GⅠレースの実績に注目しよう

過去10年の3着以内馬を調べると30頭中15頭は、“JRA主催のGⅠレース”で3着以内に入った経験のある馬でした。該当馬は3着内率が40.5%に達していることから馬券に直結するデータとして注目してみました。すでにビッグレースで好走したことのある馬は信頼するべきで馬券の軸馬にすることも考えたいですね。

 

なお、“JRA主催のGⅠレース”において3着以内に入った経験がなかった馬のうち、“同年のJRAのオープンクラスのレース”において3着以内に入った経験のない馬は全て4着以下に敗れていることも分かりました。今までビッグレースで好走したことがないうえ、同年のオープンクラスのレースで好走実績のない馬は評価を下げるべきでしょう。

 

枠順と前走の着順に関係性が!?

札幌競馬場で行われた過去10回の馬番別成績を見ると、「1から5番」が3着内率35.6%と優秀な好走率をマークしていました。基本的には内枠優勢と言えるようで内でしっかり脚をタメられる馬に注目したい!

 

なお、馬番が「6から16番」だった馬のうち、前走の着順が4着以下だった馬は3着内率9.8%と苦戦していました。外寄りの枠に入った馬については、前走好走馬を重視してみるといいでしょう。

 

タフな洋芝と言われているだけに普段の重賞レースよりもスタミナ温存がカギを握ると言えます。この点から距離延長よりも距離短縮、それに2000m以上での距離実績を合わせて考えて見ても良さそうですよ。

 

前走が今回より出走頭数が少ないと割引かも!?

過去10年の3着以内馬延べ30頭中26頭は、前走の出走頭数が「今回と同じ頭数か、今回より多い頭数」でした。一方、「今回より少ない頭数」だった馬は3着内率9.1%と苦戦していまして、前走が少頭数のレースだった馬は扱いに注意してみるといいかもしれません。

 

なお、前走の出走頭数が「今回より少ない頭数」だった馬のうち、“前年以降のJRA主催のGⅠレース”において優勝経験のなかった馬は3着内率2.5%とさらに苦戦していました。前年以降にG1タイトルを獲得していない馬に関しては、前走の出走頭数がより重要なポイントと言えそうですね。

 

近年は前走で先行していた馬が苦戦!?

過去5年の3着以内馬15頭中13頭は、前走が“国内のレース”、かつそのレースの4コーナーの通過順が「4番手以下」でした。一方、「3番手以内」だった馬は3着内率4.5%と苦戦しています。近年の傾向を重視するならば、前走で先行していた馬は過信禁物と見ておくといいでしょう。

 

普段は速力を問われるレースが多いのでタフな洋芝だと脚がタマらずということもありそう。洋芝適性のある馬をチョイスしておくと馬券の安心感が違ってきますね。

 

大敗直後の馬や7歳以上の馬は割り引き

過去5年の優勝馬5頭は、いずれも前走の着順が9着以内、かつ年齢が6歳以下でした。ちなみに、グレード制が導入された1984年まで集計範囲を広げても、前走が10着以下だった馬の優勝はなく、7歳以上で優勝を果たしたのは2000年のダイワカーリアンだけ。前走で10着以下に敗れていた馬や7歳以上の馬は評価を下げておきたい。なお、この5頭は前走の4コーナーの通過順が7番手以下だった点も共通しています。

 

こうしたデータ傾向を踏まえてみると、2022年のメンバーは平均より落ちる感じもあります。ここは素直に前年の優勝馬ソダシに期待してみるべきかもしれません。その他になるとコレといった馬が見当たらずトンデモ穴馬が活躍する可能性もありそうですよ。

 

生ライブ:AI競馬新聞の指数で見つける激走馬