先日届いた
最新号のEconomist(イギリスの経済誌)が、
安倍首相辞任特集でして。
東京行きの新幹線の中で。
いくつか安倍首相のこれまでの業績を称える
特集記事が載っていたのですが、
そのひとつに、おもしろい英語がありました。
« How Abe Shinzo changed Japan »
(安倍晋三首相が日本にもたらした変革)
というタイトルの記事は、こう始まります。
安倍首相の連続在職日数が日本歴代1位になったのですが、
その話をしています。
意味は下に載せますが、
まず、どういう意味か考えてみてください。
OKでしょうか?
1文目は大丈夫ですよね。
The record was beaten in late August.
この8月に、(最長在任日数の)記録が破られた。
で、2文目。
Then, just four days later, the record-breaker said that he was, too.
そしてそのたった4日後、その新記録樹立者は、
「自分もだ」と言った。
このhe wasがおもしろいなと思ったので
取り上げました。
record-breaker(記録を破った人)とは、
安倍首相のことを言っています。
安倍首相は、
「自分も」何だと言ったのか?
he wasの後ろに英語が省略されているわけですが、
省略されているのは、
直前のbreakerから来た
"broken"です。
つまり、彼はそれまでの
最長在任記録をbreakしたが、
そのわずか4日後に、
「ワイもbrokenや・・・」(だからもう辞める)
と言いました・・・ということなんですね〜。
brokenとは、よく使うのは
ご存知のとおり、
「(機械が)故障している」
っていう意味ですが、
ここでは、「体が壊れた」
つまり病気っていう意味ですよね。
記事は、安倍首相の功績について
全体的に好意的に書かれていました。
(Wikipediaによると、Economistは
読売新聞と提携してるとのこと。なるほどね!)
※アメリカのメディアの、安倍首相退任の記事は
安倍首相に批判的なのが多かったからね〜。
その理由など、メディアのことはまた別の機会に。
こんな感じで、英雑誌を読みながら
面白い英語表現を拾ったり
メディアのスタンスの違いを読み取ったりするのは
英語だけでなく、教養も磨かれますね
英語のリーディング力を高めて
英雑誌もスラスラ読みこなせることを目指す
お勧め教材については、こちらの記事をどうぞ!
安倍首相、ご病気で大変だったと思いますが
本当に長い間お疲れ様でした。
一日もはやく回復されますことをお祈りしています。
安倍首相関連の英語表現。