こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
社長さんが、『売上げを上げたい』と思ったとしても、思っているだけでは上がりません。
では、どうすればいいのでしょうか?
それには、まず、
◆『その思いを目標にすること』です。
『目標』を簡単に言うと、『いつまでに、いくら』とゴールを決めることを言います。
例えば、『売上げを、半年後、1000万円にする』としたとしましょう。
これだけでも、先程の『売上げを上げたい』という『思い』より、『目標』の方が、『何をしなければいけないのか?』ハッキリします。
では、『目標』を決めただけで、それが実現できるでしょうか?
確かに、『目標』を決めることは大切です。
しかし、それだけでは、ほぼ実現しません。
なぜなら、実現するためには、まだまだ決めなければいけないことがあるからです。
その1つが、次の『目的』になります。
◆『その目標を実現する目的は、何か?』
『目的』を簡単に言うと、『何のために、誰のために』とターゲットをハッキリさせることです。
例えば、『働く人たちが、満足して働けるようにするために』としたとしましょう。
ここで重要なポイントは、『働く人たちが満足するポイント』です。
例えば、
・『安定して働けること』
・『楽しく働けること』
・『認めながら働けること』
・『レベルアップしながら働けること』
・『やりがいを持って働けること』など
人により、それぞれの『満足するポイント』が違います。
しかし、『満足するポイント』が違っていても、『満足して働けるようにするため』という『目的』には、共有できるのです。
これができると、みんなの力を合わせることができます。
そうすると、『単なる目標が、みんなの目標になる』のです。
ただ、『働く人たちが満足するポイント』を見つけるのは、なかなか時間と手間がかかります。
だから、ほとんどの会社では、ここを省くのです。
しかし、例え、時間と手間がかかっても、それが売上げにつながるのなら、やる価値は十分あると思います。
その上で、『目標』が実現したら、
◆『それぞれの満足するポイントを提供すると、約束する』のです。
もちろん、すぐに提供できることもあるでしょうが、しばらく時間がかかることもあるでしょう。
それでも、時間がかかっても約束を守ればいいのです。
その代わり、
◆『こちらが約束するので、そちらも、そのための行動を約束してね』とします。
このことはとても重要です。
もしも、途中で約束した行動をしなければ、こちらも約束を守る必要はないことになります。
だから、『満足するポイントのために、行動したく』なるのです。
今までの流れを簡単にまとめると、
・『〇〇したいと、思うこと』
・『いつまでに、いくらと、目標にすること』
・『何のために、誰のためにと、目的をハッキリさせること』
・『満足するポイントを知ること』
・『その満足ポイントの提供を約束すること』
・『そのための行動を約束してもらうこと』
このような流れができると、後は、実行あるのみです。
この流れを知ると、今までよりもスムーズに仕事が進むと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則