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値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

スマホ修理店さんの『ご案内』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

スマホ修理店さんが、『ご案内』している店頭看板です。

 

本当にシンプルなご案内になっています。

 

できれば、具体例を少し付け加えたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>スマホ修理

>・iphone

>・ipad

>・アンドロイド

 

 

 

→まずは、『どんな人におすすめなのか?』からスタートします。

 

→例えば、『スマホをしばらく使い続けていると、不都合なことが出て来ませんか?』

 

→この後、具体的な事例を示します。

 

→例えば、『よくある故障ベスト3!』

 

→最後は、行動の促しをするといいでしょう。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(スマホ修理店のご案内)

スマホをしばらく使い続けていると
不都合なことが出て来ませんか?

よくある故障ベスト3!
◆1位:『画面の故障』
・特に、iphoneの故障で最も
多いものです。画面の割れ、表示の
不良、タッチの不良など

◆2位:『充電の減りが早い』
・2年位使っているスマホに多く現
れます。

◆3位:『起動しない』
・原因は、システムの故障や不具合
で、基盤や部品の故障が多いです。

スマホの調子が悪いな~と感じたら
早めに、無料相談をご利用下さい。
まずは、こちらまで!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→シンプルな看板ほど良く目立ちますが、目立つだけでなく、自分事にすることが今回のポイントです。

 

→自分事にする一番簡単な方法は、『〇〇ベスト3!』がいいでしょう。

 

→なぜなら、ほとんどの場合、『上位のベスト3』で、大半のことが含まれるからです。

 

→しかも、3つまでなら、情報過多になりません。

 

→この看板を見たお客さんが、このベスト3の故障があったら、相談する確率が上がります。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

お客さんは、何らかの悩みや望みを持って来店されます。

 

中には、単に商品の不足分を補うだけの時もあるでしょう。

 

しかし、それでも何らかの悩みや望みを持っていることが多いです。

 

もしも、仮にそうだったとしたら、あなたは何をすればいいと思いますか?

 

 

 

例えば、『お客さんに悩みや望みがあるのなら、それを聞けばいい』と、思うかもしれませんね。

 

しかし、『何か悩みや望みはありませんか?』と、いきなり聞くと、どうなるでしょうか?

 

大抵は、『別に、何もありません』と答えられます。

 

 

 

これは、本当に悩みや望みがないのでしょうか?

 

いいえそうではなく、いきなり聞かれたので、反射的にそのように答えに過ぎません。

 

なぜなら、その問い掛けにうっかり答えてしまうと、『何かを売りつけられる』と直感で感じてしまうからです。

 

 

 

だから、そのように答えられても鵜呑みにせず、次のチャンスを待つ必要があります。

 

そうしないと、その断りであきらめてしまったら、お客さんのお役に立てられなくなるのです。

 

 

 

 

では、どうすればいいのでしょうか?

 

 

 

 

先程は、いきなり悩みや望みを聞いてしまったから、断りの言葉につながったので、今度は、『現在の状況』を聞けばいいのです。

 

そのやり方は、色々あります。

 

例えば、『お客さんに直接、対面で聞くこと』いいでしょうし、『あらかじめ用意した質問用紙に、丸つけしてもらうこと』をしてもいいでしょう。

 

 

とにかく、『現在の状況』を聞き取るのです。

 

 

もちろん、このような聞き取りが必要ないお店もあるでしょう。

 

 

しかし、必ずとは言いませんが、お客さんの事情に合わせて、『現在の状況』を知ることは、とても大切になるはずです。

 

 

 

では、『現在の状況』が分かると、どうなるのでしょうか?

 

ここが分かると、次の質問ができるのです。

 

それは、『今のままでも大丈夫なのか?』、『今のままではダメなのか?』という質問になります。

 

この質問で、『今のままではダメ』となると、『現在の状況』とのギャップが、悩みや望みにつながるのです。

 

 

この時、『そのギャップに、どれだけの痛みが伴っているのか?』で、行動するタイミングが違って来ることになります。

 

例えば、『痛みが大きい』となれば、すぐに行動するでしょう。

 

逆に、『今のままでも大丈夫』と『痛みが小さい』場合は、そのうちの行動になるかもしれません。

 

 

 

しかし、『まだ大丈夫と思っている』のは、『まだお客さんに、危機感ないだけ』かもしれないのです。

 

だから、『痛み』の感じ方を変えてあげることも、時にはあります。

 

 

 

この辺りが分かれば、『悩みや望みのために、何をすればいいのか?』、『それを、いつやらなければいけないのか?』がハッキリするのです。

 

そうすると、お客さんのお役に立てることができるようになります。

 

 

 

ちょっとしたことですが、この流れが重要です。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

居酒屋店さんの『昼飲み』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

居酒屋店さんが、『昼飲み』をおすすめしている店頭看板です。

 

『昼飲みのメニュー』が書かれています。

 

それだけでなく、『なぜ、昼飲みなのか?』も伝えていですね。

 

『今、昼飲みというスタイルが定着しつつあるんですよ!』

 

『その理由は・・・』

 

こんな内容を、付け加えてみたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>冬 おすすめメニュー

>AM11:00~21:30(L.O.21:00)

>お昼から吞めますよ!

>・北海道産ホタテ貝柱 ¥390

>・岡山邑久町産カキフライ ¥390

>・オマール海老のクリームコロッケ ¥390

>・あて4種盛り ¥590

>・あおさの揚げ出し豆腐 ¥390

 

 

 

→まずは、お昼にお酒を飲む人の気持ちに寄り添います。

 

→例えば、『お昼からお酒を飲むのは、何か悪いことをしているような気持ちになりませんか?』

 

→そして、『ところが今、昼飲みというスタイルが定着しつつあるんですよ!』

 

→『その理由は・・・』

 

→このように伝えると、最後まで読みたくなります。

 

→そして、『へぇ~、お昼にお酒を飲んでもいいんだ!』と思うのです。

 

→最後は、行動の促しも忘れずに!

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(居酒屋店の昼飲み)

お昼からお酒を飲むのは、何か悪い
ことをしているような気持ちになり
ませんか?

ところが今、昼飲みというスタイル
が定着しつつあるんですよ!

その理由は、欧米ではランチタイム
にお酒を飲む習慣は珍しくなく、夜
飲むよりも昼飲む方が、肝臓の負担
が軽いからです。

だから、健康は気になるけどお酒が
やめられないお酒愛好家の間で人気
が高まっています。しかも、人とは
違う贅沢感が何とも言えないとか!

お酒を楽しみたいと思ったら、一人
で気兼ねなく昼飲みを、あてのメニ
ューも色々取り揃えていますよ。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『お昼飲みのメニュー』だけでなく、『なぜ昼飲みがおすすめなのか?』を伝えることが今回のポイントです。

 

→これを伝えると、『お酒を飲む言い訳』ができます。

 

→お酒飲みは、言い訳でも、何かの理由があれば、お酒を飲みたくなるのです。

 

→この辺りを察して、伝えてあげることもサービスと言えます。

 

→『お昼飲みのメニュー』は、その後でもかわないのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

社長さんが、『売上げを上げたい』と思ったとしても、思っているだけでは上がりません。

 

では、どうすればいいのでしょうか?

 

 

それには、まず、

 

◆『その思いを目標にすること』です。

 

 

『目標』を簡単に言うと、『いつまでに、いくら』とゴールを決めることを言います。

 

 

例えば、『売上げを、半年後、1000万円にする』としたとしましょう。

 

これだけでも、先程の『売上げを上げたい』という『思い』より、『目標』の方が、『何をしなければいけないのか?』ハッキリします。

 

 

 

では、『目標』を決めただけで、それが実現できるでしょうか?

 

 

 

確かに、『目標』を決めることは大切です。

 

しかし、それだけでは、ほぼ実現しません。

 

なぜなら、実現するためには、まだまだ決めなければいけないことがあるからです。

 

 

その1つが、次の『目的』になります。

 

◆『その目標を実現する目的は、何か?』

 

 

『目的』を簡単に言うと、『何のために、誰のために』とターゲットをハッキリさせることです。

 

 

例えば、『働く人たちが、満足して働けるようにするために』としたとしましょう。

 

ここで重要なポイントは、『働く人たちが満足するポイント』です。

 

 

例えば、

 

・『安定して働けること』

 

・『楽しく働けること』

 

・『認めながら働けること』

 

・『レベルアップしながら働けること』

 

・『やりがいを持って働けること』など

 

 

人により、それぞれの『満足するポイント』が違います。

 

しかし、『満足するポイント』が違っていても、『満足して働けるようにするため』という『目的』には、共有できるのです。

 

これができると、みんなの力を合わせることができます。

 

そうすると、『単なる目標が、みんなの目標になる』のです。

 

 

ただ、『働く人たちが満足するポイント』を見つけるのは、なかなか時間と手間がかかります。

 

だから、ほとんどの会社では、ここを省くのです。

 

 

しかし、例え、時間と手間がかかっても、それが売上げにつながるのなら、やる価値は十分あると思います。

 

 

 

その上で、『目標』が実現したら、

 

◆『それぞれの満足するポイントを提供すると、約束する』のです。

 

もちろん、すぐに提供できることもあるでしょうが、しばらく時間がかかることもあるでしょう。

 

それでも、時間がかかっても約束を守ればいいのです。

 

 

 

その代わり、

 

 

◆『こちらが約束するので、そちらも、そのための行動を約束してね』とします。

 

 

このことはとても重要です。

 

もしも、途中で約束した行動をしなければ、こちらも約束を守る必要はないことになります。

 

だから、『満足するポイントのために、行動したく』なるのです。

 

 

 

 

今までの流れを簡単にまとめると、

 

・『〇〇したいと、思うこと』

 

・『いつまでに、いくらと、目標にすること』

 

・『何のために、誰のためにと、目的をハッキリさせること』

 

・『満足するポイントを知ること』

 

・『その満足ポイントの提供を約束すること』

 

・『そのための行動を約束してもらうこと』

 

 

 

このような流れができると、後は、実行あるのみです。

 

この流れを知ると、今までよりもスムーズに仕事が進むと思います。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

金融機関さんの『資産運用』に関する気になる店頭ポスターの事例を紹介します。

 

【現状の店頭ポスターの書き方】

 

 

【コメント】

 

金融機関さんが、『資産運用』をおすすめしている店頭ポスターです。

 

キャラクターがとても目立っていますね。

 

日本では、『貯蓄から投資へ』の流れが、なかなか進まないようですね。

 

一番の理由は、『投資に対する知識が少ないこと』ではないでしょうか?

 

だから、『投資は怖いものだから、下手に手を出すと、大損してしまう』というイメージが今でも残っています。

 

確かに、その通りです。

 

しかし、これからの『インフレの流れ』だと、今のまま『預貯金』にしておくと、お金の価値がどんどん減って行きます。

 

そうすると、老後の不安はますます大きくなるのです。

 

そんなことにならないために、『投資』は必要になっています。

 

そんな不安を少しでも解消できるようなメッセージを作ってみたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>そろそろお金のことを考えないとな・・・

>資産運用考えてみませんか?

 

 

→まずは、お客さんが感じていることを、言葉にして投げ掛けます。

 

→例えば、『お金は増やしたいけど投資はちょっとと不安を感じていませんか?』

 

→そんな人は、どうすればいいのかを、この後伝えます。

 

→そして、具体的なやり方の一部を伝えるといいでしょう。

 

→最後は行動の促しです。

 

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(金融機関の資産運用)

お金は増やしたいけど『投資はちょ
っと』と不安を感じていませんか?

そんなあなたでも、基本さえ押さえ
ていれば、安定的にコツコツとお金
を増やすことが期待できますよ!

例えばお金を次の4つに分けます。
(A)生活費に使うお金
(B)数年後に必要なお金
(C)もしもの時に使うお金
(D)将来のためのお金
この中で当面使う予定がない(D)
のお金を投資するといいですね。
できれば少額から始められる投資信
託で、安定重視の分散投資がいいで
しょう。

少しでも不安があれば、窓口まで、
必ずご相談下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→言いたいことを言うだけでなく、お客さんが聞きたいことを伝えることが今回のポイントです。

 

→一番は、『投資に対する不安』でしょう。

 

→これは、『投資に対する知識が少ないこと』が理由なので、最初は基本の情報から伝えなければいけません。

 

→だから、窓口に相談に来られても、すぐに商品をすすめるのでなく、基本の情報を伝えることを意識する必要があります。

 

→それでも不安は無くなりません。

 

→それでも、『この人が言うのなら、大丈夫かも』と、思ってもらえたら、決断がしやすくなるはずです。

 

→そうなるまでは、しっかりと相談に乗る覚悟を持って下さいね。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

何か、行動すれば、必ず結果が出ます。

 

それが良い結果につながるのか、悪い結果につながるのかは分かりません。

 

それでも、『行動することで、結果が出ること』を経験することが、大切なのです。

 

但し、出た結果の後に、『どんなことをハッキリさせるのか?』を、注意しなければいけません。

 

 

 

まず、良い結果が出た場合から、考えてみますね。

 

『良い結果が出たのだから、何もせず、今まで通りのことをやる』

 

一見、正しいように思えます。

 

しかし、これではもったいないと言えるでしょう。

 

 

なぜなら、今まで通りだと広がって行かないからです。

 

通常、良い結果の8割に貢献しているのは、全体の2割の行動になります。

 

残りの8割の行動は、あまり貢献していません。

 

だから、『良い結果につながる原因は、何か?』をハッキリさせて、その原因につながる行動を浮き上がらせるのです。

 

そうしたら、その行動を今まで以上に繰り返すか、他の人にも広げて行けば、さらに良い結果が期待できます。

 

 

 

一方、悪い結果が出た場合は、どうでしょうか?

 

悪い結果が出たのですから、何もしない訳には行かないでしょう。

 

なぜなら、今まで通りだと、また悪い結果が出てしまうからです。

 

この時、意識しなければいけないことは、先程の良い結果が出た時のように、『悪い結果につながる原因は、何か?』と考えてはいけません。

 

確かに、悪い結果につながる原因から、再発防止策を考えることは大切です。

 

しかし、それだけでは、また同じ行動をやってしまう人が多く出て来ます。

 

そうなるのは、原因でなく目的が間違っているからです。

 

 

目的とは、『誰のために、何のために、その行動をするのか?』になります。

 

 

例えば、お店の場合で考えてみると、『お客さんのために』、『喜んでもらうために』、『お役に立つために』などが目的です。

 

これが、『自分自身のために』、『少しでもラクするために』、『お金をもらうために』などの間違った目的になってしまうと、悪い結果につながりやすくなります。

 

だから、本来の目的に解釈を変えてもらってから、その上で、先程の良い結果につながる原因の行動を行う必要があるのです。

 

そうすると、単に再発防止にとどまらず、自身の成長のチャンスにもなって来るので、やりがいにもつながります。

 

 

 

しかし、それでも、間違った目的が変えられない人には、職場の配置転換を考えることも対策の1つになるでしょう。

 

なぜなら、本来の目的が共有できないと、誰の幸せにもつながらなくなるからです。

 

 

そういう意味では、悪い結果が出た時は、その人の仕事の目的を知るチャンスかもしれませんね。

 

 

どうでしょうか?

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

美容室さんの『簡単スタイリング』に関する気になる店頭POPの事例を紹介します。

 

【現状の店頭POPの書き方】

 

 

【コメント】

 

美容室さんが、『簡単スタイリング』をおすすめしている店頭POPです。

 

『いつもと違う自分を見つけてみませんか?』と、とても上手に投げ掛けています。

 

その上で、『毎日のお手入れが簡単にできるお手伝い』のアピールもいいですね。

 

できれば、『簡単にできるスタイリング』を、ちょっとだけ付け加えてみたいと思います。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状POPの文章】

 

>いつもと違う自分を見つけてみませんか?

>『店名』では、少しのカット、少しの変化で

>毎日のお手入れを簡単にできるお手伝い

>をしています。

>子ども様専用のチャイルドシードや駐車場

>完備のアットホームな『店名』への

>ご来店をお待ちしております。

 

 

 

→まずは、『〇〇すると、毎日のお手入れが大変と思っているあなたに』と呼び掛けます。

 

→そして、『さっとセットするだけで、ラクにスタイリングができたらいいと思いませんか?』と問い掛けるのです。

 

→こうすることで、『毎日のスタイリングに困っている人』が、興味を持ちます。

 

→興味を持った人に、『実は・・・』と、その答えを伝えるといいでしょう。

 

→そして、『例えば・・・』と、具体例を伝えて、イメージしてもらいます。

 

→最後は、いつものように行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(美容室の簡単スタイリング)

おしゃれなヘアースタイルにすると
毎日のお手入れが大変と思っている
あなたに
さっとセットするだけで、ラクにス
タイリングができたらいいと思いま
せんか?

実はカットの仕方やパーマのかけ方
を工夫するだけでできるんですよ!
◆『今、人気のショートヘア』
・ラクなセットをするには、しっか
りとしたカットが大切!
・頭や顔の形に合わせて、キレイに
見える髪型を作って行きます。
◆『アレンジ幅があるボブヘア』
・これもカットが決め手です。
・ちょっと巻いて、軽くワックスを
もみ込むと、カワイイゆるふわのセ
ットができますよ!

毎日のスタイリングに困っていたら
ぜひ、ご相談下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→何となく投げ掛けるのもいいですが、より具体的に投げ掛けることが今回のポイントです。

 

→こうすることで、おすすめしたいお客さんがハッキリします。

 

→その上で、そのお客さんに向けたメッセージを送ることができるのです。

 

→そうすると、『周りのみなさん、いつもと違う自分を見つけてみませんか?』から、『これが大変のあなた、こんなことができたらいいと思いませんか?』と変わります。

 

→この後、事例を伝えてイメージしてもらうと、行動へとつながりやすくなるのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

客数がなかなか伸びなくて、困っているお店が増えています。

 

これは、新しいお客さんが増えていないことと、今まで来られているお客さんが減ってしまっていることが考えられるでしょう。

 

この時、どちらを優先すればいいのでしょうか?


お店によって事情が違うので一概には言えませんが、多くの場合、今まで来られているお客さんに来てもらうことを優先する方が上手く行きます。

 

このことをハッキリさせるために、1年間にどれくらい来店されているのか、その回数を調べてみるといいでしょう。

 

 

例えば、次のような来店回数で、お客さんの層を分けたとします。

 

◆(A)『1年間の来店回数1~2回』

 

◆(B)『1年間の来店回数3~9回』

 

◆(C)『1年間の来店回数10回以上』

 

 

この回数の分け方も、お店に事情によって違いますが、今回はこのような分け方です。

 

 

では、それぞれの客層の割合は、どうでしょうか?

 

例えば、(A)の客層が50~60%、(B)の客層が30~40%、(C)の客層が10%だったとします。

 

 

この時、どの客層が減ると一番影響を受けるのかと言うと、やっぱり(C)の客層です。

 

例えば、(C)の客層のお客さんが1人減ったとします。

 

すると、(A)の客層のお客さんを10~20人くらい増やさなければいけません。

 

 

 

昔は、これくらいは簡単に集められた経験があるお店もあると思います。

 

しかし、今はそんなに簡単には行かないのです。

 

それでも、何とか集めたとしても、その新しいお客さんは、(A)の客層の人が多いので、1年間で1~2回しか来店されません。

 

そうすると、また新しいお客さんを集める必要が出て来ます。

 

これを繰り返しをやっていては、コストアップするばかりです。

 

 

 

だから、(C)の1年間で10回以上来店されている客層は、大切になります。

 

そんな大切な客層の割合が、全体の10%しかいないのです。

 

しかし、逆に考えれば、全体の10%の客層をしっかりと優先すれば、良い方向につながります。

 

 

では、そんな大切なお客さんに、どんな感謝の気持ちやおかげ様の気持ちを届けているでしょうか?

 

 

 

どうでしょうか?

 

 

 

ここの意識が少ないと、次のようなことを思います。

 

 

◆『あのお客さんは、何もしなくても、勝手に来てくれます』



この勘違いが、何かのきっかけで、パッタリと来なくなるのです。

 

 

ところが、感謝の気持ちやおかげ様の気持ちが薄いので、たとえ来なくなったとしても、なかなか気付けません。

 

例えば、半年ほど経ってから、『そう言えば、あのお客さんの顔、最近見ないわね?』と思うくらいです。

 

 

しかし、これではもう手遅れになってしまいます。

 

 

そうならないように、常日頃から、感謝の気持ちやおかげ様の気持ちを届けるのです。

 

やることは簡単で、来店されたら、『目を見て、ニッコリ笑顔で、○○さん、こんにちは』と声掛けして、お客さんの気持ちを受け止めながら、『季節や天候の話題』や『現状で気になること』などを雑談して行きます。

 

そして、いつもご利用して頂いていることに、『○○さん、いつもありがとうございます』とお礼を言って、お礼のハガキで、さらに、『○○して頂き、ありがとうございました』と、感謝の気持ちやおかげ様の気持ちを届ければいいのです。

 

 

たったこれだけで、お客さんに、こちらの気持ちが伝わり、これからも来店してもらえることでしょう。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

大福専門店さんの『生チョコ大福』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

大福専門店さんが、『生チョコ大福』をおすすめしている店頭看板です。

 

ストレートに、『生チョコ大福は、いかがですか?』と投げ掛けています。

 

これもありですね。

 

ちょっとだけお客さんに寄り添って、考えてみますね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>生チョコ大福は、いかがですか?

>カカオ58% クーベルチュール

>チョコレートを使用した

>口どけなめらかなチョコクリーム!

>贈りものにもぜひ・・・

 

 

 

→お客さんに寄り添う簡単な方法は、季節に関することからスタートすることです。

 

→例えば、『まだまだ、寒さが残りますね』

 

→これを読んでもらえると、『そうね、まだまだ寒いわね』と、感じてもらえるのです。

 

→この後、そっと投げ掛けると、受け入れてもらえるでしょう。

 

→例えば、『そんな時は、大福とお茶で身体を温めながら、ホッと一息ついてみませんか?』

 

→そうすると、『それは、いいかも!』となってもらえたら、行動しやすくなります。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(大福専門店の生チョコ大福)

まだまだ、寒さが残りますね。
そんな時は、大福とお茶で身体を温
めながら、ホッと一息ついてみませ
んか?

今月のおすすめは
◆『生チョコ大福』
・イチゴ味
・バナナ味

カカオ58%の製菓用チョコレート
と生クリームをたっぷり使った生チ
ョコだから、やわらかく、なめらか
な口当たりが、大福の羽二重餅とピ
ッタリ合いますよ!

とろける口どけ食感が病みつきに!

店内で、ぜひ試食してみて下さい。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→ストレートにお知らせするよりも、お客さんに寄り添って投げ掛けることが今回のポイントです。

 

→こうすることで、お客さんに共感されるので、受け入れてもらいやすくなります。

 

→今は、『何を買うか?』は大切ですが、『誰から買うか?』はもっと大切なのです。

 

→『折角買うのなら、自分に寄り添ってもらえる所で買いたい』と思うお客さんが増えています。

 

→そういう意味では、店頭看板でお客さんとお会いする前から、接客している感じです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

目標を数字で表す社長さんが、多くいます。

 

なぜなら、数字は良いにせよ、悪いにせよ、『事実』を示してくれるからです。

 

もちろん、その数字の出し方によって、そこに『解釈』が入る恐れはあります。

 

 

しかし、それでも、『どのような流れで、その数字に至ったのか?』を調べれば、『事実』か『解釈』は簡単に分かるのです。

 

 

そんな便利な数字なのですが、その分、冷たくて厳しい側面があります。

 

それは、途中でどんなに努力や工夫を行ったとしても、結果としての数字が悪ければ、その途中の努力や工夫は評価されないからです。

 

評価されないだけでなく、『なぜ、悪い結果になったのか?』、その原因を追究させられます。

 

その上で、また悪い結果が出ないように、『どうすれば、それができるのか?』、改善を求められるのです。

 

 

通常、悪い結果の原因は、『行動不足によること』が多いでしょう。

 

 

そうすると、改善策は、『もっと頑張ること』や『しっかり行動すること』という精神論的なものになってしまいます。

 

それでも昔は、『なにくそ、次こそは・・・』や『よ~し、やってやるぞ!』と、気合を入れて取り組む人もいたでしょう。

 

しかし、今はそうではなく、『自分には、そこまでできない』や『そもそも、この仕事に自分は向いていない』と、落ち込んでしまうのです。

 

最悪の場合は、会社を辞めてしまう人も出て来るかもしれません。

 

 

 

そうならないためには、どうすればいいのでしょうか?

 

 

 

それは、全体としては悪い結果になったとしても、途中では努力や工夫をやっているのですから、そこを見ればいいのです。

 

一生懸命やっている努力や工夫は、必ず何らかの良い結果が、数字として表れます。

 

その数字を見つけて、『なぜ、良い結果になったのか?』、原因と行動をハッキリさせればいいのです。

 

 

そうすると、『良い結果につながる原因』と『その原因の解消のための行動』が、より具体的になります。

 

 

今やっている行動もその一つだとすれば、それを続ければいいのです。

 

それが、たまたまの行動であれば、それを繰り返し行えるように努力と工夫をします。

 

そして、その人だけでなく、このことに興味がある人にもやってもらえばいいのです。

 

そうすると、『良い結果につながる原因を解消するための行動』が増えるので、だんだん良い方向に向かっていきます。

 

その上で、さらに新しい行動で、そのような結果につながるものが見つかれば、それにもチャレンジすればいいのです。

 

 

これらを組み合わせて行くと、全体の結果が良くなって行くことでしょう。

 

 

 

これは、『悪い結果の数字』だけを見ていては、決して気付けないことです。

 

そうならないために、『良い結果の数字』を見つけ出して、その原因や行動を具体的にして下さいね。

 

 

きっと、それが良い結果への突破口になるはずですよ!

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則