店頭看板の事例(靴修理店のくつみがき) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

靴修理店さんの『くつみがき』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

靴修理店さんが、『くつみがき』をおすすめしている店頭看板です。

 

主に商品中心にお知らせしています。

 

できれば、これをお客さん中心の流れにしたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>10分ほどです。

>くつみがき

>¥500

>・靴底修理の方 みがきサービス

>・紳士靴の他、パンプス、サンダル、エナメル

 

 

 

→お客さん中心の流れにするには、「どんなお客さんにおすすめしたいのか?」から始めるといいでしょう。

 

→例えば、『見た目に気を使い、スーツやネクタイを選んでいるあなたに』

 

→そして、そのお客さんが意外と見逃している点で問い掛けます。

 

→例えば、『足元のお手入れは大丈夫ですか?』

 

→このような流れを作ることで、もしも靴が汚れていたとしたら、『くつみがき』という必要性が出て来ます。

 

→その上で、商品サービスの紹介をするのです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(靴修理店のくつみがき)

見た目に気を使い、スーツやネクタ
イを選んでいるあなたに
足元のお手入れは大丈夫ですか?

実は、相手に与える印象の大部分は
足元から生まれます。ミーティング
や商談、日常オフィスワークでも、
意外と靴は目立つ存在。

もしも靴が汚れていたり傷んでいた
ら折角の身だしなみが台無しです。

そこで、『くつみがき』
10分、¥500でピカピカに!

見た目が良くなるだけでなく、ビジ
ネス現場でしっかりとした印象を持
ってもらえますよ!
マズイと思ったら、今すぐどうぞ!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品中心のお知らせするより、お客さん中心の流れを伝えることが今回のポイントです。

 

→こうすることで、お客さんに必要性を感じてもらえます。

 

→必要性を感じてもらえれば、もしもそれが出来ていなければ、緊急のことになるのです。

 

→そうすると、行動してもらいやすくなります。

 

→お客さんにとって重要なのは、『見た目の印象を大切にすること』です。

 

→しかし、それが靴の状態と関係がないと思っていたら、まず行動してもらえません。

 

→この辺りを意識するといいでしょう。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則