いいレストランに行ったとき、
シェフが挨拶に来てくれます。
そのとき、シェフにだけいい顔をして、スタッフには非常に態度が悪い人がいます。
「おれは客なんだぞ」という言葉遣いでスタッフを見下して、ささいなことで不平不満をいいます。
こういう人は、当然レストランのスタッフにきらわれます。
そればかりか、連れて行った女性にも絶対にモテません。
女性は、裏表がある人をきらうからです。
シェフへも、レストランのスタッフからそれは伝わります。
ついにはシェフにも「もう来ないで欲しいな」と思われます。
結局は自分が損をするのです。
病院できらわれる患者さんは、たいてい医師にはいい顔をします。
しかし、特に事務員などに、横柄で、すぐに怒鳴ったり、イライラしたり、人をバカにしたような態度をとります。
中には体温計を投げたり、一生懸命に問診をしているのに、投げやりで、いい加減にしか答えない人もいます。
病院やクリニックの医師は、スタッフを「家族」だと思っています。
事務や看護師は、医師の家族と同じなのです。
スタッフに態度がよくないと、当然、スタッフを家族のように思っている医師にも遠ざけられるのです。
私のクリニックは紳士淑女の方ばかりです。院長の私が、「紳士淑女の方のためのクリニック」だと思っているからです。
患者さんのために、気持ちよく働けます。
医師と良好な関係を保つことも、健康を保つ秘訣です。
健康を保つために、だれにでも気持ちいい態度で接しよう。
とくに、立場が弱いひとには、優しく、が鉄則。
医療法人社団信証会 江田クリニック 院長 江田証