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値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

靴修理店さんの『くつみがき』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

靴修理店さんが、『くつみがき』をおすすめしている店頭看板です。

 

主に商品中心にお知らせしています。

 

できれば、これをお客さん中心の流れにしたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>10分ほどです。

>くつみがき

>¥500

>・靴底修理の方 みがきサービス

>・紳士靴の他、パンプス、サンダル、エナメル

 

 

 

→お客さん中心の流れにするには、「どんなお客さんにおすすめしたいのか?」から始めるといいでしょう。

 

→例えば、『見た目に気を使い、スーツやネクタイを選んでいるあなたに』

 

→そして、そのお客さんが意外と見逃している点で問い掛けます。

 

→例えば、『足元のお手入れは大丈夫ですか?』

 

→このような流れを作ることで、もしも靴が汚れていたとしたら、『くつみがき』という必要性が出て来ます。

 

→その上で、商品サービスの紹介をするのです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(靴修理店のくつみがき)

見た目に気を使い、スーツやネクタ
イを選んでいるあなたに
足元のお手入れは大丈夫ですか?

実は、相手に与える印象の大部分は
足元から生まれます。ミーティング
や商談、日常オフィスワークでも、
意外と靴は目立つ存在。

もしも靴が汚れていたり傷んでいた
ら折角の身だしなみが台無しです。

そこで、『くつみがき』
10分、¥500でピカピカに!

見た目が良くなるだけでなく、ビジ
ネス現場でしっかりとした印象を持
ってもらえますよ!
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【今回のポイント】

 

→商品中心のお知らせするより、お客さん中心の流れを伝えることが今回のポイントです。

 

→こうすることで、お客さんに必要性を感じてもらえます。

 

→必要性を感じてもらえれば、もしもそれが出来ていなければ、緊急のことになるのです。

 

→そうすると、行動してもらいやすくなります。

 

→お客さんにとって重要なのは、『見た目の印象を大切にすること』です。

 

→しかし、それが靴の状態と関係がないと思っていたら、まず行動してもらえません。

 

→この辺りを意識するといいでしょう。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

小さなお店であろうと、大きなお店であろうと、すべてのお店にはルールが存在します。

 

しかし、これらのルールはすべてお客さんに対して、一律に適用されるわけではありません。

 

お店のスタッフさんが常に意識しなければいけないのは、そのバランス。

 

それは、お店のルールとお客さんのルールの間のバランスです。

 

 

 

まず、お店の受付スタッフさんには、次の2つの役割があります。

 

 

◆受付業務

 

◆接客サービス

 

 

受付け業務は、お店のルールが中心となる業務です。

 

これには、営業時間、料金、納期、レジの操作手順など、お店の運営に関する基本的な情報が含まれます。

 

こうしたルールは、変わることがありません。

 

それゆえに、正確かつ迅速な対応が求められるのです。

 

 

一方、接客サービスは、お客さんのルールや要望、気持ちなどを最優先することです。

 

それは、お客さんに合わせたサービスを提供することを意味します。

 

例えば、お客さんに安心感を提供したり、お客さんの笑顔を引き出すことが目標となるでしょう。

 

 

お客さんは、一人ひとり異なり、その期待もまた違います。

 

中には、「受付業務を素早く終わらせて欲しい」というお客さんもいれば、「じっくりと接客サービスを受けたい」お客さんもいるのです。

 

そのため、受付のスタッフさんは、お客さんのタイプを見極め、適切なサービスを提供する必要があります。

 

例えば、素早い対応を求めるお客さんに対しては、余計な接客は避け、効率的に受付業務を終わらせることが望ましいでしょう。

 

一方、接客サービスを期待するお客さんには、細やかな気配りや共感を示すことが重要です。

 

 

しかし、お客さんのルールにのみ焦点を当ててしまうと、お店のルールが疎かになる恐れがあります。

 

お店のルールは、スタッフさんの働きやすさや他のお客さんへの影響を考慮して作られているからです。

 

そのため、そのルールを遵守することが大切になります。

 

 

最終的に、お店のスタッフさんはお客さんとの関係性を築く中で、お店のルールとお客さんのルールのバランスを取ることが求められるのです。

 

このバランスを保ちながら、最高のサービスを提供することで、お客さんからの信頼や満足を得ることができるでしょう。

 

 

このようにお店のルールとお客さんのルール、その両方を大切にすることで、お店の成長とお客さんの満足を両立させることができます。

 

お店としての基本を守りつつ、お客さん一人ひとりのニーズに応える、これが素晴らしい接客のカギと言えるのです。

 

 

お店のルールを守ることは大切ですが、お客さんのルールを無視してはいけません。

 

このことを決して忘れないでくださいね。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

靴修理店さんの『靴修理』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

靴修理店さんが、『靴修理』をおすすめしている店頭看板です。

 

写真を使って、before、affterを伝えています。

 

とても分かりやすいですね。

 

これに文章を付けたいと思います。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>(写真)before→affter

>クリーニング

>補色

>染直し

>キズ直し

>見積もり無料 スタッフまで

 

 

 

→まずは、呼び掛けからスタートします。

 

→例えば、『大切な靴にキズがついて、もう履けないと落ち込んでいるあなたに』

 

→次は、そんなお客さんに共感します。

 

→例えば、『お気に入りの靴を手放すのは、残念ですね』

 

→この問題を解決できることを伝えます。

 

→そして、最後は行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(靴修理店の靴修理)

大切な靴にキズがついて、もう履け
ないと落ち込んでいるあなたに
お気に入りの靴を手放すのは、残念
ですよね。

実は、そのキズ直せます。
正しい方法と専門的な技術で、深い
キズでも大丈夫!

◆写真before→affter

長年の経験と高度な技術を持ったプ
ロの技で、驚くほどキレイに修復す
ることができます。

ヒールのキズや皮革のキズも新品同
様に仕上げることができるんです。

諦める前に一度ご相談くださいね。
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【今回のポイント】

 

→写真は分かりやすいですが、それだけでは弱いので、文章で伝えることが今回のポイントです。

 

→文章の組み合わせで、困っているお客さんへ共感し、刺激します。

 

→そうすると、写真と文章で行動しやすくなるのです。

 

→写真は目立ちやすい反面、納得性に欠けます。

 

→逆に文章は納得させやすい反面、目立ちにくいのです。

 

→これをセットにすると、効果的になります。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

多くの小さなお店が、客数の減少に頭を抱えています。

 

しかし、この問題の核心をつかむためには、まず客数の分類を2つに分けて考えることが重要です。

 

 

(1)新規客の数

 

初めて来店されるお客さんの数です。

 

初めてなので、この後もまた来てもらえるかどうかは分かりません。

 

 

(2)既存客の再来店回数

 

すでに来店されたことがあるお客さんが、どれだけの頻度で再び来店しているのかの数です。

 

すでに来店されているお客さんでも、その用途によって来店頻度が変わってい来ます。

 

 

 

(1)の「新規客の数」は、難しい言葉で言うと「外部要因」に影響を受けることが多いです。

 

例えば、人口の減少や競合店の増加、市場の飽和などに左右されます。

 

これらの「外部要因」は、個々のお店の力だけで変えるのは難しいです。

 

 

しかし、(2)の「既存客の来店回数」は、お店の対応やサービスの質、お店とお客さんとの関係性で大きく変動します。

 

これを、「内部要因」として捉えて取り込むことができるのです。

 

 

 

では、お客さんがまた来ない理由とは何でしょうか?

 

いろいろな理由がある中で一番多い理由が、「お客さんがお店を忘れてしまうこと」です。

 

例え、前回の来店時にどれだけ満足してもらったとしても、忘れてしまわれると、もう来店されません。

 

 

しかし、実はこの現象の背景には、「お客さんがお店を忘れる前に、お店がお客さんを忘れてしまう」という事実が隠されているのです。

 

つまり、「お客さんがまた来ない理由」の一番は、「お店がお客さんを忘れてしまうこと」が挙げられます。

 

 

例えば、今まで何度も足を運んでもらっているお客さんが、ある日を境に突然来なくなることがあったとしましょう。

 

この事実をお店が把握するまでに、早くて3カ月、遅いと半年以上もかかります。

 

この背後には、「お店側がお客さんのことを忘れてしまっている」からです。

 

 

 

なぜこうなるのでしょうか?

 

それは、多くのスタッフさんが、「お客さんがお店を出ると、すぐにそのお客さんの存在を忘れること」が原因です。

 

その証拠に、数カ月後か半年後に、「そう言えば、あのお客さん最近見ないわね」と他人事になってしまいます。

 

これでは、既存客の再来店を期待するのは難しいと言えるでしょう。

 

 

 

では、どうすればこの問題を解決できるのでしょうか?

 

答えは、意外とシンプルです。

 

お店のスタッフさん全員が、「お客さんを忘れないという意識を持つこと」。

 

そのためには、「自分の仕事は、お客さんが次回来店されるまで続いている」と決めるだけです。

 

 

 

これを決めて、行動すれば、お客さんとの関係性がよくなり、再来店のチャンスは確実に増えることでしょう。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

日本の小売業やサービス業を取り巻く環境が、大きく変化しています。

 

総人口の減少や中でも働く世代の減少による、需要の減少が著しいです。

 

また、オーバーストアーやインターネットショッピングの拡大で、競争激化も挙げられます。

 

さらに、AIを使った気付かない需要の喚起なども見えない脅威です。

 

 

 

これらの影響で、従来のお店は客数の減少を感じています。

 

特に、小さなお店ほど、この変化を実感していることでしょう。

 

そうした中、多くのお店が目指すのが、「客単価のアップ」です。

 

 

しかし、ただ単に、客単価を上げようとすると失敗します。

 

なぜなら、むやみに客単価を上げると、客数が大きく減少するからです。

 

 

 

では、どうして客数が減るのでしょうか?

 

ここで重要なポイントは、「誰のために単価を上げるのか?」という視点です。

 

客数が減るお店は、ほぼ「お店のために客単価を上げよう」としています。

 

だから、失敗するのです。

 

 

 

単価アップの理由は、「売上げを上げるため」や「利益率を高めるため」で、この答えは間違いではありません。

 

しかし、問題なのはこれだけが目的になってしまっています。

 

お店や経営者のためだけの単価アップは、スタッフさんやお客さんに納得してもらえないのです。

 

 

なので、次のようなことを考えなければいけません。

 

 

 

◆スタッフさんとお客さんのための単価アップという視点を持つこと

 

スタッフさんのための単価アップの理由は、仕事の余裕や安定した収入、そして楽しさを提供するためです。

 

一方、お客さんのための単価アップの理由は、よりパーソナルなサービスや問題の解決し、さらなる満足度の提供につなげます。

 

これらの視点からの単価アップを目指すと、スタッフさんやお客さんの両方が納得して協力してくれるはずです。

 

 

 

 

◆単価アップの新しいアプローチを取ること

 

単価アップを追求する時、「商品の売り込み販売」から「お客さん中心の提案販売」の視点にシフトしましょう。

 

そのためには、まず、「お客さんの現状を理解する」必要があります。

 

そして、「お客さんのニーズや願望にアプローチ」し、「それに応じた商品やサービスを提案する」のです。

 

こうすることで、自然と客単価はアップして行きます。

 

 

また、場合によっては、単価を下げることで、お客さんのニーズに合わせる場面もあるかもしれません。

 

しかし、それがお客さんの喜びにつながるのなら、それも正しい選択です。

 

本当に必要なものを提供することで、お客さんは再度あなたのお店に訪れるでしょう。

 

 

 

単価アップの真の意味は、ただ数字を高めるだけではありません。

 

そのことで、スタッフさんやお客さんとの関係を深め、お店全体の価値を高めることなのです。

 

このような新しい視点を持つことで、スタッフさんやお客さんとの信頼を長く築いていくことができるでしょう。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

加圧トレーニング店さんの『スポーツパフォーマンスアップ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

加圧トレーニング店さんが、『スポーツパフォーマンスアップ』をおすすめしている店頭看板です。

 

色々な要望を挙げています。

 

できれば1つに絞って、お店からのメッセージを強くしたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>・ポッコリお腹が気になる・・・

>・足を細くしたい・・・

>・肩こり、腰痛、膝痛改善

>・スポーツパフォーマンスをアップしたい・・・

>思い描く理想の自分になれる場所!

>この先50歩!あなたが変わる場所がそこに!

 

 

→1つの要望に絞ることで、お客さんに伝えやすくなります。

 

→今回は、『スポーツパフォーマンスをアップしたい』にしますが、他の要望は次回にすればいいのです。

 

→そうすると、4種類の看板が書けます。

 

→まず、4種類の看板を書いてみて、その中で一番反応が良いものを長く伝えるといいいですね。

 

→最初の問い掛けは、次のようにします。

 

→例えば、『スポーツの結果が伸び悩んでいると感じることはありませんか?』

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(加圧トレーニング店のスポーツパフォーマンスアップ)

スポーツの結果が伸び悩んでいると
感じることはありませんか?

原因は、通常のトレーニングだけで
は、体の潜在能力を最大限に似き出
せていないからです。

そんな時は、『加圧トレーニング』
加圧トレーニングとは、特殊なバン
ドを使用して筋肉への血流を適度に
制限しながらトレーニングする方法
です。

この方法で短時間で効果的な筋肉の
成長と耐久力向上が期待できます。

スポーツのパフォーマンスを向上さ
せたいと思ったら、一度ご相談くだ
さいね。
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【今回のポイント】

 

→色々な要望をお知らせすることよりも、1つに絞ってメッセージにすることが今回のポイントです。

 

→メッセージの構成は次のような流れになります。

 

→(1)問い掛け

 

→(2)その原因

 

→(3)原因の解消手段

 

→(4)解消手段の説明とその結果

 

→(5)要望を実現する最初の一歩

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

私たちのまわりには、様々なお店が存在しています。

 

中でも、小規模なお店はその地域の特色や魅力を強く持ち、お客さんとの関わりがとても深いものとなっていることでしょう。

 

では、そのような小規模のお店が、本当にお客さんのお役に立つには、どのような取り組みや心構えが必要でしょうか?

 

 

 

その前にまずは、「お客さんのお役に立ちたい」と「商品を売りたい」の間のバランスについて考えてみたいと思います。

 

これは、一見すると相反した事柄のように感じられるかもしれません。

 

しかし、実は、この2つは密接に関連しています。

 

なぜなら、お客さんの本当の望みや悩みに応えることで、結果として商品も売れるようになるからです。

 

 

 

そして、これを実現するためのカギが、「お客さんに寄り添った関わり方」になります。

 

 

最近の技術の進化、特に、AIやIoTの発展は、小規模のお店であっても一人ひとりのお客さんとの関わりを深めるチャンスをもたらしているのです。

 

しかし、これらの技術はあくまでもツールであって、本当のお客さんとの関わりは、それをどのように使うかにかかっています。

 

 

 

例えば、よく言われる事例の1つで紹介すると、

 

お客さんから、「ドリルが欲しい」と言われたとします。

 

この時、AIを使って最適なドリルを提案することは可能です。

 

しかし、その背後にある「なぜドリルが欲しいのか?」という本当のニーズを引き出すことはできません。

 

これを引き出すには、人と人のコミュニケーションが必要になります。

 

その答えが、「べニア板に小さな穴をあけるため」だとしたら、「穴あきべニアの板を」提案すればいいのです。

 

これがお客さんの本当の望みを理解し、それに対応する商品やサービスを提供することで、お客さんに寄り添った関わり方をしたことになります。

 

 

これが、小規模なお店による大手企業やAI技術との差別化を生み出すカギではないでしょうか?

 

 

そのための具体的なアプローチは次の3つです。

 

(1)深いリスニング

 

お客さんの言葉をただ聞くのではなく、背後にある気持ちや望みを深く理解する努力が必要です。

 

そのためにお客さんに質問することで、お客さん自身も気付いていないニーズを明らかにします。

 

 

(2)オンリーワンの提案

 

そのニーズに対して一人ひとりのお客さんに合わせた、他のお店では提案できないことを提供することで、お店の魅力を最大限に活かしましょう。

 

 

(3)人間らしさを大切に

 

AI技術は日々進化していますが、人の温かみや心の動きを理解することは難しいです。

 

小規模のお店だからこそ、その人間らしさや地域性を活かした関わりを築くことができます。

 

 

 

これらを大切にして、日々の業務に取り入れることで、小規模なお店も新しいステップに踏み出すことができるはずです。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

インド料理店さんの『タンドル料理』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

インド料理店さんが、『タンドル料理』をおすすめしている店頭看板です。

 

『タンドル』とは、壺窯型オーブンで調理した料理になります。

 

現状の看板では、『タンドル』という言葉は出て来ませんが、セット内容から察することができるでしょう。

 

この辺りをちょっと付け足します。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>おひとりさまセット!

>・プレーンふかふかナン

>・チキンティッカ

>・シシカバブウ

>・サラダ

>・カレー

>・ドリンク(生ビール+¥200)

>¥1480

 

 

 

→まずは、『どんなお客さんにおすすめしたいのか?』を呼び掛けます。

 

→例えば、『本格的なインド料理を手軽に楽しみたいあなたに』

 

→そして、問い掛けます。

 

→例えば、『インド料理って、どんなメニューが思い浮かびますか?』

 

→この後、『タンドルで調理することが鍵であること』を伝えるのです。

 

→その上で、簡単にメニュー紹介をします。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(インド料理店のタンドル料理)

本格的なインド料理を手軽に楽しみ
たいあなたに
インド料理って、どんなメニューが
思い浮かびますか?

実はインド料理の真髄を味わうには
「タンドル」と呼ばれる壺窯型オー
ブンで調理することが鍵です。

・ジューシーなタンドル焼き肉料理
外はカリッと、中はジューシーな香
りとスパイスの風味が広がります。

・モチモチのタンドル焼きナン
外は軽く焦げて香ばしく、中はふわ
ふわモチモチ。カレーと合わせは、
その絶妙な組み合わせにビックリ!

タンドルで調理したメニューをセッ
トで、ぜひお試しください。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品メニューだけでなく、それの裏にある特徴で興味を引くことが今回のポイントです。

 

→こうすることで、思わず食べてみたくなります。

 

→その上で、それらをセットメニューとして提供するといいですね。

 

→そうすると、「タンドル」での料理が楽しめて、お客さんも選びやすくなります。

 

→そして、その料理は他では、なかなか食べられないので、また来てもらいやすいです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

業績が停滞してくると、多くの経営者は焦り出し、変化を求めるようになります。

 

しかし、そうした中で、「自分たちは今、変わらなければいけない」と強く感じるものの、実際に変わる行動を取ることは意外と少ないです。

 

その原因は、「変化に対する不安」や、「できれば現状のままで何とかしたい」という願望から来ています。

 

 

では、「変化すること」が、本当に真の成功につながるのでしょうか?

 

「変化すること」で成功につながることは、当然あります。

 

しかし、「変化すること」なく、「現状の良いところを伸ばすこと」で成功につながることも多いです。

 

 

今回は、その辺りの方法を紹介します。

 

 

 

(1)変わらなくても良い

 

いきなり変化を迫られると、誰しも戸惑い、不安を感じてしまいます。

 

その時、その変化への不安が強いものであれば、無理に変わる必要はありません。

 

なぜなら、すでにある良いところを伸ばすだけで、業績の改善が期待できるからです。

 

 

 

(2)自店の良いところを知ること

 

どんなに業績が悪いお店でも、良いところと悪いところは存在します。

 

その中で、良いところに焦点を当てて、それを最大限に伸ばすことを考えましょう。

 

しかし、そのような考え方は分かっても、「実際に、どうやって良いところを見つければいいのか?」、分からない人も多いです。

 

 

 

(3)数字を味方につける

 

数字は、客観的な事実を示します。

 

売上げデータや客単価、一人当たり売上げなど、お店の業績を示す様々な数字を詳しく分析することで、良いところをハッキリさせることができるのです。

 

例えば、昨年の同月同週の売上げを比較するといいでしょう。

 

この時、比較した数字から、「何が上手く行っていたのか?」、「どんなやり方やアイデアが功を奏していたのか?」、スタッフさんからのフィードバックを求めることで、その秘訣を再現するヒントが得られます。

 

 

 

(4)良いところをさらに伸ばす

 

良いところを見つけたら、それをさらに伸ばして行きましょう。

 

具体的な行動やシナリオを組み立てて、それを実践することで、結果がついてくるはずです。

 

重要なのは、その良いところを継続的に維持し、さらにブラッシュアップして、広げて行きます。

 

 

 

結論として、業績の停滞や困難に直面しても、無理に自分を変える必要はありません。

 

すでに持っている良いところを最大限に活かすことで、お店の業績は確実に上昇することでしょう。

 

そして、良いところをさらに磨き続けることで、継続的な成功が手に入るはずです。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

酒屋店さんの『生原酒』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

酒屋店さんが、『生原酒』をおすすめしている店頭看板です。

 

『しぼりたて蔵元直送』の希少性のあるお酒なので、その辺りを深めて行きたいと思います。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>しぼりたて蔵元直送

>「生原酒」

>大好きなあの人

>お世話になったあの人に

>「日本酒名」ラッピングします。

>直営店のみの販売です。

 

 

 

→まずは、「生情報」からお伝えします。

 

→例えば、『新鮮なしぼりたての生原酒があります』

 

→そして、問い掛けるといいでしょう。

 

→例えば、『どんな味がするのか、一度飲んでみませんか?』

 

→この後、希少性を伝えて、最後に行動の促しを行います。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(酒屋店の生原酒)

新鮮なしぼりたての生原酒がありま
す。どんな味がするのか、一度飲ん
でみませんか?

蔵元直送のため、市販のものとは一
味違う、飲みやすくてスッキリした
味わいです。

新鮮な魚や季節の野菜などで引き立
てた料理との組み合わせが抜群!

しぼりたて生原酒『日本酒名』

一度飲んだら忘れられないその新鮮
な風味と香りをお楽しみください。

ここでしか飲めない限定品ですので
お早めに!
ラッピングすれば贈りものとしても
喜ばれますよ。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→希少性のある商品は、「今しか飲めない」と感じてもらうことがポイントです。

 

→そのための情報をどんどん出していきます。

 

→「どんな味がするのか?」、「どんな料理と合うのか?」、「早く飲まないと無くなってしまうのではないか?」などで刺激するのです。

 

→もともとお酒が好きなお客さんは、ちょっとした刺激だけでお酒を飲みたくなります。

 

→だから、その辺りを少しだけ押せば良いのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則