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小泉進次郎議員、Jヴィレッジ政府関与強化とボランティア周知徹底を要求@内閣委


あはれ


遅ればせながら25日の小泉進次郎議員の内閣委員会質疑を見ました。ブログでは取り上げていなかった前回の質疑と同じく冒頭は、自民党として原子力行政を担ってきた責任と反省の弁。。その反省にたって事故収束と被災地の生活環境改善を求めると語りました。凡その質疑の内容は以下。

質疑は大きく分けてJヴィレッジの政府関与についてと、もう一つはボランティアの周知徹底について。

細かくは、自らの視察と現地でのヒアリングをもとに、原発事故収束にあたっているJヴィレッジの作業員に防護服の中に着るクールベストが行き渡っていない現状があるので、これを東電任せにせず、政府が予算を組んで手当すること、現場の車両が多すぎるために、万が一の事態に不便をきたす恐れがあるので、一時的な車両移動などスムーズな往来ができるようにすること。重要施設にも関わらず「誰でもいけちゃう」ほどセキュリティが甘いので改善すること。そして、これらの問題の背景には、自衛隊隊員をのぞいた政府関係者が2名しか派遣されていないことからも、そもそもの政府のグリップの弱さがあるのではないか指摘しました。

答弁にたった松下忠洋経産副大臣は、クールベストについては「しっかり検討して、実現するように国として関与して参ります」と応じ、セキュリティに関しても「至急検証して万全を期す」と前向きな答弁をされました。政府関与の薄さについても、自らの視察時に「そういう感想を持ちました」と同様の問題意識を持ったことを明かし「仰る指摘はあたっていると思う。しっかりと検証して、よりよいマネージメントができるようにしていきたい」と改善にあたる意向を示しました。

中盤は、ボランティアの問題とも関わる内閣総理大臣補佐官のあり方について。細野豪志首相補佐官がメディア出演を重ねるなど、首相に助言するという本来の役割を超えた活動をしているにも関わらず、首相補佐官という立場から国会では答弁しないことについて質しました。枝野長官は、行政府の立場から立法府について申し上げることはできないとして、常套句の「国会の中で各党議論を」と言及は避けました。

終盤は、宮城県石巻市のボランティア拠点となっている石巻専修大学キャンパスを視察した情報を下に、現場がボランティアに関する情報発信の弱さを危惧しており、実際に炊き出しも減っている状況を説明。政府の情報発信の徹底と、特に災害ボランティア担当首相補佐官の辻元清美議員について「何をやっているのかわからない」と疑問視。「前に出て、周知徹底すべき」と訴えました。また、そのボランティアの方々を差配するボランティアセンターについて、実質的に行政と変わらない業務にも関わらず、センタースタッフの持ち出しもある現状を訴え、基金を作るなど財政的な支援を求めました。

これに枝野長官は、辻元補佐官については「前に出ないというような考え方は、あまり重く見るべきではない」「むしろ抑制的であったというのは間違いありません」と理解を示し「今後必要に応じて、ご本人の発信力も、わたくしの立場から活かして頂くように、相談をしていこうと思います」と応じました。ボランティアセンターの支援については「一定の費用もかかるということについては、見落とされる部分」と問題の共有はしても「遅れることのないよう対応は進めてまいりたい」と述べるのみで、予算措置などについては言及しませんでした。

本来は、蓮舫大臣とも今夏の電力需給について質疑を予定していたものの時間切れ。計画停電のことを「セーフティネット」と位置付けていることについて苦言を呈し、訂正するようお願いをして質疑を終えました。

以下、感想。

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小泉議員の求めたものは、その必要性も十分理解できますし、政府側も前向きな答弁が多かったこと自体は良いのですが、予算が必要な財政的な支援の点では、2次補正の時期が不明確なのが災いしてか、明確な答弁がなかったのが残念です。震災前に、小泉議員が数度に渡って求めた大臣政務官の給与引き下げと同じく、やるといってやらないサボタージュにならないかと。

補佐官の国会答弁については、国会のルールなのか、慣習的なのか、政府参考人ともちょっと違うし、よくわかりません…。確かに小泉議員の仰る通りに、ここ最近になって細野政務官のメディア登場は多く、まるで出張広報官。必至に菅首相、内閣の擁護につとめてらっしゃいます。テレビに出る時間があるなら、補佐官として現場、東電、保安院、内閣の情報共有と発信のあり方について改善する努力を首相に進言して欲しく思います。

辻元補佐官については、同じく何をしているのかわからないので、ならばとご本人のHPを見たのですが、最新記事は香山リカさんとの対談でした。暇なんじゃないですかね…(´-`;)

ちなみに小泉議員が大震災後に国会で質問に立ったのは2回目(2010年1月の国会からだと本会議の討論含めて20回目)で松下忠洋副大臣との質疑は初めて。この松下副大臣は元自民党議員で05年の郵政改革法案に反対し、現在は国民新党所属とのこと。小泉議員との質疑に思うところはあったかなぁとも思ったり…。参考までに2010年1月から横粂勝仁議員が国会の委員会質問に立った回数は、わずかに4回。これから無所属議員になると、もしかすると次の選挙まで一度も質問に立たない可能性すらあるんじゃないかと……(´-`;)

最後に、この質疑を取り上げたテレビ朝日のニュースを。無駄に与野党間を煽ることの意味は何…。しかもJヴィレッジの環境改善について対応強化を約したのは松下副大臣であって間違ってます。枝野長官は答弁の最後の最後でわずかに「Jヴィレッジも含めて」と一言触れただけです(´-`;)

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枝野VS小泉 原発対応・震災復興で論戦
2010/5/25 テレビ朝日

菅総理大臣が不在のなかで、真っ向勝負です。G8出席で菅総理がいない国会で、自民党の小泉進次郎議員が、枝野官房長官に政府の原発事故の対応や復旧作業を手伝うボランティアへの対応をめぐって真正面から打ち合いました。

自民党のエース・小泉議員は、ボランティアを担当している辻元総理補佐官を「国会答弁に出すべきだ」と噛み付きました。

自民党・小泉進次郎議員「全然、何をやっているか分からないんですよ。総理大臣が任命した辻元ボランティア担当補佐官」

枝野官房長官「パフォーマンスとの誤解を招くことのないように留意をして、むしろ裏方的に、しっかりとボランティアの皆さんの力を発揮できることをやっていくことが重要だと」

自民党・小泉進次郎議員「パフォーマンスの批判、これは私も時々受けますよ。しかし、政治家はね、何やったって100%の賛成も100%の反対もないんですから。そんなの気にしないでガンガン、ガンガンやって頂きたい」

小泉議員はさらに、原発作業員の活動拠点である「Jヴィレッジの環境改善に政府の関与が薄い」と攻め立て、枝野長官は対応強化を約束しました。KO寸前の菅総理が不在のなか、真っ向勝負の論戦は小泉議員の判定勝ちとの声も上がっています。

横粂勝仁議員は福島県対策室も投げ出すの?/高邑勉議員と比べると…。

離党活動中の横粂議員について読売新聞から。ずっと↓です。

この文章とは関係ないのですが、読売新聞の記者さんには国替えについて僅か1日で発言を修正したように聞こえたようです。ちなみに同じ会見を元にしても神奈川新聞さんの記事だと特に変化はないようなので、よくわかりません…。

離党劇自体の反応をTwitterなどで見ると、支援者さんとの会合と同じく殆どのユーザーさんが否定的で批判する声が多数。その多くが比例代表復活だから辞任が筋というものですが、その筋論とはまた別な面で政治的・道義的問題があると思います。

横粂議員は民主党災害対策本部の福島県対策室に所属 しているので、離党すれば対策室からも自動的に外れることになるかと思います。例え法律でその役割が定められた役職でなくとも、大地震、大津波に加えて原発事故により被害が現在進行形で深刻化している福島県の被災者の方々に対して何も思うところはないのでしょうか…。個人的には「辞任せず」の政治的・道義的責任より、タイミング的に、より道理に反しているように思えます。

例えば、民主党の高邑勉 議員。横粂議員と同じく1年生議員で福島県対策室に属されてますが、原発被災地の酪農家の方々の救済、特に原発20㌔圏内の家畜殺処分という政府方針に対して、少しでも家畜を救える方策はないかと奔走されているようです。同僚議員らと考えた方策について、移動中の総理を捕まえて直談判までして、そこで検討するよう指示を仰いだともあります。それを「総理等からの要請は全くなく、若手議員が自主的に集っているに過ぎません」とグチっている支持待ち人間のような横粂議員とは対照的です。

ちなみに、高邑議員のHPや他の福島県対策室の議員さんのHPなどを見て、民主党公式の今月13日の記事 を読めば、現地視察とヒアリング、党内検討、内閣へ要望という党側の組織だった支援活動が一応はできているじゃないですか。加えて国会質疑にも対策室の議論を活かしてもいるようです。首相批判の材料に「若手議員が自主的に集っているに過ぎません」とは、頑張っている他の議員さんが余りに気の毒です。

また、高邑議員は家畜のみならず立ち入り禁止区域のペット救済についても行動 されているようです。一方で、テーマの一つに「動物愛護」 が含まれているペットカフェっぽい「わんにゃふる」を、安全な横須賀で経営している横粂議員は、愛犬のお手入れに余念なしと…。同じ3月30日の高邑議員のブログの記事 と、わんにゃふるのブログ記事 の差は一体なに…。

「民主党」「一期生」「福島県対策室」以外にも高邑議員と横粂議員には「比例復活」という共通点があります。高邑議員が属する山口1区は、自民党の高村正彦元外務大臣の地元で保守地盤が大変強いとのこと。09年選挙も小泉議員と横粂議員と殆ど同じような票差で敗れていることから、横粂議員と同じように、次の選挙がかなり危ういことは容易に想像できます。斯様に似た環境で、同じ組織にいる二人の議員さんで、これだけ行動に差がでるのは、なぜでしょう…。「91.1%」という過去最低の大学生就職率と共に、被災地学生が深刻な将来不安を抱えているというニュースが流れている中、被災地をほったらかして、いち早く就職活動(選挙活動)を始めた方が「被災者第一を胸に刻んで」って何のジョークょ…。

確かに首相の震災対応には私も含め多くの国民が不満を募らせていると思います。だけども与党議員としての、福島県対策室の活動を放り出したっぽい横粂議員に首相を非難できる道理があるのか甚だ疑問です。

以下は、くだらない想像です。

次期選挙で神奈川11区は絶望的だし、次にありそうな出身地の愛知に戻ることもないと24日の神奈川新聞の記事で読みました。それでいてなお国替えも検討していると…。有権者に「なぜそこに?」と思われるような国替えだと、ただ単に小泉進次郎議員から逃げただけと思われる…。大きな党に属していないので、党都合でやむをえずという演出もできない。

考え過ぎかもしれませんが、もしかしたら被災地のどこかの選挙区で立候補するかもしれないかなぁなどと邪推しました。特に福島県。震災対応への批判を前面にだしていること。原発事故のの被害に遭われている方は被災後の対応で与党民主党に不満があっても、原発を推進した自民党にも票を入れ難いと。自らは福島県対策室で、僅かながらも関わったことで、これを“縁”にする。「平時では恐らく100年経っても実現しない道州制を一歩進めるために『東北州』を創設し――」等々やりたいこともあるそうです。

「東北から、福島から日本再生を――」

11区でも愛知でもないなら、やりかねないかもと思いつつ、杞憂であればと願うばかり…(´-`;)


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横粂氏 11区出馬意向
2011/5/25 読売新聞

民主党離党の意向を表明した横粂勝仁衆院議員(比例南関東ブロック)は24日、国会内で開いた記者会見で改めて離党の意思を表明した上で、「個人としては横須賀、三浦で戦う意思が強くある」と述べ、次期衆院選でも神奈川11区で出馬する意向を示した。

23日の記者会見でくら替えの可能性に言及した横粂氏は、この日の会見で「有権者、支援者あっての横粂だ。慎重に相談し、総合的に判断したい」と言葉を選んだ。さらに「育ててくれた横須賀、三浦の方々と向き合い、応えていくのが政治活動の根幹。私への不信や不満に対し、説明する努力を重ねることで理解してもらえる」と述べた。

今後は無所属で活動し、次期衆院選での既存政党の公認や推薦は「まったく考えてない」という。

岡田幹事長、横粂議員の大統領制度論に「よくわかりません」

横粂勝仁が離党する方針を示していることについて、岡田幹事長は慰留する方針というニュースがありましたので、岡田幹事長の会見をネットで見てみました。いまだ受理されていない状態なのに、岡田幹事長との2度目の面談時に辞表を出さなかったというのはなんなんでしょう…。ちゃんと衆議院の事務局に会派離脱届けも出したんでしょうか(´-`);?

それにしても、与党幹事長が横粂議員の大統領制導入どうのについてコメントすることになるとは…。その性分からか「実現しようと思えば、憲法改正がいる。まず、党内の議員を説得せずして、どうやって(改正発議の)2/3を取っていくのかと。私にはよくわかりません」と、至極当然な疑問をそのままに述べておりました。

また、23日の読売新聞の記事には、これからの活動について「若い地方議員や在野の方との連携を強めていきたい」と横粂議員が語ったとありました。なぜ、国会議員ではないのか、これまたよくわかりません。。

思い出すのは、震災前最後の回。大統領制もそうですが、かなり前からご自身の政策(案)を横粂議員は発表されておりましたので、USTREAMの生放送プロジェクトAにて、横粂議員に対して「自身の政策を同僚議員に働きかけたり、賛同を集めたりしてますか?」という質問をしたところ、お答えは「まだ、していない」でした。国会議員に働きかけずに、どう自身の政策を実現していくつもりか皆目見当がつきません。

上記のことと今回の離党を合わせれば、そもそも選挙で訴えた民主党の政策実現なんて頭にはなく、さらには思いつきっぽい自らの政策の実現さえ、実はどうでもよい(動いてないんですから)。ただ、国会議員であり続けることを目標に、次期選挙の無党派層票、特に「既存政党への批判票」を狙って動いただけだろうというのが一番腑におちます。

短いですが、岡田幹事長会見の該当部分(質疑含む)は以下。


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2011/5/23

岡田幹事長

2番目はきょうの役員会ですけども、私の方から神奈川県の横粂議員についてご報告をさせて頂きました。経緯を申し上げますと金曜日に彼がやってきまして、離党届を提出したいということでありました。確か20分ぐらいお話しましたか。しかし、あとにお客様が待っておられましたので、その場では、もう一度よく話をしようということで日曜日午後党本部でお会いしたところでございます。

ご主張の点によく分からない点もございますが、とにかく民主党を離れて自らの政治活動というものをやっていきたいということでありましたので、横粂さんが比例で当選しているということ。つまり、離党というのは有権者の期待を裏切ることになるのではないかと、支持してくれたですね、ということ。それから、政治活動というのは一人ではなかなかできない。議院内閣制に対して疑問があるということでありましたが、そういうことであればまさに憲法改正が必要でありますので、なかなか一人というよりは党の中で大いに議論してはどうかということも申し上げました。

ただ、もう既に離党の話は出ておりましたので、メディアに出ておりましたので、しかも、きょう月曜日に支持者を集めてお話をされるということでありましたので、日曜日の段階で私の方から離党届は受理しないということと、私がそういう風に言っていたということも含めて、よく有権者の方と相談してもらいたいというふうに申し上げたところでございます。

まだ、20代の若い将来性のある議員だし、私も選挙応援行ったりして、彼のことを、非常に将来楽しみに思っている一人でありますので、離党届はもちろん受理をせず…、というか彼は今回持ってこなかったというか、金曜日の時は持ってきたので、お返ししたんですが、今回は示さずにそのまま帰ってしまいましたので、当然受理をせず、というのが現状であります。

少し冷静に、その地域の支持者の皆さんとも話し合いをされればどうかというふうに考えております。

【質疑】

――(NHK)幹事長としては、支持者と横粂議員が話た後に、もう一度またお会いになるということでしょうか。

いずれにしてもまだ預かってもおりませんし、もちろん受理はしておりませんので、断続的にこれから時々話をしていきたいと思っております。

――(フリー)先ほど、幹事長が横粂議員の主張の中でわからないこともあるがと仰ってましたけども、どういう点でわからない、理解できない点があったんでしょうか。

例えば、大統領制、議院内閣制について疑問をお持ちで大統領制がいいと言っておられる。しかし、それを実現しようと思えば、憲法改正がいる。まず、党内の議員を説得せずして、どうやって(改正発議の)2/3を取っていくのかと。私にはよくわかりません。それから、今回の内閣法の改正で3人の大臣が必要であるということについて、少しご意見をお持ちのようでしたので、3人の議員というのは暫定的であるということと、法律上はですね、それから原子力とか復興で必要ということを説明いたしました。その説明を納得されたわけではないでしょうけど、ちょっともう少し事前にコミュニケーションをとれれば良かったのかなと思っております。

――(フジ)内閣法の改正について横粂議員が疑問を持っているということなんですけども、きのうフジテレビがインタビューしたところ、この内閣法の改正には現時点では反対しますということを明言されていたんですけども、反対されるということについて、離党を受理していない民主党員なんですけども、党として処分の対象となるのか。

私は若い議員を追い込むようなことは言いたくありません。こういう場で。それから、理由もよくきいておりませんので、あまりご質問に端的にお答えしないほうが良いと思います。粘り強く、しっかりコミュニケーションをとる必要があると思います。

――(中日)受理されていないということだが、横粂議員が離党したいと意思表明していることと、佐藤ゆうこさんも統一選のこともあって離党されましたけども、一連の動きが党内の菅政権執行部に対する求心力の低下なり、党内の流動化のような自体に陥っているというような認識はお持ちでないでしょうか。

それは特にございません。

――(日刊スポーツ)横粂議員本人は明日記者会見をセットするような動きもございますけども、幹事長としてはこれから説得すれば、打開策があるとお考えになっているんでしょうか。

まだ離党届は受理されておりませんので、私も彼の将来をかっている一人ですから、しっかりとコミュニケーションをとっていきたいと思います。

横粂勝仁議員が国替えを示唆/議員辞職は「全く考えていない」


あはれ


23日夜に支援者向けの離党説明会を開いた横粂勝仁衆議院議員についてテレビ神奈川「NEWS930」より。なんと国替えも示唆された…って、横須賀・三浦の支援者の前で行うところが凄い。完全に理解不能の域に。

朝日新聞には大村県議(民主党)が「もうかばえない」と嘆息を漏らしたと。でしょうね…。

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横粂衆議院議員/後援者に離党理由説明
2011/05/23 NEWS930@テレビ神奈川

離党の意向を固めた民主党の横粂勝仁衆議院議員が今夜、地元選挙区の横須賀市で、支持者向けの説明会を開き無所属で議員活動を続ける考えを表明しました。

2009年の衆院選で神奈川11区から初出馬し、比例復活当選した横粂議員は、菅総理の政権運営や震災対策などを批判し、先週岡田幹事長に離党届けを提出しました。

きょうは午前中、地元選挙区の横須賀市で記者会見を行い、さらに午後7時半からは市内で、支持者およそ60人を集め離党理由を説明し理解を求めました。

横粂「民主党横粂でない衆議院議員横粂勝仁にまだ、ご期待、ご支援頂ける状況でありましたなら、議員として自覚と責任を持って活動していきたいと――」

支持者からは離党の決断に非難が相次ぎ、議員辞職を求める発言もありました。

これに対し横粂議員は県連などが求める議員辞職については「全く考えていない」と明言し無所属で活動する方針を示しました。

さらに、次の衆院選については選挙制度の改革の必要性を強調し、選挙区の選択などを総合的に判断すると語、り国替えの可能性も示しました。

横粂勝仁議員が民主党を離党へ


あはれ
テレビ神奈川より。これで横須賀の民主党議員さんは大村県議のみということでしょうか。11区総支部も横須賀中央から追浜…(´-`;)?

09年夏の選挙後に、程なく佐久間元市議が離党、岩崎市議がこれに続き民主党の横須賀市議会議員はいなくなりました。秘書さんなど事務所スタッフとのゴタゴタも報じられましたし、思えばそれほど与党民主党に逆風がない時期から11区の民主党はメルトダウンしていました。「横須賀は保守が強いから」や「小泉進次郎議員が予想以上にできるから」などは関係なく、完全に横粂議員の一人相撲です(佐久間元市議はわかりませんが)。これから支持者さんへの説明などをなされるようですが、どんな大義名分を掲げられるのでしょう。全く想像つきません…。

小選挙区で敗退し比例で復活をした議員は、党に議席を返上すべきだからまずは辞職をという意見があると思います。私もそう思うのですが、当の横粂議員は“比例復活”自体をどう考えていたかというと、09年選挙の討論会で以下のように仰っておりました。

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衆院神奈川11区 総選挙に向けた公開討論会 2009/07/28

横粂

「まず、比例復活した候補者、比例復活が私たち有権者の意志に適っていないかどうか。その点に関しては、小泉さんとは、進次郎さんとは反対の意見です(※小泉議員は比例復活に反対)。やはり私たち有権者が、例えば何党の人、何党に入れるという時に、その人に小選挙区で勝ってもらうことが目的ではないと思います。その人が唱えている政策、それを実現してもらうこと。私で言えば、私たち民主党が唱えていること、それを実現してもらうために入れる、そうであれば小選挙区で落ちたとしても比例で復活していく、それであれば、その地位を貰った、その役割を貰った、そうであれば、個人の問題ではなく、私個人の問題でなく、皆から受け取った思いを実現していく、それを実現していくための手段として比例復活、それで、後はその先として、その党が訴えていること、そして個人が訴えてきたことを実現していく。それが私たち有権者の一票一票いれた、その有権者の思いに適っていると考えています」

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とどのつまりは比例復活議員は、選挙で訴えた党の政策を推進する立場でのみ議員であり続けられるということかと。ご自身でこう仰っていたのですから、離党してしまったら議員であり続ける正当性はないと思うのです。

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民主 横粂議員が離党へ
2011/5/21 テレビ神奈川

おととしの衆議院選挙で神奈川11区から立候補し、比例で復活当選した民主党の横粂勝仁衆議院議員が、民主党を離党する意向を固めたことが分かりました。

横粂氏は、2009年の衆議院選挙で横須賀市と三浦市を選挙区とする神奈川11区に民主党公認で立候補し、自民党の小泉進次郎氏に敗れたものの、比例代表の南関東ブロックで復活当選しました。

民主党県連幹部などによりますと、横粂氏はきのう、離党届けを提出するため岡田幹事長に面会しましたが、岡田幹事長は受け取りを拒否したということです。

横粂氏は、去年の民主党代表選挙では菅総理大臣の再選を支持しましたが、東日本大震災後の政権運営について不満をあらわにしていました。

横粂氏は、あさって23日に横須賀市内で支持者向けの会合を開くことにしていて、その場で離党の理由を説明する予定です。

横須賀市議さん達のHPとかブログとか

選挙が終わったのでHP、ブログ、Twitterなど自分用のリンク一覧。
・HP中の「ブログ」ぽいのはブログとしてリンクせず。
・間違いや漏れがきっとあると思いますので、お気づきでよろしかったらコメント欄にて<(_ _)>

(得票順・候補名・敬称略)

上地克明
藤野英明  Twitter
永井まさと  ブログ  Twitter
青木てつまさ
木下けんじ
大野忠之 ブログ
鈴木まち子
長谷川昇
つのい基
いとう順一
岩﨑絵美  ブログ
板橋まもる
岩沢あきお
かやまじゅん平  ブログ  Twitter
芳賀ちかお
加藤まさみち  
土田ひろのぶ
むろしま 真貴子
西郷むねのり  Twitter
田辺あきひと
山口みちお
渡辺光一
石山みつる
関沢としゆき
井坂しんや  ブログ
小林のぶゆき  ブログ
杉田さとる
高橋敏明
ねぎしかずこ
青木秀介
伊東まさゆき
矢島まち子
はまのまさひろ ブログ
一柳洋  ブログ
神保浩
大村洋子 ブログ
伊関こうじ
山下かおる
山本文夫
やましろ保男
松岡かずゆき ブログ


会派別の方がわかりやすいでつね・・・・・(;´-`)









統一選


あはれ
25日のTVKより。嘉山市議は最年少記録とのこと。

統一地方選挙が終わりました。当選された方々おめでとうございます。たまにですけど議会活動を見させて頂きます(^-^)
以後、なんとなく思ったことの箇条書きです。

■知事選挙

自民・民主相乗り選挙で興味ダダ下がり。会派は超えても党派は越えなかったTEAM YOKOSUKAと同じ横須賀の議員さんが知事選では、民主党の議員さんと一緒にガンバロウと拳を突きあげている姿にゲンナリ。支援活動の現場にタスキをかけてくる黒岩さんの感覚は大丈夫でしょうか…。

■市議会選挙

・選挙公報の青木哲正市議の写真に驚く。「どちら様でしょうか」ってぐらいの爽やかスマイル(^-^)
・選挙公報の青木秀介市議。「小泉進次郎代議士と共にTEAM YOKOSUKAの活動!」って…。公開会見ではマスコミと市民から逃げていたってことですね(´-`;)
・TEAM YOKOSUKAのメンバーなのに、全く公報に載せていない方々も多い(現職・新人問わず)のは何なんでしょう…。
・上地議員の得票数に驚く。政治と関係のない票も多かったでしょうけど、当選して欲しかった現職さんのお一人なのでこれも佳かなぁ(;´-`)
・佐久間市議の落選に驚く。野村市議も落選でニューウィング…。
・議席37案が通っていたら議長ダメだったのね…うーん。


震災以後、主にブログとTwitterで、小泉進次郎衆議院議員と横粂勝仁衆議院議員、吉田雄人市長と藤野英明市議、水沢さん などお若い横須賀の経営者さん達の活動を見てきました。
横粂議員以外には感謝。

大地震・・・・


一人でも多くの方が救助されますように、お祈りを…。

横須賀市公式HPの携帯ページ と、市長twitter でダイブ市内の情報が拾えました。

同じ横須賀市内の実家に所用で寄った途端の地震。
幸いに電気、水道、ガスは無事も、余震が続く中で突然Jcomがテレビ、電話、ネット全部繋がらない事態に。
携帯でJcomに電話も繋がらず…。
おまけにJcom携帯サイトの障害情報には全く情報が載らず…。
結局ラジオが活躍。

「何でもいいから、何かあったら声かけてね!」

気づけば母は、近所の高齢者・単身者が多いアパート住まいの方に声をかけまくってました。
初めて話た人も多かったとのこと。
見習いたい。

岩手で家族を持ったばかりの親友にしばらく連絡つかず
携帯メールで「家族全員無事」の6文字が届き涙。




小泉進次郎議員×与謝野馨大臣@衆議院・内閣委


あはれ


9日の衆議院内閣委員会にて、小泉進次郎議員が質問に立ち、与謝野大臣に対して税と社会保障の一体改革について質しました。小泉議員が冒頭述べている通り、先月7日に予定していた質問が、時間切れで(主に枝野官房長官が不明瞭な答弁を繰り返したためかと)終わったため、急遽与えられたこの日の質問時間で改めて与謝野大臣への質疑を行ったと。

自民党も参院選挙のマニフェストで消費税増税について触れているので、大きな方向性で現在の菅内閣と異なることが少ない中、質疑の中で特に小泉議員が危惧していたのは2点。当面の消費税増税で社会保障制度が磐石になるという状況にはないということを、正直に国民に伝えなければ、消費税増税がなったとて今現在よりさらに国民不安が増してしまうのではないかという点が一つ。もう一つは、世代間格差の視点から、子育て世代でもある若い世代の将来不安についてもケアする必要があるのではないかという点。世代間格差については、与謝野大臣が後期高齢者医療制度を引いて、貯蓄のある高齢者世代には応分の負担を求める考え方を示されていました。

与謝野大臣以外には、枝野官房長官に対して、公務員制度改革を行う民主党内閣の姿勢として求められる、政務官の給与返納について質していました。私が聞いた感想では、この日答弁にたった4閣僚のうち、枝野官房長官の答弁は、早口で回りくどく、酷く理解し難い内容でした。しかしながら、そんな中でも「4月中(またはそれより前までに)には結論を出す」という趣旨の答弁を引き出せたというのが、一つあったかと思います。

その他、玄葉大臣とは国家戦略室について、蓮舫大臣とは、規制仕分けの“仕分け”という言葉についてなどなどの質疑がありましたが、1時間の長丁場でしたので、とりあえず、若い世代の方々に聞いて欲しい、見て欲しい(特に横粂議員)小泉議員と与謝野大臣との質疑についてのみ起こしました。

税財政や社会保障制度の個別の是非はともかくとして、小泉議員が特に注力したいとしていた分野の一つである社会保障について、議員自身がどのような考え方を持っているかということを知る意味でも、非常に興味深い質疑だったと思います。

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2011/3/9 衆議院・内閣委員会


小泉

自由民主党の小泉進次郎です。きょうは1時間よろしくお願いします。2月7日の予算委員会で与謝野大臣を要求大事の一人としてお呼びをしながら、結局時間切れで質問ができなくなってしまいました。その節は本当にすいませんでした。

ですので、きょうは同じ過ちを繰り返さないように、まずは最初に与謝野大臣に質問をしたいと思いますが、私も実は質問しにくい質問なんです。それはどういうことかというと、この前の予算委員会の質問でも同じようなことを申し上げたんですが、今、政治不信、政党不信といってもいいと思います。そういう中で、私はその責任は与党野党関係ないと思っています。民主党ももちろんある。でも、自民党にもある。その中でも特に私は、自民党自身が過去の反省を、自らの口で国民に説明をもっと大きな声でしなければいけない。そうしないと自民党に対する信頼は帰ってこない。私はそう考えています。

そこで、今まで民主党政権に入る前に、自民党政権の中枢におられた与謝野大臣に、いくつかお聞きをしたい質問がございます。きょうその質問をする前に与謝野大臣の経歴を改めて拝見したんですが、94年に文部大臣をお務めになって、自民党の政調会長代理、内閣官房副長官、通産大臣、自民党の政調会長、経済財政政策金融担当大臣、自民党政調会長、内閣官房長官、拉致問題担当大臣も兼任。経済財政政策規制改革担当大臣、経済財政政策担当大臣、そして、財務・金融・経済財政政策担当大臣。そして、今の民主党政権の役職に就かれております。

私は自民党政権の一つの反省は、本来であれば発行することが認められていない赤字国債を、麻痺状態ともいっていい、毎年発行して、し続けて、これだけの巨額の国と地方の借金を積み上げてしまった。そのことに対する反省を語らなければいけないと思っている中で、大臣ご自身は当時の反省なり、自責の念を込めて、率直な認識を伺いたいと思います。

与謝野

私が当選したのは昭和51年。その後、大平内閣、福田内閣と大平内閣といきまして、これは財政危機だと言った時の国債残高が34兆円だったわけです。それでも大平さんは34兆円の債務があるということを、非常に気にされて、一般消費税ということを言われましたが、選挙で敗れました。

その後、ずっと財政の問題は放置されたわけですけども、中曽根内閣になってから、赤字国債を発行するのだけはやめようというので、竹下大蔵大臣が赤字国債脱却というものを目指してやられたわけですが、これは実は、バブルの影響もあって、税収が非常に大きかったために、脱却することができて、で竹下内閣ができた後は中曽根内閣が失敗した売上税の代わりに現在の消費税というものを、なんとかやりとげたわけでございます。

その平成8年に、橋本内閣ができまして、私は官房副長官になった。これは、その時、梶山官房副長官から「与謝野お前は財政再建をやれ」というので、財政構造改革法というものを作りまして、国会まで通ったんですけども、橋本内閣は減税を断行してしまって、小渕内閣の時に凍結になった。

これは、幾つかの反省点があります。それは、負担を語らないで社会保険を伸ばしていったということ。景気対策を語るときに、公共事業を中心に有効需要を増やすという政策をとり続けてきたこと。それからもちろん、その背景には、政治家が税を通じて国民に負担をお願いすることに、大変恐怖を感じていた。その恐怖は小選挙区になって、さらに加速されたということを今、非常に自らの反省を含めて残念に思っております。

小泉

率直なご意見をありがとうございます。一つは、負担を語らないで、社会保障を拡大・拡充し続けてきたこと。もう一つは公共事業依存。三つ目に税の負担を小選挙区の導入以降、国民に対して求めるのを恐れたこと。この3つが与謝野大臣の自民党政権時代の反省だと思います。

二つ目に私は質問しようとしたところはまさにそこだったんです。その一つは二、三十年程前から少子高齢化時代が到来することがわかっていたにも関わらず、それに対応できるような社会保障制度を構築することが出来なかった。この反省も私は自民党がもっとしなければいけないことの一つだと、私はそういう認識でいます。だからこそ、与謝野大臣にきょうはあえて、私も自民党の一員でありながら、自民党についての反省を元自民党の先輩でもある与謝野大臣にお伺いしたわけですが、今は与謝野大臣は、菅内閣の社会保障・税、一体改革の責任者であります。ということは、今述べた反省を活かして、同じ過ちは繰り返さない。これが大臣に与えられた使命であると思います。

それを考えると、今大臣があげた三つ。負担を率直に国民に語ること。そして、2つ目の大臣の考えですと、公共事業に依存したような景気対策はもうやらない。三つめが例え選挙制度が今のまま続こうと負担を国民に訴えることを忘れない。これがこれから大臣が来月まとめる社会保障のあるべき姿、基本方針を纏める中でのベースとなる認識と、私は今捉えました。とすると、大臣は消費税の部分、これは国民におそれずに訴える方向で来月纏めると。そういうことで宜しいですか?

与謝野

私は国民と国というのを区別しておりません。国即国民だということを考えておりまして、国民が国に依存するとか、寄生するということはありえないと思っております。そこで税・社会保障一体改革やるときの原則は、まず正直であるということ。やっぱり国民に負担をお願いすべきことはお願いすることであると同時に、自民党もそうでしたけど、麻生内閣の最後にできた、安心社会実現会議の報告書、それから民主党の藤井先生が作られた藤井調査会(税と社会保障の抜本改革調査会)の報告書。思想としては同じベースになっておりまして、日本の社会は大金持ちを作る必要はないと。そして日本の社会は貧しくて、その困窮に泣くような人は作りたくない。やっぱり日本では中間層がしっかりとした社会。これが健全な社会だという思想が、これが麻生内閣時代の安心社会実現会議の思想にも流れておりますし、藤井調査会の報告書にも流れている、○×△□な思想だと思っております。私はそういう思想を大切にしながら、社会保障・税一体改革の案を作りたい、また作らなければいけないと考えております。

小泉

端的に、その中間層を多く作り、大金持ちは作らない。それが安心社会実現会議の基本的な認識だというご答弁でしたが、そういう社会保を作るこれからのまず前提として、消費税の負担をお願いせざるをえない。そういう認識で良いですか?

与謝野

我々がスタートしたこの借金財政、どっかで引き返さなきゃいけないということは、自民党もあらゆる政権が思っていたことだったわけです。しかし、国の信用は絶大で、借金は幾らでもできたと。金利はあがらないと。国民の貯蓄というものは、毎年の国債発行に耐えるだけの貯蓄をしたと。しかし、きっちり数字を見てみますと、そろそろ限界にきていると。国民の純金融資産と今の公債発行残高の隙間は、ひとによっては色々と計算が違いますけども、77兆円ぐらいしかないっていう方もおられるわけですから、毎年44兆国債を発行していれば、2年にもみたない、残高しかない。マクロ的に見れば、そういう現状であります。

そういう状況を続けていけば、国債の国内消化というのは不可能と言うことになってまいります。当然、金利は上昇します。金利上昇は、個人にとっても企業にとっても、銀行の保有する資産においても大打撃を与えます。そこまでいってはいけないというのが私の信条でございます。

小泉

お話を伺っていると、その言葉の奥にあるメッセージというのは、段々明確になってきたなぁと思います。自民党も、当面10パーセントに消費税を上げると、これは参議院選挙のマニフェストにも書いてあります。私はおそらく与謝野大臣も同じような認識だと思っておりますが、そして菅総理も与謝野大臣を起用されたのは、そういう部分での期待があったと思います。ただ、私はその中で、危険だなぁと思うのは、いま国民の中で、消費税を上げたら、それで社会保障の給付やサービスはよくなるんだと。社会保障の綻びはそれで解消されるんだと。そういった誤解を与えかねない雰囲気があると思います。私はそこを、大臣が先ほど仰ったように、正直に語らなければいけない。毎年27~8兆円かかっている社会保障、たとえ全額を消費税が10パーセントになったところで、回したって、25その程度でしょう。つまり、それだけ上げたって、今やっているサービスを漸く恒久財源でやれるか、その議論にすぎないということを、もっと正直に語らなきゃ、いざその負担をお願いした時に、話が違うじゃないかと。そういう空気ができたとき。私は今の政治不信以上に、大きな失望というか、不信の極みに達してしまうんじゃないかという、私はそういう懸念を持っています。大臣の認識いかがですか?

与謝野

小泉委員のご指摘は、まさにその通りだと思っております。いま社会保障で、かかっているお金は国民はあまり意識しておりませんけども、年金に55兆、医療に34兆~5兆、介護に10兆、これはどっから出てくるかは別として、国民が必要としている社会保障3経費というのは55兆、35兆、10兆でちょうど100兆円必要なわけです。で、改めなければいけないのは、日本の社会保障制度が破綻しているという人がいるんですけども、現在はまだまだ破綻はしておりません。現に、100兆円のお金を払えるだけの、システムを運営しているわけです。しかし、先ほど少子高齢化を見誤った。その通りなんですが、少子高齢化が進んでいきますと、この100兆円が減るんではなくて、増えるという方向が間違いない。ですから、最初の理念はやはり、まず今の社会保障というのは破綻していない、だけども、続けていくことができるのかと。持続可能性っていうのは、我々が目指さなければいけない第一の原理。

それから、いま日本の国民の負担率は税と社会保険料で34~5パーセントだと思いますけども、借金で先送りしているのが、10パーセントから12パーセントぐらいありますから、やっぱり世代間の公平と。で、小泉さんと私の決定的な違いというのは、私はあの世に行けば「グッドバイ」と言って逃げ切れる世代なんです。小泉さんの世代はどうやっても逃げ切れない。だから逃げきれる世代と、逃げ切れない世代というのが、実はあって、やっぱり逃げ切れない世代のために何らかのことを今の世代はやっておかなければいけないということが二つ目。

第3の点では、格差とか貧困とか、こういう問題はあるっていう人もいるけど、ないっていう人もいるんですけども、やっぱり現実問題として非正規雇用が1200万人いるとか、年収200万以下の人がこれだけいるとか、いう話を聞く時に、やっぱり自民党がかつて熱心に所得再配分政策をやってきた、いわばその部分については社民主義的な私は政党であったと思うわけで、やっぱりこれからの政治は、そういう社会全体の光があたっていない部分にきちっとしたことをやると。

先ほど俗な言葉で申し上げました通り、お金持ちなんか作る必要はないと。困窮して貧しさになくような世代を、人たちを作ってはいけないと。やっぱり中間的な世代というものを、健全な中間世代、世の中を作るってことが、やっぱり我々の使命感でなければならないと、そういう観点に立つのが大事だと思っております。

小泉

二つ目の世代間の問題については、私からは言いにくいことを言ってくださってありがとうございます。まさに大臣仰ったように、私の世代は逃げ切れないんですよ。今から40年後、2050年。私は69歳です。いまの大臣とほぼ同い年。今の大臣は、若い世代・現役世代3人に支えてもらっている。私が大臣の年になるときに、私は一人の現役世代に支えてもらわなければいけない。これから、社会保障税一体改革の中の議論で、私はこれも恐れずに正直に言わなければいけないと思うのは、やっぱり世代間の格差、この公平性の部分、また持続可能性も考えた時に、高齢者の皆さんに負担をお願いしなければいけないこと。給付の抑制の部分。そして、若い世代の負担の軽減、この方向性にいかないと、どう考えたって、これからの将来の世代、そしてまだ生まれていない世代、この人達には希望を与えることはできない。私はその認識でいますが、そういった認識を下に、これからの議論を進めて頂けますか?

与謝野

高齢者を大事にしたり、尊敬したり、いたわったりすることは大事です。しかし、例えば貯蓄の分布をみますと、子育て世代は殆ど貯蓄がない。50を過ぎて、55、60といくと貯蓄が非常に持っている。で、実際にお金が必要なのは、子育て世代。やっぱり、私も爺さん世代に段々迫ってきたんですけども、やっぱり高齢者の世代も、当然もっている資力に応じて負担をするというのは当たり前のことなんです。

私が去年非常に残念に思ったのは、後期高齢者医療制度が非常に非難の対象になったことなんです。こんなによくできた制度はないと私は思ってました。去年の統計だと33兆円の全部医療費の中で75歳以上の方の使う医療費は11兆、1/3だった。これは、75歳も過ぎてくると、あちこち体が痛んでくるのは当たり前の話なんですが、じゃぁ11兆を誰が負担したのか。1兆円は高齢者の窓口ですよ。5兆円は税金です。4兆円は各健康保険から貰ってきたお金なんです。残りの1兆円を高齢者の保険で持ってくださいと。ってことは1400万人いる、75歳以上の方に、皆が9兆円もってるんだから1兆円もってくださいというのは当たり前の話なんです。それを、あたかも高齢者を無用にいじめているとか、高齢者に無用な負担をかけているという議論をすること自体、私はナンセンスだと思っていました。

小泉

熱が入って後期高齢者医療制度までお話をして下さったんですが、後ろで蓮舫大臣、玄葉大臣と苦笑いで目を合わせていたのがなんとも印象的でしたが(議場笑い)、私もあれは世代間のことを考えた時に、負担のあり方を明確にしたと、そういった部分で、そこの部分評価されるべきところもあるんではないかなと、私はそういうふうに考えています。冒頭、与謝野大臣と、社会保障、また今後の財政についてもお話をさせて頂きましたが、来月とうとう基本方針をまとめるということですから、今お話をされた負担を恐れず、正直に現実を語り、日本の将来のあるべき姿を、若い世代も希望を持てるようなそういう方針がでるか、今後の議論、注視をしていきたいと思います。

(大臣政務官の給与返納についての話へ)

人事異動拒否職員に停職処分再び&飲酒職員も…@横須賀市

人事異動を拒否していた職員についての処分に関するニュースを8日の各紙が報じておりました。異動拒否職員意外にも、午前中から飲酒していた職員も懲戒処分っと…。イラっとくるニュースばかりで…(´-`;) 

数日前の新聞折り込みに入っていた会派、ニューウィング横須賀さんの1日付けの市議会報告によると、2月8日に市長に対して「懲戒免職を行う」などの要求書を提出されたとのこと。その4日前の市長会見では、この問題職員の給与について、市は支払っていたが、本人が受け取らないために法務局に供託 していたと。この辺は新聞などで報じられていないところと思いますが、ご本人も、自分は給与を受け取るに価しないと考えているのであれば、せめて返納しないものかしら…と。

以前Yフェスタ追浜に行った時に、賑やかな本会場のはずれの地味ーな説明ボードの前に立って、熱心に横須賀市の上下水道の話をされていた職員さんがいらっしゃいました。なんともお気の毒な感じがしてなりません。

テレビでは主婦の年金救済に関するニュースが多いですが、いずれもまじめな方が不当に損するようなことにならなければ良いですね…。

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異動拒否職員 再び停職処分 横須賀市
2011/3/8 朝日新聞

横須賀市は7日、港湾部への人事異動を拒否していた男性主任(40)を停職6カ月、勤務中に飲酒した環境部の男性職員(41)を停職2カ月とする2件の懲戒処分を発表した。

市人事課によると、主任は昨年12月に異動拒否を理由に停職1カ月の懲戒処分を受けた。しかし、停職が明けた後も、前の職場に出勤。人事課長らの複数回にわたる配置換え命令などに従わず、計11日間にわたって理由なく欠勤したことに加え、異動拒否の問題が広く報道されるなど市職員の信用を傷つけたことから、地方公務員法の規定に反するとして懲戒処分とした。

主任は2月21日、昨年4月の人事発令から初めて港湾部に出勤して以降は1日も休まず出勤し、港湾施設の巡回調査の業務に従事していたという。
同課は、懲戒免職ではなく、停職では最も重い処分になった理由について「もしいまだに異動に従っていなければ懲戒免職の可能性もあったが、出勤してきているので停職6カ月が妥当となった」と説明した。

また、環境部の男性職員は昨年12月3日午前9時半ごろ、市役所内の男子更衣室で500ミリリットルの缶チューハイを飲んでいるのを同僚が見つけた。男性職員は人事課の事情聴取に対し、同年11月ごろにも数回飲酒したことを認めたという。職員は過去にも、仕事中の飲酒で減給処分を受けている。