毎日の忙しい臨床が終わったあと、運動しています。

 

なぜなら、

患者さんの命を預かっている医療機関の経営者として、体調管理は義務

 

だと考えているからです。

 

仕事のあと、バーベルを上げたり、スクワットをしたり、泳いだりすることはなかなか大変ですが、

体力をしっかりつけて健康を保つことは、ほぼ義務だと思ってやっています。

 

体力があるということは、能力が高いこととほとんど同義です。

 

体力があれば、それだけ長く仕事をすることができます

目標とする仕事や勉強に、どれだけ時間を使えるかによって仕事の成果は決まります

 

私の知り合いの医師は、体力がありすぎて、Aやって、Bやって、Cやって、それでも疲れずに眠れないので、Dやってようやく深夜に眠ることができると言っていました。

 

彼はむちゃくちゃ優秀な成功者です。

うらやましい体力です。

 

非力な私も、運動のせいで、まず疲れにくくなりました。

本を執筆する際の肩こりや腰痛とも無縁になりました。

なにより、たとえ仕事の疲れがあったとしても、トレーニング後の爽快感は、非常に心地よいものですね。

 

みなさんも、疲れたと思ったときほど、ゴロゴロ寝ていないで、『アクティブ・レスト(積極的な休養)』として運動をおすすめいたします。

 

意図したわけではありませんが、私も体重が7キロ落ちましたし、ふくらはぎと太ももが非常に太くなりました

 

ふくらはぎの太さと寿命は関係していることがわかっています。

 

「寝たきりになりたくなければ海藻を食べなさい」医師が勧める筋肉をつける食事の新常識 日本人特有の腸内細菌は海藻から筋肉を増やせる | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 



 

筋トレすると、筋肉から出る「マイオカイン」が大腸癌を抑えることがわかっています。

運動は「腸活」なのです。

 

運動って、本当に重要ですねー。

 

運動は薬なのです。

 

医療法人社団信証会 江田クリニック 院長 江田証

 江田クリニック


 

 

 

 

 

 

 

 

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ヘリコバクターピロリ菌に感染している人にはSIBOの人が多い。


以前からピロリ菌とSIBOの関係は論文で証明されている。


ピロリ菌感染者には、大腸がんのリスクが高いことが以前から報告されている。ピロリ菌は、胃がんだけのリスクではないのである。


ピロリ菌が感染すると、胃の細菌叢に影響するだけでなく、腸内細菌叢にも影響を与える。


すなわち、腸内細菌叢に乱れ、つまりディスバイオシスを生じる。


これがピロリ菌によって大腸癌のリスクが高まる理由のひとつである(ほかにもピロリ菌の直接作用も提唱されている)。


ピロリ菌は、大腸癌だけでなく、SIBOのリスクだというのだ。


論文では、ピロリ菌を除菌してもなお、胃の不快な症状(機能性ディスペプシアなど)が続く場合、SIBOの存在を疑い、検査をすすめている。


It is therefore important to recognize the signs and symptoms of H. pylori infection and treat the infection as well as the associated dysbiosis bearing in mind that persistence of gastrointestinal symptoms despite eradication of H. pylori infection could suggest coexisting SIBO.


すでにこれについては以下の拙著で説明している。









私は、日常的に小腸の内視鏡をしています。

 

他の医療機関で「原因不明」と言われた腹痛の患者さんの小腸内視鏡をすると、

 

小腸に潰瘍が見つかることがあります。

 

その大きな原因のひとつが、痛み止めや血をさらさらにする薬(バイアスピリンなどの抗血小板薬)です。

 

このような薬をNSAIDS(エヌセイズ)といいます。

 

小腸に潰瘍ができて、重症化すると、小腸に穴が開いてしまいます(穿孔)。出血して、下血の原因にもなります。NSAIDS潰瘍は、突然出血し、大量の血液が失われることから血圧が下がり、出血性ショックになりやすいので要注意です。

 

この、薬による小腸潰瘍を重症化させるのが、SIBO(シーボ)であることがわかってきました。

 

SIBOがあると、痛み止めの薬を飲んだときに、潰瘍などの小腸障害が起こりやすいのです。


その差、オッズ比で、なんと6.54倍。

 

もともとSIBOでは、小腸の中で炎症が起きていますから、当然のことといえます。

 

全国から「原因不明」の小腸潰瘍で悩んでいる患者さんが来られます。

 

小腸病変をもった患者さんは、SIBOの有無をしっかり調べましょう。

 

Role of small intestinal bacterial overgrowth in severe small intestinal damage in chronic non-steroidal anti-inflammatory drug users 

(名の通った消化器系の医学誌であるScand J Gastroenterol.より)


Abstract

Objective. Enteric bacteria play a significant role in the pathogenesis of non-steroidal anti-inflammatory drug (NSAID)-induced small intestinal damage. However, the association between small intestinal bacterial overgrowth (SIBO) and NSAID-induced small intestinal damage remains unclear. The aim of the study was to examine the association between SIBO and the presence of NSAID-induced severe small intestinal damage or its symptoms in chronic NSAID users. Materials and methods. Forty-three patients who had been using NSAIDs for over 3 months were enrolled. They were examined by capsule endoscopy and a lactulose hydrogen breath test (LHBT). We defined severe small intestinal damage as the presence of more than four small erosions or large erosions/ulcers. The LHBT result was considered positive if there was an increase in the level of breath hydrogen gas of >20 ppm above baseline. Results. Out of 43 patients, 22 (51%) had severe small intestinal damage. The LHBT was positive in 5 of 21 patients (24%) without severe small intestinal damage and in 13 of 21 patients (59%) with severe small intestinal damage. Multiple logistic regression analysis showed that an LHBT-positive result was significantly associated with increased odds ratio for severe small intestinal damage (OR, 6.54; 95% CI, 1.40–30.50). There was no significant difference in the presence of symptoms between the LHBT-positive and LHBT-negative patients with severe small intestinal damage. Conclusion. SIBO might have a role in the development of severe small intestinal damage in chronic NSAID users.

 

 江田クリニック


【音声】低FODMAP食について詳しく説明



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涼しげなグラスを待合室に並べてみました。


女性誌から取材あり。


8月に発売されます。


それにしても熱中症が多いですからみなさんお気をつけください。


総合病院の院長をつとめている親友も、


コロナの熱なのか

熱中症の熱なのか

他の疾患による熱なのか


鑑別に日々奔走する毎日だと言っています。


熱中症予防水の作り方

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医療法人信証会 江田クリニック 院長 江田証



いいレストランに行ったとき、

シェフが挨拶に来てくれます。

そのとき、シェフにだけいい顔をして、スタッフには非常に態度が悪い人がいます。

「おれは客なんだぞ」という言葉遣いでスタッフを見下して、ささいなことで不平不満をいいます。

 

こういう人は、当然レストランのスタッフにきらわれます。

そればかりか、連れて行った女性にも絶対にモテません

女性は、裏表がある人をきらうからです。

シェフへも、レストランのスタッフからそれは伝わります。

ついにはシェフにも「もう来ないで欲しいな」と思われます。

結局は自分が損をするのです。

 

病院できらわれる患者さんは、たいてい医師にはいい顔をします。

しかし、特に事務員などに、横柄で、すぐに怒鳴ったり、イライラしたり、人をバカにしたような態度をとります。

中には体温計を投げたり、一生懸命に問診をしているのに、投げやりで、いい加減にしか答えない人もいます。

病院やクリニックの医師は、スタッフを「家族」だと思っています。

事務や看護師は、医師の家族と同じなのです。

スタッフに態度がよくないと、当然、スタッフを家族のように思っている医師にも遠ざけられるのです。

私のクリニックは紳士淑女の方ばかりです。院長の私が、「紳士淑女の方のためのクリニック」だと思っているからです。

患者さんのために、気持ちよく働けます。

 

医師と良好な関係を保つことも、健康を保つ秘訣です。

 

健康を保つために、だれにでも気持ちいい態度で接しよう。


とくに、立場が弱いひとには、優しく、が鉄則。

 

医療法人社団信証会 江田クリニック 院長 江田証

 

 

 

診察室の机に毘沙門天さまを置かせていただきました。

 

足で踏まれているのは、病気の元、餓鬼(がき)たちです。

 

病気が治らないのは、患者が悪いからではありません。

 

患者さんは、必死にがんばっているのです。

 

ただ、よかれと思ってやっていることが、逆効果だったりすることはあります。

 

低FODMAP食について音声で説明

 

また、医師が悪いからでもありません。

ほとんどの医師は患者さんのことを想い、なんとかしようとしています。

 

ただ、新しい知識がなかったり、よかれと思ってしている指導が、逆効果だったりすることもありますが。

 

低FODMAP食について音声で説明

 

つまり、病気が治らないのを、患者や医師のせいにしても始まらないのです。

悪いのは、病(やまい)です。

 

仲間割れしても逆効果です。

 

お互いに協力して、新しい知識を求めて工夫をしていくことです。

毘沙門天様、世の困窮した患者と悩める医師たちを救いたまえ。

ともに祈りましょう。

 

医療法人信証会 江田クリニック 院長 江田証

 

江田クリニック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



【ビールの成分が腸活によい】

腸はビールを味わっている


本日発売のアンアンで解説しました。


なんと、ビールのある成分は、腸管の迷走神経を活性化しています。


ビールは低FODMAP食ですしね。


せびご一読ください。


医療法人信証会 江田クリニック 院長 江田証