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値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

眼鏡店さんの『読書用メガネ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

眼鏡店さんが、『読書用メガネ』をおすすめしている店頭看板です。

 

ほとんど商品のみのお知らせになっています。

 

もう少し情報を付け加えてみたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>秋の読書用メガネ

>フレーム+レンズ

>¥7000~(税込)

>お気軽にご相談下さい。

 

 

 

→では、誰に相談して欲しいのでしょうか、まずは、ここをハッキリ決めます。

 

→例えば、『最近、本を読むと眼が疲れてしまうあなたに』

 

→そして、その原因を伝えます。

 

→例えば、『もしかしたら老眼が進んでいるからかもしれませんよ!』

 

→この後に、商品につなげて行くと受け入れやすくなります。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(眼鏡店の読書用メガネ)

最近、本を読むと眼が疲れてしまう
あなたに

もしかしたら老眼が進んでいるから
かもしれませんよ!

あなたにピッタリ合わせたオーダー
メイドのメガネを作ると、読書の時
間がもっとラクに楽しいものになる
でしょう。

市販の老眼鏡とは異なり、左右の眼
の度数を合わせて調整します。

フレーム+レンズで ¥7000~

眼が疲れやすいと感じたら、早めに
ご相談くださいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品だけをお知らせするのでなく、それを誰にお知らせするのかハッキリと決めることが今回のポイントです。

 

→ここを決めると、お客さんへのメッセージがより具体的になるので、刺激しやすくなります。

 

→そうすると、行動につながりやすくなるのです。

 

→その上で、その商品にはどんな効果があるのかやどうすればでいるのかを伝えます。

 

→このちょっとしたことを付け加えるだけで、反応が変わって来るのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

売上げの向上は、お店の将来に直結する重要なテーマになります。

 

しかし、「どうすればいいのか?」、一筋縄ではいかないことも事実です。

 

そこで、この問題について一緒に考えてみたいと思います。

 

 

まずは、売上げを「客数×客単価」というシンプルな公式で分解することから始めるといいでしょう。

 

このように分解すると見えて来るのは、「客数の減少」か「客単価の減少」、あるいはその両方が「売上げの減少」の原因であると考えられます。

 

この原因を見極めることが、適切な対策を立てる第一歩です。

 

 

 

次に、視点を変えて、「なぜ、客数を増やす必要があるのか?」を考えます。

 

この答え1つが、「お店の価値をより多くのお客さんに浸透させるため」です。

 

では、お店の価値を高めるには、どうすればいいのでしょうか?

 

それは、「お店の価値を知らせる、気付かせる、素敵と感じさせる、再来店を促す」活動が必要になります。

 

例えば、地域に根ざしたイベントを開催することで、お店の存在を知ってもらったり、SNSを活用してお店の魅力を発信したりすることも効果的です。

 

 

 

さらに、もう一方の「なぜ、客単価を増やす必要があるのか?」を考えます。

 

この答えの1つが、「商品の価値をお客さんに深く体験していただくため」です。

 

では、商品の価値を高めるには、どうすればいいのでしょうか?

 

それは、「商品の魅力を知らせる、気付かせる、欲しいと思わせる、実際に使ってもらう」活動が必要になります。

 

例えば、商品のデモンストレーションを行ったり、試用サンプルを提供したりすることが、有効です。

 

 

 

 

これらのことを理解した上で、お店のコンセプトを見直し、それに見合った雰囲気作りをすることが重要になります。

 

そして、お店のコンセプトに沿った内装や音楽を選定するなど、お客さんが快適に過ごせる空間作りも必要です。

 

 

しかし、すぐにお店のコンセプトを変えることが難しい場合は、まずは商品の価値を見直すことから始めましょう。

 

商品の特徴を際立たせるために、スタッフさん全員でアイデアを出し合い、商品に新たな付加価値を加えてみてください。

 

例えば、商品の使い方に関するワークショップを開くなど、お客さんに商品の魅力をより深く知ってもらう機会を提供します。

 

 

 

このように売上げ分解して深堀してみると、改善のために必要なアプローチが具体的に見えて来るのです。

 

そのやり方が、「お店の価値を高めること」から始めるか、「商品の価値を高めること」から手を付けるのかは、お店の状況に応じた最適なスタート地点を見つけてください。

 

 

これをすることで、あなたのお店が、お客さん一人ひとりにとって特別な場所になり、それが売上げ向上につながることになるはずです。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

食品雑貨店さんの『青汁』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

食品雑貨店さんが、『青汁』をおすすめしている店頭看板です。

 

『野菜高騰』でなかなか買えない現状があります。

 

しかし、健康のことを考えると、やっぱり野菜を摂らなければいけません。

 

そんな問題の解決策の1つが、『青汁』になります。

 

この辺りを少し付け加えてみたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>野菜高騰

>今、野菜が高くなって

>野菜を摂っていない方!

>とっても飲みやすい青汁

>はいかがですか?

>今なら、なんと¥1980(税込)

 

 

 

→まず、現状の問題を投げ掛けてみたいですね。

 

→例えば、『野菜が高騰し、毎日の食事での摂取が難しいと感じていませんか?』

 

→この問い掛けで、『そうそう、そうなのよ!』と思ってもらえたお客さんに、解決策を提供します。

 

→その前に、『問題が解決しそう!』だと感じてもらうといいでしょう。

 

→例えば、『ですが、ご安心ください』

 

→この後、解決策の1つとしての『青汁』につなげます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(食品雑貨店の青汁)

野菜が高騰し、毎日の食事での摂取
が難しいと感じていませんか?
ですが、ご安心ください。

食物繊維が豊富で、しかも飲みやす
い青汁が、その悩みを解消します。

手軽に飲むだけで、必要な繊維を摂
取できるので、忙しいあなたにもピ
ッタリ!

しかも、コストパフォーマンスにも
優れており、毎日の健康管理に便利
です。
◆14包入 ¥1980(税込)

食物繊維が不足気味と感じたら、健
康維持のために、ぜひ青汁を!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→現状の問題を投げ掛けて、お客さんに『そうそう、そうなのよ』と思ってもらうことが、今回のポイントです。

 

→このようにすると、お客さんの問題に共感できるので、お客さんとの距離が縮まります。

 

→そうすると、こちらのメッセージが届きやすくなるのです。

 

→しかし、これをしないでいきなり商品を伝えると、売り込み臭が強くなって敬遠されます。

 

→なので、現状の問題を投げ掛けることが、とても大切なのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

私たちがいつも足を運ぶお店には、商品やサービス以上の何かがあると感じたことはありませんか?

 

それは、商品を手渡す瞬間の温もりや、会計時のちょっとした一言が心に残るなどに他なりません。

 

 

接客とはただの作業ではなく、お客さん一人ひとりに対する心のこもった行為なのです。

 

単に給料を得る手段だけでなく、その本質はもっと深いところにあります。

 

それは、お客さんに喜んでもらうことやリピートしてもらうことなどが、働く私たちにとっての最も大きな価値がある結果とも言えるのです。

 

 

ところが、現在のパートさんを含む従業員さんには、収入の制限があります。

 

例えば、年収103万円や106万円、100万円の住民税非課税ラインなど、税金や社会保険の負担を考慮しながら効率的に働くことが大切です。

 

しかし、このことが大切なのが分かった上でも、それらにとらわれ過ぎてはいけません。

 

 

例えば、売上げが減少して来た時、「私には関係ない」と背を向けてしまうパートさんがいます。

 

そうではなく、一人ひとりが責任を持ち、「どうしたら売上げを増やすことができるか?」を考える姿勢が重要なのです。

 

最低賃金の上昇に伴い、働く時間をどんどん少なくなります。

 

だからと言って、お店のサービスが低下してはいけないのです。

 

 

この時代の流れの中でできることは、「接客の質の見直し」ではないでしょうか?

 

お客さんが求めるのは商品だけではなく、ズバリ「体験」です。

 

お客さんがお店を訪れるたびに、「心地よい体験」を提供し、ファンになっていただくことが不可欠になります。

 

 

このように「接客の質を高めること」で、売上げを支えることができるのです。

 

私たちがお店の顔として、お店の価値を高めることで、感謝されるお客さんが増え、より多くのリピート客を得ることができます。

 

 

こうした努力は結果として、仕事への充実感をもたらし、単なる時給を得るための行動からステップアップできるのです。

 

このような接客を通じて、お客さんからの信頼と感謝を得ることが、本当の意味での「効率的に働くこと」に他なりません。

 

 

このような思いやりのある接客は、お店の雰囲気をも豊かにします。

 

このことで、お客さんの心に残るような特別な体験を提供できるのです。

 

 

大切なことなのでまとめると、「接客はただ給料をもらうためではなく、人と人とのつながりを築き、お店としての価値を高めるための重要なステップ」になります。

 

このような価値観を持って働けば、お店も、私たちも働きがいも、きっと変わっていくはずです。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

不動産仲介業さんの『お部屋探し』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

不動産仲介業さんが、『お部屋探し』をご案内している店頭看板です。

 

シンプルに『お部屋探しのことなら』とお知らせしています。

 

できれば、お客さんが迷っていることを解決してあげたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>お部屋探しのことなら

>「店名」当ビル2F

>お待ちしてます

>「電話番号」

 

 

 

→まずは、お客さんが迷っていることを投げ掛けます。

 

→例えば、『初めてのお部屋探し、何を基準で選べばいいのか迷いませんか?』

 

→そして、その基準となる事柄を伝えましょう。

 

→例えば、『実は、3つの基準を知ると選びやすいですよ』

 

→この後、その3つの基準を説明します。

 

→最後は行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(不動産仲介業のお部屋探し)

初めてのお部屋探し、何を基準で選
べばいいのか迷いませんか?

実は、次の3つ基準を知ると選びや
すいですよ。

(1)家賃
予算オーバーは長続きしないので、
予算に合った物件を選ぶこと
(2)エリア
通勤、通学時間や利便性を考慮して
生活しやすいエリアを選ぶこと
(3)間取り
リビングが広い、独立キッチンを持
つなど、適した間取りを選ぶこと

事前に連絡いただけば、お好みの物
件をご用意しておきます。
まずは、お気軽にご相談を!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→「どのような基準でお部屋探しをすればいいのか?」を伝えることが今回のポイントです。

 

→そのために、選ぶための基準を伝えることで、お部屋探しがとてもラクになります。

 

→また、このような基準を基に探してもらうと、お客さんだけでなく、不動産仲介業側もやりやすいのです。

 

→このような基準は、プロの不動産仲介業側では当たり前でも、お客さんは知りません。

 

→だから、事前にお伝えする必要があるのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

商品の販売を考える時、多くの社長さんは、「何を、お客さんに伝えればいいのか?」と問い掛けてしまいます。

 

しかし、この問い掛けのアプローチが、実は上手く行かない要因の一つです。

 

では、どのように考えて、どのように効果的なメッセージを作ればいいのでしょうか?

 

以下で説明したいと思います。

 

 

 

 

(1)お客さんの視点に立つこと

 

まず大事なことは、「誰に、伝えればいいのか?」をハッキリさせることです。

 

ここがとても大切ポイントになります。

 

つまり、商品やサービスの素晴らしさをいきなり伝えるのではなく、どんなお客さんにその商品やサービスがおすすめなのか?

 

「誰に」を意識して、販促物を考えなければいけません。

 

 

 

 

(2)時系列を利用してメッセージを組み立てること

 

お客さんに響くメッセージを伝えるためには、以下の3つを時系列で考慮しましょう。

 

 

(A)商品やサービスを使用する前

 

この時点でのお客さんの悩みや望みを理解し、現状でどんな問題シーンや願望シーンを描いているのかで投げ掛けます。

 

例えば、「こんな悩みを持つあなたに」、「こんな問題で困っていませんか?」

 

例えば、「こんな望みを叶えたいあなたに」、「こんな問題があって、あきらめていませんか?」

 

 

(B)商品やサービスを使用中

 

商品やサービスの特徴を明確にし、その特徴でどんな問題の原因を解決できるのかを伝えます。

 

例えば、「実は、こんな原因があるんですよ」、「この原因は、この商品やサービスで解決します」、「この商品やサービスには、こんな特徴があるからです」

 

 

(C)商品やサービスを使用した後

 

商品やサービスを使用した後の結果や変化を、具体的に示すことでお客さんの期待を高めてもらいます。

 

例えば、「この商品やサービスを使用することで、こんな素晴らしい結果が手に入り、こんな変化を起こすことができます」

 

 

このように3つの時系列を上手く組み合わせることで、お客さんの悩みや望みに共感しながら、価値のあるメッセージができるのです。

 

 

 

 

(3)価値を中心に伝えること

 

お客さんに共感し、価値のあるメッセージを中心に伝えることで、繰り返し使ってもらえる長期的な関係を築くことができます。

 

これを価格だけのお知らせにすると、価格に振り回される短期的な関係しかできません。

 

時系列を活かしたメッセージの伝え方にすると、真の価値が伝わりお客さんを引き付けて行くのです。

 

 

 

ポイントは、一番最初の問い掛けを、「何を、お客さんに伝えればいいのか?」ではなく、「誰に、どんな価値を伝えるのか?」へシフトすることで、効果的な販促物の作成が可能になります。

 

この考え方を基に、お客さんの心をつかむメッセージを作ってくださいね。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

居酒屋店さんの『牛タン』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

居酒屋店さんが、『厚切り牛タン』をおすすめしている店頭看板です。

 

『仙台直送の牛タン』などの情報を詳しくお知らせしています。

 

できれば、これにお客さんへの呼び掛けや問い掛けを加えてみたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>仙台直送の牛タンや兵庫県但馬産味どり

>季節のおいしいお野菜等をこだわり炭で

>おいしく焼きあげています。

>品質とおいしさにこだわって食材をリー

>ズナブルなお値段で提供しています。

>御予約はこちらから『電話番号』

>毎日更新しております。

>X(Twitter)『アドレス』

 

 

 

→まずは、呼び掛けからスタートします。

 

→例えば、シンプルに『牛タン好きのあなたに』としてもいいですね。

 

→そして、問い掛けます。

 

→例えば、『これまでの牛タンの常識を覆す、本当の美味しさを味わってみませんか?』

 

→このように、おすすめしたいお客さんへ刺激するように投げ掛けます。

 

→そうした後で、『厚切り牛タン』の良さを伝えていくといいでしょう。

 

→最後は、行動の促しで締めます。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(居酒屋店の厚切り牛タン)

牛タン好きのあなたに
これまでの牛タンの常識を覆す本当
の美味しさを味わってみませんか?

実は、多くの人が知らない牛タンの
秘密が、「厚切り」にあります。

通常の薄切りとは異なり、厚切りで
あることによって得られる肉の食感
が格別です。

噛むたびに感じる柔らかさとジュー
シーさ、そしてその食感が炭火焼き
の香ばしさと絶妙に組み合わさり、
最高の味を引き出します。

ぜひ本場仙台直送の牛タンを厚切り
で、お召し上がりくださいね。

数に限りがありますのでお早めに!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品の説明をするだけでなく、お客さんに呼び掛け、問い掛けることが今回のポイントです。

 

→こうすることで、おすすめしたいお客さんにズバリ刺激することができます。

 

→刺激するためには、お客さんが知らない秘密を伝えるといいでしょう。

 

→今回の場合は、『厚切り』です。

 

→今まで、『厚切りの牛タン』を食べたことがない人は、急に食べたくなります。

 

→そのように感じた瞬間を逃さず、『数に限りがありますので、お早めに!』と促すのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

お店を営業していると、日々の売上げの上下が気になる社長さんが多いです。

 

通常、売上げが上がれば上がるほど、お店は安定して行きます。

 

しかし、売上げを上げる手段が、本来の目的と合っていなければ、本来の問題は解決しません。

 

 

 

では、あなたがお店の売上げを上げたい理由は、何でしょうか?

 

 

例えば、その理由が、「資金繰りを良くしたい」だったとしますね。

 

意外とこの答えは多いです。

 

 

では、売上げをアップさせるために、どのような手段を取っているでしょうか?

 

 

例えば、それが、「割引きセールを頻繁に実施している」だったとしましょう。

 

クーポンやチラシ、ネット媒体などを使って頻繁にやっていたとしますね。

 

しかし、そのような「割引きセール」は、本当に「資金繰りを良くする手段」でしょうか?

 

 

実は、「割引きセール」は、本来、売上げは増えても利益が薄くなり、結果として資金繰りを悪化させやすくなるのです。

 

 

なので、「資金繰りを良くしたい」と本当に思っていたら、まずは、「客単価を上げる方法」に焦点を合わさなければいけません。

 

具体的な手段としては、「商品の全体的な値上げ」、「高単価メニューなど新メニューの導入」、「既存の商品と組み合わせたセットメニュー」を作成するなど、いくつかのやり方が考えられます。

 

しかし、このような単価を上げる手段を取ると、客数が減ると心配される社長さんもいるでしょう。

 

その気持ちは、よく分かります。

 

それでも、今のままいくら売上げを上げたとしても、「資金繰りが良くなること」は少ないです。

 

資金繰りを良くするためには、しっかりと単価を上げていくことが先決になります。

 

 

 

こうした客単価アップ策を実行するためには、お客さんとの積極的な関わりが不可欠です。

 

部分的に単価アップさせるための声掛けや、お客さんのニーズに合わせた商品サービスの提案など、お客さんとのコミュニケーションがカギとなります。

 

 

 

しかし、これらが分かった上でも、多くのお店が「割引きセール」をやめられない理由はなんでしょうか?

 

それは、短期的な売上げアップの魅力に目がくらみ、長期的な目的を見失ってしまうからです。

 

本来の目的を叶えるためには、「短期的な手段にとらわれず、目的に合わない手段は捨てる覚悟」が求められます。

 

 

 

それぞれのお店で、売上げを上げるための手段は様々です。

 

しかし、それが本当に目的を達成するためのものなのか?

 

常に、ここを考えながら行う必要があります。

 

「割引きセール」のような短期的な手段に頼るのでなく、長期的な目的を明確に持ち、それに合わせた手段を選択することが大切です。

 

 

目的と手段をしっかりと見極め、目的に合わない手段は捨てる覚悟を持ってくださいね。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

理容室さんの『メンズエステ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

理容室さんが、『メンズエステ』をおすすめしている店頭看板です。

 

髪の毛だけでなく肌も気にする男性が増えています。

 

そんな方に、もう少し詳しく伝えたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>メンズエステ

>今は男性もお肌を気にする時代!

>「美肌」を手に入れるとともに

>顔、肩の疲れも解消!

>「身体」も「気分」もリフレッシュ!

 

 

 

→まずは、呼び掛けから始めます。

 

→例えば、『髪だけでなく、肌にもさらっとした清潔感を求めるあなたに』

 

→続けて、『毎日の洗顔やスキンケアで、肌の奥深くの汚れや毛穴の詰まりは取れていますか?』

 

→このように刺激します。

 

→この後、『メンズエステ』につなげるといいでしょう。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(理容室のメンズエステ)

髪だけでなく、肌にもさらっとした
清潔感を求めるあなたに

毎日の洗顔やスキンケアで、肌の奥
深くの汚れや毛穴の詰まりは取れて
いますか?

実は、普段のケアでは取り切れない
汚れや老廃物が原因で、毛穴の詰ま
りやニキビができてしまいます。

そこでフェイシャルメンズエステ!

プロによるディープクレンジングで
肌の奥に溜まった汚れや毛穴の詰ま
りをしっかりと取り除きます。

美しい髪とともに、肌にも自信を持
ちたいと思ったら、スタッフまでお
声掛けくださいね。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→箇条書きでお知らせするよりも、しっかりとメッセージにしてお伝えすることが今回のポイントです。

 

→メッセージにすると、自分に問い掛けられていると感じます。

 

→そうすると、刺激されるので急に興味を持ち始めるのです。

 

→この傾向は女性に多かったのですが、今は男性でも反応しやすいでしょう。

 

→ちょっとした流れを覚えておいて、ぜひ作ってくださいね。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

小さなお店が直面する大きな課題のひとつが、売上げの伸び悩みです。

 

新しい販促や改善策を模索する中、多くの社長さんが、コストやスキルの問題で悩まれます。

 

しかし、実は簡単に結果が出る方法があるんです。

 

 

その答えは、ズバリ「接客」にあります。

 

 

接客と言えば、お客さんとの関わりを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、それだけではありません。

 

接客とは、「お客さんの求める結果を約束する行為のこと」を言います。

 

そして、この接客を工夫することで、効果的な販売促進が可能なのです。

 

 

では、具体的にはどのような接客があるのでしょうか?

 

コストが掛からないものから順番に簡単に説明すると、次のようになります。

 

 

 

(1)スタッフさんの声掛けによる接客

 

これは直接的な接客方法で、店内のお客さんに対して声を掛けることです。

 

お客さんの全ての要望に対して応えられない場合でも、条件を付けて結果を伝えることで、信頼関係を築きます。

 

 

 

(2)店内でのPOPやポスターによる接客

 

これは直接的な接客とは違い、POPやポスターによる間接的にお客さんに情報を伝えます。

 

この方法の良いところは、売り込みになりにくく、お客さんにはお役立ち情報として受け取ってもらえるところがポイントです。

 

 

 

(3)店外での店頭看板による接客

 

お店の前を通り過ぎるお客さんに対して、店頭の看板で情報を伝えます。

 

この方法の主な目的は、販売ではなく、新しいお客さんをお店に引き込むことです。

 

 

 

(4)ハガキを送付することによる接客

 

お客さんの自宅に向けて、お礼状やお誕生日のハガキを送ります。

 

過去にお店を訪れたことがあるお客さんへのフォローアップとして、とても効果的です。

 

 

 

(5)チラシやポスティングビラによる接客

 

地域のお客さんに対して、新しい情報やキャンペーンを伝える方法です。

 

まだ来店したことがないお客さんをターゲットとして、興味を引き付けることが重要になります。

 

 

 

これらの接客方法は、形は異なれど核心は、どれも一緒です。

 

それは、「お客さんが求める結果を約束すること」が、もっとも重要になります。

 

但し、ただの約束では意味がありません。

 

お客さんに納得してもらい、信頼を勝ち取る約束であることが大切になります。

 

そして、全ての接客方法に共通することは、お客さんと本気で関わる姿勢です。

 

真摯に対応する姿勢で、お客さんの心をつかむ必要があります。

 

 

 

これらのことを、業績が伸び悩んで来た時に、それぞれの「接客の質」を見直してみてください。

 

これは小さなお店ほど大切で、心のこもった接客は、きっと大きな武器となってくれるはずです。

 

お客さんとの関係性が深まることで、継続的な業績向上になるでしょう。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則