重賞実績すらない上がり馬が勝利するくらい毎年波乱のレースになっているマーメイドSのデータ傾向をおさらいしよう。

 

全体的に見ると年齢の若い馬の好走が多い印象を受けるレースで、その中でも特に4歳馬に注意を払いたい

 

好走馬の斤量は49~54キロの間で、55キロ以上の斤量を背負った馬の好走例は乏しい。そして前走斤量と比較すると前走からの斤量減だった馬の好走が目立っているようだ。

 

前走G1と前走G1以外のレースで分けると、前走G1以外のレースだった対象馬は前走で3着以内に好走する傾向にあることがわかった。前走G1の対象馬は前走で大敗を喫しているが、重賞連対実績があった

 

49.5~57キロまでは斤量が重くなればなるほど勝率、連対率、複勝率は上昇していた。55.5~57キロの間では単勝回収率が100%を超える勢いがあり、複回収率も高めの水準を残していた牝馬限定のハンデ重賞では斤量の重い馬の活躍が目立つようだ。

 

連対率と複勝率はクラスが上がれば上がるほど数字は上昇。特に前走G1出走馬は複勝率が高く、単・複回収率ともに100%を上回ることもあった。前走重賞組、とりわけ前走G1出走馬には注意したい。

 

実績面からはクラヴェルを推したい。前走は怪我があってのもので悲観する必要なし。他には一長一短といった感じで微妙にデータに沿わない馬が多くコレという馬を見つけることができなかった。

 

シンプルに買うか、それとも手広く狙ってみるのか。どちらにしろ後悔しない買い方を考えていきたい。