こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
食品雑貨店さんの『青汁』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
食品雑貨店さんが、『青汁』をおすすめしている店頭看板です。
『野菜高騰』でなかなか買えない現状があります。
しかし、健康のことを考えると、やっぱり野菜を摂らなければいけません。
そんな問題の解決策の1つが、『青汁』になります。
この辺りを少し付け加えてみたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>野菜高騰
>今、野菜が高くなって
>野菜を摂っていない方!
>とっても飲みやすい青汁
>はいかがですか?
>今なら、なんと¥1980(税込)
→まず、現状の問題を投げ掛けてみたいですね。
→例えば、『野菜が高騰し、毎日の食事での摂取が難しいと感じていませんか?』
→この問い掛けで、『そうそう、そうなのよ!』と思ってもらえたお客さんに、解決策を提供します。
→その前に、『問題が解決しそう!』だと感じてもらうといいでしょう。
→例えば、『ですが、ご安心ください』
→この後、解決策の1つとしての『青汁』につなげます。
→最後は、行動の促しです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(食品雑貨店の青汁)
が難しいと感じていませんか?
ですが、ご安心ください。
食物繊維が豊富で、しかも飲みやす
い青汁が、その悩みを解消します。
手軽に飲むだけで、必要な繊維を摂
取できるので、忙しいあなたにもピ
ッタリ!
しかも、コストパフォーマンスにも
優れており、毎日の健康管理に便利
です。
◆14包入 ¥1980(税込)
食物繊維が不足気味と感じたら、健
康維持のために、ぜひ青汁を!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→現状の問題を投げ掛けて、お客さんに『そうそう、そうなのよ』と思ってもらうことが、今回のポイントです。
→このようにすると、お客さんの問題に共感できるので、お客さんとの距離が縮まります。
→そうすると、こちらのメッセージが届きやすくなるのです。
→しかし、これをしないでいきなり商品を伝えると、売り込み臭が強くなって敬遠されます。
→なので、現状の問題を投げ掛けることが、とても大切なのです。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則