奈良マラソン、走ってきました。

昨日のことなのに、もうとっくに過ぎてる感が強い。

なんでだろ、あんなに壮絶だったのに

当日家から行くと、始発の電車に乗っても、ギリギリ8時に会場に行けるか微妙だから

前日京都の従姉妹の家に泊まることにしました。

久しぶりに会うこともあって

近所の高級なお寿司屋さんでごちそうしてくれるという

姉は運動しない、当然ながらマラソンの前日に生ものを避けるべきとか、カーボに炭水化合物が必要とか知らない

私もあえて言いませんでした

お刺身の盛り合わせ、てんぷらの盛り合わせ

（豪華＆超旨そう

）

生ビール…

さすがにこれはちょっと

私「ねえさん、お米類を頼みませんか？」

姉「晩御飯はお米なんか食べませんよ

」、「そうか、あんたは好きなものを頼んで

」

本当は家でうな丼を食べるつもりだったけど

さすがに寿司屋のカウンターでどんぶりは頼めない

煮アナゴ、ウナギをにぎりで頂き+鉄火巻きを追加し、ごちそうさんでした

豪邸の寝具も高級、お布団が軽くてふわふわ

早く寝ようと10時前に就寝

しかしなかなか寝られない、枕が高い、ベットもちょっと柔らかい気がする

案の定、朝起きる時に腰が痛くなった

GARMINの睡眠判定「時間は長いが落ち着かない睡眠」

Body Batteryも一晩中32ポイントしかチャージできていません

やばい予感😕

いつもなら、レース日の朝食は毎日定番のキウイ、きな粉、はちみつ入りヨーグルトの他、パンの代わりにうどんに焼いたお餅と卵を入れるのですが、

姉さんの家では、冷凍うどんにめんつゆというシンプルメニューしかできません（姉はあまり料理を作らないのです）

お土産にもっていた豆大福餅を一つ食べて出発。

近鉄伏見から各駅停車に揺れて46分で高の原駅に着く（7時15頃かな）

長蛇の列にびっくり！

それでもスムーズに移動し、体温チェック、アプリで健康申告したら無料バスに乗車

15分ほどで会場につきました。

1か月前に下関マラソン、1週間前に小野ハーフに出ましたが、

スケール感が違う

そうそう、「T」ブロックスタートというのが腑に落ちないので

電車の中で調べました

やはり

予想タイムの入力ミスでした

しかし,膝が悪い今なら、4時間40分もゴールできないかも…

もしかしたら、エントリー時にすでに予見していたかも、なんて思ったりして

会場が広い

高の原で荷物預け用のビニール袋をもらってなかったので、右往左往

着替えを済ませて、トイレに行こうと思ったら

2階のトイレに列が1階に延々と並んでいる。集合会場の閉鎖時間まで残り15分

間に合いそうにない

並んでいる途中、2回の奥の方が比較的空いてるよと聞こえて即移動、

が、階段上る瞬間に「痛っ！」膝がズキンとくる

どうしよう、やはりDNSすべきか

閉鎖時間5分前、またトイレを待つ人がいっぱいいるので、落ち着いてしてられない…

とりあえず会場に入りました

普通に走れそうにないから、写真撮りに携帯を持っていこうと

(ウルトラマラソン以外、携帯を持って走るのは初めて)

しかもA.B.C.D.E...............Tブロック出走なので、のんびり待っていられます

会場の中の写真を撮るのも新鮮

待ちながら、写真を加工してFBへ投稿できるなんて、もう感動

スタートの号砲がなってからもしばらく動かない

有森裕子さんの「いってらっしゃーい」のかけ声が枯れ始めても動かない

15分ほど遅れてのスタートでした

走り出しながら、膝の具合を確認

痛くないのでとりあえず流れに乗っていこうと

思ってはいたが、ちょっと遅すぎる

右端から無理ないペースで普通に走っていく

最初はやや下りなので、知らないうちにペースが上がっていた

時計を見ると5分切ってました

5ｋｍ経過で24：50、これではまずい

しかし特に苦しくもなく、楽に走れているから

走れるとき時間稼ぎしておこうと方針転換

5km～10㎞区間は25：28

10㎞～15km区間は24：48

下関の時と変わらないぐらいかちょっと速いかも

しかし、15km過ぎて、上り始めたところから、膝の変調が始まり

とりあえずロキソニン投入しようと

エイドの手前で手袋を外し、ポカリをもらい薬を飲む

更に水をとって口直ししてから、手袋を後ろのポケットにいれる

後ろから「手袋落ちてるよ」

聞こえて見るときすでに6,70ｍ離れている

大事なCW-Xの手袋、折り返し拾いに行く

膝に気を配りながら、腰を曲がる瞬間、

「痛い」絶叫するぐらい痛みが走った

もはやここまで

そこから膝を揉みながら半歩きで前進

収まったらまた走る

走れるときは㌔530ぐらいだった

楽な気持になると

これまですっぽかしたエイドをちゃんと立ち止まって手に取る余裕が生まれる

柿もなか、おいしそうだけど、レース中に食べる気はないので

後ろポケットにキープ

（そのつもりで、後ろに大きいポケット３つある稚内マラソン参加Tを着用

15km～20km区間は28：24

25km～25km区間は26：58

天理大学の構内を始めて通過

ドーンと目の前に広がる建造物のスケールに感動

ふっと携帯のことを思い出す

足を休ませようと

のんびり立ち止まって写真を撮ったり、動画をとったり

送信も試みる

折り返して、天理大を出て間もなく、〇意が強く、我慢するとおなかが痛くなり始めたので

29ｋｍ近くのトイレに駆け込むことにした

そこで大変な思いをすることになった

しゃがむまでの一つ一つの動きに「痛っ痛っ」の連続

やっとの思いで済ませたら立ち上がれない

さすがに「ヘルプ」も呼べない

5分ぐらい格闘したでしょうか

何とか手すりをつかまってちょっとずつ正常体位に立ち上がり

やっとロードに戻り、ゆっくりジョグし始めて

1kmも走ってないうちに、息が異変

自分の意志に関係なく、大きな音を立てながら、呼吸が強烈になっていく

心臓がおかしくなったかと、GARMINの心拍表示を見ると142、あまり走ってない割にはちょっと高いぐらい

未曾有なことなので、どう表現したらいいか分からない

只々恐怖しかない

立ち止まって、胸を押さえながら周りをキョロキョロみても、救急やスタッフがいない

気に止めてくれるランナーさんもいない

みんな必死で、余裕がないのだ

大丈夫、大丈夫

収まるまで待とう、自分に自己暗示をかける…

ゆっくり歩きながら、胸を撫でて、、、

4，5分ぐらいだったのか

音が止まり、呼吸が普通に戻った

胸腔にやや痛みはあるが、きっと過呼吸（？）のせいだ

しばらく歩いて、あまりにもしんどくなったら

次のエイドでやめようと思いました

30km地点、2時間48分ぐらい

歩いてもゴールできる計算だ

とりあえずゴールを目指すことにした

33km、話題の柿の葉寿司

立ち止まって、とりあえず一つもらって持ち帰ろうと思ったら、やさしいボランティアのおばあちゃんが

「お姉さん、食べて！おいしいで

」

２つも渡してくれた。

これなら食べる🦌ない

一つ頂いて、もう一つは応援の友達にお土産

全エイド制覇したのは初めてかもしれません

後ろポケットが満杯（外したアームウォーマーも入ってるけど）

重みがあって、結構揺れが激しい

あまり走ってなかったので、膝が痛いけど、応援の仲間たちに会うたびにテンションが上がり、ペースを上げようとする

しかし1ｋｍも続きません

慎重に膝を刺激しないようにジョグして

無事、無事？ゴールしました

素敵なメダルをゲットできて、うれしかった😊

改めて、フルマラソン32回め(多分)、エイドを制覇したのは初めて

その場で食べられないのは相変わらずですけど。

終わってみれば、苦しかったけど、楽しかった。

いつかは必ずリベンジするよ！奈良❣️