のSF作品。謎のアイテムやサービスによって翻弄されるという時々あるパターンの作品で、今回出てきたのは謎の宅配アプリ。原作は漫画。

 

アイディアと意外にブラックな結末は良かったけれど、ドラマとしてちょっと雑でややツッコミどころがあったのがもったいなかったですね。少しグダグダして長いし…苦笑

 

もうちょっとコンパクトにまとめて欲しかったです。

 

 

■「何だかんだ銀座」

 

有田哲平主演のコメディ系(?)作品。原作は短編小説。

 

少年とペット(昆虫)の成長物語のパロディといった趣で、感動的な結末かと思いきやブラックなオチが待っていました。

 

最後のオチで救われたような気もしますが、ある種の人間(本作ではお金持ち)を虫扱いする内容ってどうなんだろ?

考えようによっては非常に不快な内容って気もしますが…。正直なところ自分は観ていてあまりいい気分はしなかったです。(←だからあのオチに救われた。)

 

小説や漫画のリアリティと実写映像のリアリティって違うと思うんですけど、この作品の世界観がよくわからん…。

出来の良し悪しはともかく、この作品は自分は苦手です。

ちょっと作り手のセンスがよく分からないです。

 

 

 

■「メロディに乗せて」

 

生田絵梨花主演のコメディ系(?)作品。オリジナル脚本。

 

奇妙な話かどうかはともかくとしても、物語自体がつまらなかったので途中から1.3倍速で観ました。苦笑

頭の中に流れるメロディに沿った行動をしないと死ぬっていう設定がそもそも面白くないですわ。

オチも凝ってるようだけど手抜きというか逃げや甘えと言えなくもないし…。

 

 

 

■「電話をしてるふり」

 

山本美月主演の感動系作品。原作はお笑い芸人・バイク川崎バイクのショートショート小説。

 

「世にも」での感動系作品には否定的な立場ですが、この作品はちゃんと奇妙な物語になっていて良かったです。

あざとくもないし無駄に長くなくテンポ良かったのもグッド!

 

余談ですが、BKBが小説を書いていることは知りませんでした。

この作品が良かったので他の作品も含めてちょっと読んでみたくなりました。

 

 

 

今回の一番のお気に入りは、「電話をしているふり」ですかね…。

4作品観終わってみれば「オトドケモノ」もそれほど悪くはなかったです。


今回も全体的に低調な出来でした。

 

朝日新聞の番組紹介欄で本ドラマのことを「不可思議で背筋が寒くなるような」と表現されていましたが、残念ながら全く背筋が寒くならなかったですね〜

そもそもホラー作品がなかったですしね…。

 

このところ毎回書いていますが、作品のクオリティが保てないのなら年2回の放送を年1回にしても良いのではないでしょうか。

地上波でコンプライアンス的に攻めた内容に出来ないならば、BSフジや配信にしてもらっても結構!

 

次回に期待します。

 

 

 

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