こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
業績が停滞してくると、多くの経営者は焦り出し、変化を求めるようになります。
しかし、そうした中で、「自分たちは今、変わらなければいけない」と強く感じるものの、実際に変わる行動を取ることは意外と少ないです。
その原因は、「変化に対する不安」や、「できれば現状のままで何とかしたい」という願望から来ています。
では、「変化すること」が、本当に真の成功につながるのでしょうか?
「変化すること」で成功につながることは、当然あります。
しかし、「変化すること」なく、「現状の良いところを伸ばすこと」で成功につながることも多いです。
今回は、その辺りの方法を紹介します。
(1)変わらなくても良い
いきなり変化を迫られると、誰しも戸惑い、不安を感じてしまいます。
その時、その変化への不安が強いものであれば、無理に変わる必要はありません。
なぜなら、すでにある良いところを伸ばすだけで、業績の改善が期待できるからです。
(2)自店の良いところを知ること
どんなに業績が悪いお店でも、良いところと悪いところは存在します。
その中で、良いところに焦点を当てて、それを最大限に伸ばすことを考えましょう。
しかし、そのような考え方は分かっても、「実際に、どうやって良いところを見つければいいのか?」、分からない人も多いです。
(3)数字を味方につける
数字は、客観的な事実を示します。
売上げデータや客単価、一人当たり売上げなど、お店の業績を示す様々な数字を詳しく分析することで、良いところをハッキリさせることができるのです。
例えば、昨年の同月同週の売上げを比較するといいでしょう。
この時、比較した数字から、「何が上手く行っていたのか?」、「どんなやり方やアイデアが功を奏していたのか?」、スタッフさんからのフィードバックを求めることで、その秘訣を再現するヒントが得られます。
(4)良いところをさらに伸ばす
良いところを見つけたら、それをさらに伸ばして行きましょう。
具体的な行動やシナリオを組み立てて、それを実践することで、結果がついてくるはずです。
重要なのは、その良いところを継続的に維持し、さらにブラッシュアップして、広げて行きます。
結論として、業績の停滞や困難に直面しても、無理に自分を変える必要はありません。
すでに持っている良いところを最大限に活かすことで、お店の業績は確実に上昇することでしょう。
そして、良いところをさらに磨き続けることで、継続的な成功が手に入るはずです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則