店頭看板の事例(居酒屋店の昼飲み) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

居酒屋店さんの『昼飲み』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

居酒屋店さんが、『昼飲み』をおすすめしている店頭看板です。

 

『昼飲みのメニュー』が書かれています。

 

それだけでなく、『なぜ、昼飲みなのか?』も伝えていですね。

 

『今、昼飲みというスタイルが定着しつつあるんですよ!』

 

『その理由は・・・』

 

こんな内容を、付け加えてみたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>冬 おすすめメニュー

>AM11:00~21:30(L.O.21:00)

>お昼から吞めますよ!

>・北海道産ホタテ貝柱 ¥390

>・岡山邑久町産カキフライ ¥390

>・オマール海老のクリームコロッケ ¥390

>・あて4種盛り ¥590

>・あおさの揚げ出し豆腐 ¥390

 

 

 

→まずは、お昼にお酒を飲む人の気持ちに寄り添います。

 

→例えば、『お昼からお酒を飲むのは、何か悪いことをしているような気持ちになりませんか?』

 

→そして、『ところが今、昼飲みというスタイルが定着しつつあるんですよ!』

 

→『その理由は・・・』

 

→このように伝えると、最後まで読みたくなります。

 

→そして、『へぇ~、お昼にお酒を飲んでもいいんだ!』と思うのです。

 

→最後は、行動の促しも忘れずに!

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(居酒屋店の昼飲み)

お昼からお酒を飲むのは、何か悪い
ことをしているような気持ちになり
ませんか?

ところが今、昼飲みというスタイル
が定着しつつあるんですよ!

その理由は、欧米ではランチタイム
にお酒を飲む習慣は珍しくなく、夜
飲むよりも昼飲む方が、肝臓の負担
が軽いからです。

だから、健康は気になるけどお酒が
やめられないお酒愛好家の間で人気
が高まっています。しかも、人とは
違う贅沢感が何とも言えないとか!

お酒を楽しみたいと思ったら、一人
で気兼ねなく昼飲みを、あてのメニ
ューも色々取り揃えていますよ。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『お昼飲みのメニュー』だけでなく、『なぜ昼飲みがおすすめなのか?』を伝えることが今回のポイントです。

 

→これを伝えると、『お酒を飲む言い訳』ができます。

 

→お酒飲みは、言い訳でも、何かの理由があれば、お酒を飲みたくなるのです。

 

→この辺りを察して、伝えてあげることもサービスと言えます。

 

→『お昼飲みのメニュー』は、その後でもかわないのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則