恋愛小説家 -75ページ目

チュ♪

電車通勤というものを久しくしていません。ラッシュアワーの混雑は酷いものでしたが、電車に乗ること自体は割と好きだったなぁと思い返します。

 

毎朝決まった時間に家を出て、おなじ風景を眺める駅までの道のりは程よいエクササイズでした。すれ違う顔ぶれ、改札のおじさん、ホームで見かける美男美女、最新の吊広告、制服の生徒たち。昨日とそっくりな朝でも、カレンダーは更新され、わずかながら変化して続く毎日を見届けることができるのです。

 

金曜日の帰り道は、「1週間前の私は何をしていたかな。」と反芻する時間でした。何がどれだけ進んだか、抱えたままの案件はないか、仕事のことから日々のことまで。休み前の開放感もすてきでした。UVカットガラス越しの空は今にも雨が降りそうな色に見えるので、何度となく、下車してホッとしていました。
 

恋愛小説家
 
花柄牛の貯金箱を買ったのは、去年のことです。「ウシなのにどうしてこんなに花柄なのよ!?」と、気になって棚から手に取り目が合った瞬間、「モーモー」はうちの子になっていました。

 

「一緒に帰ろう?」売り場にいることも気にせず、私はモーモーに「チュ♪」とキスをしました。 人生で貯金箱を買ったのは初めてのことですが、彼(または彼女)は貯金するためにいる訳ではない気がして、ほかほかした気持ちで家に帰ったのでした。

 

モーモーと話すときは、語尾に「モー」がつきます。

 

「モーモー、おつりもらったモー。」

「おなかすいたモー♪」←台詞も担当(笑)

 

傍から見れば、かなりのおばかさんです。

 

魔法のことば

そのことばは万能薬で  

目覚めてから眠るまで
気づけば何度もつぶやいているよ

 

それだけで

退屈でつまらないことなど

一つ残らず消えてしまうから不思議

 

暗闇で心に火が灯り

小さな喜びを大きく

大きな悲しみを小さくしてくれる

 

人前でもまっすぐ前を見ていられるし

胸をすくような瞬間に立ち合うたびに

からだを巡る温度を思い出す

 

世界でいちばん美しい

あなたの名前

 

私の声が聞こえますか?
  

泣いてもいいですか

総じて
私は幸せだと思います
 
それなのにどうして
涙ばかり溢れるのでしょうか
 
誰かに愛されているということ
大切な人たちに囲まれているということ
毎日あたらしい発見に満ちた朝や
はやる心を鎮めるようなやさしい夜が
嬉しくて仕方ありません
  
それなのにどうして
子どものように無防備に
声を上げて泣きじゃくりたくなるのでしょうか
  
穏やかに生きているつもりでも
消化しきれない切ない気持ちも抱えていて
普段は息を潜めていても
切り離すことのできない「対」の部分が
光に照らされるほど
色濃い影を落とすのです
  
襲ってくる孤独や焦燥感は
波風立つほどに私を脆くしてゆき
 
久しぶりに母に電話をして
泣きました
 
親友からのメールに
泣きました
 
糸口の見えない難題に
泣きました
 
妥協や苦渋に
泣きました
 
それでも大丈夫だというあなたに
また泣きました
 
やさしさや思いやりは
呼吸のように無意識に続けられていくもので
与えたり与えられたりの打算があるならば
どこか偽りめいたものに映るけれど
  
魔法の指先が あたたかな唇が
私の涙を掬いとってくれるから
もはや泣きたいのか笑いたいのかすらわからず
ひたすら涙が頬を伝っていきました
 

You light up my life

最近PCの調子が悪いのです。

いきなり音が出なくなって、

インストールしたファイルが開けなくなり

謎のエラーメッセージ続出。

まさかウイルスかと思いましたが、設定の問題だった模様。

ああ驚いた。

 

PCが死んだら仕事にならなくなってしまいます。

バックアップに安心していないで、

いよいよ、早々に買い換えないといけないのですが

でも、これから買うのにVistaは嫌だったりして(現XPなので)

もう少し持ちこたえてもらい、Win7を待ちたい気分。

 

それほど画像や重いソフトを扱う必要がなかった頃に

深く考えずに買ったものだから、そろそろ限界を感じています。

どうしようかなぁと、ご機嫌取りつつ使用中。

応援しているから、がんばってください。

 

巷では、あっという間に連休が過ぎていきました。

矛盾していますが、私は月曜日と金曜日が好きです。

通常の毎日の方が落ち着いていられるのです。

 

本日のBGMは「You light up my life」。

 

You light up my life
You give me hope to carry on
You light up my days
and fill my nights with song
 

そんなことは一言も言っていないのに

「あなたが大好きです」と

心にまっすぐ響いてくる詩です。

  

はやね

ふたりで居られる夜が好きだったけど

独りきりなら夜は大嫌い

 

彼が居なくなってから

なんだかいろいろと面倒くさくて
0時に寝る毎日
健康的だし、割と笑っているよ
 

何がよくて、何がいけなかったのか
考え出すとどうしようもなくて
まとまりのない気持ちで
進む秒針ばかり眺めていた
 

久し振りの午前1時
心の深いところでシクシク痛い

1時間てこんなに長かったっけ
 

何かが私を沈ませる
 
矛盾していることや知りたく
なかったことも
早寝をすれば見て見ぬ振りができるかな
夢の中まで涙は追いかけてこないでね

 

そうして何回目の朝が来たら
きれいに忘れられるかな

  

荒療治

なんでそんな話を聞かせてくれるのかしら・・・

反応を見て楽しんでいるとか?

世間知らずの私はとても肩身が狭いです。

 

ふたりの世界に歴然とした壁がある気がして

どうして一緒にいるのかさえ、分からなくなりそうです。

 

「あなたはやさしいひとだね」と言われて

思わず泣きそうになりました。

 

やさしいって、どんなこと?

本当はずるいところも

意地悪なところもあるんだから

やさしくないって思われるのが怖くなってしまいます。


ありのままって難しい、

でも嘘はつかないって約束をしたから

一生懸命、右どなりを歩くことにします。

 

何もない私には

あなたを慕うことしかできないの。

だから純粋に愛することにしました。

馬鹿みたいにシンプルすぎることも

悪くないって信じています。

これまでにない、感覚を味わってもらえますように。

  

荒療治はほどほどに

あんまり厳しい質問は投げてこないで

リハビリだと思ってつきあってください。


どうかどうか、末永く

よろしくお願いします。

 

ひとことでいえば

とても優しい眼で微笑んで

耳をかみ

頬をなでて

ついばむようにキスをする

 

抱きしめあうことが

本当に純粋であったかくて

魂がふわふわ抜けていく感じ

 

生きている間に

そんな恋を知り得た幸運に

感謝しているわたしです

 


運命の日

何度となく乗り越えてきた波が

今度ばかりは少々高く、うっかり溺れかけてしまいました。

 

ほらほら、そんなに塞ぎこまずに・・・

思い出すことにしましょう、あれは去年の6月19日。

 

「魅力的な人に出会った。
すごい人に会うと刺激をもらいますね、ホント。
そして、いつも考えてしまうのは
私がやりたい仕事って何?ということ。
 
そこそこ、何でもこなせる人生ではなく
これだけは「私だけ」と思えることで勝負できたら
生きていて、どんなに楽しく、気持ち良いだろう。
 
ずっと器用貧乏だった、内申点だけは取れた女です。
全部平均点以上、でもパーフェクトではない。
ただの無難な存在でしかない。
 
限りある人生・・・
今さらですが
好きな物を書いて、好きな物を作りたい。
やりたい仕事を、やりたいよー!!

と、シャウト。

少し目が覚めた私です。」

 

当時、仕事に悩んでいたときに、

取材先でガツンと一発食らいました。

あのご縁に導かれたことは、

私にとって大きなきっかけとなりました。

今日まで続く「運命の日」だったと思います。

そのときの衝撃、受けた刺激、感動を忘れないように。

 

問題を抱えたまま突き進むのは苦しいです。

葛藤ばかりでしんどいことも多々あります。

結局のところ、「私だけ」というものを守ろうとするほど

独りになっていくのではないかと、思いつめたり。

 

塞ぐ私を励ましてくれるのも、やはり愛で

「好きな仕事が出来ることに感謝しましょうね」

「あなたがいないと困る」と、

充分すぎるほど、惜しみなく、

優しい言葉をくださる人々は、知らずしらずに

私を囲んでいるのでした。

 

やっぱり、神様にありがとうを。

 

nonsense

たましいが触れ合えるほどの相手は
世界にそうそう、いるものじゃない。
 
会えなくて不安だとか
ふいに声がききたくなるとか
いつも一緒にいたいとかって
衝動的に、思うこともある。

 
でもそんなことはすべて

青くさくて幼稚な願望なのかもね。
 
「たとえば10年、連絡もなく過ぎていって
君がどんな風に変わっても、

君は君だし、僕は僕のままでしょ。
今さら、もうどうにかなる思いじゃないよ。
そんな小さなことを、心配する必要ないでしょう?
何を、そんなに焦っているの」
 
その一言は、私を諭すようで
あいまいな安心感に、包囲された。
 
それは親子の縁だったり
親友の優しさだったりに似ていた。

 
うわべで浮き沈みする感情よりも

もっと根本的なところに
覆りようもない、抗えない「愛」がある事実を
疑うなんてこと自体が、ナンセンスなのだと・・・
 
それでも、本当に10年して、
私がとても変わっていたとしたら
(ううん、絶対に変わっているはずだけど)

 
同じように思ってくれるのだろうかと、
また生き急いでしまう。

 

センチメンタル旅


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日が傾くころに
読みかけの本を持って
公園に出かけよう

高らかな子どもの声
乾いた砂のにおい
ボールが跳ねて


すぐ隣にある素敵な世界に
深く長い息をつき
太陽を見送る

明日は何処へ行こうかな