あはれ
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放置中のメッセージとか

メッセージとか非承認コメントとかドカっとあってどうしたものか(-_-;)

長く放置している間に、政権交代して小泉議員は野党から与党サイドへ。
横粂元議員は、全くわからないサイドへ。

市政では、吉田市長が2期目。
市議会では、藤野議員が訴訟沙汰。

情報に追いつくのが大変です。

度重なりすぎてるメッセージは、ブログを更新している時に、主に市長や横須賀市議会のことについて非常に粘着してきた方と、その周辺にいらっしゃる方々のお力によるものだと思います(想像)けども一言書いておきます。

私はここ2年以上、市議会を傍聴してませんし(元々たいしてしたことない)、

国・地方で議員さんに一度も合ってませんし(講演会とかもない)、

何か市政や市議会について、よそでブログやツイッターなどに書いていません。

オンブズマンでもありませんし、名乗ったこともありません。

でも、オンブズマンのブログはさっき知りましたし、議員さんがたが政務調査費で大層豪勢なお昼ご飯を食べていることを今、知りました。接待で食事代に交際費を使って経費で落とす企業は数多あれど「てめー様の食費ぐらいてめー様が払えや」が世の中ですよo(*`ω´*)o

リンク:政務調査費を閲覧して http://ombudsyokosuka.seesaa.net/article/312598339.html

神奈川11区、民主候補者決まらず

せっかくYahoo!トピックのトップになっていたので更新(´-`;)

単純に、神奈川11区で民主党の次期衆院選候補者が決まらないという神奈川新聞の記事です。既に3度も首相が変わった今の政治状況を見れば、新人の場合に比例重複で復活当選することも望み薄でしょうし、まぁ納得…というお話。

記事には「横粂氏も11区での活動を振り返り『支持者がゼロの状態から始めないと困難な選挙区だった。相当な開拓精神の持ち主でないと候補者にはなれないだろう』と話したとのこと。ゼロ…。彼を応援した当時の市議さん達、支援者の方々が何人も思い浮かぶのですが、完全に一人で戦ったというふうに記憶の上書きでもしているのでしょうか。

記憶違いでなければ2009年に横粂議員が当選した時点で、神奈川11区に民主党所属市議が3人、県議1人いたのが、今現在市議0(選挙推薦1人)、県議1人のみとなったのは、どなたの責任なんでしょうか。所属議員意外にも、無所属やネットの方々など、横粂議員を応援された市議さんの数は、同じ年の市長選挙で、小泉元首相が応援した前市長に勝った現市長より遥かに多かったとも思いますが…。

記事では、県内議員の「厳しい戦いを覚悟の上で、それでも11区という選挙区が欲しいと思う人がいるかどうか」という声も紹介しておりますが、付け加えるべきは、党の候補となって活動を始めた時点で、逃げ出した横粂議員に対する批判も背負い込まなければいけないことです。

「どうせ比例で救われても、また逃げ出すじゃないの?」と。全国広しといえど、こんなことを心配される選挙区は、神奈川11区だけではないかと(´-`;)

ついでに久々に、横粂議員個人の被災地復興計画「「山東省栄成市プロジェクト」 」のHPを見ましたが、全く更新されていませんでした。被災地復興に取り組んでますというアリバイ作りなんだろうなと思ってましたが、どうやら本当にアリバイだったようです・・・酷い。。。

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民主県連「名乗り待つしか…」、次期衆院選で小泉氏地盤の11区候補擁立で/神奈川
2011/11/13 神奈川新聞

2013年8月の衆院議員任期満了まで折り返し地点を過ぎ、民主党県連では小選挙区の候補者がいない11区(横須賀、三浦市)への対応が迫られる。しかし、自民党の小泉純一郎元首相、その次男進次郎氏と「小泉家」が圧倒的な強さを見せる地盤とあって出馬に意欲を示す人が少なく、「誰かが名乗りを上げるのを待つしかない」(県内国会議員)のが実情。人選までのハードルは高い。

ことし6月、小選挙区候補者となる11区総支部長だった横粂勝仁氏(比例南関東)が、菅内閣不信任決議案に賛成したため除籍処分され、空白区となった。

11月3日に横浜市内で開かれた樽床伸二幹事長代行らとの意見交換で、吉田大成県連幹事長は「衆院選を控え、空白選挙区は一番大きな問題だ。党本部の考えを早期に示してほしい」と要望。擁立について樽床氏は会見で支部長不在を「11区問題」と表現し、「これから県連としっかり話をしたい」と強調した。

城島光力幹事長代理(県連代表、10区)も「不戦敗はない」と擁立方針を打ち出す一方、「年末までに対応を決めたいが具体的な話はまだ」とするにとどめている。

11区の候補者擁立は県連にとって悩ましい問題で、2000年と03年の衆院選には元県議の澤木優輔氏が、05年には斎藤勁官房副長官(比例南関東)が立候補したが小泉元首相が圧勝。4倍近い票差がついたこともある。

元県連幹部の国会議員は「公募しても多数の応募が集まる場所ではない。また地方議員も少なく、落下傘で候補者を連れてきても受け皿がない」と戦略の立てにくさを説明する。横粂氏も11区での活動を振り返り、「支持者がゼロの状態から始めないと困難な選挙区だった。相当な開拓精神の持ち主でないと候補者にはなれないだろう」と話す。

「厳しい戦いを覚悟の上で、それでも11区という選挙区が欲しいと思う人がいるかどうか」(県内議員)と冷めた見方もあり、県連では頭を抱える状態が続きそうだ。

横粂勝仁議員の被災地復興プロジェクトHPが酷い


あはれ


元民主党の横粂勝仁議員が、中国の自治体と東北の被災自治体を結ぶという独自の被災地復興プロジェクトについて、その内容を明らかにしたのは、6月17日のLive Wire が一番最初だったと思います。雇用を失った被災者と水産技術を中国に送るという、あまりに酷い計画だったので不安に思っていたのですが、軌道修正をはかったのか、翌7月には当初の説明にはなかった風評被害に苦しんでいる東北の農水産品の対中輸出を増やしていくというもの に変わっておりました。

が、しかし…。

この計画を世間にアピールしたいのか、このプロジェクトのHPがいつの間にか開設されていたわけですが、内容が余りに酷すぎます。

「山東省栄成市プロジェクト」

私にはどこから見ても栄成市に投資を促すような商業目的のHPにしか見えません。トップページと概要、水産、農業のページしかできていないのですが、そのすべてが栄成市の宣伝・紹介ページのみという有様です。被災地復興をうたっておきながら、被災地の情報は何一つありませんし、被災自治体の地名一つ出てきません。山東省栄成市商務局のクレジットが入っている中途半端に翻訳されている栄成市の産業資料まで掲載されています。「韓国まで最もい近いの港」ってなんですか…(´-`;)?

そもそも被災地の産品を中国に売り込むのであれば、東北の情報を中国に届けなければいけないはず。最低限、中国語で東北地方や産品をPRするHPでなければならないはずです。しかしながら、HPを見る限りでは、どうも7月に説明をした、東北の産品を中国で販売するのではなくて「再出発の一つの選択肢 」と書いてあることからも、当初の説明通り、被災者や被災中小企業を中国に送るような話のまま計画がすすめられているように感じます。

またサイト上「H2O生活文化研究所」なるバナーが貼られています。コンサルタントが主要業務っぽいこの研究所のHP を見ると「政府と連携し災害支援物資を中国山東省栄成市よりの寄贈に主体的に関与、以後東北地方各企業と中国企業との再構築コンサルタントを開始」とあります。5月に訪中して水産加工会社などを視察した横粂議員 と中国自治体、水産関連企業を仲介された方々なのかなと…。

でも、不可解なのは、栄成市からの支援物資を「政府と連携」と書いてあるところ。前述のLivewireでも、コラムを掲載している週刊金曜日でも、横粂議員は離党にいたった理由の一つに、中国の栄成市から支援の申し出があったのに、政府は動かず自己完結で済ませて欲しいと言われたことをあげています。研究所の「政府と連携」が正しければ、横粂議員の説明がおかしいことになります。

日本の企業が、自主的な経済活動の中で、中国に投資したり進出したりすること自体は悪いこととは思いません。でも、ただでさえ産業の空洞化が危惧される日本の中で、より深刻な東北地方の被災企業を中国に、労働人口減少が危惧される東北地方の被災者を中国に送るという国会議員、それを被災地復興プロジェクトと掲げる国会議員は何なんでしょう…。どこの国の国会議員さんなんでしょうか…(´-`;)?

それとも、前に書いたように、協力すべき時に、政局に絡んで離党するのは被災地のためにならないのではないか、一人で何ができるのかという批判に対して、抗弁することのみを目的としたアリバイ的な、自己弁護プロジェクトなんでしょうか…。企業活動に国会議員が顔を貸すことだけを被災地復興プロジェクトと言っているだけなのでしょうか…。最初の計画が余りに酷い内容なので後者の方がまだましだと思えるところが何とも悲しい…(´-`;)

そもそも離党から1度しか被災地に入らずに被災地復興プロジェクトを掲げること自体おかしな話。7月末には栄成市の副市長と被災地を回ると言っておきながら、横粂議員はネット番組の司会を、栄成市の副市長さんはジャパン・インターナショナル・シーフードショーで「栄成市の紹介及び栄成市の食品産業の概況の紹介」以後、行動は不明。

ちなみに、以前に横粂議員と比較した民主党の高邑勉議員 は8月の段階で50回以上南相馬市に入られたそうです。それでも恥知らずに「数じゃない」と言いはる のでしょうか…。

横粂勝仁議員の菅首相選挙区での出馬会見/NHK記者「聞いてて全然分からない」


あはれ


元民主党の横粂勝仁議員が21日に開催した定例記者会見で、次期衆議院選挙において菅直人首相の地元である東京18区から出馬することを正式に発表いたしました。冒頭の議員の挨拶では意気軒昂に国替えを表明したものの、その後の質問ではNHKの記者さんや、安積明子さんなどが、かなり突っ込んだ質問をされたため、終わりの方では、記者会見でありながら、政治家の「信」とは何かを延々語るという、酷いことになっています。

かつては「一生の地元」とまで言っていた横須賀・三浦の有権者や、支持者さんについては、定型文のような感謝の辞が述べられました。今月の終わりか、来月頭に集会を開くそうで、支持者さんへの説明(釈明)はその場でなされるようです。先月のLivewireでは国替えについて、支持者さんと膝を詰めで相談して決めると言っていたんですがね…。その場では、真面目っぽく語る言葉が、軽い嘘であることが後になってわかるという、横粂議員によくある話です(´-`;)

その他、横須賀・三浦の有権者については「見捨てるつもりも、逃げるつもりもございません」となぜか上から目線。「政治をよりよく、日本をよりよくしていくことこそが、横須賀・三浦の皆様に対する恩返し」とも言っておりましたが、政治をよりよくするのは国会の場で行うべきことです。よその選挙区に殴りこみをしてなすべきものではありません。それに恩返しなんていう漠然としたものではなく、選挙で訴えた民主党の政策をどうするのかについて語るべきです。

そもそも、横粂議員は現職なのですから、首相や内閣に問題があるのなら国会の場で、自らの弁論をもって、これを質すのが“本来のお仕事”です。与党であっても厳しい質問をする議員さんはいます。野党であるなら尚更です。信じられないのは、無所属はおいても無会派のままでいること。これでは質疑の時間を得ることすら実質的にできないわけですから、自ら仕事を放棄しているようなものです。

おしまいの、もう話の流れも大分おかしくなってきたあたりでは、横須賀・三浦の有権者について「選挙で入れて頂けなくなってしまうということの寂しさはもちろんある」とも言ってました。バカを言うんじゃありません(´-`#)

まず、有権者が投票したことで横粂議員に議席が与えられました。その議席をもって横粂議員が選んだ代表(首相)が菅首相です。その自分で選んだ首相がおかしいから、次の選挙で国替えして戦いますと議員が抜けたら、最初に投票した有権者だけが貧乏クジをひくことになります。次の選挙で現職候補を信任する権利が失なわれたわけですから。小泉進次郎議員から逃げただけでは、とも言われてますが、自分の仕事ぶりを評価されたくないから逃げたとも言えます。

与党に不満がある横須賀・三浦の有権者は、横粂議員が民主の比例席に居座っているにも関わらず、これから選挙区にくるかもしれない民主党の新人議員に、横粂議員への不満をぶつけろとでも言うのでしょうか…。こんな独り善がりの行動をしてなお、言葉で謝るだけの議員に「信」なんて全くないですよ。言葉のはしはしに、そういう小狡さを感じたから、横粂議員について詳しくないであろう記者さんの質問も、徐々に厳しくなっていったんじゃないかなと思いました。

その流れで「自分を支援してくれた方々が原発をやっている、労働組合の方々が原発をやっている、その政治が日本を歪めてきた」とも言ってましたが、これはグローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンで働いている方々のことをさして言っているのでしょうか。原子力は国策といっていいものなので、現場の労働者の方が原因で日本の政治が歪んだかのように聞こえる言い方はあんまりではないかとも思います。 

まだまだ、納得いかないところは山ほどありますが(小泉構造改革、郵政民営化のくだりなんて特に。三浦市の公開討論会もなかったことにされました)キリがなく…。総じて、きっと次の選挙区でもまた同じ過ちを繰り返して、多くの人を呆れさせそうだーと感じましたとさ(´-`;)

会見起こしは以下です。

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横粂勝仁定例記者会見
2011/7/21

本日もお忙しいところを横粂勝仁定例記者会見にお越し下さり、誠にありがとうございます。本日の記者会見におきましては、私の重大な決断について、皆様にご報告させて頂きます。私、横粂勝仁は地盤も、看板も、カバンも、そして政党もない無所属の新人議員でございます。しかし、国家のため、国民のためであれば我が身を投げ打つ覚悟を持っております。菅総理が偽りの退陣表明により、内閣不信任決議案を免れ、また被災地の皆様を置き去りにした偽りの脱原発宣言により、ただいたずらに自らの延命を図り、被災地の復旧・復興は遅々として進んでおりません。菅総理にとっては、こころ被災地にあらず、こころ延命に、脱原発解散にあるのではないでしょうか。

信なくんば立たずと言います。信なき政治により被災地の皆様が蔑ろにされ、また信なき政治により、日本が破滅してしまうことを、重たいバッジを頂いている議員の一人として、看過することは到底できません。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれと言います。こんな時期にまた政局かと、国民の皆様からのご批判を、各議員は恐れております。また、菅総理は脱原発解散をするのではないかと、そういった憶測が各議員の手足を縛っております。

しかし、ご批判が怖くて、選挙が怖くて政治はできません。菅総理の信なき政治を終わらせるためであれば、例え我が身が粉々に砕け散ろうとも、本望でございます。そこで、私は重大な決断をいたしました。被災者、国民の皆様のため、そして、日本の誇りを取り戻すために、信なき政治の暴走を止めるべく、私、横粂勝仁は菅総理の選挙区である東京18区において出馬し、菅総理と直接、堂々と戦わせて頂きたいと思っております。

政治家横粂勝仁を誕生させて頂いた場所は、横須賀・三浦であり、そこで頂いたご支援とご縁は生涯にわたり、決して忘れるものではございませんし、横須賀・三浦を見捨てるつもりも、逃げるつもりもございません。横須賀・三浦で選挙活動をすることではなくて、政治をよりよく、日本をよりよくしていくことこそが、横須賀・三浦の皆様に対する恩返しであると信じ、これからもただ真っ直ぐと突き進んでいきたいと思っております。ここに改めまして、これまで私をご支持・ご支援頂いた全ての皆様にお詫びと御礼を申し上げ、またこれからは、市民活動を原点とする現職総理にしっかりと胸をお借りするつもりで、しかし同時に、一国のリーダーとしての道を踏み外している現在の総理とは臆することなく、堂々と戦わせて頂くことを、その決意を、覚悟を皆様にお伝えさせて頂きます。

以上が私からのご報告でございます。ありがとうございました。

【質疑応答】

※記者の質問は適当にまとめてます。

――仮に代表選が行われて別の方が総理になられて、衆院選が1年後や2年後になった場合は?(雑音多すぎて聞き取りにくかったです)

まず私の行動の第一、根本は暴走する信なき政治を止めたいということでございます。今、菅総理が完全に暴走しており、そして被災者の方々を置き去りにした脱原発解散ということに踏み切るのであれば、堂々と戦わさせていただきたい。しかし、その上でも、これまでの被災地の方々を置き去りにした、そして政治を弄んだ結果というもの、それは全く消えることではございませんので、いかなる結果になろうと選挙を行う前に退陣をされようとも、菅総理と戦わせて頂きたいという思いを強く持っております。

――総理の選挙区で立つと考えたのはいつか?誰かのアドバイスがあったのか?

まず時期についてなんですが、私自身の政治信条として、政治活動というものと選挙運動というものを切り離さずに考えておりまして、選挙区が横須賀・三浦であっても、全国で政治活動していきたい。私は国家の命運を左右する、変な方向にも正しい方向にも導くことができる権限を持つ国会議員であると認識しておりますので、政治活動の一環として、まずは菅総理にNOを叩きつけたわけですから、府中市、武蔵野市において集会を設定し、活動して参りました。ただ、その中で他の中堅、そしてベテランの方々が、やはりどうしても守るべきものの大きさゆえか、積極的な、そして身を捨てた行動をされないと。そうであれば、私は菅総理に、NOを叩きつけて離党し、そして除籍をされた私自身が戦うしかないのかなと。それこそが、私が重たい議員バッジを頂いている、その使命に対する恩返しであり、私のやるべきことかなと。その核心に至ったのが、この度の決断、この最近のことでございます。

――有権者に訴える必要があるが、横粂議員が訴える政策とは何か。それともまずは菅総理を落選させるのが目的なのか。

まずは、菅総理のお膝元、選挙区である府中市、武蔵野市、小金井市で戦うわけですので、もちろん菅総理のダメなところ、かつての輝きを失ってしまったところ、一言で言えば信なき政治を暴走させてしまっているところを、やはりそこは厳しく糾弾していきたい。ただ、その上で否定ばかりの政治では、未来に向かって進んでいけないわけですし、府中・武蔵野・小金井の方からしてみれば、私個人の菅総理許さじと、そういう想いだけで選挙区を弄んでいいわけではございませんので、私自身として、まず根本としての信ある政治、そして身を擲てる政治、その抽象論だけでなく、日本独自の大統領制はじめ道州制、私自身が掲げておりますこれまでの民主党のマニフェストに毛が生えた、そういったものではなく私独自のマニフェストをしっかりと、政権構想を掲げた上で、戦っていきたいと思っております。

――独自のマニフェストの重点政策は考え中ですか?

私としましては、まず国家と地方の役割をしっかりと分けていく。国家が上、地方が下とかじゃなくて、国家が国のことをやる、外交安全保障に特化していく、そして地方がやはり生活に密着したことを決めていく、その役割を分ける中で、優しさ、暖かさ、生活面は地方に任させて頂く、その上で強き日本を作っていくこと。その5本柱として、強いリーダー、強い防衛、強い外交、そして強い技術、強い教育、やはり世界で攻めるための5本の強さをしっかりと訴えていきたいと思っております。

――18区で、みんなの党や立ち上がれ日本などと協力する可能性は?

まず既存政党との、付き合い方、その関係につきましては、あらゆる政党の先輩、議員の方々から政治家の先輩として、様々なご指導を頂きたいという思いは持ってはいるんですが、ただ私がどこかの既存政党に入ると、そういったことではございません。その上で、私自身の旗を、先程も申しました政策を中心とした旗をしっかりと立てて、その賛同者を一人でも、仲間を一人でも増やしていく活動に専念していきたいと思っております。

――無所属で戦うということ?

現時点で、既存政党に入るということは、もちろんありませんし、今は無所属で活動を続けておりますが、その後、新党または新しいグループといった新しい動きの中に、自分の旗がフィットするものであれば、それを否定するものではございませんが、まずその前提として、私横粂勝仁が何ら旗を立てぬまま、戦えるものではございませんので、まず自分自身の旗作りから専念していきたいと思っております。

――菅首相の胸を借りると言っていたが18区での勝機については?

やはり、磐石の態勢を気づかれており、そして現職総理、そして市民活動から総理までなられた方ということで、支援されている方々も多くいらっしゃるわけですから、決して楽な戦いでないということは、認識しておりますが、ただ、そこにNOを叩きつけさせて頂いた立場として、その思いをなぜ、その行動にでたのかお一人お一人にしっかりと訴えて、そして私自身の政策も訴えて、理解者、支援者を増やしていきたいと現時点で考えております。

――現在の地元(神奈川11区)では、有権者、支援者にどのように説明するのか。

その点につきましては、今月末または来月早々に集会という場を設けさせて頂きまして、私がこの度の決断に至った理由から、経緯から、そしてこれからの政治活動についての思いについて、そして横須賀・三浦の方々に対して、どのように恩返しをしていくのか、ご説明を、お詫びと、これまでの御礼も含めてご説明をしていく、その予定です。さらに言えば、それだけで終わりではなくて、今後も定期的にどれだけの頻度になるかは分かりませんが、生涯にわたって横須賀・三浦の方々に訴えかけていくべく、ご指導頂くべく、定期的に集会を行っていきたいと思っております。

――内閣不信任案の再提出について、どれだけの人数を集めようとしているのか。

まず目標としましては、誰でも提出することはできるのですが、そこに賛同者が50名いなければ正式に提出することができませんので、まずは50名の賛同者を募っているところでございまして、その内閣総理大臣としての適格性を問うのが内閣不信任決議案であり、衆議院議員としての、適格性を問うのが選挙での直接対決であると思っておりますので、その両方を持って逃げることなく、堂々と戦っていきたいと思っております。

――不信任決議の呼びかけの対象として、民主党の中で即時退陣を求める「国益を考える会」の賛同者には働きかけているか。

まず、現時点におきましては、どの方とか、どのグループとか、どの政党とか限ることなく、全ての議員の方々にお願いをしているところではございますが、今後より絞っていく中で、もちろん志を同じくする方々、議員の方々とお話をさせて頂き、どのような形で連動ができるのか。ただ、党内で即時退陣を求める、乗り込む、または署名するというものと、内閣不信任決議という本当の意味で法的拘束力がある、その強き効果がある内閣不信任決議とはまた段階が違うものですので、そこにご賛同頂けるか否か、それは個別に具体的に交渉、お話をさせて頂きたいと思っております。

――けさの参院予算委が総理の資金問題で止まっている(※会見はお昼)が、ご覧になったか。

申し訳ございませんが、本日、映像という点では午前中他の用事がございまして、すぐにこちらに参りましたので、まだ映像は見ておりません。

――今現在、新しい選挙区の市民の声はどのような感じか。

去る7月15日に府中市におきまして「若い世代が引き継ぐ会」と銘打ちまして、100人の方に起こし頂いたんですが、その集会を行いまして、その告知、募集として府中駅を中心に、私自身何度も府中市入りをしたんですが、そこでやはり聴いているお声ですと、これまで菅総理を長きにわたって、ご支援されていた方々であっても、さすがに今の姿はいかがなものかと。被災者の方々を本当に考えているのかと。失望の声、お叱りの声が多くあるということが私の印象でして、その集会に集まっていただいた方々も、私みたいなまだ、この時点で府中市でと何も言っていない私自身の、私の言葉、耳を傾けていただきましたし、総理に対する不満、失望というものは府中市、武蔵野市、小金井市というお膝元においても、大きな大きなものとなっていると認識しております。

――脱原発について、どのような考えか。

私自身としましては、脱原発の方向性というものは賛成をしております。ただ、その方向性だけでありまして、具体策を何ら明示していない点、そして、私自身としては本当の意味での脱原発の第一歩は、浜岡原発の廃炉。その決断をできない政治家が、それができない総理がどんなことを言っても、信ぴょう性に欠けるものであると。私自身であれば、浜岡を即時廃炉にし、そしてそれを補うエネルギーをいかに確保できるのか、それを国民の皆様に説明をしながら、順次一つ一つ廃炉にしていきますと、その工程表を築いていく。作成をしていく。その具体さが欠けるという点で、菅総理の脱原発宣言に関しては偽りのものであると認識しております。

――以前、東京18区で出馬した鳩山邦夫さんと会食されたようだが、何か相談や、選挙時のバックアップの話などはあったか。

まず、以前お話をさせて頂いた時は、もう無所属になり、無所属の諸先輩方、そしてこれまで民主党の中にいたが故、他党の方になかなかご指導を賜れない立場でございましたので、幅広くご指導を頂きたいということで、ご縁合って鳩山先生、鳩山邦夫議員とお話をすることができたのですが、その時点におきましては、具体的な東京18区というお話も出ておりませんし、そればかりか広く選挙のお話も出ているものではなくて、政治活動全般に関して、そして無所属での活動について、お話をさせて頂きましたので、今回の件とは無関係でございますし、これから、どうお話をさせて頂くか、どうご指導頂くか不明なものでございます。

――被災地の支援について、中国と連携をとっていると言っていたが、その中身については。

また具体的詳細については次回以降の定例記者会見において、詳しくお話をさせて頂きたいと思っているのですが、現時点で今月の27、28、29、30、これまだ現時点でのものではあるんですが、中国栄成市の副市長はじめ、ご一行が日本に来られますので、被災地の方々の現状を見て頂く、そして同じ漁業、農業を中心とする都市同士、姉妹都市、又は友好都市という形で、具体的に短期的な支援で終わるのではなくて、今後中長期的に、それぞれの都市にとって、win-winな状況で、あり続けることができるか否か、その構築に向けて、今動いているところでございます。また詳細につきましては、またご報告させて頂きたいと思っております。

――(国替えの)タイミングが唐突な感じがする。他の人と話し合ったりとかは。また、退陣条件の3法案がどうかというこのタイミングの理由は?

まず、今回の決断に関しては、先程も申しました通り、私自身の決断、そしてこの点に関しまして他の方々に、どれだけご相談ができるのか、それもなかなか難しき、そして高度の政治判断でございますので、もちろん、その具体的な18区で戦う、またはこのタイミングというものを具体的に相談した方は、いらっしゃらないのですが、これまで長きに渡って、離党の時から、やはり、この菅総理の暴走というものをどうにか止めることができないのかと、そういった相談は様々な方々とさせて頂いております。そしてこのタイミングについてですが、その3法案が通るか否か、その私としても勿論、6月2日の内閣不信任決議の否決、それが正々堂々としたものであり、そして菅総理が正々堂々これを成し遂げたら退陣をするのだと、そういったものであれば例え私の感覚と違う、意見と違う総理であっても支えていくのが国会議員の役目であると思ってはいるんですが、6月2日に偽りの退陣表明をされ、3法案が遠ったところで、果たして本当に退陣をするのか、誰もが確信をもっていない総理を支えることが私は国権の最高機関としての、国会に相応しくないと。全ての政治の根幹が信であると思っていますので、信頼なくして、信用なくして政治はできないと。その根幹を抜け落ちている総理のもとで、3法案を通していくことの方が、私は究極の政治空白であり、被災者の方々に顔見せできないものだと、いても立ってもいられず、このタイミングでの決断となっております。

――18区に立たれるのは次の選挙だけか。菅首相が出る限りずっと戦うのか。

その私自身が前回神奈川11区、今回東京18区ということで点々と、結果としてではありますが点々としてしまっていることに関し、また次も誰か戦うべき方がいて、どっかにいくのではないかと、そういった思いを持たれる方もいらっしゃるかもしれないんですが、私は決して選挙区を、選挙というものを弄ぶつもりは、その感覚は毛頭ございませんので、ただ今回、菅総理の暴走を止める、その手段として、私が頂いている議員バッジ、これをかけるものとして、内閣不信任決議の再提出というもの、そして、選挙での直接対決というもの、その2つから逃げたくないという思いがありましたので、戦わせて頂いた。しかし、その後も菅総理がまた出られる。そこであれば堂々と戦いたいと思いますし、この後も東京18区において、皆様のご支援を頂けるのであれば、骨を埋める覚悟で。ただ、そこだけにとらわれることなく、あくまで日本の国会議員なんだと、その思いだけは決して忘れることなく、全体を見ながら政治活動、そして選挙活動していきたいと思っております。

――菅首相が解散したら、菅首相と戦うことになるが、菅首相が辞めて2年後に衆院選が行われた場合に、菅首相じゃなくても18区で出るのか。

その菅総理が退陣をされて、衆議院選挙に出れば、もちろん戦わさせて頂いて(記者「そうじゃなかったとして」)、菅総理…、候補者自体が変わってしまったということですね?

――そうじゃなくて、菅“元”総理の状況で違う方が解散なり、任期満了を迎えた場合でも18区から出るのか

そうですね。その状況におきましても、一国会議員の何らかの失敗、ミスというものであれば、その度ごとにそこに乗り込んでいって違うじゃないかというのはやりすぎだと、私は思っているんですが、菅総理はやはり一国のリーダーであって、その失敗というもの、その失敗が過失でない、重過失、または故意に基づく失敗、そして自分自身の延命という私利私欲のためだけの総理の決断というものは、国民にとって国家にとって大きな損失。国益を大きく損しているものだと思いますので、その失敗というものは、総理を退かれてたとしても、私は衆議院議員としても適格性が問われているものだと思っていますので、元総理となった菅総理であっても堂々と戦わせて頂きたいと思っております。

――要は出馬する限り、そこから出ると。

はい。

――菅さんが辞められた場合は、止めるんですか?

その時点は、現時点ではもちろん想定はできていないといいますか、仮定の話になってしまいますので、その時に判断させて頂きたいと思うんですが、現状の菅総理の辞めない、総理大臣、そして衆議院議員という立場にこだわっているところから判断すると、やはり次も出られるものが、前提だと思っておりますので、まずはその前提に基づいて政治活動をしていきたいと思っております。

――11区に出馬する時は、小泉構造改革の原点で戦うと言って出られた。その構造改革の影響は今なおあるが、議員の判断は、小泉構造改革と戦うことより、原発問題の方が重かったということか。

小泉構造改革、郵政民営化はじめ新自由主義に基づく経済対策、それはもちろん説明が足りない、本当にワンイシューに基づく選挙ということで、そこに対する私は戦いたいという思いで、神奈川11区というところを決断した、そういった経緯がございますが、それを遥かに勝る失政、今も原子力問題のことを指摘して頂きましたが、やはり国民の生命いのちに直結する問題、そして政治の根幹に関わる、真に関わるものですので、私自身はそれ以上のものと認識しているのと共に、現時点、小泉改革の継承者がいない。神奈川11区で戦うことが、小泉改革の継承者と戦うものではい。具体的に例を上げれば、小泉進次郎さん。その方が小泉純一郎さんの政策を、そのまま継承されているのではなく、ご自身として、小泉進次郎議員としての政治活動をされている中で、私が小泉元総理の戦いたいと、その思いをぶつける先というものが、神奈川11区に存在していないということも事実だと思っております。

――09年の段階では、純一郎元首相はすでに引退して進次郎議員になっていたが

まず、私自身が手を挙げさせて頂いたのが、まだ小泉純一郎さんの時代でして、私は小泉純一郎さんと戦うことを前提に神奈川11区に手をあげさせて頂いた。そしてその後も、小泉純一郎さんの場所で戦うのではなく、進次郎さんと戦うことになったとしても、その思いを継承されている、政策も継承されていることを前提に戦わさせて頂いた。ただ、政策論議をしていく、なかなかその選挙期間において、公開討論会等がなくて(※これは嘘。ありました)、その政策がなんなのか全くわからない、そのやきもきした時代もあったんですが、それを経て、お互い衆議院議員となった後において、その主張を見ていると、ま、強く発信されていないところ、政策面での発信においては全くされていないところが多々あるかと思っているんですが、少なくとも小泉純一郎さんの政策をそのまま継承されているものではないと私は認識しております。

――(NHKの方が初質問・発言ママ)今回選挙、18区ということで、その理由が、繰り返しになるかもしれないんですけど「菅総理の暴走を止める」ということが大義名分として仰った。ただ、本当に菅総理辞めちゃったら、退陣後戦うというと大義名分自体失われちゃうと思うんですけど、一体、その先生の大義名分って何々ですかね。いま18区にするっていう。聞いてて全然分からないんですけど。

私自身のその暴走ということの定義と言いますか、感覚は、今総理をやっていて、そのまま暴走しているというのみならず、衆議院議員としての不適格性。やはり、政治の世界において、そして現実の社会において、信用というもの、信頼というものが前提であって、だからこそ政治家は言葉に魂を込めるのであって、お互いに本来であれば譲れないところも譲りあうのであって、それをやはり壊してしまった総理という方、それが元総理であっても、それは正当性を帯びるものではありませんし、それをもう、やるだけやって逃げてしまって、元総理になったら、その事を問われないのであれば、今後何でもありの政治になってしまう。私としては、今後の政治のあり方について、菅総理だけ憎しのものではなくて、信なき政治自体に対して、未来に渡り、これから先の政治に向かって、戦っていきたいという思いを持って、東京18区において戦わさせて頂きたいという覚悟をしております。

――(同じ記者)暴走を止めるというのは国家権力、公権力を握る総理に対して、矢を向けていく。それなら暴走を止めるというのは分かるんですけど、国家権力を失った後の元総理に、何もこう手綱を握れない人に対して、暴走を止める、貴方は許せないということ自体の大義というのは、すいません私にはその説明は理解できないんですけども。

私はその暴走を止めることの手段が選挙で直接戦うことだけとは思っておらず、実はこれでは今とめれるわけではないですし、しかも出たからといって果たして勝てるのかということも含めて、止めるというところの手段、そしてそれだけではダメだともちろん思うんですが、プラスして内閣不信任決議の再提出。これが一番止められること。ただ、これだけをやるのはどうしても対岸の戦い。政治家としては各議員、諸先輩方が菅総理即時辞めるべきだと、でもどうしても、対岸での戦いになってしまっている。本当に命を賭ける、本当に政治生命をかけて、ダメだと堂々というのであれば、やはり選挙においても直接戦わせて頂く覚悟をもった上でないと、やはり自分の内閣不信任決議再提出、及び菅総理に対する批判というものが、やはり根拠のないもの、自分の命をかけていない物になってしまいますので、私自身の勝手なこだわりかもしれませんが、私の中では、その2つをセットにして信念を通していきたいという思いをもっております。

(対NHK記者終了)

――今は菅首相おろしが激しい中での国替え、その前は自民党に逆風が吹き荒れた中での民主党からの出馬、その前には自民党の候補に落とされたこともあったと。先ほどから政治は「信」が大事だと仰っているが、外から見てて、果たして「信」があるかどうなのかがちょっと分からない。横粂議員の仰るところの政治の「信」って何?

まず、その政治の信についてお話する時に、今の前提のご指摘頂いたことをお話するとしますと、かねてから何度かご説明はさせて頂いているんですが、自民党のところに公募、それはどこかの選挙区が決まっていたとかじゃなくて、今後の国政の中で、その(愛知)2区と(愛知)5区というのは後で私が知ったことではあるのですが、その公募について応募させて頂いたことは事実で、その思いとしては、自民党万歳と、そういう思いではなくて、私自身として、子供の頃からずっと政治家を志してきた一人として、やはり間違えた方向に行っていると。戦後復興、高度経済成長を経て、小泉改革というところに来て、やはり歪が生じてきている。そこをやはり直していくのは中からであったって、外からであったって、私は昔から政党否定論者と言いますか、政党というのは単なるフレームであって、人あってのフレームであって、フレームあっての人が今の日本になってしまっておりますので、その時も自民党のサラリーマンになるつもり、自民党にイエスマンになるために申し込んだことではないということはご認識頂きたいことと。その後の民主党の候補者として立ったことも、風があるから立った、風があるからそこで立ったという思いは全くなく、神奈川11区で戦うことが、その時点において、まだ全員が比例復活するとまで、誰も考えていない状況。神奈川11区で戦うということは、次は絶対に負けるかもしれない。そして、その次も負けるかもしれない。まだ小泉純一郎さん、そんなに高齢なわけではありませんので、それであってもあそこで戦いたいと思いを持っていた。私は勝ち馬ですとか、強い風にのるという思いをもって、○×△□したことはないと。プラス、今回菅総理に対して、もちろん全国的な批判、国民的な批判があろうとも、でも、脱原発を打ち出して、そして被災地の方々に対する政治空白をいいのかということも含めて、私の行動に対する反対というものがある中で、決して私がそうだどうだと言われる存在ではありませんし、大きな流れ、大きな政党に乗っかろうという思いではなくて、自分が旗を立てたいと思っておりますので。決して他人、強い物にのっていこうというものではないという思いです。

そして政治に対する信というものは、やはり信頼・信用であって、言葉に魂を込めるか否か。自分が政治生命をかける、そう言えば、もうそれは、いわゆる失敗した時には退陣するんだと。辞職をするんだと。その当たり前のことがこれまでの政治家、これまでの政界においては実現されてこなかった。私は自らの政治活動の中で、政治生命を賭けると言えば、本当の意味で政治生命を賭けますし、私はその当たり前のことが、信だと思っております。

――「信」という話だが、その論理でいえば、三浦の方々は一度は支持してくださった方がいる。とすれば、次もそこで少しでも当選可能性を広げるために、きちんと活動をして、実際に議員として活動して、そこで主張していくというのが「信」を貫く方法ではないかと。そこで次に(選挙区を)変えてしまうと、そこの人たちに対する「信」を損なうのではないかということが当然あると思う。それについては。

まず、横須賀・三浦において、私に入れて頂いた方、そしてそもそもの前提として、離党前の、離党、この経緯で、その民主党だから入れて頂いた方、そこでダブルの意味で皆様に失望させている、お叱りを受けていることが事実であって、そのことに関しては、言葉につまると言いますか、やはり申し訳ないという思い、お詫びの気持ち。ただ、それに対して、入れて頂いた、じゃぁ恩返しをしていきますということが、じゃぁもう一度そこで選挙活動というものをやっていく、もちろん政治活動をやっていくことは恩返しだと思いますけども、そこで果たして本当に選挙に出て、選挙皆さん入れてください、選挙活動をやりますってだけが恩返しの仕方なのかと。私にとっての信というものが、やはり国会議員である以上、よりよい政治、よりよい日本を横須賀・三浦の方にプレゼントすることが、恩返しの仕方だと思っておりますので、それを貫いていきたいと。そして、もちろんそこで、今3年間私も遊んできたわけではありませんし、この3年間どこかにいつかは出たいな、どこかに行きたいなとやってきたわけではなくて、横須賀・三浦の方であれば、一番わかって頂ける。もうただ徹底をしてドブ板選挙、そして地元イベント、様々なところ集会や、集まりに行って、一人でも多くの方にお会いしたいということを徹底的にやってきましたので、私自身もその方々と離れる、決して選…距離的に大きく離れるものではなくても、選挙で入れていただけなくなってしまうということの寂しさはもちろんあるんですが、各議員、各議員がその寂しさにとらわれていては、私は日本の政治は変わらないと思っていますし、一部自分に支援された方々だけの政治をやれば、それが原発の推進、自分を支援してくれた方々が原発をやっている、労働組合の方々が原発をやっている、その政治が日本を歪めてきたところでありますので、決して義理と人情を全て否定するわけではありませんが、義理と人情に基づいた、本当の「信」。信用のある、信頼のある、信なくんば立たずの「信」を追求していく政治家でありたいと私自身決意をして、それに恥じない行動をしていきたいと思っております。

小泉進次郎議員の第二次補正予算賛成討論@衆議院予算委


あはれ



第2次補正予算案が20日に衆議院で可決されて参院へ送付されました。それに先立ち予算委員会では、小泉進次郎議員が賛成の立場で討論に立ちました。補正予算の内容には納得がいかなくても、被災地のためを思えば、その必要性は認めるために「賛成」するとのこと。

小泉議員のいう通り、4か月経った今でも「有事」。。。。

本会議ではなく、予算委委員会で討論に立ったのは当選以来初めてのことだと思います。短いですが、起こしは以下。

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2011/7/20 衆議院予算委員会

小泉進次郎

私は自由民主党・無所属の会を代表して、政府提出平成23年度第2次補正予算に対して、賛成の立場から討論を行います。しかしながら、本補正予算は、規模は小さすぎる、提出時期は遅すぎる、そう言わざるを得ません。菅内閣は当初、第2次補正予算は本格的、大規模なものにすると説明してきました。しかし、結局そうはならず、この小規模な補正予算となりました。子ども手当を始めとする不要不急ばら撒き4Kの撤回もせず、復興債の発行も躊躇し、財源が決算剰余金ありきで被災地の現状を正確に把握しているとはとても思えない小型の補正予算になってしまいました。

3月11日から4ヶ月以上経ちましたが、有事の状態は続いております。しかし、菅政権はそういう認識が希薄であるどころか、感覚が麻痺しているのではないかと疑わざるを得ません。特に、総理がいわゆる退陣三条件を示して以降、内閣から緊張感が無くなっていき、誠実さが感じられず、乱暴な答弁、発言が目立っています。民主党政権から復旧・復興に対する決意と覚悟を感じることができません。復旧・復興のための本格的な予算編成は喫緊の課題です。我が党は既に第二次補正予算について、具体案を取りまとめ発表しています。

その考え方は、一、国の責任で瓦礫の処理等、普通の復旧を大至急進めること。二、被災者の生活再建と就労支援のため、産業再生に迅速に取り組むこと。三、地方自治体の判断で自由に使途を決められる地方財源を十分確保すること。四、原発事故に緊急に対応するため、当面は国の責任で財源を確保し、対策を進めること。五、大震災の日本経済全体に与える悪影響を抑え、強靭な国土造りを進めるため、全国レベルの防災対策の強化と、我が国産業の基盤強化につとめること。これらの考え方を基本として、我が党は一七兆円規模の具体策を示し、本格的な補正予算が必要であると主張しています。

以上のような我々の主張からすれば、政府提出の二次補正予算は納得のいくものではございません。しかし、被災地のことを思えば、補正予算は成立させる必要があり、政府予算は規模は小さいものの、その必要性は認めないものではありません。よって我が党は政府予算に賛成するという判断にいたりました。なお、みんなの党提出の編成替動議に関しては、賛同できる部分はあるものの、総合的に判断し、反対いたします。ありがとうございました。

横粂勝仁議員が国替え/菅首相選挙区から出馬へ

元民主党の横粂勝仁議員が次期衆院選で菅直人首相の選挙区への国替えを決めた模様です。
正式には、明日の会見で発表されるとのこと。

会合か何かをしたとは聞いていないので、また独断かな…。

取り急ぎ、横須賀市民として一言(´-`;)

恥を知れ。

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不信任賛成の横粂氏、菅首相の選挙区から出馬へ
2011/7/20 産経新聞

菅内閣不信任決議案に賛成し、民主党を除籍された無所属の横粂勝仁衆院議員(29)が、次期衆院選で菅直人首相が議席を得ている衆院東京18区から出馬する意向を固めた。21日に記者会見し、正式表明する。

横粂氏は平成21年衆院選で神奈川11区から出馬。選挙区では自民党の小泉進次郎氏に敗れたが、民主党の比例代表南関東ブロックで復活当選した。

横粂勝仁議員の被災地復興計画、東北の農水産品を中国へ!?

元民主党の横粂勝仁議員が15日に東京・府中で開催した「若い世代が引き継ぐ会」の中で、被災地の雇用対策として、被災自治体と中国の都市を提携させ、風評被害に苦しんでいる福島県を始めとした東北の農水産品の対中輸出を増やしていく活動方針を示しました。

(´-`;)…ぇ?

先月は、技術のある失業者は中国で雇用してもらって、中小企業などの技術移転も進める中で、日本に農海産物を輸出する と言っていたので、モノの流れが真逆な話に変わったようです。余りに被災地のためにも、日本のためにもならないような計画だったので軌道修正されたのでしょうか。

横粂議員が、なぜかブログなどでは全く触れない5月訪中の視察先は中国の山東省栄成市 。なぜ栄成市かというと、漁業・農業が盛んで、東北の被災地と非常に似ているからと議員自身が説明されました。だから震災で失業された方の雇用先に、技術移転先に適しているという理屈でした。

現在、中国は日本の食品や農産物について福島を含む10都県は輸入禁止。その他の地域については産地証明を義務付けた上で許可しているものの、実質的には完全停止していると報じられております。そんな中ですから、視察先や交渉相手が中国の商務部であったりすればまだ理解できます。

しかしながら、横粂議員が視察したのは東北の沿岸都市と同じ、一次産業が盛んな栄成市。そして同市で養殖業などを行っている海産品製造企業です。中国の中でも特に海洋産業が盛んな地域で、日本向けに輸出もしている水産関連企業が多く、景気も良いようですが、一次産業なので都市部と比べて所得水準がまだまだ低い地域です(日本と比べようもないほどに…)。そんな地域が、どうやったら東北の農産品、海産品を輸入してまで買うことになるのか。何とも奇妙なお話しです。そもそも、自治体レベルでの友好都市提携と、輸出入規制や産業振興はステージが全く異なる話かと…。

さすがに、そこまで馬鹿な話はないと思うので、これは軌道修正をしたわけではなく、おそらくは批判を廃するために言葉を変えただけではないかと推察いたします。それ自体、聴いている人を誤魔化すような酷い話ですけど、何ぶん説明内容と行動の整合性が全くとれていないので…(´-`;)

そもそも、これまで離党してからは1度だけしか被災地に足を運んでおらず、今のところそれもマスコミを帯同させて、菅首相を批判するパフォーマンスをしたのみ。被災地復興に尽力しているなどとはとてもいえない現状です。この被災地復興プロジェクトについては、普段の軽すぎる言動とは違って、中国側関係者、被災自治体、そして何より被災者さんが絡むという、相手がある話なので心配です。

別なところでは、ブログでもイベントでも、自分以外の国会議員をボロクソに批判してますが、例えば、民主党時代に、同じ福島県対策室に所属して、横粂議員と違って被災地と中央で実際に活動をして頑張っている高邑勉議員も含まれるのでしょうか。同じ対策室のメンバーで、不信任決議の時に説得された相手。横粂議員の露出と比べものにならないにしても、その取り組みがメディアで取り上げられつつあります。地道に頑張っている議員がいることは、きっと横粂議員も知っている。知っていながら、そういう話は一切せずに、自分を立てたいがために、十把ひとからげにしてこれを批判する。非常に情けなく、汚いやり口です。久々に高邑議員のブログを見ましたが、被災地のレポがとてもキツイ内容でした。その現状に胸が締め付けられるような思いをするから、尚更、横粂議員の薄っぺらい議員活動、目立たなくとも地道に活動をしている他の議員を小馬鹿にするような言動に腹が立ちます(´-`#)

該当部分の起こしは以下。○×△□は聞き取りにくかった箇所です。

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若い世代が引き継ぐ会@東京・府中
2011/7/15

(国会見学が少ないという話から)

――それで政治家がやっぱり仕事をしていないんだと思ったときに、大半の政治家が何をしているかというと、実際選挙ばかり。私も自己反省のものとして冠婚葬祭に行く。地元の冠婚葬祭。葬式があればすべて行く。地元新聞を見てお悔やみ欄があればそこに弔電を出す。結婚式であればそこに行く。メッセージを出す。でも、そんなことばかりで、本当に国がよくなるのか、地方議員以上の地方議員と言われるのが、今の国会議員だという現状です。そして私が内閣不信任決議案、造反したという形で除籍をされたように選挙のことだけを考える、そして政党の事だけを考える。政党のサラリーマン化。国会議員の政党のサラリーマン化が進んでいるものと思っております。

選挙に関して、お金が貰える、組織が貰える、だからやはり政党に尽くしていく。そうすると政党のピラミッドの中にいて、おかしいぞと。何かおかしいぞと思っても声をあげることができない。まして行動することができない政治家があまりにも多いかなと思っております。そこで飛び出た私として、では今後何をやっていくかと考えた時に、当たり前の事をしようと。もう本当に、国民の皆様が国会議員に期待することをやっていこうと思っています。

一つ目が被災地の方のために何ができるか。自分一人でできることとしては、国会としてできることは第二次補正予算ですとか、特例公債ですとか、法律を通すとか、予算を通すとか当たり前のことで、じゃぁ私が何をすべきかとなると、きょうの審議でもあったんですが、第2次補正予算には雇用に関するものが全然含まれていないんですね。共産党の方が主張して○×△□。

もう瓦礫とか、撤去重要。仮設住宅も重要。でもそれの時代じゃなくて、もう4か月経っていて、職を失っているのに職に対する、雇用に対する予算が何らついていない。そうなった時に被災地の市と中国、市そこを提携都市を結ぶことで、例えば福島県の風評被害にあっている野菜ですとか、そういった魚介類というものを中国の方に輸出して買ってもらうとか、そういった連携をしていく。また中長期的に連携をしていけば、東北の農産物をドンドンドンドン輸出していける。日本の技術、日本の農産魚介、そういったものを輸出できる仕組み。そのために今活動しているところがあります。

(議員立法の話へ)

横粂勝仁議員、離党後被災地入り1回「回数が震災に対する取り組み具合ではない」

元民主党の横粂勝仁議員が掲げる独自の被災地復興プロジェクト について、14日の定例記者会見の質疑の中で若干触れられておりました。

記者さんの質問は、ザックリだと「菅首相批判して離党したけど、あなたは被災地にどれだけ行って、どういう活動してるのか?」といったもの。これに対し横粂議員は、ザックリと「被災地に入ったのは石巻の1回(マスコミ帯同) だけど、回数が問題じゃない、やるべきことは『状況を把握すること。そして、その上で法律を通すこと、予算を通すこと』」と返答されました。ペットカフェっぽい「わんにゃふる」を突然始めた時に、支持者さんから「それは国会議員のやることではない」と苦言を呈されても、意に介さなかったことなんて忘却の彼方でしょうか…。

被災地入りについて「国会議員として何度入ったかということを誇りに活動をされている方々もいらっしゃり――」とも、言ってましたが、誰でしょうか。こういう誰とは言わずに、聞いたこともないけど“いそうな”方を想像で持ち出して、これを批判気味に語ることで自己を正当化する手法はやめたほうがいいですよ。中国やアメリカの州知事を知らずに、地元の町内会長ばかり知っている議員は外交できないだとか。いかにも政治に対して“ありそうな”悪いイメージを語って“私は違う”と自分を持ち上げるやり方はみっともないです。

活動部分については、議員独自の中国と連携した被災地復興プロジェクトについて少し語ってらっしゃるのですが、やるべきことは「法律と予算」と数十秒前に言っておきながら、国の法律と予算が関係ない中国の都市と被災自治体の都市間交流で、被災者のために頑張っていきたいと早速の矛盾…。なんなんでしょう…。今でも、聞かれたら答える程度なので、アリバイ的な被災地救援プロジェクトなんではないかなぁ…と改めて感じました。

7月末に被災地に再び行くと仰っていたので、前の記事通り、やはり27日から開催される「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」に山東省栄成市の市長が来て、その前後に市長と共に被災地に行くのかなと思います。でも、これまで離党してから一度しか被災地に入らなかった国会議員が、突然中国の首長を連れて被災地に入るってかなり無茶苦茶かと。ただでさえ被災自治体の首長さんは忙殺されているでしょうに…。もしかして、東京で被災自治体首長、関係者と中国側の首長を引きあわせて、そこで顔をかすだけかもしれませんけど、まだよくわかりません。「中長期的な技術支援」とも言ってましたが、これはこれまでの議員の説明を聞く限り、支援を受けるのは中国の栄成市の方で被災自治体ではないんですよね…。もう何がなにやら状態です。

もし、三浦半島断層帯がドカンと暴れちゃって横須賀が被災したら、中国と友好都市になるんですか…(´-`;)?

「少しでも多く被災地のところに入れるように」などとも仰ってますが、週末にはネット番組でヘラヘラと政治を茶化す番組に出続けて、それ以外の国会が無いときは、菅首相の選挙区で当て擦りのビラ配りと次の選挙を狙っているっぽい政治活動。そんなことをしていて、よく言いますよ、ほんと…。

もう一度不信任案をという会見の発表事項には興味がないので、該当する記者の質問部分だけ以下に起こしを。○×△□は聞き取りにくかった箇所です。それにしても菅首相を罵る会見を、用意したペーパー読みながら行う姿は酷い…((((´-`;)))))


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第六回よこくめ勝仁定例記者会見
2011/07/14

――先日の離党会見の時にですね、菅政権が被災地のために何もしなかったというか、不作為であったことに怒りを感じたということを、一つの○×△□の原因であったと、それから先程、被災地の人々を人質にとったと仰いましたけども、離党以降ですね、横粂議員が被災地に何度入られたのか。で、どういう活動をされたのか、教えて頂きたいんですけども。

離党以降のこととしまして、被災地には石巻市に行っております。回数としては1回ということになります。ただ、こちらにおきまして、被災地の方々、市議の方はじめ、市長はじめ、そして私が今、中国との連動の中で進めております、中国の方の首長といいますか、行政トップの方々とのやりとり、そして私が共にグループとして動いて頂いている方が被災地(入り?)する時に、その情報をお伝えする。そして、あちらからのいわゆる情報を集約することでやっております。

もちろん、国会議員として何度入ったかということを誇りに活動をされている方々もいらっしゃり、それを私は否定するものではないんですが、国会議員としてやはりやるべき、一番多くのことは状況を把握すること。そして、その上で法律を通すこと、予算を通すことだと思っておりますので、私は被災地入りした回数イコール、震災に対する取り組み具合ということで、なってはいないと思っておりますが、ただ、少しでも多く被災地のところに入れるように今月末に再び被災地に行くことを、今計画をしておりますので、その時には地元の首長の方々とお会いをし、私が考えている被災地支援プロジェクトをより具体化、市と市を繋ぐ…、現状では被災地の市と中国のいわゆる行政、市とか省ですね、そういった場所との友好都市関係を結ぶ。または今度の中長期的な、短期的な支援だけでなく、中長期的な技術支援、または、その経済交流。それも含めて、中長期的な交流ができるように、その枠組を作るために行って参りますので、今後も精力的に被災地の方々のために頑張っていきたいと思っております。

横粂勝仁議員の5月訪中と被災地復興プロジェクト

元民主党の横粂勝仁議員による被災地復興プロジェクトについては、以前にも書いた のですが、議員自身が何もその情報をブログなどで書かないので、何となく追加で、チョイチョイと。

以前の記事の通り、5月初旬に訪中したことについては山東省栄成市の人民政府公式HPに記事 がありました。そこには訪中期間は5月6日から8日の3日間とあったのですが、その間、横粂議員は色々な水産関連企業を視察されていたようです。


あはれ



ここの記事 によると、5月7日には栄成市政府副市長の王洪暁さんと共に「山東海之宝海洋科技有限公司」を視察して会談。議員来訪を歓迎した社長の黄傑さんは東日本大震災への弔慰を表し、自社の昆布の加工食品が中日友好の助けになると…(?)。また横粂議員の来訪が、双方の協力促進に繋がるよう期待してますと。横粂議員からは発災後の中国政府の迅速な援助に感謝を意が示されましたと。その後の文章は、どうやら一時期日本でもちょっと話題になった昆布を食べて放射性ヨウ素の被害を防ごう的なお話になってしまっているようです。社長さんの昆布の加工食品で中日友好という話もどうやらその影響があるような。。。



あはれ



同じく7日には、副市長の王さんと共に、山東好当家海洋発展株式有限会社の展覧センターを見学。同会社の馮永東さん、栄成栄山食品有限会社社長の張建文がこれに同伴されたとのこと(こちらの記事 参照)


あはれ


翌8日には、これまた副市長の王さんと尋山集団有限公司を視察。大規模養殖施設や稚貝育成施設などを見学した後に、議員来訪を熱烈に歓迎した李長青理事長らと会談。李理事長は、友好協力の拡大、相互利益に基づいた日中の水産物貿易の推進に期待を寄せたとのこと。後は、尋山グループは多くの事業を手がけている(酪農含めた農業などもやっているらしい)が、海水養殖、海産加工産業は今後も発展するし、ブランド力もありますよとか、そういうお話。横粂議員は尋山グループの取り組みに感心し、中日企業の交流・協業に自信を深めた様子であったと(こちらの記事 参照)。


あはれ


同日8日には、山東半島東辺の栄成市から北辺に移動し、イオンの威海ショッピングセンターを訪問(こちらの記事 参照)。

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と、ざっとこんな訪中視察だったようです。イオン以外は、まさに横粂議員が仰っていた、技術ある被災企業や被災者が「技術移転も技術指導も含めてやって」いく先としては合点が行く企業ばかりです。しかしながら、議員のいうところの、技術移転も含めた被災者受け入れについて、議員がそのような要請をしただとか、市側が受け入れの準備があるだとかいう記事は見かけませんでした。

以前の市政府掲載の記事によれば、震災以前よりこの地域には80を超える日本企業が投資しており、海産加工品は日本にも多く輸出されているとのこと。色々な視察記事を見ていると栄成市としては今後も水産業に力を入れて、日本企業の進出や投資を呼び込みたいということはよくわかります。これ自体は、国の内外問わず、どの自治体レベルでも珍しい話でもなんでもありません。

以前の記事では、横粂議員の計画は、東北の被災地・被災者のためにならないから心配だーというニュアンスで書いたのですが、今はそういう心配ではなく、以前からのこの地域と日本との繋がりを見知った横粂議員が、強引に被災地支援に結びつけて、そこで“顔をかす”ことをプロジェクトと言っているに過ぎないような気がしてきました。議員は7月に栄成市の市長が、その横粂議員の計画のために来日するようなことを仰っていましたが、もともと今月27日から3日間、東京で「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」が開催されるので、昨年も同イベントに出席して地元産品のPRしたという市長が、7月に来日するというのも既定の話だったのではないでしょうか。

そもそもの疑問は、栄成市が日本に物資の支援を計画したとして、なぜ横粂議員を窓口に使おうとしたのでしょう。支援自体は大変ありがたいことですが、その規模も内容も議員は伝えないので、結局実現したのかどうかも含めて何とも腑に落ちない話です。双方の在外公館を経てなどのルートが機能せずに已むを得ずという話ならわかりそうですが、そういった話は聞きません。栄成市の友好都市である島根県浜田市を通じてという話でもこれまたなく、災害救援について経験がない新人議員一人に差配できるとは普通は思わないでしょうに。

もともと震災以前より、さらに、もっと横粂議員が国会議員になる以前から、栄成市には日本企業が多数進出し、投資も行ってきていました。栄成市はそれを歓迎し、より投資環境の整備につとめ、地元水産業を振興し地元産品の対日輸出も伸ばしたいと考えていた。これらを仲介する方々もいた。そこに以前、小沢訪中団に参加した横粂議員を結びつけた人がいた。そんな時に大地震が起こったと。

軽挙妄動が過ぎようが日本の国会議員。栄成市としても、仲介をなさっている方にしても、公的な存在である日本の国会議員が関わることは当然の如く大歓迎。副市長さんが視察に延々とお供するのもわかります。訪中時点で、離党直前の横粂議員にしても、一人野党議員となって被災地のために何ができるのか、党に残って被災地救援にあたるべきではないかという至極当然の批判に一応は反論できる。Livewireや、ON THE WAY JOURNALで、まさにそうされたように…。

横粂議員は、以前から外交を議員活動のメインにしたいと公言しておりました。にも関わらず、誰が観ているのか、よくわからないネット番組への出演と、PRは一所懸命にされているのに、議員外交といっても差し支えないこの活動については殆ど自ら情報発信を行なわず、聞かれたら答えるというスタンスに徹しているように見えます。これもエクスキューズが目的という理屈なら納得できます。菅首相の選挙区で当てこすりのビラ配りは忙しくされても、被災地に足しげく通ってはらいないわけですから。

情報が少ないので憶測ばかりですが、中国側の記事を見ていて、こんなふうに思い至りました。もっと説明があれば全然違う話なのかもしれません。今の段階では横粂議員のいう、雇用を失った被災者を中国に送り、都市間を結びつけることで被災地復興を助けるという話には全然見えませんし、これが実現したとして栄成市と横粂議員、それを仲介された方のみに益があるような話なんですよね…。自発的に技術を売ってでも今後は中国で頑張りたいという被災者さんがいれば別ですけども、それでも国会議員が取り組むことではないかと。繰り返しになりますが、震災以前より栄成市と、日本の企業には、それなりに関わりがありました。今後、東北地方と関わりのある水産関連企業の中国進出に“顔を貸した”ことで、被災地復興にあたったと主張するようなことがなければと思います。先方が来日するという今月、何か動きがあるかもしれませんね。


※中国語に詳しくないので、中国語サイトの情報については、翻訳サイトなどを活用しました。凡そは間違っていないと思いますが、もし違うよ!ってなところがありましたらコメント欄にて教えて下さいませ。
※尋山集団有限公司の「尋」など、似た漢字で代用したりしてます。

三浦半島活断層 危険性高まる@NHK

本日11日のNHKニュースより。先日のタウンニュースがいち早く伝えておりましたが、NHKをはじめ他メディアでも、これだけ報道されるとやっぱり不安。首都圏近郊で予想されうる大地震では、横須賀にとって最もダメージが大きそうですし…。マンション建てまくって宣伝にも力入れてるけど、定住促進にもマイナスに働きそうです。

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三浦半島活断層 危険性高まる
2011/7/11 NHK

政府の地震調査委員会は、3月の巨大地震の影響で、神奈川県の三浦半島の活断層では地震の危険性がこれまでより高くなっているおそれがあると発表しました。地震調査委員会は、今後も広い範囲で地震に注意するよう呼びかけています。

政府の地震調査委員会は、11日に開いた定例の会合で、3月の巨大地震による国内の地震活動への影響について検討しました。発表によりますと、巨大地震のあと、本州の東側の地盤がゆっくりと東へ動く地殻変動が続いているために、神奈川県の「三浦半島断層群」と呼ばれる活断層では、地震の危険性がこれまでより高くなっているおそれがあるということです。地震調査委員会は先月、巨大地震の影響で、▽三陸沖から房総沖にかけての海域では津波を伴う大きな地震のおそれがあるほか、▽宮城県と福島県に延びる「双葉断層」と、▽長野県の「牛伏寺断層」、▽それに埼玉県と東京の多摩地域に延びる「立川断層帯」の3つの活断層でも地震の危険性が高くなっているおそれがあると発表しています。地震調査委員会の阿部勝征委員長は「巨大地震で地盤にかかる力は広い範囲で変化している。『三浦半島断層群』などの活断層だけでなく、周辺の地域やほかの活断層でも地震が起きることが考えられるので、今後も注意が必要だ」と話しています。
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