売上げアップは、お店の価値と商品の価値から! | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

売上げの向上は、お店の将来に直結する重要なテーマになります。

 

しかし、「どうすればいいのか?」、一筋縄ではいかないことも事実です。

 

そこで、この問題について一緒に考えてみたいと思います。

 

 

まずは、売上げを「客数×客単価」というシンプルな公式で分解することから始めるといいでしょう。

 

このように分解すると見えて来るのは、「客数の減少」か「客単価の減少」、あるいはその両方が「売上げの減少」の原因であると考えられます。

 

この原因を見極めることが、適切な対策を立てる第一歩です。

 

 

 

次に、視点を変えて、「なぜ、客数を増やす必要があるのか?」を考えます。

 

この答え1つが、「お店の価値をより多くのお客さんに浸透させるため」です。

 

では、お店の価値を高めるには、どうすればいいのでしょうか?

 

それは、「お店の価値を知らせる、気付かせる、素敵と感じさせる、再来店を促す」活動が必要になります。

 

例えば、地域に根ざしたイベントを開催することで、お店の存在を知ってもらったり、SNSを活用してお店の魅力を発信したりすることも効果的です。

 

 

 

さらに、もう一方の「なぜ、客単価を増やす必要があるのか?」を考えます。

 

この答えの1つが、「商品の価値をお客さんに深く体験していただくため」です。

 

では、商品の価値を高めるには、どうすればいいのでしょうか?

 

それは、「商品の魅力を知らせる、気付かせる、欲しいと思わせる、実際に使ってもらう」活動が必要になります。

 

例えば、商品のデモンストレーションを行ったり、試用サンプルを提供したりすることが、有効です。

 

 

 

 

これらのことを理解した上で、お店のコンセプトを見直し、それに見合った雰囲気作りをすることが重要になります。

 

そして、お店のコンセプトに沿った内装や音楽を選定するなど、お客さんが快適に過ごせる空間作りも必要です。

 

 

しかし、すぐにお店のコンセプトを変えることが難しい場合は、まずは商品の価値を見直すことから始めましょう。

 

商品の特徴を際立たせるために、スタッフさん全員でアイデアを出し合い、商品に新たな付加価値を加えてみてください。

 

例えば、商品の使い方に関するワークショップを開くなど、お客さんに商品の魅力をより深く知ってもらう機会を提供します。

 

 

 

このように売上げ分解して深堀してみると、改善のために必要なアプローチが具体的に見えて来るのです。

 

そのやり方が、「お店の価値を高めること」から始めるか、「商品の価値を高めること」から手を付けるのかは、お店の状況に応じた最適なスタート地点を見つけてください。

 

 

これをすることで、あなたのお店が、お客さん一人ひとりにとって特別な場所になり、それが売上げ向上につながることになるはずです。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則