5月2日~4日、思い立って、実家のある会津若松に行ってきた。
同じ福島県でも会津若松に地震の被害はほとんどなかった。
原発からも約100km離れている上に、奥羽山脈が華麗に放射性物質をブロックして、放射線もほとんど出ていない。
しかし、風評被害をまともに受けてしまっている。
観光が生命線の地域なのに4月中の市内は、訪れる人もなく閑散としてしまったという。
原発からの距離が同じ仙台からの修学旅行もキャンセル続出。
これはヤバい。
少しでも地元にお金を落とそうと、“東北産の買い占め”に出撃することにした。
とりあえず、自由に行動したいので一人で会津へ。
結果からいうと、あまりに人が多すぎてびっくりした。
レトロな街並みで話題を呼ぶ七日町は、土産物袋を抱えた家族やカップル連れでごった返していた。
赤瓦に生まれ変わった鶴ヶ城は、どこから湧いてきたんだろうと思うくらいの人、人、人。
城の駐車場に向かう道は大渋滞。目抜き通りも大渋滞。
車のナンバーを見ると、福島や会津ナンバーが多いが、山形、新潟、群馬、栃木、仙台など、近郊の人たちが遊びに来てくれていた。中には岐阜や大阪などの車も見受けられる。
福島県下は全域避難しろ、と電波を発しているジャーナリスト様は、この光景見て、何を言うのだろうか。
鶴ヶ城の三の丸口。裏口だけど、「廊下橋」などの見どころが満載なので、個人的にはこっちから入るのがおススメ。日陰だからか桜がまだ満開だった
赤瓦に生まれ変わった鶴ヶ城。城に入るにも行列ができていた。従来のGWよりも人が多いかも?
ちなみに、地元の方に話を聞いたところ、今回は会津初心者の人が多かったそうだ。
だから鶴ヶ城と飯盛山という黄金コースを巡って帰るらしい。
でもまだまだ楽しめるのが会津でっす。
七日町やらの町めぐりも楽しいし、裏磐梯や南会津に足を伸ばしてたっぷりと自然を感じるもよし。
連休後も来てね~
この会津の勢いを、中通りと浜通りに広げていかなければ。
そのためには修学旅行の復活が大きいが、
やっぱり放射性物質への理解が重要と思う。
これには次に書こうと思っていたテーマが大きくからんでくる。
福島県民への差別。
残念ながら、確かに存在する。