2018年のレパードSは単勝オッズ10.7倍(5番人気)のグリムが優勝を果たし、3連単67万1670円の高額配当決着。また、単勝オッズ66.3倍(11番人気)のローズプリンスダムが制した2017年も、3連単は80万7250円の高額配当となったように波乱も起こるレース。ただし、統計的には単勝オッズ5倍未満の支持を集めた馬が勝っており、3連単の配当も半数の4回が1万円未満と順当な結果が続いていたことを忘れないようにしたい。

 

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実績馬を中心に馬券を組もう

過去10年の3着以内馬30頭中24頭は、“JRAの1000万下(現2勝クラス)から上のクラスのレース”において3着以内に入った経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率7.7%と苦戦している。2勝クラスから上のクラスのレースで好走したことがある馬を高く評価したい。

 

なお、“JRAの1000万下(現2勝クラス)から上のクラスのレース”において3着以内に入った経験がなかった馬のうち、前走の着順が2着以下、もしくは1着かつ2着馬とのタイム差が0秒2以内だった馬は3着内率3.2%とより苦戦している。2勝クラスから上のクラスのレースで好走した経験がない馬を比較する際は、前走の着順とタイム差に注目した方がよさそうだ。

 

前走の4コーナーの通過順がポイント

過去10年の3着以内馬30頭中24頭は、前走が国内のレース、かつそのレースの4コーナーの通過順が「6番手以内」だった。一方、「7番手以下」だった馬は3着内率10.2%とやや苦戦している。前走で中団・後方からレースを進めていた馬は過信禁物と見るべきだろう。

 

なお、前走が“国内のレース、かつそのレースの4コーナーの通過順が7番手以下”だったにもかかわらず3着以内に入った5頭のうち、2010年1着のミラクルレジェンドを除く4頭は“JRAのオープンクラス、かつ1700もしくは1800メートルのレース”において連対経験のある馬だった。前走の4コーナーの通過順が「7番手以下」であっても、既にオープンクラスのレースで連対を果たした実績がある馬なら、評価を下げる必要はないかもしれない。

 

 

キャリア5から8戦の馬が中心

過去10年の3着以内馬30頭中22頭は、通算出走数が「5から8戦」だった。一方、「4戦以下」だった馬は3着内率が6.3%、「9戦以上」だった馬は同12.7%にとどまっている。極端にキャリアが浅い馬や、その逆にキャリアが豊富な馬は、苦戦する可能性がやや高いようだ。近年は中山や阪神のレースで好走していた馬が中心

過去5年の3着以内馬15頭中12頭は、“中山または阪神、かつ1400から1800メートルのレース”において連対経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率8.6%と苦戦している。中山コースと阪神コースはともに右回り、かつゴール前に急坂があり、新潟コース(左回り、直線平坦)とは形態が異なるが、そのようなコースで実績を残している馬が好走しやすいレースと見るべきだろう。

 

強調材料が多い馬を選びたい

過去5年の優勝馬5頭は、いずれも“JRAのオープンクラスのレース”において優勝経験のある馬だった。また、この5頭は通算出走数が6から8戦だった点、“中山または阪神、かつ1400から1800メートルのレース”において優勝経験があった点も共通している。オープンクラスでの実績に加えて、〔表5〕と〔表6〕で挙げた傾向に注目したい。

 

おすすめの狙い馬

後手にまわりやすいハピは凡走しやすい傾向にあてはまるので注意。ここはホウオウルーレットタイセイドレフォンを重視することをオススメします!